バイオレンスジャック(永井豪)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオレンスジャック』とは、永井豪とダイナミックプロによるポスト・アポカリプス漫画。『週刊少年マガジン』にて1973年から1974年まで、『月刊少年マガジン』にて1977年から1978年まで、『週刊漫画ゴラク』にて1983年から1990年まで連載された。約17年間に渡る連載期間は永井豪作品最長であり、多くの永井キャラクターが共演したことでも知られる。巨大地震で分断された無法地帯関東で逞しく生きる少年たちと、彼らを見守る謎の存在バイオレンスジャックとその敵スラムキングとの戦いを描いた作品である。
兜十三の息子で、甲児の父。独田地獄斎と機械道空手の2代目を争っていた途中でニューヨークにて行方不明となった。死亡していたと思われたが、突如地獄斎の前に姿を現し対峙した。元ネタは、『グレートマジンガー』に登場する同名キャラクター。
秋葉優子(あきばゆうこ)
東京に住む女子大生。高虎の家庭教師として銅磨家に雇われた。怪物に育っていた高虎に自分の裸を見せつけることで、女性の身体の柔らかさや人間に対する優しさを教え込んだ。その結果、高虎に人間の心が芽生え始めたが、彼の弟高次(たかつぐ)に強姦されて処女を奪われてしまう。
銅磨高次(どうまたかつぐ)
高虎の異母弟。ガラの悪い不良成年。秋葉優子(あきばゆうこ)が高虎に対して熱心な家庭強であることに嫉妬して、彼女を手籠めにした。そのことを知って逆上した高虎に惨殺される。
山岸八十八(やまぎしやそはち)
「魔王降臨」編に登場した17歳の少年。「聖学園」の跡地で生活する少年少女グループのリーダー。「ダンテ教団」に攫われた想い人の柳生みつ子(やぎゅうみつこ)を救うために魔王のいる洞窟へと飛び込んだ勇敢な性格の持ち主。元ネタは、『ハレンチ学園』の同名主人公キャラクター。
柳生みつ子(やぎゅうみつこ)/十兵衛(じゅうべえ)
「聖学園」跡地に集う少年少女グループのメンバー。文武両道の美少女で、ニックネームは「十兵衛(じゅうべえ)」。敵と戦う時は日本刀と弓を用いる。元ネタは、『ハレンチ学園』に登場する同名ヒロインキャラクター。
吉永団鉄(よしながたんてつ)/ヒゲゴジラ
「聖学園」の元教師。「関東地獄地震」の生き残りだが、地震前に度を越したセクハラ教師だったことで、少年少女グループから嫌われている。偶然発見した洞窟で魔王の思念に取り込まれて、悪魔の力を手に入れた。その後、「ダンテ教団」の教祖となり、自分を邪険に扱った少年少女グループへ復讐を行う。元ネタは、『ハレンチ学園』の登場キャラクター吉永小百合(よしながさゆり)
番長介(ばんちょうすけ)
元中学校教師。「関東地獄地震」の生き残りでもあり、地震後に自由な校風を旨とする学校を創った。子供たちのみならず、勉強に意欲のある大人も生徒として受け入れていた。少年のバイオレンスジャックは、この学校が気に入りしばらく滞在していた。元ネタは、『学園番外地』の同名主人公キャラクター。
菊野雪(きくのゆき)
「奴隷農場」編に登場。名前の通り雪のような白い肌を有する美少女だが、危険回避のため男子中学生として生きている。「関東地獄地震」の生き残りで、その際に異母兄弟たちと離れ離れになった。クラーケンの奴隷農場に囚われ、そこでバイオレンスジャックと出会っている。少年時の名前は「網走菊之助(あばしりきくのすけ)」。元ネタは、『あばしり一家』」の主人公キャラクター悪馬尻菊の助(あばしりきくのすけ)。
クラーケン
「奴隷農場」編に登場した敵方キャラクター。異様な形のマスクを被っている。2メートル級の大男で、人を虫けらのように扱う残虐非道な男。雪たちの謀反と逞馬軍の攻撃を受けた奴隷農場にてバイオレンスジャックと戦い敗れた。
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目次 - Contents
- 『バイオレンスジャック』の概要
- 『バイオレンスジャック』のあらすじ・ストーリー
- 「東京滅亡・関東スラム街」編
- 「地獄の風(ヘルスウインド)」編
- 「激闘!門土」編
- 「ドラゴンの砦」編
- 「黄金都市(エルドラド)」編
- 「関東地獄街」編
- 「疾風ドラゴン」編
- 「関東鬼相撲」編
- 「死神警察」編
- 「野獣王」編
- 「ハイパーグラップル」編
- 「鉄(くろがね)の城」編
- 「黒の森」編
- 「魔王降臨」編
- 「学園番外地」編
- 「奴隷農場」編
- 「アイアンカイザー」編
- 「陽炎」編
- 「ハニー」編
- 「天馬」編
- 「ズバ蛮」編
- 「骨法」編
- 「九龍(クーロン)」編
- 「身堂」編
- 「超高層の悪魔」編
- 「ジャンヌ」編
- 「炎の魔人」編
- 「逆襲ハニー」編
- 「魔王」編
- 『バイオレンスジャック』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- バイオレンスジャック
- バイオレンスジャック・女(バイオレンスジャックおんな)
- バイオレンスジャック・少年(バイオレンスジャックしょうねん)
- バイオレンスジャック・青年(バイオレンスジャックせいねん)
- 黄金の鷲(おうごんのわし)
- 逞馬軍(たくまぐん)
- 逞馬竜(たくまりゅう)
- 天馬三郎(てんまさぶろう)
- 海堂猛志(かいどうたけし)
- 黒部(くろべ)
- 野田五郎(のだごろう)/ゴロ
- 高山文太(たかやまぶんた)/ブンタ
- 順子(じゅんこ)
- スラムキングと関係者(すらむきんぐとかんけいしゃ)
- スラムキング/銅磨高虎(どうまたかとら)
- スラムクイーン/日野火美子(ひのひみこ)
- ズバ蛮(ズバばん)/銅磨蛮(どうまばん)
- ジャンヌ
- 斬馬刀持ちの男(ざんばとうもちのおとこ)
- 飛鳥了(あすかりょう)
- 牧村美樹(まきむらみき)
- その他
- 逞馬ユリ(たくまユリ)
- くとみ先生(くとみせんせい)
- 炎ジュン(ほのおジュン)
- 鉄也(てつや)
- 立花恵子(たちばなけいこ)
- 早乙女門土(さおとめもんど)
- 身堂竜馬(みどうたつま)
- 朱紗真弓(すさまゆみ)
- 村野誠(むらのまこと)
- 村野咲子(むらのさきこ)
- 殺し屋三兄弟(ころしやさんきょうだい)
- 錦織つばさ(にしきおりつばさ)
- アイラ武藤(アイラむとう)/アイラ・ムー
- リッキー
- マッドザウルス
- 響真吾(ひびきしんご)
- 鋼光一(はがねこういち)/アイアンマッスル
- ファイアー・ビーナス
- 朱紗真悟(すさしんご)
- 合田(ごうだ)
- 兜甲児(かぶとこうじ)
- ジム・マジンガ
- 独田地獄斎(どくたじごくさい)
- 兜十三(かぶとじゅうぞう)
- 兜剣造(かぶとけんぞう)
- 秋葉優子(あきばゆうこ)
- 銅磨高次(どうまたかつぐ)
- 山岸八十八(やまぎしやそはち)
- 柳生みつ子(やぎゅうみつこ)/十兵衛(じゅうべえ)
- 吉永団鉄(よしながたんてつ)/ヒゲゴジラ
- 番長介(ばんちょうすけ)
- 菊野雪(きくのゆき)
- クラーケン
- 小角裕(おずみゆう)
- アイアンカイザー
- 陽炎(かげろう)
- 如月ハニー(きさらぎハニー)
- キューティーハニー
- ハリケーンハニー
- フラッシュハニー
- ミステリーハニー
- ファンシーハニー
- アイドルハニー
- 女蛮子(すけばんじ)
- 身堂虎乃助(みどうとらのすけ)
- 結木夢彦(ゆうきゆめひこ)
- 大倉波太(おおくらなみた)
- 炎魔(えんま)
- 氷の超能力者(こおりのちょうのうりょくしゃ)
- カッパのような男(カッパのようなおとこ)
- サタン
- デビルマン/不動明(ふどうあきら)
- 『バイオレンスジャック』の用語
- 関東地獄地震(かんとうじごくじしん)
- ドラゴン
- 外道会(げどうかい)
- 『バイオレンスジャック』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- バイオレンスジャック「ここのめし代は暴力ではらおうぜ」
- バイオレンスジャックと早乙女門土の激闘
- バイオレンスジャック「心ただしく生きよ!」
- デビルマンとサタンの邂逅
- 『バイオレンスジャック』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 後続作品に影響を与えたポスト・アポカリプス漫画
- 永井豪作品の大胆なクロスオーバーが行われた『バイオレンスジャック』
- 3作発売されたOVA版『バイオレンスジャック』
- CBキャラクターになったバイオレンスジャック