アナベル 死霊博物館

アナベル 死霊博物館のレビュー・評価・感想

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アナベル 死霊博物館
8

女の子たちがんばる

私はアナベルシリーズは見たことがないのですが、これは3作目のようです。アナベルという呪いの人形が巻き起こす騒動というシリーズのようですが、この話はその人形を博物館においたら、他の呪いの物も覚醒してみたいな話でした。てか、両親も心霊研究家なら呪いの物を一箇所に集めんなよとか、簡単に入れるようにするなとかちょっと思っちゃいました。キャスパーのお父さんも心霊研究家だったけど、この家の娘もいじめられてます。そりゃあ、親の仕事が怪しげですものね。いや、いじめはいけません。で、娘とそのシッターの子ら、女の子3人とアナベルの戦いでした。その呪いの奴らにやられるのは3人だけじゃなくて外にいる人らもやられていましたが、いろんなのが出てきて面白いです。花嫁姿の幽霊とか黒い犬?狼みたいなも出てきますし、いろんなアイテムも出てきて、呪いとかなければ、この博物館に行きたいほどです。ホラーですが、大人の留守中に女の子らががんばるというホームアローン的な、ちゃおとかの少女ホラー漫画的なところもあって、怖さはほどほどで、子どもでも面白く見れるのではないでしょうか。アナベルの顔はとても怖いです。あれはもともと怖いのか、古いから怖いのか分かりませんが、人形ってなんか雰囲気がありますよね。アナベルの活躍する他の作品も見たくなりました。

アナベル 死霊博物館
6

「ホラー映画あるある?!」全部見られます

『アナベル 死霊博物館』は、とにかく、「ホラーでありがち演出全部乗せ」という映画。
呪われた品物を、定期的に清めたりお祓いしながら、被害が広まらないよう保管している家族。
そこにアナベルが入ったために、眠っていた怪奇現象が発動する。
全部。

ベタにして王道、これぞハリウッドホラー!という雰囲気が好きならば、楽しめる作品である。
「勝手にものが落ちる・鳴る」、「単独行動」、「ドアが閉まって出られない」…など、とにかく「あるある?!」と思わず言いたくなる瞬間に溢れている。
「あー、これね」と、あなたは何回言うことになるだろうか?

また、この作品全体に流れる「キリスト教最強!悪魔よ立ち去れえぇ!」みたいなノリは、あの名作『エクソシスト』の系統を受け継いでいる、と言っていいだろう。
とにかく十字架さえ持っておけば助かる。ハッピーエンド保証である。
このようにホラーマニアは、「この演出、あの映画っぽい?!」など、発見できるので、いくつ思い出せるか試してみてもいいかもしれない。

正直、ここまでは「アナベルならではの特別感」はないけれど、1点良いところがある。
それは、泣きポイントだ。
どこが泣けるのか? それはご自身の目で確かめてほしい。