高校入試(ドラマ)の謎・伏線を徹底解説・考察まとめ【ネタバレ注意】

『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。

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人物整理【6話時点】

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春山杏子(28)

演:長澤まさみ

担当教科:英語
海外の高校出身。大学は日本。
入試では2Bの試験監督補佐を担当。
就職は文系大学生が就職したい企業ベスト3に毎年はいる人気企業「大洋ツーリスト」に勤めていたが、修学旅行を担当し高校教育に興味をもち転職。
帰国子女ということもあり、思ったことをズバズバ言ってしまう性格。
過去に親しかった男性を回想するシーンがあり、その男性が今後物語に関係してくる可能性がある。

滝本みどり(25)

演:南沢奈央

担当教科:音楽
菫ヶ丘女子高(私立の女子校)出身。
入試では保護者待機室を担当するはずだったが、松島先生と交代し職員室で待機している。入試翌日に相田とインディゴリゾートに行く予定だったが、石川が相田の家にあったゴールドカードを盗んでしまう。
何とかするためインターネットで「インディゴリゾート 応仁の乱」で検索すると、偶然入試について書き込みがされている掲示板を発見する。
入試中、よく動き回っており、何度か職員室を空にしている。
国語の採点を担当。

相田清孝(28)

演:中尾明慶

担当教科:体育
一高出身。
同僚の滝本みどりと付き合っている。バレーボールの顧問で、バレー部の生徒石川を家に呼んでおり、浮気している。試験終了後は校内の見回りを名目に部室で石川と密会している。
英語の採点を担当。

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小西俊也(33)

演:徳山秀典

担当教科:英語
地元の有名私立校清煌学院出身。
杏子の指導教官。私立の出身校ではなく、あえて公立高校で教師をしている。管理職に興味はない。杏子に好意を抱いているかもしれない。隣にいる坂本の採点ミス箇所を指摘する等注意深い性格の人物。

村井祐志(25)

演:篠田光亮

担当教科:数学
出身校不明。常勤講師の立場。
入試では2B教室の試験監督補佐を担当。
忍び足が得意であらゆる場所に顔を出す。鋭い観察眼をもち、情報通。同僚の松島先生はかつて村井の担任だった。教員採用試験に毎年面接で落ちており、来年度も教師を続けられるかわからない状況にある。
試験中、受験生が過呼吸に陥った際には過去の経験から見事な機転を利かせた。

宮下輝明(43)

演:小松利晶

担当教科:美術
一高出身。
職員室では杏子の臨席で帰国子女で教師初年度の杏子に、街のことから学校についてまで様々なことを教えている。出世には興味がない。過去に入試で採点ミスをしている。相田、杏子と同い年の28歳の妻がおり、溺愛している。
宮下自身に怪しい部分はほぼないが、妻の年齢が他の教師と同じ点が気になる。
英語の採点を担当。カンニング告発文と答案用紙が1枚足りないことに気づいた人物。

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水野文昭(43)

演:阪田マサノブ

担当教科:社会
一高出身。年齢的に宮下と同級生と思われる。
入試担当は2Bの試験監督。
現在も独身である。端々口調からオネエである可能性がある。管理職に興味があり、過去に入試で採点ミスをしている。
社会の採点結果を本部でパソコンに入力。

松島崇史(45)

演:羽場祐一

担当教科:英語
一高出身。
入試の担当は職員室待機だったが、沢村同窓会長の要請により保護者待機室のお茶汲みとなる。
前任高では村井の担任をしていた。3年前に一高に赴任。息子が一高を受験するため、今回の高校入試は採点を担当しないなど積極的には参加する予定がない。

坂本多恵子(48)

演:高橋ひとみ

担当教科:英語
一高出身。
15年間一高に勤務している。管理職に興味があり、過去に入試で採点ミスをしている。韓流スターが好き。一高出身の娘がいる。携帯電話を何者かの手により教室の黒板の上に置かれる。過去のやりとりから生徒の石川に恨まれている可能性がある。

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荻野正夫(55)

演:斉木しげる

担当教科:情報処理
一高出身。
平成25年度の入試部長を務める。
昔は英語教師だったが免許を取り、現在は情報処理を担当している。パソコンについてちょっと詳しい。

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上条勝(50)

演:清水一彰

教頭。
一高出身。
校長の腰巾着。講師の村井に対して強い態度をとる。入試終了後には腹を下してしまう。

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的場一郎(58)

演:山本圭

校長。
一高出身。
入試時の問題について内容によっては責任を取ると発言。携帯電話が試験中に鳴ってしまい、学校側の不備があったとして不問にしたが、ネット掲示板で叩かれているのを見て頭を悩ます。

芝田麻美

演:美山加恋

受験番号77
山手第二中学校
1997年9月21日生まれ

常に携帯電話をいじっており、入試開始前の携帯回収に応じなかった。一人娘で父は県会議員。母が学校に連れ添いで来ている。
英語の試験中に携帯電話がなり、過呼吸となり保健室に運ばれる。その後、学校側の不備により失格は免れる。
自宅で母親に怒りをぶちまけ、一高に合格しても菫ヶ丘に行きたいと宣言する。かつてピアノを習っていた。

松島良隆

演:高杉真宙

受験番号59
橘中央中学校
1997年10月3日生まれ

一高教師の松島の息子。同級生の沢村翔太に参考書を捨てられるなどいじめを受けている。入試問題は順調に解いている。
英語の試験中に沢村翔太がカンニングしているのを目撃して、英語の解答用紙にその旨の告発文を記載している。
第一希望は県外の清煌学院だったが、落ちてしまった。

沢村翔太

演:清水尋也

受験番号55
橘中央中学校
1997年7月15日生まれ

一高同窓会長の沢村の息子。三兄弟の三男。同級生の松島良隆に対して攻撃的な言葉を浴びせる一面を持つ。親の前では従順。入試の2、3日前から風邪を引き体調を崩している。入試問題は体調が悪いせいか苦戦している。
英語の試験中、騒動の最中にカンニングをおこなう。

田辺淳一

演:柾木玲弥

受験番号46
川西中学校
1997年6月6日生まれ

試験の前後に別の階のトイレを利用したり、教師に話しかけるなど終始怪しい行動を見せる。入試問題はすらすら解き、周囲を見渡す余裕がある。
採点時46番の解答用紙が見つからず、問題となる。

石川衣里奈(17)

演:山崎紘菜

一高生。
体育教師の相田と付き合っている。相田の部屋からインディゴリゾートのカードを盗んだ。一昨年の自身の入試の際、試験中に廊下の携帯電話を鳴らす事件を起こし、入学後はその件でいじめられる。幼稚園の頃から英会話教室に通っており、スピーチコンテストに出場する予定だったが、英語教師坂本のミスにより出場できなかった。その際には親が乗り込んでクレームになった。
何者かの指示を受けて、試験問題のリークをおこなっている。

沢村幸造(50)

演:入江雅人

一高同窓会会長。息子が三人おり、三男の翔太が今年受験するが体調不良で心配なため入試当日に付き添う。上の二人の息子は一高生。
学校に顔が利くため学校に出入りしているが、さすがに入試当日は待機してもらうようお願いしている。何にでも口を挟むタイプ。息子の試験会場で携帯が鳴った件で直接クレームをつけた唯一の人物。

芝田昌子(50)

演:生田智子

出身校不明。県会議員の妻。娘の麻美が一高を受験する。心配で学校まで付き添い、待機室にいる時に麻美にメールを送ったことで問題を起こす。娘のためを思いあれこれ難癖をつけ、失格を免れる。表面上は「娘のため」としているが、娘の気持ちを酌んだ上での行動ではなく、基本的に自分の考えや保身のために行動している。

寺島俊章

演:姜暢雄

年齢、出身校不明。杏子の回想に出てくる人物。コンビニで女性誌を立ち読みしている時は小奇麗な格好をしていたが、家でうなだれている際には無精髭を生やしている。杏子を家にあげていることから親しい関係であることがうかがえる。

徳原優介(28)

演:倉貫匡弘

出身校不明。
大洋ツーリスト勤務。杏子の元同僚。4年連続営業成績No.1。杏子に頼まれていたインディゴリゾートのゴールドカードを高校まで届けにくる。職員室にいるところをみどりに発見され、カードを渡して帰ろうとするが、お茶を飲んでいくよう説得される。その後、高校から出て去っていく姿を杏子に目撃される。

沢村哲也(25)

演:荒木宏文

一高卒業生。沢村幸造の息子。沢村翔太の兄。
仕事をしていない。ハンバーグがあまり好きじゃない。「親父に裏から手を回すよう頼んだ」発言から、過去に自分が不正入学をしている可能性あり。

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