高校入試(ドラマ)の謎・伏線を徹底解説・考察まとめ【ネタバレ注意】

『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。

インディゴリゾートのゴールドカード

月9(雪の恋人)最終回で結婚式が挙げられたインディゴリゾート。みどりが行く予定。3月14日15時24分の掲示板書き込みに「インディゴリゾートって何だ?」と出てくる。また同日22時54分に「ゴールドカード発見」と書き込み。杏子がみどりにゴールドカードを渡したのが14日15時頃。みどりはカードをロッカーに置いておく。翌日朝、みどりは彼氏がカードを失くしたと杏子にすがりつく。彼氏が相田で封筒にゴールドカードを入れて渡したと仮定した場合、相田がカードを紛失したことになる。「ゴールドカード発見」の書き込みは相田本人か、相田と親しい人物である可能性が高い。

杏子の元同僚の「優ちゃん」

1話でインディゴリゾートのゴールドカードをお願いした人物。4年連続営業成績No.1のやり手。相関図に写真が出ており、男性であることがわかる。今後の登場に期待。

コーヒーの砂糖とミルクの量

宮下:砂糖2ミルク3
杏子:砂糖1ミルク1
水野:砂糖0ミルク2
この部分に関しては単に村井の観察眼が鋭いという話を出すためのアイテムである可能性が高いが、一応残しておきます。

入試の注意事項の張り紙

荻野が作成している張り紙。「平成二十五年度」「携帯電話は教室内に持ち込まないこと 着信の有無に関わらずカンニングとみなし 見つけたらその場で失格と処す」と記載されている。

保護者待機室(食堂)の注意事項の張り紙

保護者待機室担当のみどりの元に松島がやってくる。会話をしながら、松島は「校舎内、立ち入り禁止 お手洗いは右矢印の先をご使用ください」と書かれた張り紙を貼る。携帯電話使用について話が出て、みどりが保護者は携帯電話を使用できるので「携帯電話使用可」の張り紙を作成した。

掃除後の村井と水野の行動

掃除後、杏子と村井、水野の三人は職員室に戻ろうとするが途中の廊下で、村井は先に戻ってコーヒーいれてきますと走って職員室に戻ってしまう。また、水野は電話を1件かけなければいけないとその場を立ち去ってしまう。

村井の観察眼

杏子のコーヒーの砂糖・ミルクの量について、村井は過去にコーヒーを杏子にいれたことがないのに知っていた。鋭い観察眼に対して水野は「ああいうタイプには気をつけたほうがいい。春山先生に、秘密があるならね」と忠告。また、杏子、小西、宮下の三人でおこなった美術室での秘密会議についても廊下からその様子を伺う村井のカットがあった。村井は学校内の情報を横断的に知り得ている可能性が高い。

水野の秘密

いまだ独身の水野が女性的である描写が2カットあった。1つ目は、坂本の携帯電話について教師達が口論している時に「あぁ〜もう」と女性のような口調で場を鎮めたカット。2つ目は突き飛ばされたときに「あぁ〜」と言いながら倒れる場面。以上の事柄から水野が女性的な一面を持つ可能性が高い。

管理職への興味

管理職に興味がある人物:坂本、水野
管理職に興味がない人物:小西、宮下
小西に関しては私立校出身にもかかわらす公立の学校を就職先に選んだ理由として、若いうちから疲れたくない旨の発言をしている。本当の理由は定かではないが。

沢村の息子と松下の息子の関係

松下息子の回想シーンで、沢村息子が松下息子の参考書を窓から捨てている。二人には確執があることを示唆している。

第3話

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第3話の謎

第3話最大の謎:試験中に試験問題の内容を掲示板に書き込んだのは誰、どんな方法?

11時頃、滝本みどりが「インディゴリゾート 応仁の乱」で検索したことで、掲示板の存在が先生方に知られる。そこには試験時間中に試験問題の内容が一部書き込まれていた。国語の漢字問題、数学の証明問題の難度と問題の箇所、社会の応仁の乱など

糸口1:入試問題は高校自校作成?

正確な描写はないが、難易度から考えて一高独自の入試問題である可能性が高い。そうなると試験内容流出は事前の試験問題リークか、試験中の実況書き込みによるものとなる。しかし、生徒が試験中に携帯をいじるとカンニング行為となってしまうため、生徒自身による試験中の書き込みの可能性は限りなく低いといえる。
▼追記
県内共通の問題である可能性が高いです。

糸口2:ポケットの携帯を触る芝田麻美

試験開始前に受験生の携帯電話は回収されたが芝田は携帯電話を所持していないと嘘をつき、回収を免れた。ポケットに入っているであろう四角い物体を試験中何度もポケットの上から触るカットがある。これだけで、カンニングもしくは試験内容を伝えることはほぼ不可能と思われるが、一応残しておきます。携帯電話依存症?後に携帯が鳴るためだけの伏線?

糸口3:9時31分書き込み「試験監督の3人は、生真面目2人と空回り1人、ってかんじ」

シーンの繋がり的には2Bの教師杏子、水野、村井を示唆している。試験時間中の書き込みである。偶然の可能性はもちろんあるが、2Bの受験生が書き込んでいるとすれば試験中に何らかの方法で書き込むことが可能であるということになる。

⇒受験生はほぼ不可能、書き込みがほぼリアルタイムのため教師が行なっている可能性大

携帯電話を回収された受験生はほぼ不可能だろう。一方、教師は試験監督以外は書き込む機会がある(試験監督も頑張れば書き込めるだろうが、他の教師もいる状態の中携帯を触るのはおかしいだろう)。教師に関して言えば、松島先生は試験問題を知る機会がない(保護者がドラマを見てる最中に抜け出すことも可能だろうが)。みどり先生は掲示板の発見者だから可能性低。荻野先生が一番怪しいなー。

第3話の伏線と思われるもの

【2】ピンクの携帯電話

受験生の芝田が使用。OP映像の回収はできたかな?掲示板を見ていた携帯と同一かどうかは判別不可。携帯の色の濃さが若干違うような気がする…

【2】相田の女性関係

受験生を体育館に整列させる際、相田が無駄口をたたいていると坂本に怒られてしまう。このとき相田は「朝から怒られてばっかり」と発言。朝怒っているシーンがあるのは滝本みどりが電話でインディゴのゴールドカードを失くした彼氏に怒っているシーンのみ。朝から相田が別の人物に怒られているとは考えにくいので、怒られた人物はみどりであると考えていいだろう。
また、みどりは検索で掲示板を発見した際、職員室にいた坂本ではなく戻ってきた相田の腕を掴んで皆を呼んでいる。

パソコンの前にいる無精髭の謎のひきこもり男

キーパーソンらしき人物が登場。そこまで老けていないので年齢は20代と思われる。年齢が離れた弟がいる。描写的には男が受験生のときに小学生ぐらいの年齢の弟。過去の回想により、「一高合格おめでとう」の垂れ幕を剥がしていることから一高に落ちた可能性を示唆している。また、その際に母親が「パパになんて報告すればいいのかしら」と発言。垂れ幕に「光一兄ちゃん」と書かれているので名前は「光一」である。採点ミスで不合格となっている場合、学校を恨んでいる可能性が高い。またHPのキャストには「田辺光一」と記載されている。

引きこもり男の弟

おそらくキーパーソンになる人物。今回の受験生である可能性が高い。引きこもりの人物の名前が「田辺光一」であることから、今回受験生の田辺淳一である可能性が高い。しかし、「光一」「淳一」という名前から義兄弟、もしくは全くの別人である可能性も一応ある。

【2】入試の注意事項の張り紙

村井が荻野先生から手渡しでもらってきたと発言。紙は平成二十四年度の使い回しのものであった。携帯電話については「携帯電話は電源を切っておくこと」と記載がある。なお、前日に荻野が作成していた注意事項には「携帯電話は教室内に持ち込まないこと 着信の有無に関わらずカンニングとみなし 見つけたらその場で失格と処す」と記載されている。
また、水野が口頭ではあるが携帯が試験中に鳴ると受験妨害で失格の旨を受験生に伝えている。

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