Return of the Obra Dinn(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『Return of the Obra Dinn』とは、ルーカス・ポープの監督による謎解きアドベンチャーゲームである。白と黒のみの1ビットで表現されるグラフィックが特徴的だ。
舞台は19世紀初頭、5年間消息を絶っていた「オブラ・ディン号」が船員ゼロで帰港。保険調査官である主人公は、損害査定書の作成のため同船に派遣され、奇妙な懐中時計を使って乗客、乗員60人の死因や推定現在地を割り出す。懐中時計の特別な力で、主人公は死者の最期の場面を確認し、これを基に船上で起きた真実を紐解く。
タイトルは「オブラ・ディン号の帰港 その航海と悲劇の記録」である。主人公はこの手記と懐中時計を用いてゲームを進めていく。手記には、対象の人物の名前、安否情報および死因を記入する。また、手記から一度確認した場面ごとの会話、死体があった場所、居合わせた人物(スケッチ)を確認できる。その他に、航路、線内図、乗員乗客の名前、職名、出身地、スケッチ、用語集も載っている。この手記も懐中時計と同様にもともとは船医のヘンリー・エバンズのものであり、この手記を完成させてモロッコのフランス人駐在所に郵送するよう序文に記されている。
『Return of the Obra Dinn』の用語
船内
主甲板
多くの場合三層または四層の艦船で、上から二番目の最も広い甲板を指すが、オブラ・ディン号では一番上の甲板を指す。船長室と客室も同じ層にある。
砲列甲板
船内にて大砲が設置されている甲板のことで、オブラ・ディン号では上から二番目の甲板を指す。4人の航海士、甲板長、甲板手、司厨手、士官候補生の部屋もある。
最下甲板
オブラ・ディン号では、上から三番目の甲板を指す。ここには事務長執務室、診療所、掌砲長用倉庫船医作業室、乗客・乗組員用のスペースがある。
貨物甲板
オブラ・ディン号では、上から四番目の甲板を指し、倉庫としての役割を持つ層である。船尾倉庫、船長用倉庫、乗客用倉庫、甲板長倉庫が含まれる。
その他
フォルモサ
台湾の別称および旧称であり、ポルトガル語で「美しい」という意味を持つ。
索具
帆綱のように、綱で作られた船具のこと。
『Return of the Obra Dinn』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
変化する本棚内の装飾
出典: w.atwiki.jp
出典: w.atwiki.jp
出典: w.atwiki.jp
手記の正答率によって、エンディング内で描かれる主人公の本棚の中の装飾が変わる。正答率0%ではrock、50%ではそれに加えclawとdiamond、100%ではさらにcubeが飾られる。(装飾品の名称はファイル名より引用)
1ビットゲームを現代的に
出典: ja.wikipedia.org
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目次 - Contents
- 『Return of the Obra Dinn』の概要
- 『Return of the Obra Dinn』のあらすじ・ストーリー
- 現在(調査前)
- 第I章 崩れた積荷
- 第II章 死に至る病
- 原因不明の肺病
- 牛の食肉処理
- 第III章 殺人
- 口封じ
- 船上裁判
- 宝の強奪
- 第IV章 出現
- 人魚の襲撃
- 貝殻の不思議な力
- 性悪な航海士
- 人魚襲撃の理由
- 第V章 呪われた獲物
- 人魚と貝殻を本国へ
- 不注意
- 呪いの始まり
- 第VI章 海の兵たち
- 不穏な空気
- 新たな怪物の襲来
- 勇敢な士官候補生
- 敵討ち
- 第VII章 破滅
- 濡れ衣
- クラーケン襲来
- 砲列甲板の崩壊
- 破滅と妻の死
- 第VIII章 取引
- 貝殻の美しさ
- 船長の怒りの矛先
- 「これで母港に帰れる」
- 探求欲の犠牲者
- 第IX章 脱出
- 船長への不信感
- 呪われた船からの脱出
- 対立
- 第X章 終幕
- 最後の反乱
- 一騎打ち
- 貝殻を狙って
- オブラ・ディン号の最期
- 現在(調査後)
- 『Return of the Obra Dinn』のゲームシステム
- 『Return of the Obra Dinn』の登場人物・キャラクター
- 調査時(1807年)の登場人物
- 調査官(プレイヤー)
- ボートを漕ぐ男
- 家政婦
- 職員
- ロバート・ウィッテレル
- ウィリアム・ホスカット
- エドワード・ニコルズ
- マーティン・ペロット
- ジョン・デービーズ
- アルフレッド・クレスティル
- チャールズ・マイナー
- ヘンリー・エバンズ
- ジェームズ・ウォレス
- ウィンストン・スミス
- マーカス・ギブズ
- トーマス・セフトン
- エーミル・オファレル
- クリスチャン・ウォルフ
- オーラス・ヴィアテル
- ダンカン・マッケイ
- フィンリー・ドルトン
- エドワード・スプラット
- 乗客
- アビゲイル・ホスカット・ウィッテレル
- ヌーツィオ・パスクア
- エミリー・ジャクソン
- ジェーン・バード嬢
- リム・ブンラン
- シア・イトベン
- タン・チョウ
- ラウ・ホクセン
- 司厨手(しちゅうしゅ)
- ズンギ・サーティ
- フィリップ・ダール
- ポール・モス
- サミュエル・ギャリガン
- ロデリック・アンダーセン
- デービー・ジェームズ
- 士官候補生
- ピーター・ミルロイ
- トーマス・ランケ
- チャールズ・ハーシュティク
- 檣楼員(しょうろういん)
- オミッド・グール
- ティモシー・ブーテメント
- リ・ハン
- ジャン・ジエ
- ホン・リ
- リー・ウェイ
- ニコラス・ボッテリル
- マバ
- ルイス・ウォーカー
- レオニード・ボルコフ
- 甲板員
- アラルクス・ニキシン
- アレクセイ・トポロフ
- ネイサン・ピーターズ
- ラーズ・リンデ
- ジョン・ネープルズ
- レンフレッド・ラージューブ
- アブラハム・アクバル
- ウィリアム・ワシム
- ソロマン・サイド
- ハマドウ・ディオム
- ヘンリー・ブレナン
- アレクサンダー・ブース
- パトリック・オヘーガン
- ジョージ・シャーリー
- サミュエル・ピーターズ
- 怪物
- 人魚
- カニの怪物(Crab-riders)
- クラーケン
- その他
- 身元不明の密航者
- サル
- 牛
- 『Return of the Obra Dinn』のアイテム
- 残留思念
- 懐中時計
- 手記
- 『Return of the Obra Dinn』の用語
- 船内
- 主甲板
- 砲列甲板
- 最下甲板
- 貨物甲板
- その他
- フォルモサ
- 索具
- 『Return of the Obra Dinn』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 変化する本棚内の装飾
- 1ビットゲームを現代的に
- 当初はより高かった難易度
- ルーカスは日本在住