サガ スカーレット グレイス(SSG)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガ スカーレット グレイス』とはスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation Vita用ゲームである。最大の特徴は「タイムラインバトル」と呼ばれる戦闘方法にあり、「戦闘がイベント」と言われるほどにバトルシステムに力を入れた作品となっていることが挙げられる。さらにはRPGでは当然のようにある「ダンジョンの探索」という要素をバッサリと削除しており、従来の『サガシリーズ』同様、新たな試みが多数見受けられる作品となっている。

シナリオ分岐

仲間の加入・成長

ストーリー開始時は主人公とシナリオで会話に絡むパートナーの他、5人のメンバーがそれぞれ加入している。ストーリーを進めたり特定のワールドイベントを起こすことで他のキャラが加入する。中には特定の主人公で特定のルート分岐でさらに特定の条件を満たさなければ参加しない、といった困難な条件のキャラもいる。

『サガ スカーレット グレイス』の登場人物・キャラクター

本作のシナリオは「大地の蛇」「シグフレイ」「不死鳥」「緋の欠片」の4つが主軸シナリオとなっている。4人の主人公はそれぞれこのシナリオをひとつメインシナリオとして割り当てられており、それを攻略することを主目的として話が進んでいく。基本的にはメインシナリオ攻略後に特定のエリアに移動することで残る3つのうち2つを発生させることができ、その2つのシナリオ攻略後に最終決戦に向かうことが出来るようになる。この選んだシナリオによってもエンディングが変化するようになっている。但しレオナルドが主人公の場合は他主人公と勝手が異なり全てのメインシナリオを発生させられ、さらに同時進行が可能となっている。

4人の主人公

ウルピナ

CV:内田真礼
旧帝国軍四将軍家のひとつ、剣将軍ユニラウス家の娘。フルネームはユラニウス・マクシミア・ウルピナ。父である当主マクシミアスは、滅亡した帝国の復活を目標に掲げており、ウルピナ自身もこの影響を強く受けて育った。性格は快活で甘えっ子な年頃の女の子らしい一面を持ちながらも、政治手腕は高く剣将軍家の一族にふさわしい卓越した剣技も併せ持っている。若干天然めいたところがあり、世間知らずなところもあるが要所要所では令嬢らしいふるまいをしっかりと見せることも。

彼女を主人公に選択してゲームをスタートした場合、メインシナリオは「大地の蛇」となる。基本的にストーリーはほぼ特定のルートでワールドマップを巡っていく一本道の展開となっており、「次に何をしたらいいかわからない」といったことが起きにくいため、初心者用の主人公として一周目に選択される確率が高めとなっており、彼女の目線から『サガ スカーレット グレイス』の世界観を知ることができるようになっている。もうひとつの主人公に選んだ場合のメリットとして、作中でも破壊力が高い「二刀技」を覚えられるハードルが低いという点がある。

が、メインシナリオが一本道である弊害もあり、基本的に一度シナリオを進行させ別の州(マップ)へ移動してしまうと引き返すことが出来ないことが多く、さらに武具強化に必要となる素材が大量に入手できる場所へ行けるタイミングが遅いことから慢性的な素材不足に陥りやすく装備の強化がしづらくなっている。

バルマンテ

CV:楠大典
ケイ州コハン城の法廷処刑人。コハン城ではかつて執政であったシグフレイによって恐怖政治が敷かれており、身分の貴賤に関わらず多くの人々が処刑されていた。その執行人がバルマンテであった。がその後シグフレイが政敵に捕らえられたことで今度はシグフレイ自身を処刑することとなる。
シグフレイは処刑直前に「七度蘇り正義を為す」との言葉を残し、首を落とされる。

バルマンテ自身はその言葉を真に受けることはしなかったが、ほどなくして各地でシグフレイが現れた、という噂を耳にすることとなり、事の真相を確かめ、さらに法廷処刑人としての職務を全うするために7度蘇るシグフレイの首を7度落とすために彼を探し出す旅に出ることとなる。

彼を主人公に選択した場合のメインシナリオは「シグフレイ」。各地でシグフレイが現れたという話を聞くたびにその地に赴き、そこでシグフレイを処刑してケイ州に戻る、ということを繰り返す展開となる。

ストーリーが明確な分、自由度も低くなっており完全にワールドマップを自由に移動できるようになるのは最終盤になってから、となる。

タリア

CV:田中敦子
かつては強大な力を持った魔女であったが、現在は魔女を辞めテルミナ海近郊に工房を構え陶芸家として生活している。が、帝国が崩壊した今の世界は冥魔の発生などによって歪みが生まれるようになり、その歪みはタリア自身が作る作品にも歪みを生じさせてしまっていた。この歪みの根本となる原因を突き止める為にタリアは旅に出ることとなる。
自身の作品の歪みを許せず、制作したものに対する妥協を許せない性格をしており、この性格が原因で自由奔放に生きる魔女としての生活に耐えられず、さらには「大魔女」に名なるのが嫌だったこともあり魔女をやめている。
本作品の世界観として、星神に対して信仰が厚い人々の生活が挙げられるが、タリア自身は神々という存在を冷めた目で見ており、本作品内でも異質な存在として描かれている。
メインシナリオは「不死鳥」。物語冒頭に工房の近くに不死鳥が降り立ち、タリアはこの不死鳥が歪みの原因と考え、不死鳥を追うべく世界を巡っていくこととなる。
タリアを主人公にした場合は最初から自由にワールドマップ間の移動ができるため、行動の自由度がかなり高くなっている。

レオナルド

CV:内田雄馬
滅亡した帝国から離れた場所に位置する辺境ヤクサルト辺境州出身の農民。元々は大人でも避けて歩くほどの不良だったが、現在は亡くなった祖父が経営していた農業を引き継ぎ、農作業をして生計を立てている。性格は口より先に手が出るタイプの荒い性格だが、本質的には仲間想いであり、決して仲間を裏切らない。この性格のため仲間からの信頼も厚い。
ある時、行き倒れになった女性「サーシャ」を農場で発見するが、その時彼女が発した「アイ・ハヌムへ…」という言葉をレオナルドは耳にする。「アイ・ハヌム」とはおとぎ話に出てくる架空の地名だったが、レオナルドはこの女性の言葉が深く心に突き刺さり、「アイ・ハヌムがこの世界に実在するのではないか」と考える。思い立ったら即行動のレオナルドは自身の農場を売り払いアイ・ハヌムを探す旅に出ることとなる。

メインシナリオは「緋の欠片」。レオナルドが生まれた時から持っていたという緋の欠片の反応を頼りに、世界各地で緋の欠片を集めていくこととなる。本作の「スカーレット グレイス」という言葉を象徴する緋の欠片が関わってくるシナリオがメインとなるため、残りの3つのシナリオ「大地の蛇」「シグフレイ」「不死鳥」が全てサブイベントとして発生するなど扱いが他の主人公と異なる。
が、主人公の中では自由度も最も高くなっており、場合によってはイベントをほぼ放棄してラストまで進めることも可能な『サガ』シリーズらしい自由な冒険が可能となっている。

それぞれの主人公のパートナーキャラ

『サガ スカーレット グレイス』では選択した主人公によって様々なキャラクターがプレイアブルキャラとして冒険の途中加入するが、加入後イベントで会話に登場することは基本的には無く、イベントなどでは基本的に主人公と、主人公に序盤から付随するパートナーキャラとの会話テキストによって進行する。
以下に紹介するのが、各主人公のパートナーキャラであり、彼らは別の主人公選択時にはプレイアブルキャラとして参加することもある。

モンド

CV:木村雅史
ウルピナ編でパートナーキャラを務めるユラニウス家家臣であり、ウルピナお付きの男。得意武器は「槍」だが、その他刺突系武器とも相性が良い。ユラニウス家に深い忠誠心を抱いており、ウルピナがとあるイベントで「妖精の繭」の中に姿を消した時は7日間そなで待ち続けた。

アーサー・ダールトン

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