CLANNADの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『CLANNAD』とは、ゲームブランドKeyが製作した恋愛アドベンチャーゲーム。これを原作にアニメやコミックも制作されている。家族というテーマを通して人と人との絆を描いており、ありふれた学園生活から始まる、人と町の物語である。物語を併して複雑に描かれゆく人の物語から、ネットでは”CLANNADは人生”といわれている。絆や家族の物語を描く作中には、人々の心に響く数多くの名言・名セリフ、名シーン、名場面が登場している。
昔、智代の両親は仲が悪く離婚する話になり、両親は智代と智代の弟をどちらが引き取るかで揉めていた。弟は「離婚するなら自分は飛び降りる」と言い、河原の橋から飛び降りてしまった。弟の決死の行動でバラバラだった家族関係は改善された。しばらく入院していた弟がようやく退院し、家族でこの桜並木を歩き、「これからも毎年家族でこの桜を見たい」と言う弟に智代も両親も同じ気持ちだった。そして、この桜並木が智代にとってとても大切な場所となる。
智代は2年の春に朋也たちが通っている光坂高等学校に転校してきた。ある放課後、朋也と帰っていた智代は学校の通りにある桜並木の伐採計画を知り、桜並木を残す為の活動をしたくて生徒会長を目指していることを話す。「それだけのために転校してきたのか?」と朋也に言われ、智代は「自分にとっては大切な場所なんだ」と話す。そして、智代は「昔の自分は荒れていたが、荒れなくて済む理由はなんだと思う?」と朋也に問う。「才能や恋愛」と答える朋也に智代は「なるほど、それも一つの答えだな。私の見つけた答えは家族だ。家族があれば、人は自分を制御できる」と言った。ひとつになった家族を大切に思っている智代だからこその答えである。
伊吹 風子(いぶき ふうこ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「風子と友だちになってください」
風子は高校入学前に交通事故で意識不明になり、病院に入院していた。姉の公子の結婚式にたくさんの人に祝ってもらうため、朋也たちの前に姿を現し、自分が彫ったヒトデの彫刻を多くの人に渡し結婚式にきてもらうようお願いしていた。その努力が報われ、結婚式にはたくさんの人たちが参加し祝ってもらえた。願いが叶った風子はみんなの前から姿を消す。その後、朋也の夢に風子が出てきて「風子と友だちになってください」と言われる。風子の意識が戻り目を覚ましたら、現実でもそう言ってくるのだろうと思わせる言葉である。
「いつも楽しい場所に風子を引っ張って行ってくれて、 毎日がお祭りみたいでとても楽しかったです。 ありがとうございました。風子、楽しかったです」
姉の結婚をたくさんの人に祝ってもらうため、朋也と渚に協力してもらっていた風子。いつも反発的な態度を取り生意気な風子だったが、一生懸命頑張ってくれた朋也と渚に「いつも楽しい場所に風子を引っ張って行ってくれて、 毎日がお祭りみたいでとても楽しかったです。 ありがとうございました。風子、楽しかったです」と感謝の言葉を伝えた。風子の姿が消える前の最後の言葉だ。
「楽しいことは、これから始まりますよ」
意識を取り戻し、元気になった風子は林の中で寝ている汐を見つける。その時に言った言葉が「楽しいことは、これから始まりますよ」である。朋也や渚のおかげで目を覚ますことができ、たくさんの辛いことを乗り越えた風子だからこそ言える言葉である。
芳野 祐介(よしの ゆうすけ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「大事な人がいるなら、多少の苦労は乗り越えていけるものだ」
ある日朋也は職場の親方から今の職場を辞めて、現場監督の仕事をしないかという話を持ちかけられた。仕事での移動中、朋也はそのことを祐介に相談する。祐介は「今よりもきつい仕事ではあるが給料もよくなり、親方は朋也の頑張りを認めているからこそ持ちかけたのだ」と話す。悩む朋也に「大事な人がいるなら、多少の苦労は乗り越えていけるものだ」と祐介は自分自身もそうであることを伝えた。
祐介の人生
祐介は高校3年生の時からロックミュージシャンを目指していた。ギターの練習をしている時に、教師の伊吹 公子(いぶき こうこ)に「ずっと続けていれば叶うから、諦めないで」と励ましを受け、上京することを決意。ずっと応援してくれていた公子に、「プロになったら付き合って欲しい」と告げていた。
それからロックミュージシャンとして活躍していた祐介。歌いたいことを全力で歌いそれが生きるということ、自分の居場所だと思っていた。
ある日、孤児院にいる祐介のファンである子供達のところへ訪問するという、テレビ局の企画に参加することとなる。そこにいる子供達は、祐介の音楽によって救われ、それをよりどころにして強く生き続けていた。苦しみながらも笑顔で生きていく子供達の姿を見た祐介は、もう自分の歌は自分一人のものじゃないということを感じた。そして現実の壮絶さ、自分の浅はかさと薄っぺらさを思い知り、その日から曲が作れなくなり休養することとなった。そんな祐介に追い討ちをかけたのが、孤児院で会った青年が罪を犯してしまったという事件だ。その青年は「早く祐介の新曲が聴きたい」と熱心に祐介に伝えていた。祐介は自分が曲作りをやめてしまったことが原因だと、自分自身を追い詰めた。その後、祐介はドラッグに手を出し、取り返しのつかない過ちを犯してしまった。出所後、全てを失った祐介は故郷に帰ることにした。そこで公子に出会い、「まだ音楽は続けてる?」と声をかけられた。何もかも変わってしまった祐介だったが、公子だけは何も変わっていなかった。「見失ってはいけなかった、歌い続けるべきだった。誰のためでもなく、この人のためにラブソングを」と祐介は歌う上で一番大切なことを知り、公子に救われたのだった。
宮沢 有紀寧(みやざわ ゆきね)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「お願いです。もう争うのは終わりにして下さい。兄もきっと、それを望んでいるはずです」
有紀寧の兄である宮沢和人は喧嘩が強く、地元の不良たちに恐れられていたが、仲間を庇って交通事故で死亡していた。和人のチームと対立していた不良たちはそのことを知らず、ある日不良たちは春原を和人と勘違いし、和人がいたチームと対立していたチームが喧嘩を始めてしまう。喧嘩を止めるには和人が姿を表すしかないと考えた有紀寧は、和人の格好をし、「俺は、俺は、宮沢和人だ――っ!」と必死に叫び喧嘩を止めようとする。どういうことか分からない敵対チームの不良たちは喧嘩を続けようとするが、「バカ野郎!決まってんだろ。お前らを止めるためだよ。ケンカを止めるには宮沢和人が出てくるしかない。だから兄貴のふりをしたんだ。そんなことも分かんねぇのかよ!」と朋也が叫ぶ。喧嘩をやめた相手に有紀寧は「お願いです。もう争うのは終わりにして下さい。兄もきっと、それを望んでいるはずです」と涙を流しお願いをした。有紀寧の悲しみに満ちた言葉である。
藤林 椋(ふじばやし りょう)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
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目次 - Contents
- 『CLANNAD』の概要
- 岡崎 朋也(おかざき ともや)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 渚が好きだと知った朋也
- 「渚、結婚しよう」
- 「渚を俺にください」
- 「出会わなければよかった」
- 汐と本当の家族になれた朋也
- 「なあ、人はここにあった自然を犠牲にしてこの病院を建てた。次は何を犠牲にしようとするんだろうな」
- 古河 渚(ふるかわ なぎさ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「みんなでひとつの目標に向かってがんばる。それは楽しいことです」
- 「朋也くんそんなことで足を止めたらだめです。進めるなら進むべきなんです」
- 「それはだめです。それは逃げることです。こんなことで逃げちゃ駄目です。私を幸せにしてほしいです。この街で」
- 「汐というのはどうでしょうか?」
- 「町も人も、みんな家族です。だんご大家族です」
- 藤林 杏(ふじばやし きょう)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「もしさ、あんたのことが好きな子がいたら付き合う?」
- 一ノ瀬 ことみ(いちのせ ことみ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「一昨日は兎をみたの。昨日は鹿。今日はあなた」
- 坂上 智代(さかがみ ともよ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「なるほど、それも一つの答えだな。私の見つけた答えは家族だ。家族があれば、人は自分を制御できる」
- 伊吹 風子(いぶき ふうこ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「風子と友だちになってください」
- 「いつも楽しい場所に風子を引っ張って行ってくれて、 毎日がお祭りみたいでとても楽しかったです。 ありがとうございました。風子、楽しかったです」
- 「楽しいことは、これから始まりますよ」
- 芳野 祐介(よしの ゆうすけ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「大事な人がいるなら、多少の苦労は乗り越えていけるものだ」
- 祐介の人生
- 宮沢 有紀寧(みやざわ ゆきね)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お願いです。もう争うのは終わりにして下さい。兄もきっと、それを望んでいるはずです」
- 藤林 椋(ふじばやし りょう)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「占いは外れることもありますから、 悪い結果が出ても、本人や周りの人の努力しだいで、 未来は変えることも出来ると思います」
- 春原 陽平(すのはら ようへい)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「そんな奴の言うことを聞くな!そんな風に人の同情を誘うような奴は卑怯者だ!そんなハンデで贔屓されたいなんて考えが甘すぎるんだよ!」
- 妹を大切に思う春原
- 「あんたの悩みは贅沢なんだよ」
- 古河 秋生(ふるかわ あきお)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺たちは、お前が夢を叶えるのを夢みてんだよ」
- 「祈れば必ず願いが叶うなんてことはありえねえ。だが、ギリギリまで必死に考えて力を尽くせば、そう悪い結果にもならねえだろ」
- 古河 早苗(ふるかわ さなえ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「朋也さん、渚は私達の夢です。そして今日からは朋也さんも私達の夢です。2人の幸せが私達の夢なんです。だから、幸せになってくださいね」
- 「泣いていいのは、おトイレかパパの胸の中」
- 岡崎 直幸(おかざき なおゆき)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「そうか、いつの間にかやり終えていたのか」
- 岡崎 汐(おかざき うしお)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「早苗さんがいってた。泣いていいのは、おトイレとパパの胸の中だって」