『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とは、秋本治による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』において1976年から2016年まで連載され、その後実写やアニメ、ゲームなどに展開されている。本作には、言わずと知れた主人公の両津勘吉はもちろん、紅一点の秋本・カトリーヌ・麗子や、両津の上司である大原大次郎、大企業の社長もこなすイケメンの中川圭一など、本作に欠かせない個性的なキャラクターが存在している。
CV:郷田ほづみ
昭和39年、刑事課へ配属された両津の教育係としてコンビを組んだ刑事。ドラマの影響で「刑事」に幻想を持っている両津を諭したり、地道な張り込み捜査に真摯に取り組むなど、自らの仕事に誇りを持つ一流の刑事である。しかし、大物・太田黒組の組長を逮捕する際に銃で撃たれ、その傷が元で死亡してしまった。現在も両津の心の中に大きな存在として残る人物で、毎年墓参りに行っている。
次長(じちょう)
CV:永野善一
葛飾署の次長。その白髪頭はカツラである。友人で詐欺師の奥山老人に若い頃の弱みを握られている。本人はとぼけているが、動揺を露わにしている。
冬本(ふゆもと)
青山署の白バイ隊員で、コンバットシューティングクラブの一員。黒いサングラスをかけている。物音がすると条件反射で銃を抜く危険人物。ロサンゼルス市警の白バイを愛用している。
目太門 比科忠(めたもん ぴかちゅう)
立石署勤務の警官で、両津の友人。たびたび整形を繰り返し、その時の流行の顔に変えている。実家はビューティークリニック経営で、父親は世界的な名医。赤ちゃんの頃からたびたび整形を施され、子供の時も幾度も整形を施していた。唯一の欠点は自分の本当の顔がわからないこと。
CV:岩城和男
ボルボの祖父で、忍者の末裔。鹿児島の実家では忍者資料館を営んでいる。両津なみの商売根性もあり、空母「カール・ヴィンソン」で手裏剣やガマの油などを叩き売りしたことがある。
星 逃田(ほし とうでん)
CV:下元史朗
警視庁に勤務する刑事。ハードボイルドに映りたがる性格を持つ。背後から声をかけられると反射で銃を抜いてしまう。「おでん」「田楽」「感電」など名前を間違えられることが多く、あだ名は彼の氏名を全て訓読みにした「ホシ のがした」だが、実際にそう呼びかけた者はいない。その後、突然ハゲてしまい、両津たちにマリアの髪の毛をもらってカツラを作ってもらった。
長谷川 亜里衣(はせがわ ありい)
警視庁交通課勤務。ミリタリー課とロボット課と共同で「本庁女子プラモ部」を作った、主将で巡査長。両親は北海道の自衛官で幼少の頃から戦車やヘリコプターに乗っていた。両津率いる「葛飾署男子プラモ部」よりも製作技術のレベルが高い。モデル並みの美人であるためモテていた時期があったらしいが、デート中もついミリタリーに目がいってしまい彼氏に引かれて別れたことが何度かある。
開発001号
CV:竹本英史
警視庁が1億円の費用で開発したロボット警官1号。外見はG.I.ジョーをそのまま等身大にした感じである。抜群の記憶力と計算能力を誇り、身体は鋼鉄でできているために頑強。部品は真空管や旧式のフロッピーディスクや昭和時代の電気部品を使用していることから部品の入手は困難であり、修復は難しい。両津が私用で酷使したために故障し、近所の電気屋で直そうとしたが失敗して壊れてしまった。その後、両津が001号の姿をして、ごまかそうとするが、大原にバレてしまい、大原の手で溶接され、001号の姿のまま本庁に戻されてしまう。
開発002号
警視庁が30万円の費用で開発したロボット警官2号。交通機動隊用。開発001号を両津に壊され予算を大幅に削減されたため、プラモデルのような組み立て式で、バッテリーがたった3ボルトであるため非力。バイクに変身することもできるが、スピードを上げるとすぐバラバラになる。
Related Articles関連記事
こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)のネタバレ解説・考察まとめ
『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』とは、秋本治による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』において1976年から2016年まで連載され、その後実写やアニメ、ゲームなどに展開されている。「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」として、ギネス世界記録にも認定されている。東京都葛飾区にある亀有公園前派出所に勤務する警察官の両津勘吉を主人公とし、その周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。連載期間40年間で、一度も休載することなく連載され、2016年6月時点で累計発行部数は1億5650万部を記録している。
Read Article
こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)のゲーム作品まとめ
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とは、『週刊少年ジャンプ』において1976年から2016年まで連載された秋本治による漫画作品、およびそれを原作としたアニメやテレビドラマ、ゲームなどのメディアミックス作品。東京都葛飾区にある亀有公園前派出所に勤務する警察官の両津勘吉とその周辺の人物を中心としたギャグ漫画である。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』をテーマにしたゲーム作品には、原作のストーリーや特徴を生かした作品も多く、ファンは楽しめるものばかりである。
Read Article
ジャンプの歴代ヒロインまとめ
日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。
Read Article
《こち亀》両津勘吉VS小野小町!?アニメで繰り広げられた激戦と本人アイテムまとめ
《こち亀》こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」!約200巻の単行本もさることながら、ラサール石井さんが声優を担当するアニメも大人気で、今でもその面白さは健在です。そんな中、今回は永遠のライバル!?である両さんと小町の激戦・バトルのシーンをまとめてみました。本人グッズやアイテムなども番組で紹介されたので、その比較もご覧下さい。
Read Article
【週刊少年ジャンプ】80年代後半から90年代中盤のマンガ【黄金期】
ジャンプ黄金期のマンガ(80年代後半から90年代中盤に開始されたマンガ)をまとめました。
Read Article
【人気漫画】2007年~2018年の週刊少年ジャンプ打ち切り・終了マンガまとめ!
2007年~2018年の間に『週刊少年ジャンプ』で打ち切り・終了したマンガをまとめました。作品は2007年1号以降に終了したものです。『銀魂』『BLEACH』『NARUTO』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といったジャンプを代表するマンガはもちろん、残念ながら打ち切りになってしまった作品、内容は悪くなかったのに読者に響かなかった隠れた良作を紹介していきます。
Read Article
【もはや別人?】こち亀キャラの今昔!
1976年に連載が開始され、来年で連載開始40周年を迎える大人気マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。今回はその40年間の間で主人公両津勘吉を含めた主要キャラの絵柄がどのような変化を遂げたか紹介していきます!
Read Article
昔と今の「週刊少年ジャンプ」の表紙の変化まとめ
長い歴史を持つ「週刊少年ジャンプ」。ジャンプといえば、1968年に『少年 ジャンプ』として連載が開始され、少年少女たちに夢を与える熱血or白熱漫画の代表格としてとても有名でした。しかしながら、50年ほど経とうとしている今現在、その漫画や内容・ジャンルの扱いは、時代とともに大きく変わりました。そんな中、今回は「ジャンプの表紙」に注目して、その変遷や変わり様をまとめてみました。
Read Article
【こち亀】こちら葛飾区亀有公園前派出所にまつわる都市伝説・豆知識まとめ
超個性的で破天荒な警察官両津勘吉と、大金持ちの後輩麗子や中川、両津でも頭が上がらない部長など個性的なキャラクターで人気の『こち亀』。コミックスはなんと200巻も発売されている大作である。そんなこち亀にまつわる都市伝説や豆知識をまとめてご紹介する。
Read Article
今ならアウト!な国民的漫画の問題描写まとめ【「ドラえもん」など】
「ドラえもん」や「こち亀」など、時代を超えて長く愛されてきた名作漫画。その中から今のご時世ではアウトな表現をまとめました。「キン肉マン」のナチスを連想させるポーズや「こち亀」での差別表現や体罰描写など、どんな表現が問題なのかを、該当箇所の画像を交えながら解説していきます。
Read Article
アニメ・漫画の金持ちキャラクターのとんでもエピソード!
アニメや漫画では、現実ではなかなかお目にかかれないレベルの大金持ちがしばしば登場する。ここでは有名作品の「金持ちキャラ」の財力を示すとんでもエピソードを紹介する。
Read Article
知られざるあのマンガ・アニメの制作・誕生・裏話
世間や業界、ファンの間でも知れることが少ないあのマンガ・アニメの制作・誕生・裏話を紹介する記事です。
Read Article
実写版こち亀で麗子を演じた香里奈の現在
コメディ漫画『こち亀』こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、香取慎吾の主演で実写ドラマが制作されている。秋本カトリーヌ麗子を演じた香里奈は当時売れっ子のタレントだったが、スキャンダルが重なったことで露出が激減したようだ。
Read Article
【こち亀】あまり知られていないこちら葛飾亀有公園前派出所の裏設定・都市伝説集
秋本治の伝説的な長寿作品『こちら葛飾亀有公園前派出所』。今回はあまり知られていないこち亀の裏設定・都市伝説・トリビア・小ネタをお届けしていきます。知っているようで意外と知らない裏話をお楽しみください。
Read Article
表紙・巻頭カラーでフィナーレのこち亀最終回!「スラムダンク」に次ぐ偉業!
約40年もの間、『週刊少年ジャンプ』で連載をつづけてきた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称『こち亀』がフィナーレを迎えた。最終回が掲載された号のジャンプではこち亀が表紙と巻頭カラーを飾った。それまで最終回が巻頭カラーだったのは、『リングにかけろ』『ドラゴンボール』『スラムダンク』の3作品のみだったため、『スラムダンク』に次ぐ快挙となった。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の概要
- 亀有公園前派出所所属の登場人物・キャラクター
- 両津 勘吉(りょうつ かんきち)
- 中川 圭一(なかがわ けいいち)
- 秋本・カトリーヌ・麗子(あきもと・カトリーヌ・れいこ)
- 大原 大次郎(おおはら だいじろう)
- 寺井 洋一(てらい よういち)→丸井 ヤング館(まるい ヤングかん)
- 戸塚 金次(とつか きんじ)
- 麻里 愛(あさと あい)
- 警察関係の登場人物・キャラクター
- 屯田 五目須(とんだ ごめす)
- 本田 速人(ほんだ はやと)
- 日暮 熟睡男(ひぐらし ねるお)
- ボルボ 西郷(ボルボ さいごう)
- 左近寺 竜之介(さこんじ たつのすけ)
- 擬宝珠 纏(ぎぼし まとい)
- 磯鷲 早矢(いそわし はや)
- 乙姫 菜々(おとひめ なな)
- 早乙女 リカ(さおとめ リカ)
- 雛野 姫香(ひなの ひめか)
- 法条 正義(ほうじょう まさよし)→ 凄苦 残念(すごく ざんねん)
- 股崎(またさき)
- 根画手部 不吉(ねがてぶ ふきち)
- 雑 学(ざつ まなぶ)
- 裸地雄 枷人(らじお かせっと)
- 保可炉 衣土(ほかろ いと)
- 真平(まったいら)
- EZAKI・Z1(エザキ・ズイワン)
- 風波 峻(かざなみ しゅん)
- 後流悟 十三(ごるご じゅうぞう)
- 有栖川 京華(ありすがわ きょうか)
- 前田(まえだ)
- 島 雪之城(しま ゆきのじょう)
- 石頭 鉄岩(いしず てつお)
- 恵比須 海老茶(えびす えびちゃん)
- 佐々木 洋子(ささき ようこ)
- 軽田 塁巣(かるた るいす)
- ラム
- 舞昆(まい こん)
- 佐々木 小痔郎(ささき こじろう)
- 板池(いたいけ)
- 家住(いえずみ)
- 町屋(まちや)
- 小野 小町(おのの こまち)
- 忘田(わすれた)
- 無加月(むかつき)
- 南部(なんぶ)
- 次長(じちょう)
- 冬本(ふゆもと)
- 目太門 比科忠(めたもん ぴかちゅう)
- 星 逃田(ほし とうでん)
- 長谷川 亜里衣(はせがわ ありい)
- 開発001号
- 開発002号
- 開発003号
- 丸出 ダメ太郎(まるで ダメたろう) / 開発004号
- 度怒り 炎の介(どいかり ほのおのすけ) / 開発005号
- 御堂 春(みどう はる)
- 電極家
- 電極 スパーク(でんきょく スパーク)
- 電極 冷(でんきょく れい)
- 電極 +(でんきょく プラス)
- 電極 ー(でんきょく マイナス)
- 電極 P(でんきょく パルス)
- 外国人の登場人物・キャラクター
- デビッド
- サンディ
- ポール
- ケペル大佐(ケペルたいさ)
- 両さんの子供時代の登場人物・キャラクター
- 戸田 豚平(とだ とんぺい)
- 千田 珍吉(ちだ ちんきち)
- 村瀬 賢治(むらせ けんじ)
- 姫野 由紀子(ひめの ゆきこ)
- 橘 琴音(たちばな ことね)
- 白鳥 純(しらとり じゅん)
- 朝比奈 隆(あさひな たかし)
- 夏樹 風乃(なつき あいの)
- 佐伯 羊子(さえき ようこ)
- 飛鷹家
- 飛鷹 二徹(ひだか にてつ)
- 飛鷹 右京(ひだか うきょう)
- 飛鷹 左京(ひだか さきょう)
- 飛鷹 日光(ひだか にっこう)、月光(げっこう)
- 磯鷲家
- 磯鷲 剣之介(いそわし けんのすけ)
- 爆竜家
- 爆竜 鬼虎(ばくりゅう おにとら)
- ジョディー・爆竜・カレン(ジョディー・ばくりゅう・カレン)
- 花山家
- 花山 理香(はなやま りか)
- 花山 小梅(はなやま こうめ)
- 御所河原組
- 御所河原 金五郎之助佐ヱ門太郎(ごしょがわら きんごろうのすけざえもんたろう)
- 政(まさ)
- 絵崎家
- 絵崎 コロ助(えざき コロすけ)
- 絵崎 春子(えざき はるこ)、夏子(なつこ)、秋子(あきこ)、冬子(ふゆこ)
- 両津家と親戚たち
- 両津 銀次(りょうつ ぎんじ)
- 両津 よね(りょうつ よね)
- 両津 金次郎(りょうつ きんじろう)
- 両津 勘兵衛(りょうつ かんべえ)
- 擬宝珠家
- 擬宝珠 夏春都(ぎぼし げぱると)
- 擬宝珠 檸檬(ぎぼし れもん)
- 擬宝珠 蜜柑(ぎぼし みかん)
- 擬宝珠 憂鬱(ぎぼし ゆううつ)
- 擬宝珠 夜婁紫喰(ぎぼし よろしく)
- 擬宝珠 桔梗(ぎぼし ききょう)
- 中川家
- 中川 龍一郎(なかがわ りゅういちろう)
- 中川 小百合(なかがわ さゆり)
- 中川 登志恵(なかがわ としえ)
- 中川 三亀松(なかがわ みきまつ)
- 秋本家
- 秋本 飛飛丸(あきもと ぴゅんぴゅんまる)
- 秋本 優(あきもと ゆう)
- 麻里家
- 麻里 晩(あさと ばん)
- 麻里 稟(あさと りん)
- 本口家
- 本口 リカ(もとぐち リカ)
- 本口 総一郎(もとぐち そういちろう)
- その他の登場人物・キャラクター
- 竜千士 氷(りゅうせんし ひょう)
- インチョキ堂の主人
- 藤田 尾出男(ふじた びでお)
- 白鳥 麗次(しらとり れいじ)
- 西郷 小金丸(さいごう こがねまる)
- 尾崎 網彦(おざき あみひこ)
- フータロー
- チャーリー 小林(チャーリー こばやし)
- 貌丹邑 ヤークト・パンテル(ばくにゅう ヤークト・パンテル)
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)