Return of the Obra Dinn(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Return of the Obra Dinn』とは、ルーカス・ポープの監督による謎解きアドベンチャーゲームである。白と黒のみの1ビットで表現されるグラフィックが特徴的だ。
舞台は19世紀初頭、5年間消息を絶っていた「オブラ・ディン号」が船員ゼロで帰港。保険調査官である主人公は、損害査定書の作成のため同船に派遣され、奇妙な懐中時計を使って乗客、乗員60人の死因や推定現在地を割り出す。懐中時計の特別な力で、主人公は死者の最期の場面を確認し、これを基に船上で起きた真実を紐解く。

Macintosh Plusでプレイできる1ビットゲーム『Beyond Dark Castle』のビジュアル

ルーカスは幼少期にMacintosh Plusでゲームをプレイしており、その頃の1ビットゲームのビジュアルを好んでいる。同じようなビジュアルを現代風にしてみようと思い立ち、本作の特徴的なビジュアルが誕生した。

当初はより高かった難易度

ルーカスは本作を難しくしすぎたと思っている部分があるが、開発当初はさらに複雑で難解な内容にしようとしていた。例えば、乗員乗客の人数は実際の倍の120人にする予定であった。これは、オブラ・ディン号ほどのサイズの船を動かすのに最低120人は必要であるからである。また、リリース前には序盤のチュートリアルは手記内ですべて説明されていた。しかし、このゲームはルーカスただ1人が開発しており、1人で当初のスケールの開発は困難だった。そして、プレイヤーにとっても難易度が高すぎたためにスケールダウンし、今のゲームの難易度となった。

ルーカスは日本在住

ルーカスはアメリカ人だが、2011年頃からは日本国内、埼玉の大宮近くに住んでいる。日本での暮らしについては満足しており、仕事に集中しやすく、また家族との時間もよく取っている。

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