遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!（アニメ・漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の概要

『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』とは、ブリッジが制作する、2022年4月3日からテレビ東京系列で放送されているアニメ。日常生活とSF的な要素が融合した独特の雰囲気を持つ六葉町を舞台とした、『遊☆戯☆王』シリーズ通算8作目の作品であり、近藤信宏が監督を務めている。
本作品は、「ラッシュデュエル」をテーマとしている。「ラッシュデュエル」では、毎ターンの大量ドロー（および効果発動時のコストとして能動的な手札の利用）や通常召喚の無制限化など、ハイテンポかつ逆転要素を意図したルールになっている。
主人公のユウディアス・ベルギャーは、故郷の星団を追われ、新たな未来を求めて地球にやってきた異星人である。彼は、六葉町で出会った双子の兄妹、王道遊飛（おうどう ゆうひ）と王道遊歩（おうどう ゆあむ）とともに、宇宙人トラブル相談所（UTS）の活動に参加する。UTSでの仕事を通じて、ユウディアスは地球の文化やラッシュデュエルの技術を学びながら、人々との絆を深めていく。
ラッシュデュエルは、地球と宇宙の架け橋として機能し、登場人物たちを結びつける重要な役割を果たしている。
ユウディアスが操る「ギャラクシー族」のエースモンスター「ギャラクティカ・オブリビオン」は攻撃力・守備力が共に2500以上のレベル7モンスターであり、ラッシュデュエル史上初の能力値を持っている。バトルにおいても大ダメージを1度に与えられることが大きな魅力だ。また同じくエースモンスターの一角である「トランザム・ライナック」は攻撃力1600を持つレベル4のモンスターであり、デッキに複数枚入れることにより戦略的にも非常に強力な布陣となっている。
『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』は、宇宙人と地球人の交流を通じて、多様性と共生のテーマを探求している。登場人物たちは、互いの文化や価値観の違いを乗り越え、理解し合うことの大切さを学んでいく。彼らが直面する困難や葛藤は、現実社会の課題を反映しており、単純なエンターテイメントとしての楽しさではなく、普遍的なテーマを巧みに融合させた作品でもある。
また、本作は2022年4月4日から2024年3月4日にかけて、『最強ジャンプ』（集英社）にて漫画が連載されていた。デュエル構成は彦久保雅博が担当している。

『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』のあらすじ・ストーリー

ラッシュデュエル導入編

六葉町（むつばちょう）の片隅にある小さな会社、宇宙人トラブル相談所（通称「UTS」）を営む双子の兄妹・王道遊飛（おうどう ゆうひ）と王道遊歩（おうどう ゆあむ）は、「ネコさらい星人」を探していた。そんな中、偶然迷い込んだ宇宙船で、1人の宇宙戦士・ユウディアス・ベルギャーと出会う。
迷惑異星人監視機構（MIK）所属のエージェント・蒼月マナブ（そうげつ まなぶ）によって不法滞在迷惑異星人として投降を求められたユウディアスは、自らの自由を懸けてマナブとデュエルをすることになる。このデュエルでユウディアスは、エースモンスターの「ギャラクティカ・オブリビオン」のアドバンス召喚を初めて行い、マナブに勝利する。
デュエル後、自分の未熟さを感じたユウディアスは、ラッシュデュエルの特訓を遊飛に申し込む。
その一方、ムツバケーブルテレビのスタジオに乱入した鏑木チュパ太郎（かぶらぎ ちゅぱたろう）の暴走など、六葉町では様々な騒動が起きていた。暴走状態から回復したチュパ太郎は、病床にて「ズウィージョウに騙された」とマナブに証言する。その後、騒動の黒幕として、同じベルギャー人であるズウィージョウの居場所を知らないかとユウディアスに詰め寄るマナブ。直感を信じてムツバタワーへと向かったユウディアスたちは、ついにズウィージョウと相対する。ラッシュデュエルとアースダマーを闘いの道具にしようとするズウィージョウに、ユウディアスはラッシュデュエルで勝負を挑む。ベルギャー星団の平和を求める2人の宇宙戦士。争いを無くすためにラッシュデュエルを学ぼうとするユウディアスと、勝利のためにラッシュデュエルを武力に変えようとするズウィージョウ。交錯する2つの正義の間で、ユウディアスとズウィージョウの譲れない闘いに決着の時が訪れる。モンスター効果によって攻撃力を上げた「ギャラクティカ・オブリビオン」が、ズウィージョウのエースモンスター「ヴォイドヴェルグ・レクイエム」を打ち砕き、ユウディアスはデュエルに勝利するのであった。

地下宇宙人居住区編

UTSを訪れた霧島 ロンドン（きりしま ろんどん）は、地下の「宇宙人居住区」で迷子になった女の子を探して欲しいと依頼する。ジョウジから「ユウナの居場所は宇宙人居住区にいる情報屋なら分かる」と聞いた遊飛たちだったが、情報屋を見つけることができずUTSへと帰還することとなった。UTSの事務所にあるお風呂で一息ついていた遊飛だったが、突然照明が消え不気味なコーラスが響き渡る。コーラスとともに姿を現した情報屋フィッシャー・須海（すかい）は、ユウディアスに興味を持っていた。ユウナの情報が欲しい遊歩は、ユウディアスの情報を取引材料として須海にデュエルを挑み勝利する。その結果、遊歩はユウナが「パーロン城」にいるかもしれないという情報を手に入れた。
パーロン城に入るため、遊飛たちは闘技場「ゴロッセオ」を訪れる。そこでマント姿の少女に出会った遊飛たち。パーロン城の主・ロヴィアンについての情報を得るため、ユウディアスが少女にデュエルを申し込む。実はこの少女こそがゴーハ・ユウナだったのだ。負けたらユウディアスのデュエルディスクと、地下宇宙人居住区での活動エネルギーであるデュエルパワーを奪われてしまうという危機的状況の中、セブンスロード・マジシャンを使うユウナにユウディアスは敗れてしまう。地下宇宙人居住区での活動ができなくなった遊飛たちは、地上に戻ることを余儀なくされてしまったのであった。
地上に戻った遊飛たちは、迷子になった女の子の正体ゴーハ・ユウナについて調べ始めた。しかし、そこにユウディアスの姿が見当たらないことに気付く。情報屋須海からユウディアスがパーロン城に囚われてしまったという情報を聞き、囚われのユウディアスを助けるため、再び遊飛たちはパーロン城へ乗り込む。そこで、遊飛たちはロヴィアン盗賊団のリーダー・霧島ロヴィアン（きりしま ろう"ぃあん）に2対1のデュエルを挑むことになるが、デュエルに敗れてしまう。ユウディアスと同じくパーロン城に囚われそうになった遊飛たちだったが、間一髪足立 マニャ（あたち まにゃ)とボチによって救出されるのであった。
再度パーロン城に潜入した遊飛たちは、ついにユウディアスを救出することに成功する。その後、ロヴィアンにリベンジマッチを挑むユウディアス。装備魔法を自在に操るロヴィアンに追い詰められながらも、ユウディアスは勝利への執念を燃やし立ち向かう。エースモンスター「ギャラクティカ・オブリビオン」を召喚し、ロヴィアンを撃破するのであった。

宇宙編

ロヴィアンの宇宙ポエムとシャポー星人カモスの予言が告げる、破壊と虚無をもたらす「恐怖の大王」の襲来。小雪が舞う六葉町の空に現れた巨大な影は、「恐怖の大王」の宇宙船だった。勇んで宇宙船に乗り込んだ遊飛たちに対し、大王は「友好ラッシュデュエル大会」を提案。
そして、ラッシュデュエルの敗者が次々と大王によって氷漬けにされていく。ロンドンたちが命を賭して暴いた大王の真実、それは大王自身も気付いていない恐怖の力だった。恐怖の大王、ザ☆ルーグから放たれるネガティブ的エネルギーに全宇宙が覆われようとしていた。恐怖をまき散らすザ☆ルーグを成敗するため、ユウナとユウディアスが立ち向かう。ザ☆ルーグとのデュエル中に変調をきたしたユウナは、ユウディアスにデュエルディスクとカードを託したあの少年に助けられる。未来からきたアイツが、ユウディアスとともにザ☆ルーグに挑む。
「友好ラッシュデュエル大会」の終了後、六葉町に謎の物体が落下しする。それは、地球から飛来してきたアースダマーだった。アースダマーは人間に憑りつき、操る力を持っていた。アースダマーは地球人の楽しいことや、面白いものを見つけたいという想いが具現化されたものであり、やがて自由意志を持つ人の姿であるダマムーへ姿を変えるのであった。
ダマムーの力でベルギャー星にやって来た遊飛と遊歩。ベルギャー星では、ズウィージョウがベルギャー最高議会を占拠し、ラッシュデュエルでの武力闘争を宣言する。ユウディアスは、正しきベルギャー人としての在り方「ベルギャード」を見つけ出すため、ズウィージョウにデュエルを挑む。ベルギャー星団の未来を懸けたユウディアス対ズウィージョウの最終決戦は、互いの戦艦を突き合わせて闘うスペースデュエルとなる。“アイツ”とダマムーも飛び入り参戦し、空前絶後の戦艦ラッシュデュエルが繰り広げられる。己が正義を貫き、力の限りを尽くし闘うユウディアスとズウィージョウ。だが、激戦の最中にベルギャー人が背負う過酷な運命が明らかとなる。実はズウィージョウは1度死んでいた。その後ベルギャー星系の秘境である温泉の星「ゴウ・ラッシ・ユ」で蘇生されたズウィージョウは、自分達ベルギャー星人は宇宙人ではなく戦いを行うためだけに作られた道具ということを知るのだった。全てを受け止め、デュエルという戦場を駆け抜ける1人の宇宙戦士、ユウディアス・ベルギャーは、自身が作られた存在かどうかではなく、どう生きるかが大切なのだとズウィージョウに説く。そして、ユウディアス・遊飛・遊歩、3人の想いが1つになり、ユウディアスはフュージョンモンスター「エターナル・ギャラクティカ・オブリビオン」を召喚、そしてズウィージョウに勝利するのであった。

竜宮兄弟編

ベルギャー星団での闘いを終えたユウディアスは、遊飛たちに報告するため、地球への帰還を決意する。変わらぬ様子で出迎えてくれたUTSメンバーたちとの再会を喜ぶユウディアスだったが、中学生となった遊飛はUTSやラッシュデュエルから距離を置き、やさぐれ仲間とつるんで悪さを繰り返していた。己の無力さに苛まれ彷徨っていた遊飛は、ある日MIK総帥、竜宮フェイザー（りゅうぐう ふぇいざー）と“アイツ”のデュエルを目撃する。そこで目の当たりにしたのは、“アイツ”がデュエルに負け、カードに変わる姿だった。
その後真実を知るため、竜宮フェイザーの弟である竜宮トレモロ（りゅうぐう とれもろ）と相対した遊飛は、自発的にデュエルで負けを選択するのだった。
竜宮兄弟に敗れたデュエリストを襲う不可解な現象。“アイツ”と遊飛がその身を賭して掴んだ真実に近づこうと、“アイツ”の足跡を辿る遊歩の前に、竜宮フェイザーが姿を現す。フェイザーとの激しいデュエルの中で、カードにされた“アイツ”は、遊飛たちの未来の子孫である王道遊我（おうどう ゆうが）であるという真実を遊歩は突き止めるのであった。そして、遊歩もまた自らカードへと姿を変えていくこととなる。
遊歩はふと気がつくとフィールド魔法のような不思議な空間に佇んでいた。行方不明となっていた仲間たちと再会を果たした遊歩は、遊飛、“アイツ”とともに、“アイツ”が暮らしていた世界に飛ばされてしまう。
カード化した遊飛たちを盾に取られ、フェイザーから迷惑異星人完全排除を目的とする「オペレーションMIK」に協力するよう迫られるユウディアス。選択に苦しむユウディアスだったが、カードから元に戻る方法があると知り、フェイザーとのデュエルに全ての仲間の命運を懸けようと決意する。
ついに露となるフェイザーの秘密。宇宙人から弟を護ると誓った優しき兄は、その身に悲しい運命を宿していた。フェイザーは地球にやってきた宇宙人を招かれざるクズとして忌み嫌っており、自分が地球人であることに誇りを持っていた。しかし、実は竜宮家には宇宙ドラゴンの血が流れており、宇宙人を忌み嫌っていたフェイザーは創生の銀河に君臨したとされる伝説の一族の末裔だったのである。最大の友である遊飛たちがカード化され、1人フェイザーと戦い続けるユウディアス。精神的に追い詰められていく中、ズウィージョウによって仲間を信じる心が大事なのだと改めて気付くのであった。そして、強大なフェイザーの力に圧倒されながらも、ユウディアスは自身のデッキの中に紛れ込んでいた遊飛・遊歩・遊我のカードを使い「超銀河王 ロード・オブ・ギャラクティカ」のマキシマム召喚を成功させる。「超銀河王 ロード・オブ・ギャラクティカ」の効果により、フェイザーの鉄壁の守りを打ち破り、最後はエースモンスター「トランザム・ライナック」でフェイザーに勝利するのであった。

ギャラクシーカップ編

六葉町の住民と宇宙人が親睦を図る目的でラッシュデュエルを行う、ギャラクシーカップが開幕した。上城ギヤカンパニー当主、エポックのデュエル家庭教師となったユウディアスは、エポックに生のデュエルを感じさせようとラッシュデュエルを教えるのだった。
決勝ステージでは、アサカvs合羽井（かわい）、ロヴィアンvsユウナ、遊歩vsニャンデスターの3組が激突。熱いデュエルが繰り広げられる中、本来あるはずのないカードがデッキに紛れ込むという不可解な現象が発生する。そして、このカードを使ったデュエリストは何かに憑りつかれたように性格が変わってしまうのである。
遊歩たち特別チームが人間をカード化するシステムの解明を進める中、イセキの元へ向かった遊飛たちは創造主が最初に作り出したベルギャー人である、クァイドゥール・ベルギャーに遭遇する。そこで遊飛たちはクァイドゥールのカルティオス計画を知ることになる。これまでクァイドゥールは竜宮フェイザーを使い遊飛たちをカードに変えたり、ギャラクシーカップでにおいてカードの力を使いデュエリストを思いのままに操ったりしていた。そしてこれらは、人間をカードのように思いのままに操る方法を開発するために行われてきたものだったのだ。そして、クァイドゥール以外のすべての生命体をクァイドゥールが作り出した宇宙の駒とすることによって、全宇宙を支配しようと計画していたのである。
ギャラクシーカップ最後の闘いは遊飛とユウディアスのデュエルとなった。クァイドゥールはユウディアスに憑りつこうとするが、ユウディアスはそれを逆手に取り、ユウディアスを支配しようとする。その中で、クァイドゥールの心の奥底に封印されていた記憶が明らかになるのであった。
ベルギャー人を創造するには、普通の人間では到底生き続けられないほどの長い年月が必要だった。かつて遊我は創造主たるオーティスとデュエルを行っていたことがある。そのデュエルの果てに、遊我は遊飛たちが暮らす世界へ、オーティスははるか宇宙の彼方へ飛ばされてしまった。その過程の中で、オーティスの中からエネルギー体のアースダマーが分離し、アースダマーが新たな創造主となる。そして、ベルギャー人を作り出していたのであった。ユウディアスと一体となったクァイドゥールの哀しきベルギャー創造の物語に、遊飛はデュエルを通して終止符を打つのであった。

クァイドゥール編

昼下がりの公園を散歩するユウディアスたち。ギャラクシーカップが終わり、六葉町は日常を取り戻していた。しかし、遊飛は1人、得も言われぬ違和感を感じていた。
少しずつ、何かがおかしいことに気づく遊飛たち。六葉町を覆う「クァイドゥール時空」の中では、自らの変化に気づかない限り、本当の姿には戻れないらしい。遊飛たちは1人ひとりとラッシュデュエルをし、時空の存在に気付いてもらうため奮闘する。
クァイドゥール時空の存在を理解できた遊飛たち39人は、目覚めると見知らぬ教室にいた。彼らはクァイドゥールのデッキとして選ばれ、クァイドゥールに支配されてしまっていたのだ。39人の解放をかけて、ユウディアスとクァイドゥールのデュエルが始まった。
クァイドゥールにはユウディアスをカードにできない特別な理由があるようだ。ユウディアスにはクァイドゥール時空の真実を理解できぬよう、意識に強固なロックが掛けられていた。クァイドゥールからの支配から脱出し、クァイドゥール時空から脱するためには、40人目であるユウディアスがクァイドゥール時空の存在を理解できなければならない。
遊飛たちの努力によって、クァイドゥール時空の真実を理解したユウディアスの力で、クァイドゥールの支配から脱出することに成功。ユウディアスたち40人が心を1つにしてクァイドゥールに立ち向かう。
クァイドゥール時空からの解放を懸けてぶつかり合うユウディアスとクァイドゥール。白熱するデュエルの最中、壮絶な闘いを繰り広げる2人の戦士は、その胸にそれぞれの銀河を宿していた。デュエルの果てにふたつの銀河の融合を図るクァイドゥール。決着の訪れとともに、ベルギャー人が消滅するという過酷な運命が明かされた。悲劇的な未来を変えるため遊飛たちは奔走する。

『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の登場人物・キャラクター

主要人物

ユウディアス・ベルギャー

CV：ランズベリー・アーサー
ユウディアス・ベルギャーは、ベルギャー星団から来た宇宙人で、本作の主人公である。一人称は「それがし」だ。ラッシュデュエルの初心者ではあるが、当初は誰も見たことがなかった「ギャラクシー族」という新たな種族を操る。エースモンスターは「ギャラクティカ・オブリビオン」と「エターナル・ギャラクティカ・オブリビオン」である。
数々の星間戦争を潜り抜けてきた経験から多少のトラブルには動じず、抜群の運動神経と、マイナス8000度までなら生身でも耐えられる強靭な肉体を持つ。また、目からビーム光線を放射する特技を持つ。ドローする時は「ベルギャードロー」と言う。
物語の中で、ユウディアスは王道遊飛と王道遊歩からラッシュデュエルについて学びながら、UTS宇宙人調査課での仕事を通じて地球での生活に適応していく。また、ラッシュデュエルを通じて様々な宇宙人と交流し、武力ではなく対話によって互いに理解し合うことの大切さを学ぶ。

バリベルギャー

バリベルギャーは、ユウディアスが乗ってきた宇宙船である。透明になったり、大きさを自在に変えられるなど、様々な技能を持つ。宇宙船内には、ユウディアスの部下たちが888万人乗っている。
第5話では、遊飛がテルとラッシュデュエルを行う際に、ディスクが濡れて壊れていたため、船員総出でデュエルディスクに変形した。
第26話以降、六葉町が宇宙船として飛び立ってからは、加速装置代わりに使われてしまい、宇宙船内の船員たちは過酷な重労働を強いられることになった。
第49話では、ズウィージョウとの戦艦ラッシュデュエルのために、「バリバリベルギャートランスベルギャメーション」を発動し、巨大なデュエルディスクに変形した。
クァイドゥール時空の影響を受けてからは、鳥の姿になってしまい、888万人の同胞たちと共に鳥の巣に居ついてしまっていた。
クァイドゥール消滅後は、鳥の姿ではなくなったものの、他のベルギャー人と同様に徐々に消滅していくことになる。そして第95話では、888万人の同胞が全て消滅したことで、バリベルギャーも機能を停止してしまった。