澤村由美（龍が如く）とは【徹底解説・考察まとめ】

警視庁出身の代議士で、内閣府調査室の室長。由美の元夫であり、遥の父親でもある。
元々は善良な人間だったが、権力に溺れて堕落してしまう。由美が自分の元を去った後は、彼女と遥との関係が世の中に知れ渡るのを恐れて、2人も始末しようとしていた。

澤村由美の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「私ね……お母さんね 本当はあなたと一緒にいたかった」

遥と再会を果たした時のセリフ。
「100億円事件」の最中、追われる身となっていた遥は桐生と行動を共にしており、事件の終盤で彼に連れられて由美と再会することができた。由美は桐生が連れてきた遥を見た瞬間強く抱きしめ、辛い思いをさせたことに対して謝罪をした後に「私ね……お母さんね 本当はあなたと一緒にいたかった」と彼女に伝えた。

母子が再会を果たす感動のシーンであり、由美の遥に対する愛情が伝わってくる名セリフである。遥もこの時に初めて「お母さん」と呼んでおり、由美もそれを聞いて「私」ではなく「お母さん」と言い直した。遥の命を守るために「ヒマワリ」に預けたが、本当はずっと一緒にいたかったということが分かる感動的なセリフになっている。

「絶対に逃げちゃ……だめ……」

由美が最愛の娘である遥に最後に残した言葉。
「100億円事件」の終盤、由美はミレニアムタワーの最上階で桐生、遥と再会を果たした。しかしそこに神宮が現れ、100億円を消すことを阻止しにきた彼に撃たれてしまう。錦山の協力もあり神宮を倒すも、由美は致命傷だったため助かる見込みはなかった。そして、桐生の腕に支えられながら「どんななことがあっても逃げちゃだめ」「逃げたら私みたいに幸せ逃しちゃうから いい？」「絶対に逃げちゃ……だめ……」と遥に言い残して、息を引き取ったのだった。

由美が自分の人生を悔いていることと、娘の遥に少しでも幸せな人生を送って欲しいという強い願いが伝わってくる名セリフである。プレイヤーにとっても物語終盤の大事なシーンであり、由美の最期を思い出す印象的な言葉だ。

澤村由美の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

桐生一馬・錦山彰とは三角関係

同じ養護施設「ヒマワリ」で育った桐生、錦山、由美の3人は三角関係にあった。桐生と錦山は由美のことが好きで、由美は桐生のことがすきだったのだ。
拉致事件で記憶を失くした由美は、2人のことを覚えていない間に風間の手引きで出会った神宮と結婚する。しかし、桐生からもらった指輪を大切に取っているなど、記憶を失くしている間も桐生への想いは薄っすらと残っており、整形して戸籍を変え、記憶を取り戻してからも彼のことを思い続けていた。
「100億円事件」で由美と錦山は亡くなってしまったため、結局は3人とも幼少期から想っていた相手とは結ばれることはなかった。