藤原さくら(Fujiwara Sakura)とは【徹底解説まとめ】

藤原さくらとは、福岡県出身のシンガーソングライター。2015年春期の月9「ラブソング」で主演の福山正治のヒロインをオーディションで勝ち取り、一躍知名度を全国区にした。更に、そのキュートなルックスと類稀なるハスキーボイスが魅力となりファンが急増。また、古今東西の様々な音楽を吸収した独自の音楽性は、音楽業界からも注目されており、マンネリ化するJ‐POPに新風を巻き起こしている。

藤原さくらの概要

1995年12月30日生まれの福岡県出身のシンガーソングライター。20015年3月18日SPEEDSTAR RECORDSより1stミニアルバム「à la carte(アラカルト)」でメジャーデビューすると、翌年2016年春期のフジテレビ系月9ドラマ「ラブソング」で主演の福山正治のヒロインを見事オーディションで勝ち取り、一躍知名度を全国区した。それを皮切りに、「FUJI ROCK FESTIVAL'16」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 」などの大型フェスにも出演するようになりミュージシャンとして様々なステージをこなした。また、整った顔立ちと屈託のないキャラクターに魅了される人も増え、写真家 三浦憲治の撮影による1stアーティストブック「SCENE」が発売されたり「Yahoo!検索大賞2016」ミュージシャン部門を受賞したりと、アイドル的な人気にも火が付く。

翌年2017年にはポンキッキーズの歌のお姉さんに選ばれ約一年間土曜の朝の顔として活動。3月には「ビクターロック祭り 番外編 IchigoIchie Join 6」に、公私ともに仲がいい家入レオと大原櫻子と一緒に出演。この時3人で歌ったオリジナル・コラボ曲「恋のはじまり」は話題となりを9月に配信リリースされる。そして5月には、藤原さくらの特徴である洋楽的なエッセンスと、彼女らしい柔らかなポップさがブレンドされた2ndアルバム「play」が発売され、オリコンランキング最高の5位を獲得。このアルバムをひっさげた全国ツアーはを全国10都市11公演で開催され大成功に終わる。

そして、2018年からは劇場版アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道」の主題歌「The Moon」と、アニメ「若おかみは小学生!」のTV版および劇場版の主題歌として「NEW DAY」と「また明日」の人気アニメの主題歌を手掛け話題になり、椎名林檎デビュー20周年記念作品のトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』では錚々たる面々の中で「茜さす帰路照らされど…」を大胆にカバーした。

その後は、6月にOvallのmabanuaプロデュースによる2ndEP『green』をリリースすると、翌月には、念願であった日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ「藤原さくら 野外音楽会 2018」を開催。さらに、7月20、21には韓国で開催されたライブイベント「ひと夏のファンタジア」と「A★JAM vol.1」に出演、22日には台湾でワンマンライブ「Sakura Fujiwara Show in Taiwan」を成功させるなどアジア進出の足掛かりとなる活動を行う。9月には「green」と二部作となる「red」を発売。この2作と過去の曲を含めたライブツアー「Sakura Fujiwara tour 2018 yellow」を全国9都市で、そして並行して行われた弾き語りライブツアー「ひとりぼっちでもさみしくnight」が宮城・山形・香川・熊本の4カ所で開催されるなど、今や日本とアジアを股にかける実力派シンガーソングライターとして国内外から注目を浴びている。

藤原さくらのプロフィール

生年月日:1995年12月30日
出身地:福岡県福岡市南区西長住出身
身長:158~160cm
ギターを始めたきっかけ:10歳のころに父がバンドで使っていたギターを譲り受けたから。
通っていた音楽スクール:VOAT 福岡校
初めに影響を受けた歌手:YUI、ビートルズ、トッド・ラングレン、XTCなど
所属事務所:アミューズ
レーベル:SPEEDSTAR RECORDS
好きな動物:牛。
好きなスポーツ選手:内村航平

邦楽では特にYUIの影響が色濃い。しかし、洋楽になると父親の指導の下ビートルズをたくさんコピーし、家ではトッド・ラングレン、XTC、クリーム、The Whoなどのオールドロックや、ジャンゴ・ライハルトなどのジプシージャズ。またフラメンコにも興味があり、フラメンコギターを練習していたこともある。更に、モータウンにも造詣が深い。
好きな歌手:ワールドワイドに幅広く音楽を聴くため全てを上げるとキリが無いが、一番の憧れであり、神と崇めるのは「ポール・マッカートニー」。また、ポールの曲で一番好きな曲は「RAM」。

好きなものを列挙すると日が暮れそうなほど様々なものが好きな藤原さくらだが、基本的には音楽、牛、筋肉が大好きである。
まず、音楽は上に並べた通り、幅広いジャンルを網羅しておりその領域は現在も拡大中である。ラジオで選曲する曲も「リスナーにも色々な音楽を聴いてほしい」との思いから、J-POPに留まらず藤原さくらが好きになった知名度の低い海外アーティストの楽曲を積極的に流している。

また牛に関しては、実家の近くに牧場があり、幼少期から触れ合っていたので自ずと好きになった。2015年8月にはプライベートで北海道十勝の牧場で、約一週間住み込みの酪農を体験しに行ったほど。本人曰く「見るのも、食べるのも好き」という筋金入りの牛好きで、長年続けているラジオの名前も、牛の鳴き声とモータウンを合わせた「モーモータウンレディオ」という名前だ。更に、ファンクラブの名前も「Meating」、そしてグッズに出てくる藤原さくら作のキャラクターも頭が牛で、体がマッチョな人間のというシュールなキャラクター「牛マッチョ」だったりと、とにかく牛に対する愛が止まらない。

そして筋肉に関しては先ほども出てきた通り、筋骨隆々のいわゆる「マッチョ」が好きで、自分の部屋にマッチョのポスターを貼ったり、都内の「筋肉カフェ」に通ったりと筋肉の目の保養にも熱心だ。中でもとりわけ好きなのが、金メダリスト内村航平で、特に筋肉のバランスと顔が好きだと語っている。内村航平がサイン会を開いたときには事務所の力も借りずに、貴重な休みを使ってサイン会の整理券を取りに行った逸話がある。そして最近では、自らの筋肉も気になるようになり、ジムに通ったり、プロテインを飲んだりしている。

藤原さくらの活動経歴

2015年
1月、日本テレビ系ドラマ『学校のカイダン』の挿入歌として「Just one girl」が起用される。
3月18日、SPEEDSTAR RECORDSより1stミニアルバム『à la carte』でメジャーデビューを果たす。
5月16日、ONE OK ROCKのツアー「ONE OK ROCK 2015 "35xxxv" JAPAN TOUR」の宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ公演にサポートゲストとして出演する。
6月21日・26日、ワンマンLIVE「bon appétit」を福岡と東京で開催する。
7月19日、静岡・つま恋にて野外イベント「Amuse Fes 2015 BBQ in つま恋 ~僕らのビートを喰らえコラ!~」に出演する。コラボコーナーでは、Perfumeのあ〜ちゃんとRihwaと藤原の3人でプッチモニの「ちょこっとLOVE」をパフォーマンスした。
10月13日、NHK-FM「ライブビート」公開収録を行う。
12月、アイドルグループさくら学院のデビュー5周年を記念したボイス付きフォトブック『ever after』の朗読を担当する。

2016年
1月9日、Billboard LIVE TOKYOにてスペシャルワンマンライブ「morning bell」を開催する。ビルボードライブ東京の史上最年少でメインアクトを務めた。
2月17日、メジャー1stフルアルバム『good morning』をリリースする。
4月、bayfmにてレギュラーラジオ番組「モーモータウンレディオ」のパーソナリティに就任する。
4月、テレビドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)で佐野さくら役として女優デビューを果たす。劇中では事務所の先輩である福山雅治の相手役に起用され、「Soup」が主題歌として採用される。
6月5日、ドラマ「ラヴソング」スペシャルイベントに参加する。ドラマに出演した藤原、新山詩織、Leolaの3人で生セッションを行った。
6月8日、1stシングル『Soup』をリリースする。
6月17日、テレビ「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に初出演する。
6月25日・7月1日、『ワンマンツアー2016「good morning」〜first verse〜』を東京と福岡で開催する。
7月、オリコンが主催する第4回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」において、『ラヴソング』での演技が評価され、新人賞を受賞する。
7月23日、「FUJI ROCK FESTIVAL'16」に初出演する。
8月6日、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」に初出演する。
8月7日、京都・祇園にある八坂神社にて「夕涼みコンサート in 八坂神社」を実施する(この時、初めてボディーガードが付いた)。
9月10日〜11月27日、『ワンマンツアー2016「good morning」~second verse~』(全国8都市14公演)を開催する。
10月、MTV JAPANが主催する音楽アワード「MTV Video Music Awards Japan 2016」で、特別賞「Best Teen Choice Artist」を受賞する。
10月、FM802「MUSIC FREAKS」のDJに就任する。2017年10月までの一年間、SuchmosのボーカルYONCEと藤原が隔週交替でDJを担当する。
10月29日、「浜崎貴司 集まれ! オールクマモト GACHI スペシャル in 熊本城 」に出演する。このライブは熊本地震からの復興イベントとして開催された。出演者は藤原の他に、浜崎貴司、斉藤和義、吉井和哉、トータス松本。ゲストとして今野多久郎、熊本市長の大西一史が特別参加した。
11月3日、ラジオ番組「モーモータウンレディオ」にて、シンガーソングライターのヤエル・ナイムとプロデューサーのダヴィッド・ドナスィアンをゲストに迎える。藤原はヤエル・ナイムの熱烈なファンであることを公言しており、「絶対に全人類が観るべき聴くべきアーティスト」と絶賛している。
11月27日、アーティストフォトブック『SCENE』を発売する。撮影は写真家の三浦憲治が担当した。
11月30日、冨田ラボの5thアルバム『SUPERFINE』に収録された「Bite My Nails feat. 藤原さくら」にゲストシンガーとして参加する。
12月1日、東京・日本武道館にて開催されたエイズ啓発イベント「Act Against AIDS 2016」に出演する。ポルノグラフィティとBEGINの島袋優とのコラボでは、ビートルズの「Lady Madonna」とポルノの「ハネウマライダー」をセッションした。
12月7日、「Yahoo!検索大賞2016」ミュージシャン部門を受賞する。

2017年
2月3日・18日、「藤原さくら Special Live 2017」を大阪と東京で開催する。
3月12日、「ビクターロック祭り 番外編 IchigoIchie Join 6」に出演。家入レオと大原櫻子と藤原のスリーマンライブだった。
3月29日、2ndシングル『Someday/春の歌』をリリースする。
4月1日、藤原さくらオフィシャルファンクラブ「Meating」を発足する。
4月2日、子供向けバラエティ番組「ポンキッキーズ」の新MCに落語家の春風亭昇々と共に就任する。
5月10日、2ndアルバム『PLAY』をリリースする。
5月27日~7月22日、『ワンマンツアー2017「PLAY」』を全国10都市11公演で開催。初めての全国ホールツアーだった。
6月4日、「Amuse Fes in MAKUHARI 2017 – rediscover - 」に出演する。Perfumeの「マカロニ」をカバーした。
7月12日、プライベートでも親交のある女優・歌手の上白石萌音の「きみに」の作曲を担当する。自身初の他ミュージシャンへの楽曲提供となった。
9月27日、家入レオ・大原櫻子・藤原さくらによるコラボ曲「恋のはじまり」を配信リリースする。
10月21日、俳優斎藤工のラジオ番組「TAKUMIZM」で10周年記念企画として制作されたラジオドラマ「春の声・春の歌」に出演する。
10月25日、NHKのプロジェクト「アニ×パラ あなたのヒーローは誰ですか」の第2弾企画「パラ陸上競技」編のテーマ曲に、新曲「Just the way we are」を書き下ろし提供する。
12月11日〜15日、オフィシャルファンクラブ「Meating」の会員限定ツアー「Meet and Meat Tour 2017」を大阪・福岡・東京で開催する。初めてのファンクラブツアーだった。

2018年
2月7日、配信限定楽曲「The Moon」をリリースする。劇場版アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道」の主題歌として書き下ろした曲である。
5月23日、椎名林檎デビュー20周年記念作品のトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』に参加し、「茜さす帰路照らされど…」(プロデュースは冨田ラボ)をカバーした。
6月13日、2ndEP『green』をリリースする。全曲自身による作詞作曲。トータルサウンドプロデュースをOvallのmabanuaが担当した。
7月8日、アニメ『若おかみは小学生!』のTV版および劇場版の主題歌として「NEW DAY」と「また明日」を書き下ろす。
7月15日、日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ「藤原さくら 野外音楽会 2018」を開催する。
7月20日・21日、韓国で開催されたライブイベント「ひと夏のファンタジア」と「A★JAM vol.1」に出演する。海外でのライブは2014年のシンガポールでのライブ以来となる。
7月22日、台湾でワンマンライブ「Sakura Fujiwara Show in Taiwan」を開催する。初めての海外での単独ライブだった。
9月19日、3rdEP『red』をリリースする。『red』は2ndEP『green』と合わせた二部作。サウンドプロデュースは前作と同じくmabanuaが担当した。
9月29日〜11月10日、ワンマンライブツアー「Sakura Fujiwara tour 2018 yellow」を全国9都市で開催する。
10月24日〜11月9日、弾き語りライブ「ひとりぼっちでもさみしくnight」を宮城・山形・香川・熊本の4カ所で開催する。「Sakura Fujiwara tour 2018 yellow」と並行して行われた。

2019年
1月16日、キャリア初のライブ映像作品「『野外音楽会2018』Live at 日比谷野外大音楽堂 20180715」と、2nd EP『green』・3rd EP『red』のアナログ盤を同時リリースする。
2019年3月〜20年4月にかけて全国5都市で上演される、劇団☆新感線の舞台「いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』」に出演する。主演は生田斗真で、藤原は初の舞台出演になる。

藤原さくらのディスコグラフィー

full bloom(フルブルーム)

メジャーデビュー前に作られたインディーズアルバムだが、迷いながらも前に進む等身大の女性シンガーソングライターの気持ちが前面に出ていて、音楽的なクオリティも高い。元々はライブ会場で売っていて現在プレミアとなったミニアルバム「full bloom」「full bloomⅡ」「full bloomⅢ」を1つに集約したもの。また、そのミニアルバムにはこのアルバムに入っていない幻の曲も含まれていてファン垂涎の作品となっている。

1. passing time
デビュー前からすでに完成していてライブでも歌ってきた作品。彼女の特徴の一つである低いハスキーボイスで等身大18歳の迷いが歌われていて1フレーズ目から聞くものの胸をしっかりと掴んで来る。

2. Ellie
こちらはデビュー前にできた未完成の作品にAメロ、Bメロを加えて完成させた楽曲。藤原さくらのアーティストしての真骨頂である全編英詞の楽曲は、デビュー前からすでに洗練されている。歌詞は「大人の男性に恋する少女」がテーマとなっている。

3. 綺麗な夜
Aメロからハスキーボイスを前面に押し出し、暗いイメージの曲に感じられるが、将来への意気込みが感じられる力強い楽曲。特にサウンドを複雑にしないので歌詞の力強さをより感じられる。

4. 嘘つき
タイトル通り「嘘つき」がテーマの曲。藤原さくらが自分自身に嘘をついていることがあって、そのことにショックを受けて作った。衝動的に書いた歌詞なので逆に勢いがある内容になったという。

5. 流れ
シンガーソングライターとして周りの環境が大きく変わって行く中で、自分で決めたことだが周りに流されているような感覚になったときがあり、追い詰められた気持ちのまま書いた。自分を励ますような歌詞が印象的だ。

6. お月さま
月がとても綺麗だった時に作ったポエムを引用して作った曲。自分のことを受け入れてくれない人もいるが、逆に自分を応援してくれる人のことをもっと大事にしようという気持ちが込められている。

7. Station
両親や大切な人も元には結局帰って来てしまうことを「駅」に例えたアップテンポな曲。この曲ではギターソロにも挑戦している。サビは英詩が耳に残る。

8. 良いよ
周りが受験勉強をしている時に、自分は曲作りを頑張っていたが、他の人と違う道を歩むことへの不安が募っていったので、自分に言い聞かせるような気持ちで書いた曲。

9. ラタムニカ
タイトルは藤原さくら自身が「憎悪」意味する言葉として作った造語。親のことが嫌いな友達の話を聞いたとき、嫌いという気持ちの裏には本当は愛を求めているのではないかという考えが浮かんで作った曲。ファンの間でも根強い人気がある。

10. 愛の街
藤原さくらが自分の気持ちを素直に言えなかったり、照れるとわざと強気になったりと、あまのじゃくな性格をしているので、その気持ちを伝えたくて曲にした。ツンデレ的な女の子の気持ちが良くわかる可愛らしい曲。

11. Lucky boy
上から目線で傲慢な女の子が、弱弱しい男の子に思いを寄せている曲。サビの「わたしに会えた lucky lucky boy」の所は藤原さくらもお気に入りのフレーズだと語っている。

12. Goodbye
ラストは、福岡から上京しするときに書いた曲。一曲目の「passing time」から3年たって書いた曲で、時がたつことえの恐怖から前を向いて頑張っていこうという気持ちに変わったことで藤原さくらのアーティストとしての成長を感じられるアルバムになっている。

à la carte(アラカルト)

メジャーデビューミニアルバム「」は、メジャーになっても自分の路線を変えずに行こうとする、彼女の決意が伝わってくる1枚となっている。3曲目の「My Hearthrob」以外はメジャーデビュー以降に作った曲だと語っているが、その方向性を大きく変えたようには感じられない。むしろ、SPECIAL OTHERSのYAGI&RYOTA、弦楽奏者の高田連などの手練れミュージシャンたちによって、前作のインディーズアルバムより更に楽曲全体がブラッシュアップされている。

1. Walking on the clouds
シンプルな楽曲構成と、藤原さくらのやわらかなハスキーボイスが絶妙にマッチした、アルバムのイントロダクション楽曲。印象的なピアノイントロを弾いているのは、東京事変のメンバーだったH ZETT M。

2. Cigarette butts
前曲の明るい曲調から一転、マイナーキーのギターがジャカジャカと流れでて、アルバムの展開に面白みを与えてくれる1曲。これも全編英語詩で、洋画に出てくるような大人の失恋を描いた歌詞が印象的だ。

3. My Heartthrob
このアルバムでは唯一、上京前に書いた作品。好きな人が近くにいる時の温かい感じや、意識して自然に振る舞おうとする愛らしさが伝わってくる歌詞が印象的である。上京して大人になった今では書けないと語っている。弦楽奏者の高田連プロデュースで、この曲ではバンジョー、マンドリン、エレキギターも演奏している。

4. Just one girl (Original Ver.)
控えめでありながらも、壮大な広がりを魅せるバラードの曲。プロデュースはCurly Giraffe。神木隆之介&広瀬すず出演の日本テレビ系ドラマ「学校のカイダン」の挿入歌として書き下ろされた今作は、多感な時期であり複雑な思いが駆け巡る高校という社会をイメージして書いたものとなっている。

5. We are You are
アップテンポでアルバムで一番盛り上がる曲となっている。「後悔はあるだろうが今この人生を楽しもう」という意味の歌詞がお曲のリズムに花を添える。プロデュースはSPECIAL OTHERSのYAGIT&RYOTAで、藤原ののびやかな歌声を存分に引き出している1曲だ。

6. ありがとうが言える
藤原さくらの地元・福岡のライブで歌った時は、藤原の母が泣いたという感動ソング。藤原自身も作っている最中は泣いたというこの曲は、聞く人にも大切な人を思い起こさせる。藤原さくらは自分の家族に向けて歌っているが、感謝を想う相手は聞いている人それぞれで、誰でも良いと語っている。
プロデュースは高田連氏で、いつものバンド構成に加え、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロの生の弦楽器が入ったことで、曲全体から温もりのあるメロディが聞こえてくる。

good morning

01. Oh Boy!
02. 「かわいい」
03. I wanna go out
04. maybe maybe
05. How do I look?
06. 1995
07. BABY
08. good morning
09. Give me a break
10. これから
11. You and I

藤原さくらのメジャーデビューアルバム。
藤原さくらが作った曲がOvallやCurly Giraffeによりアレンジされ、ブルースやカントリーのテイストが加えられている。藤原さくらの「新しい自分を思い切り出したい」という想いが込められている。

PLAY

01. My Way
02. Someday
03. 春の歌
04. play with me
05. 赤
06. 好きよ 好きよ 好きよ
07. sakura
08. Necklace
09. Soup
10. play sick
11. SPECIAL DAY
12. はんぶんこ

スピッツの『春の歌』のカヴァーや、福山雅治が楽曲提供した『Soup』が収録されている。『Soup』はフジテレビの月9ドラマである『ラヴソング』の主題歌に起用された。『Someday』は『ポンキッキーズ』のエンディング・テーマとなっている。
タイトルの『PLAY』には『演じる、奏でる、遊ぶ、楽しむ』という意味が込められている。

green

01. Dance
02. Time Flies
03. Sunny Day
04. グルグル
05. bye bye
06. The Moon

自作の『red』との二部作として作られた作品で、2枚で1つの作品になっている。
『The Moon』は劇場版アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道』の主題歌に起用されている。
これまで藤原さくらの作品は一曲ごとにプロデューサーが違っていたが、今作はOvallのメンバーであるmabanuaが全曲サウンドプロデュースしている。ヒップホップやソウルなどのブラックミュージックの要素が取り入れられている。

red

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