猛剣(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

猛剣(たけつるぎ)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の第5作『バキ道』に登場する力士である。「博士」と呼ばれる程の多彩な技を持つベテラン力士で、関脇ながら技術と打たれ強さを買われて地下闘技場戦士VS大日本相撲協会力士のメンバーに選出された。腕試しとして地下闘技場戦士の総合格闘家である桑田巧美(くわた たくみ)の腕を破壊してあっさりと倒してみせた。地下闘技場のトップ選手の空手家である愚地独歩(おろち どっぽ)とは名勝負を繰り広げた末敗北した。

太古の時代に実在した伝説の力士の再来といわれる天才力士。石炭を握ることでダイヤモンド化させるほどの力を持っており、あらゆる競技の世界チャンピオンに身体能力だけで勝つことができる逸材である。

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嵐川(あらしかわ)

大日本相撲協会の理事長。金竜山の策略で野見宿禰が現役大関を倒した事をきっかけに、地下闘技場戦士VS大日本相撲協会の対決の実現を承諾する。大日本相撲協会力士の選抜は嵐川が行った。

桑田巧美(くわた たくみ)

大日本相撲協会力士選抜の力試しとして徳川光成が用意した総合格闘家。184cm88kgのライトヘビー級の選手である。マッハの蹴りと呼ばれる高速の打撃と世界一とも言われる組技を武器としている。猛剣と地下闘技場で対決し、腕を破壊されて敗れた。

猛剣の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ごっつぁん」

愚地独歩の足刀で耳を切り落とされても「ごっつぁん」と言い、怯む事無く戦い続ける猛剣

地下闘技場戦士VS大日本相撲協会選抜の二陣戦の猛剣VS愚地独歩にて、愚地独歩の激しい連撃を受け、足刀で耳を切り落とされと時に猛剣は表情を変えずに「ごっつぁん」と言って戦い続けた。猛剣の強い精神力がわかる名セリフであった。

相撲の競技性によって敗北する猛剣

力士の習性により過剰に転倒しないように耐えてしまう猛剣(左下)

猛剣VS愚地独歩の終盤、ダウンした独歩を猛剣が四股踏みで顔面を踏みつけようとした時、独歩が猛剣の足を払って転ばそうとする。その時、猛剣は力士の習性が出てしまい、コサックダンスのような動きでなんとか耐えようとする。その異様な光景を独歩は一瞬見入ってしまうが、結局隙だらけの猛剣の頭部を独歩が蹴って決着となった。予想外の形で決着がつく名シーンであった。

「きれなままじゃ帰れない」

猛剣は失神ノックアウトで敗れたものの愚地独歩にキャッチされてしまい、体に土が付いていないままであった。力士として敗北したものは汚れているべきと考えた猛剣は自ら体に土を付けて退場していった。

立ったまま頭部を蹴られて失神ノックアウトで敗北した猛剣だが、愚地独歩は咄嗟に抱きかかえてしまい猛剣の体には土が付いていない。意識を取り戻した猛剣は自ら転がって体に土を付けて「きれいなままじゃ帰れない」と言って退場していった。猛剣の力士のプライドが垣間見れる名シーンであった。

猛剣の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

相撲の番付「関脇」とは

猛剣の相撲界での番付は関脇である。関脇とは相撲の番付の中でも横綱、大関に続く3番目に高い位で、関脇の次は小結、前頭と続く。地下闘技場戦士VS大日本相撲協会力士では相撲の番付より純粋な戦闘能力が重視されていた事がわかる。

猛剣のモデルは旭國斗雄(あさひくに ますお)

現役時代の旭國斗雄(あさひくに ますお)

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