Return of the Obra Dinn(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『Return of the Obra Dinn』とは、ルーカス・ポープの監督による謎解きアドベンチャーゲームである。白と黒のみの1ビットで表現されるグラフィックが特徴的だ。
舞台は19世紀初頭、5年間消息を絶っていた「オブラ・ディン号」が船員ゼロで帰港。保険調査官である主人公は、損害査定書の作成のため同船に派遣され、奇妙な懐中時計を使って乗客、乗員60人の死因や推定現在地を割り出す。懐中時計の特別な力で、主人公は死者の最期の場面を確認し、これを基に船上で起きた真実を紐解く。
インド出身の甲板員。第II章にて、レンフレッド・ラージューブと共に致命的な肺病を患い死亡する。ヘンリー・エバンズ医師によると、インド人水夫の待機所でこの肺病にかかり、寒さによって悪化したとみられている。
ハマドウ・ディオム
シエラレオネ出身の甲板員。ロバート・ウィッテレル船長から尋問を受けるフォルモサの衛兵タン・チョウを後ろから押さえているとき、船に引き揚げられていた人魚が暴れトゲを発射し、トゲの1つが彼とタン・チョウを貫いた。
ヘンリー・ブレナン
イングランド出身の甲板員。一等航海士ウィリアム・ホスカットと檣楼員のルイス・ウォーカーと共にロバート・ウィッテレル船長へ最後の反乱を仕掛けたが、船長に喉元を切られ死亡した。殺人の罪を被ったフォルモサの衛兵ラウ・ホクセンの処刑の際に4人がラウに銃を向けたが、実際にラウに銃弾を当てたのはブレナンのみである。また、掌砲手オーラス・ヴィアテル、四等航海士ジョン・デービーズ、士官候補生トーマス・ランケの3人による反乱計画を巡るもみ合いの時には、ヴィアテルが銃で顔の上半分を失ったことに対し、デービーズが悪意を持って撃ったのだと考えてデービーズをこん棒で殴り殺した。
アレクサンダー・ブース
イングランド出身の甲板員。カニの怪物の襲撃後に救命ボートで甲板員ネイサン・ピーターズらと共に船から脱出しようと試みたが、直後にクラーケンの襲来に遭い、彼らが乗る救命ボートは生みに投げ出されて全員死亡した。
パトリック・オヘーガン
アイルランド出身の甲板員。二等航海士エドワード・ニコルズらと共にフォルモサの王族であるリム・ブンランとシア・イトベンを誘拐し、救命ボートで逃亡した。しかし、その先で人魚の襲撃に遭い、人魚の投げた槍の1つが喉に刺さって死亡した。
ジョージ・シャーリー
イングランド出身の甲板員。クラーケン襲来時、掌砲長クリスチャン・ウォルフらと共に砲台甲板にて大砲で応戦していた。しかし、クラーケンの触手が船内に侵入し火のついた大砲を握った。その大砲の銃口にウォルフが別の触手で押しつけられているのを彼は助けようとしたが、彼らは大砲で吹き飛ばされた。彼は船窓から船の外へ飛ばされているため、遺体は残っていない。
サミュエル・ピーターズ
イングランド出身の甲板員。オブラ・ディン号がロンドンを出航した後、ファルマス港で追加された貨物の運搬作業に参加していた。その時、多くの貨物をまとめていたロープが切れ、その下にいた彼は貨物に押しつぶされて死亡した。彼は、オブラ・ディン号最初の死亡者である。また、彼は甲板員ネイサン・ピーターズの兄である。
怪物
人魚
上半身は人間の女性のような姿で、下半身は魚の怪物。船員らに対して、爪や尾びれから発するトゲ、槍で攻撃をする。二等航海士ニコルズの一派がフォルモサ王族二人を誘拐して逃走を図った際、この怪物は船を襲撃し初登場した。人魚は全部で三体登場しており、そのうち二体は貝殻を所持しているが、一体のみ貝殻を所持していない。この貝殻はフォルモサ王族の宝と同じものであり、貝殻を取り返しに船を襲撃したものと考えられる。気絶しニコルズによって船に持ち帰られた後は、船に積まれ生け贄として船尾倉庫に捕らわれていた。そこで、カニの怪物やクラーケンを船に呼び寄せた。怒った船長は二体の人魚を殺害したが、一体は三等航海士ペロットによって貝殻を返され、海に逃がされた。
カニの怪物(Crab-riders)
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目次 - Contents
- 『Return of the Obra Dinn』の概要
- 『Return of the Obra Dinn』のあらすじ・ストーリー
- 現在(調査前)
- 第I章 崩れた積荷
- 第II章 死に至る病
- 原因不明の肺病
- 牛の食肉処理
- 第III章 殺人
- 口封じ
- 船上裁判
- 宝の強奪
- 第IV章 出現
- 人魚の襲撃
- 貝殻の不思議な力
- 性悪な航海士
- 人魚襲撃の理由
- 第V章 呪われた獲物
- 人魚と貝殻を本国へ
- 不注意
- 呪いの始まり
- 第VI章 海の兵たち
- 不穏な空気
- 新たな怪物の襲来
- 勇敢な士官候補生
- 敵討ち
- 第VII章 破滅
- 濡れ衣
- クラーケン襲来
- 砲列甲板の崩壊
- 破滅と妻の死
- 第VIII章 取引
- 貝殻の美しさ
- 船長の怒りの矛先
- 「これで母港に帰れる」
- 探求欲の犠牲者
- 第IX章 脱出
- 船長への不信感
- 呪われた船からの脱出
- 対立
- 第X章 終幕
- 最後の反乱
- 一騎打ち
- 貝殻を狙って
- オブラ・ディン号の最期
- 現在(調査後)
- 『Return of the Obra Dinn』のゲームシステム
- 『Return of the Obra Dinn』の登場人物・キャラクター
- 調査時(1807年)の登場人物
- 調査官(プレイヤー)
- ボートを漕ぐ男
- 家政婦
- 職員
- ロバート・ウィッテレル
- ウィリアム・ホスカット
- エドワード・ニコルズ
- マーティン・ペロット
- ジョン・デービーズ
- アルフレッド・クレスティル
- チャールズ・マイナー
- ヘンリー・エバンズ
- ジェームズ・ウォレス
- ウィンストン・スミス
- マーカス・ギブズ
- トーマス・セフトン
- エーミル・オファレル
- クリスチャン・ウォルフ
- オーラス・ヴィアテル
- ダンカン・マッケイ
- フィンリー・ドルトン
- エドワード・スプラット
- 乗客
- アビゲイル・ホスカット・ウィッテレル
- ヌーツィオ・パスクア
- エミリー・ジャクソン
- ジェーン・バード嬢
- リム・ブンラン
- シア・イトベン
- タン・チョウ
- ラウ・ホクセン
- 司厨手(しちゅうしゅ)
- ズンギ・サーティ
- フィリップ・ダール
- ポール・モス
- サミュエル・ギャリガン
- ロデリック・アンダーセン
- デービー・ジェームズ
- 士官候補生
- ピーター・ミルロイ
- トーマス・ランケ
- チャールズ・ハーシュティク
- 檣楼員(しょうろういん)
- オミッド・グール
- ティモシー・ブーテメント
- リ・ハン
- ジャン・ジエ
- ホン・リ
- リー・ウェイ
- ニコラス・ボッテリル
- マバ
- ルイス・ウォーカー
- レオニード・ボルコフ
- 甲板員
- アラルクス・ニキシン
- アレクセイ・トポロフ
- ネイサン・ピーターズ
- ラーズ・リンデ
- ジョン・ネープルズ
- レンフレッド・ラージューブ
- アブラハム・アクバル
- ウィリアム・ワシム
- ソロマン・サイド
- ハマドウ・ディオム
- ヘンリー・ブレナン
- アレクサンダー・ブース
- パトリック・オヘーガン
- ジョージ・シャーリー
- サミュエル・ピーターズ
- 怪物
- 人魚
- カニの怪物(Crab-riders)
- クラーケン
- その他
- 身元不明の密航者
- サル
- 牛
- 『Return of the Obra Dinn』のアイテム
- 残留思念
- 懐中時計
- 手記
- 『Return of the Obra Dinn』の用語
- 船内
- 主甲板
- 砲列甲板
- 最下甲板
- 貨物甲板
- その他
- フォルモサ
- 索具
- 『Return of the Obra Dinn』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 変化する本棚内の装飾
- 1ビットゲームを現代的に
- 当初はより高かった難易度
- ルーカスは日本在住