紅月カレン（コードギアス）とは【徹底解説・考察まとめ】

紅月カレンの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「弾けろブリタニア！！」

紅蓮に乗ったカレンがブリタニア兵が乗ってるサザーランドに対して必殺武器である「輻射波動」を食らわせるときに言ったセリフ。カレン自身、ブリタニアに虐げられた生活を送っており、かなり強い恨みを持っている。今までは負けてばかりであったが「黒の騎士団」に入ったことで対等に戦えることができるようになった。その強い思いが、この「弾けろブリタニア！！」に凝縮されている。

「しっかりしろ、ルルーシュ！今のあんたはゼロなのよ！私達に夢を見せた責任があるでしょ！だったら、最後の最後まで騙してよ！」

ルルーシュはナナリーが新総督に即位したことにより今までの自分が行ってきた行動が全て無駄だったと悟り自暴自棄に陥ってしまう。そんな中でカレンに会いリフレインを打とうとする。廃人のようになり、挙句の果てにはリフレインを使おうとするルルーシュ。そんな彼にカレン自身リフレインに対しては母親が使っていたということでトラウマもあり感情的になり声を荒げ「しっかりしろ、ルルーシュ！今のあんたはゼロなのよ！私達に夢を見せた責任があるでしょ！だったら、最後の最後まで騙してよ！」と伝えるシーン。作中でルルーシュが珍しく道の外れたことをする場面。ゼロ＝ルルーシュということを知っているカレンだからこそルルーシュにも響いたのだった。

「あなたは私が止める！ さようなら、ルルーシュ！！」

黒の騎士団のメンバーとしてゼロを敬愛し信じてついて行ったカレンは、正体不明のゼロに対して不信感を持つ仲間たちを説得して黒の騎士団として団結することに協力してきた。エースとして戦ってきたからこそ責任感は人一倍強いのだ。ゼロが裏切っていたとわかった時全ての行動が間違っていたと悟り、せめて自分にできることはルルーシュと止めることだと思ったカレンは戦いの最中「あなたは私が止める！ さようなら、ルルーシュ！！」と裏切られた悲しみとけじめをつけるという決意のこもった一言を発する。

紅月カレンの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

元々の名前はアキラ

元々はカレンではなく「アキラ」という名前だった。だかブリタニアの家族である父親が、正妻ではないものの自分の娘に日本人のような「アキラ」という名前をにつけさせることを許すわけがないと言うことでボツになったようだ。

C.C.との関係

C.C.とはルルーシュにギアスを与えた張本人で不老不死の魔女と呼ばれる存在。
黒の騎士団創設前よりルルーシュとは出会っており、結成時に素性のしれない女がいて、またゼロから特別扱いされていたので、もともと印象は悪かったようだ。だがゼロのことを敬愛するようになり、そのマイナス感情は大きくなっていき、最終的にルルーシュのことも好きであったカレンにとっては大きな恋のライバルであったに違いない。だがゼロが失踪してしまった潜伏期間ではC.C.と姉妹のふりをして逃亡生活を送っていたことも。
ただ二人ともに生活能力が皆無なため部屋は散らかり放題・カレンがカレーしか料理ができないこともあり3日連続でカレーを食べたりとかなり破天荒な生活を送っていたのであった。ちなみにC.C.の方もカレンのことを恋のライバルとして意識をしていたらしく、映画『復活のルルーシュ』のラストにC.C.とともに歩むことを決めたルルーシュにC.C.は「ナナリーといたらいいじゃないか？かぐやといたら？」などと「ほかの女性と一緒にいたらどうだ？お前の世話はしないぞ」と思ってもいない突き放すようなセリフを言うシーンがある。ここでなぜかカレンの名前は口にしないのだがそれについて同映画に出演されていた声優の島崎信長は「言わないんじゃなくて、言えないんだよ。C.C.の中で一番リアルだから！」とC.C.もカレンを意識しているんじゃないかと発言。確かにルルーシュの女性関係でカレンの名前を言わないのは明らかに不自然である。そのようなことからも二人は自他ともに意識するライバルでもあり本当の姉妹みたいな関係だったことがわかる。

物語後のルルーシュへの想い

映画『復活のルルーシュ』では戦いが終わり、復活したルルーシュがC.C.についていったことにより物語は閉幕した。その後、残されたメンバーは映画の舞台でもあるジルクスタン王国の伝統的な公衆浴場「ハマム」に行き、そこでの一幕が描写されている。そこではガールズトークが繰り広げられておりカレンはルルーシュへの恋は「しばらくは引きずってしまいそう」と珍しく弱気な発言をしている。ルルーシュへの想いは裏切られたりを繰り返しているので、ただの恋愛感情というものではない。だが作中でははっきりしていて男勝りな部分が多いカレンでも、恋愛という面では年相応の女の子らしい弱さも持っているようだ。