Return of the Obra Dinn(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Return of the Obra Dinn』とは、ルーカス・ポープの監督による謎解きアドベンチャーゲームである。白と黒のみの1ビットで表現されるグラフィックが特徴的だ。
舞台は19世紀初頭、5年間消息を絶っていた「オブラ・ディン号」が船員ゼロで帰港。保険調査官である主人公は、損害査定書の作成のため同船に派遣され、奇妙な懐中時計を使って乗客、乗員60人の死因や推定現在地を割り出す。懐中時計の特別な力で、主人公は死者の最期の場面を確認し、これを基に船上で起きた真実を紐解く。

シア・イトベン

シア・イトベン

オブラ・ディン号の乗客で、出身はフォルモサ。リム・ブンランと共に、エドワード・ニコルズらに拉致され、ボート上で人魚の襲来に遭った。彼はリムを守ろうとしたが、その前に彼女は人魚に襲われて死亡した。その後、彼が王族の持ち物であったチェスト内の水銀のような液体に貝殻を沈めると、そこからエネルギー波のようなものが発射された。それは人魚たちに直撃し、人魚は気絶。攻撃の代償に、液体に突っ込んだイトベンの右腕は燃え、そのまま彼は死亡した。

タン・チョウ

タン・チョウ

オブラ・ディン号の乗客で、出身はフォルモサ。彼はフォルモサ王族の護衛の1人であった。王族のリム・ブンランとシア・イトベンが拉致され船に取り残された彼は、リムとイトベンの死を知り、唯一生きて帰ってきたエドワード・ニコルズを銃で撃ち殺した。その後、ロバート・ウィッテレル船長に貝殻や人魚について尋問されている時、船に吊り上げられていた人魚が意識を取り戻して暴れ、トゲをいくつか発射した。不運にも、そのうちの1つのトゲはタン・チョウと彼を抑えていたハマドウ・ディオムを串刺しにした。

ラウ・ホクセン

ラウ・ホクセン

オブラ・ディン号の乗客で、出身はフォルモサ。彼はフォルモサ王族の護衛の1人であった。ある夜中、彼が貨物倉庫を警備していたところ、二等航海士のエドワード・ニコルズがフォルモサ王族の宝がある貨物倉庫を物色するために彼を襲い気絶させた。ニコルズが倉庫を物色しているのを乗客のヌーツィオ・パスクアが目撃してしまい、パスクアはニコルズに口封じのため殺され、ラウはその殺人の罪を着せられた。ロバート・ウィッテレル船長はこの罪に対して死刑を宣告し、無実の罪で彼は銃殺刑に処された。彼に向けて4人の船員が銃を発砲したが、弾が当たったのはヘンリー・ブレナンのみである。

司厨手(しちゅうしゅ)

ズンギ・サーティ

ズンギ・サーティ

インド出身の船員で、オブラ・ディン号では司厨手を務めた。他の司厨手のように特定の誰かではなく、船員全般の世話を担当していた。カニの怪物が船を襲来したとき、カニが発射したトゲで彼は負傷したが、そこで即死はしなかった。這って左舷側通路まで逃げた際、甲板手のチャールズ・マイナーがカニに向けて撃った流れ弾に当たり彼は死亡した。彼の遺体がそのまま左舷側通路に残っていることから、彼の遺体はプレイヤーが発見するまで誰にも見つからなかったと考えられる。

フィリップ・ダール

フィリップ・ダール

スウェーデン出身の船員で、オブラ・ディン号では船長付き司厨手を務めた。20年もの間、ロバート・ウィッテレル船長の司厨手を勤めていた。船への人魚積み込みに強く反対し、その際に衝突したジョン・ネープルズの脚を剣で切断し殺害した。船長は彼のこの行動に対し、人魚やフォルモサ王族のチェストと一緒に船尾倉庫内に閉じ込めておくよう命じた。船尾倉庫内にて、チェスト内の液体に沈む貝殻を手にした彼は、貝殻の美しさに感動しながら腕を燃やして死亡した。

ポール・モス

ポール・モス

ウェールズ出身の船員で、オブラ・ディン号では一等航海士付き司厨手を務めた。船医のヘンリー・エバンズらと共に船を脱出しようとするメンバーの1人であったが、檣楼員のレオニード・ヴォルコフの襲撃に遭い、剣の戦いに負け心臓を突かれた。

サミュエル・ギャリガン

サミュエル・ギャリガン

アイルランド出身の船員で、オブラ・ディン号では二等航海士付き司厨手を務めた。二等航海士のエドワード・ニコルズらと共にフォルモサ王族を誘拐して逃走し、その後ボートは人魚に襲われた。その最中に、フォルモサの主リム・ブンランを助けようとしたシア・イトベンにナイフで側頭部を刺されて死亡した。

ロデリック・アンダーセン

ロデリック・アンダーセン

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