『アナベル 死霊博物館』とは2019年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督はゲイリー・ドーベルマン。アナベル人形を地下の保管室に封印した心霊研究家のウォーレン夫妻は、多くの呪われた品を保管していた。2人が仕事で留守にする間、一人娘のジュディ・ウォーレンはベビーシッターのメアリー・エレンやメアリーの友人であるダニエラと過ごすことになる。しかしダニエラは事故で亡くした父に会うため、ジュディたちのいない隙に保管室に忍び込んでは呪われた品々を物色し、アナベル人形のケースを開けてしまうのであった。
出典: ameblo.jp
夫妻の書斎に資料が保管されていた霊。英国人が地獄の犬に憑依された事件として扱われていた。資料には喉を食いちぎられた黒ヤギの写真が貼られている。魔犬は霧が濃くなったウォーレン家の庭にいたボブに襲いかかった後、車にメアリーの吸入器を取りに向かったジュディを襲おうとする。それをボブがアコースティックギターで殴りつけて阻止した。
死者を悼む腕輪
出典: ameblo.jp
保管室にしまってある腕輪。死んだ人との接触を可能にする。メアリーとジュディ、ダニエラで書斎に忍び込んでいた際に、ジュディはこの腕輪のことをダニエラに紹介する。腕輪の話を聞いたダニエラが、父との接触の手段を見つけた瞬間であった。
『アナベル 死霊博物館』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
メアリー・エレン「幽霊だって元は人間よ。悪い人ばかりじゃない。」
ウェディングドレスの霊に襲われたジュディ。その後、ジュディの元に駆けつけたメアリーは霊に怯えるジュディに「幽霊だって元は人間よ。悪い人ばかりじゃない。」と声をかける。この時、まだ霊に遭遇していないメアリーであったため出てきた言葉であるが、ダニエラが憑依された後、夫妻がいなくとも立ち向かおうとするジュディの背中を押したのはメアリーのこの言葉であった。最後には霊に怯えるメアリーに対しジュディの方から、いい霊もいる、でしょ?とメアリーに言葉を返している。
ロレイン・ウォーレン「寂しいのは今だけ。あなたを理解する人が現れる。」
出典: ameblo.jp
誕生日パーティーの準備をしたものの、1人も集まっていないことに落ち込むジュディと彼女を励ます夫妻。
誕生日パーティーの準備を終えたジュディと夫妻。しかし家には3人しかおらず、静まり返っていた。落ち込むジュディにロレインは「寂しいのは今だけ。あなたを理解する人が現れる。」と声をかける。その後、メアリーたちが集まり賑やかになるのだが、ロレインが自身の経験からジュディにかけた言葉であった。霊能力のために周囲から理解を得られなかった彼女の前に現れたのがエドである。そこには自身の経験からくる自信や願いが込められていた。その後、友人たちが次々と集まってくる様子に夫妻は笑顔を見せている。
ロレイン・ウォーレン「自分を責めるな。お前のせいじゃない。」
ロレインがダニエラの父から受け取った言葉である。パーティーの最中、保管室にダニエラを呼んだロレインは「自分を責めるな。お前のせいじゃない。」と父からの伝言を伝えた。父が事故で死亡した際に車を運転していたダニエラ。彼女は自分のせいであると責め続けていた。父に会って謝るために、絶対に入ってはいけないとされている場所にも踏み込み、呪われた物にも手を伸ばしたダニエラ。事件の収束後も彼女を苦しめ続けていたものから解放したのはロレインの力によって届けられた父からのメッセージであった。
『アナベル 死霊博物館』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
作中に登場するアナベル・マリンズと実在するアナベル人形
出典: ameblo.jp
玄関のベルが鳴りメアリーが扉を開けると、誰もいなかったはずの場所に少女のアナベルが立っていた。
本作にはアナベル・マリンズや、実在するアナベル人形をモデルにした人形が登場している。少女のアナベルはアナベル人形を作った人形職人であるサミュエル・マリンズとエスター・マリンズの一人娘である。彼女は本作でメアリーと対面していた。メアリーが玄関の付近にいた際に、突如ベルが鳴りドアが勢いよく叩かれる。乱暴な叩き方に動揺しながらメアリーはドアの外を覗き穴越しに見ると誰もいない。しかしアナベルと遊びたいと話す少女の声が聞こえ、再度開けてみると誰もいなかった位置に今度は少女のアナベルが立っていた。壁を指でコツコツ叩く不気味なアナベル。彼女はアナベルがメアリーの後ろに立っていると謎の言葉を残し、笑い声と共に消えた。その時メアリーの後ろにいたのは、リビングの椅子に座るアナベルの人形であった。
また実在のアナベル人形をモデルにした人形は、作中でジュディが観ているテレビ番組に登場している。司会者から子供にプレゼントされた人形がアナベル人形であった。そして子供がプレゼントを受け取った直後にテレビの画面がアナベルによって消されている。
再現されているアナベル・マリンズの死亡現場
看護学生からアナベル人形を受け取った後の帰宅途中で夫妻は事故現場に遭遇し迂回する。すると今度は車のエンストが起き、エドは修理にあたるが、気付けば周囲を亡霊に囲まれていた。そばには墓地があったのである。そして集まってきた霊が突如エドを突き飛ばし、後ろから走行してきたトラックに轢かれかけた。運転手は急に車が制御不能になったと訴えている。この出来事は『アナベル 死霊人形の誕生』で、少女のアナベルが死亡した事故が再現されているシーンである。その時は車の修理をサミュエルが行っていた最中に、転がった部品をアナベルが拾おうとし、後ろから走ってきた車に撥ねられた。
撮影時に心霊写真を撮ってしまったマッケナ・グレイス
本作における主人公のジュディを演じたグレイスはインタビューで、撮影時に体験した恐怖を明かしている。グレイスが貰ったポラロイドカメラでアナベル人形の写真を撮り現像すると、写真が真っ黒になっていたという。カメラに纏わるグレイスの恐怖体験はアナベル人形に留まらず、他にも起きている。そのもう一つはロレイン役のヴェラとエド役のパトリックが一緒に写っている写真で、パトリックが演じる際にいつも身につけている十字架のネックレスの部分が黒くなっていたというものであった。
『アナベル 死霊博物館』の主題歌・挿入歌
ED(エンディング):King Harvest「Dancing in the Moonlight」
Related Articles関連記事
死霊館(ホラー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『死霊館』とは2013年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督を務めるのはジェームズ・ワン。超常現象研究家のウォーレン夫妻が調査にあたった実話を基に作られており、数々の事例の中で最も邪悪で恐ろしい事件とされている。死霊館ユニバースの1作目にあたる作品。ある日、ウォーレン夫妻の元に5人の娘をもつペロン夫妻からの依頼が入った。次々と起こる怪奇現象に怯える一家を救う為、ウォーレン夫妻は悪霊に立ち向かっていく。悪魔の恐ろしさに震え上がるサスペンス・ホラー。
Read Article
死霊館 エンフィールド事件(ホラー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『死霊館 エンフィールド事件』とは2016年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督はジェームズ・ワン。本作は「死霊館ユニバース」の3作目にあたる。1977年、イギリス北部のエンフィールドで暮らすホジソン一家を怪奇現象が襲った。長女のジャネット・ホジソンに霊が取り憑き、事態は悪化していく。事件はメディアで取り上げられ、世間の注目を集めた。そして彼女に憑依した霊が自ら名乗るテープを入手した教会から、心霊研究家のロレイン・ウォーレンとエド・ウォーレンに事件の真偽を確かめるよう通達が入った。
Read Article
死霊館のシスター(ホラー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『死霊館のシスター』とは2018年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督を務めるのはコリン・ハーディ。本作は「死霊館ユニバース」の5作目にあたる。1952年にルーマニアの山奥にある修道院でシスター・ヴィクトリアが首吊り自殺をした。聖職者の自殺は大罪である。また事件には不可解な点も多く、教会はアンソニー・バーク神父とシスター志願者のアイリーンを修道院に派遣した。調査を進めていくうちに呪われた修道院の忌まわしい過去が明らかになり、アイリーンは悪魔のシスターに立ち向かうため信仰への覚悟を決める。
Read Article
アナベル 死霊館の人形(ホラー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アナベル 死霊館の人形』とは2014年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督はジョン・R・レオネッティ。出産を控えたミア・フォームに夫のジョン・フォームから人形が贈られた日の晩、隣家の夫婦が惨殺された。犯人は夫婦の娘、アナベル・ヒギンズとその恋人である。2人はフォーム宅にも侵入し、ミアは腹部を刺され病院に搬送。男は射殺され、アナベルは人形を抱えたまま自殺。この事件を皮切りに様々な怪奇現象がミアたちを襲っていく。実話を基に制作された悪霊の取り憑く人形がもたらすサスペンスホラー。
Read Article
アナベル 死霊人形の誕生(ホラー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アナベル 死霊人形の誕生』とは2017年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督を務めるのはデヴィッド・F・サンドバーグ。「死霊館ユニバース」の4作目にあたる。1945年に一人娘のアナベル・マリンズを亡くしたマリンズ夫妻がいた。事故から12年が経ち、夫妻は孤児院からシスター・シャーロットと少女たちを迎え入れる。しかしその内の1人であるジャニスが立ち入り禁止のアナベルの部屋に侵入。人形の入っていたクローゼットを彼女は開けてしまった。封印されていた人形が目覚め、少女たちを次々と怪異が襲う。
Read Article
アクアマン(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アクアマン』とは、アメリカ合衆国で2018年12月21日に公開されたスーパーヒーロー映画。日本では2019年2月8日に公開された。「DCコミックス」のアメリカン・コミック『アクアマン』の実写映画で、『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズの6番目の作品である。監督はジェームズ・ワン。海底王国アトランティス帝国の女王である母と、人間の父との間に生まれた主人公アーサー。人間として地上で成長したアーサーだったが、ある日を境に海底王国間の戦争に巻き込まれる事になる。
Read Article
エスター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『エスター』とは2009年に公開されたアメリカ合衆国の世間を恐怖のどん底に落とした異色のサイコホラー映画。監督は、『フライト・ゲーム』などを手がけた、ジャウム・コレット=セラ。養子として引き取った美少女エスターによって巻き起こる悲劇を描いている。エスターは発育不全を患っており、実年齢は33歳である。見た目はお姫様のような服に身を包み、可愛らしい少女だが、裏では親の目を盗みながら、目的のために殺しもいとわない凶暴な本性を隠している。その二面性が世間を驚かせた。2020年には続編の製作が発表された。
Read Article
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』とは、2019年に公開されたアメリカの怪獣映画。監督はマイケル・ドハティで、主演はカイル・チャンドラー。2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』の続編でキャッチコピーは「王の覚醒」。アメリカ版怪獣映画シリーズ『モンスターバース』の3作目の作品であり、日本の人気怪獣が多数登場する内容で話題となった。 テロリストの手で強大な怪獣キングギドラが復活し、呼応して世界中に怪獣が出現。地球環境を守るため、怪獣王ゴジラは人類を蹴散らしつつこれに立ち向かう。
Read Article
ゴーストバスターズ/アフターライフ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』とは、2021年に公開されたSFコメディ映画である。監督はジェイソン・ライトマン。フィービー、ポッドキャスト、トレヴァーといったような子ども達がメインとなってゴーストを退治する物語である。今は亡き、かつてゴーストバスターズの一員であったフィービーのおじいちゃん家に引っ越すことでゴースト退治の物語は動きはじめる。様々なゴーストがでてくるのも面白く見ていて飽きない要素の一つである。フィービー達が銃や捕獲機を使ってゴーストを退治する場面が迫力があり見どころである。
Read Article
M3GAN/ミーガン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『M3GAN/ミーガン』とは2022年にアメリカで、2023年に日本で公開されたSFホラー映画作品である。突如事故で両親を亡くした姪のケイディを育てることになったロボット科学者のジェマ。ジェマは育児の助けとなるロボット「ミーガン」を開発し、「ケイディを守る」よう命令する。ミーガンを気に入ったケイディは明るさを取り戻し、ジェマの仕事も順調に進むようになる。しかしやがてミーガンは暴走を始め、ジェマたちは思いもよらぬ恐怖に巻き込まれるのだった。徐々に殺人鬼へと変貌していくミーガンの行動が見どころ。
Read Article
【閲覧注意】実際の事件や事故がもとになったホラー・サスペンス映画まとめ【死霊館ほか】
この世に数多くの作品が存在しているホラー映画。その中には実際に起こった事件や事故をモチーフにした作品もたくさん含まれている。とある仮説を検証するために行われた実験の末に起こった凄惨な事件や、地元で有名な心霊スポット、悪魔に憑りつかれた少女などがその一例だ。本記事では実際の事故・事件がモチーフとなったホラー映画やサスペンス映画を、厳選して紹介する。
Read Article
【微グロ注意】ジワジワくる恐怖に耐えられるか!?ジャケットが怖すぎる映画『エスター』に迫る
B級映画というにはもったいないほどの完成度を誇る『エスター』は2009年に公開されました。 キャッチコピーは『この娘、どこかが変だ。』ですが、”どこか”というより”全て”変です!!ジャケットからやばそうな雰囲気プンプンの『エスター』を見たら、色んな意味でやばかったのでご紹介します。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『アナベル 死霊博物館』の概要
- 『アナベル 死霊博物館』のあらすじ・ストーリー
- 学生のベビーシッターであるメアリー・エレンを雇ったウォーレン一家
- 父の霊に会うため忍び込んだ保管室で悪魔や霊を解放していたダニエラ
- ジュディの魂を狙い次々と起きる家の中の怪異
- 『アナベル 死霊博物館』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ジュディ・ウォーレン(演:マッケナ・グレイス)
- メアリー・エレン(演:マディソン・アイズマン)
- ダニエラ(演:ケイティ・サリフ)
- 事件の協力者
- ボブ(演:マイケル・チミノ)
- 心霊研究家
- エド・ウォーレン(演:パトリック・ウィルソン)
- ロレイン・ウォーレン(演:ヴェラ・ファーミガ)
- 主要人物の家族
- アンソニー・リオス(演:ルカ・ルーハン)
- トーマス(演:スティーヴン・ブラックハート)
- その他
- ゴードン神父(演:スティーヴ・コールター)
- ミスター・パルメリ(演:ポール・ディーン)
- 『アナベル 死霊博物館』の用語
- フェリーマン
- 黒い魔犬
- 死者を悼む腕輪
- 『アナベル 死霊博物館』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- メアリー・エレン「幽霊だって元は人間よ。悪い人ばかりじゃない。」
- ロレイン・ウォーレン「寂しいのは今だけ。あなたを理解する人が現れる。」
- ロレイン・ウォーレン「自分を責めるな。お前のせいじゃない。」
- 『アナベル 死霊博物館』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作中に登場するアナベル・マリンズと実在するアナベル人形
- 再現されているアナベル・マリンズの死亡現場
- 撮影時に心霊写真を撮ってしまったマッケナ・グレイス
- 『アナベル 死霊博物館』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):King Harvest「Dancing in the Moonlight 」
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)