紅月カレン（コードギアス）とは【徹底解説・考察まとめ】

紅月カレンの概要

紅月カレン（こうづきカレン）とは、『コードギアスシリーズ』に登場する人物で、主人公であるルルーシュが「ゼロ」としてリーダーを務めている「黒の騎士団」に所属している。ブリタニアの貴族と日本人の母の間に生まれるが、心は日本人である。また愛する家族を奪ったブリタニアに強い恨みを持っており、ブリタニアに反乱する「黒の騎士団」に入団した。もともとは「扇グループ」というレジスタンスの一員であった。ブリタニア軍が秘密に行っていた作戦が明るみに出ることを恐れシンジュクゲットーを壊滅させようと行った「シンジュク事変」の作戦中に「謎の男」としてルルーシュに助けられ、その能力を認められる。一方でルルーシュもゼロを誘き寄せるために無差別虐殺が行われたサイタマゲットーの戦いに罠だとわかりつつも参戦。だがクロヴィスが亡くなった後に第二代第総督として即位した「ブリタニアの魔女」ことコーネリア率いるブリタニア軍に完敗を喫してしまう。そこからただのテロリストと統率力を持つ組織の違いを痛感。軍隊を欲していたことで利害が一致する。「扇グループ」のメンバーはそのまま「黒の騎士団」に加入することになった。そこから圧倒的な頭脳を持つ「ゼロ」が指揮を執り、軍事力を手にいれるとブリタニアに占領されていた日本で次々と反乱を起こす首謀者の一員になっていく。

紅月カレンのプロフィール・人物像

名前：紅月 カレン（カレン・シュタットフェルト）

誕生日：3月29日 牡羊座

年齢：17歳

身長：160cm
体重：不明

血液型：B型

声優：小清水亜美

活発で直情的な性格で物事に対して自分の考えをはっきり持っていて正義を貫く強さも併せ持っている。歳のわりに落ち着いてかなり大人びた雰囲気を持っているが意外と脆いところも多く、兄のナオトやゼロに対する執着はかなり強くメンタルにボロがきている場面も多々見受けられる。自分の信念に対して懐疑的になってしまう時もあり、そういう時はゼロに相談するという素直な一面もあるのだが、人に対しての関わり方は幼稚な部分も多く、好き嫌いが激しいため嫌いな人物にはかなり目に見える形で対応を変えてしまうこともある。アッシュフォード学園では、髪をストレートにして病弱な女の子を装うことでレジスタンス活動で学校を休む理由にしている。ちなみにストレートにしているのは毎朝アイロンでセットしているようで、本来は「黒の騎士団」にいる時の外ハネの髪型のようだ。本人としてはかなりの演技を強いられているので後悔する場面も多く、二重生活に煩わしさを感じることも多い。そのせいか学校には行かないと言う場面も多いが「扇グループ」リーダーである「扇要」の説得により学校生活を続けている。黒の騎士団での立ち位置はゼロの親衛隊で、尊敬し敬愛するゼロの近くに入れて嬉しいようで選ばれた時はかなり誇らしい表情であった。肝心の能力に関してはトップクラス。ただライバル的な立ち位置に身体能力お化けの「枢木スザク」がいるためかあまり目立たないが、作中ではそのスザクとも互角に渡り合うシーンも見られるので、驚異的な身体能力と天才的なパイロットセンスを併せ持つことがわかる。

紅月カレンのナイトメアフレーム（KMF）

グラスゴー（専用機）

シンジュク事変時に搭乗。右腕が欠損するが目立つと言う理由で他のパイロットが新型のサザーランドに乗る中、そのまま戦闘し続けるように指示を受ける。

紅蓮弐式（ぐれんにしき）

中華連邦・インド軍区出身の女性技術者 ラクシャータを主任として、開発された黒の騎士団のエース機。高周波を短いサイクルで直接対象に照射し破壊する兵器「輻射波動機構」を搭載している。被弾した対象は内側から膨らんでいき、爆発する。このような武器を用いて戦場を駆け回る。

紅蓮可翔式（ぐれんかしょうしき）

前述した紅蓮弐式をベースとして、ラクシャータによって開発された強化型。
「飛翔滑走翼」によって単独での空中飛行が可能になり機動力が上がり「徹甲砲撃右腕部」を追加で装備。従来のものは至近距離でしか効果のなかった輻射波動機構を強化しており遠距離の相手にも照射することが可能になっている。

紅蓮聖天八極式（ぐれんせいてんはっきょくしき）

前述した紅蓮可翔式を神聖ブリタニア帝国軍に所属している技術者のロイドとセシルにより魔改造された機体。「飛翔滑走翼」に代わって「エナジーウイング」が装備されており、空中での自由度に磨きがかかっている。唯一挙げられる欠点は乗る人がいないと言うことで、それ以外は非の打ち所がない機体である。今作では最強クラスのランスロットアルビロンを上回る機体性能になっている。これのおかげもあってカレンはスザクを相打ちによる無力化に成功する。

紅月カレンの来歴・活躍

『コードギアス 反逆のルルーシュ』

「謎の男」と「ルルーシュ」との出会い

扇の助言で「アッシュフォード学園」に通っていたカレンだが、病弱という設定にしておりほとんど学校には行っていなかった様子。そこでは日本人の血を引くことも隠していたため、そんな学校生活はカレンにとってかなり窮屈で何度も学校にはいく必要はないと相談している。そんな中でレジスタンス活動をしていたが圧倒的な軍事力の違いにより「扇グループ」は敗北を重ねていた。
だが「シンジュクゲットー」で戦闘時に突如通信に侵入してきた「謎の男」により戦況は劇的に一変する。最初かなり疑いつつも状況が状況なだけに従うしかないメンバーであったが、徐々に実力がわかってくると信頼して動くようになる。一方で驚異的な戦略の前になす術もなく崩れていくブリタニア軍は特派の新型兵器「ランスロット」の登場でなんとか体制を持ち直す。レジスタンスのメンバーは「謎の男」からの通信が途絶えたことで追い詰められるが、総督であるクロヴィスの謎の停戦命令によりことなきを得るのであった。「扇グループ」はボロボロの状態だったものが「謎の男」の登場により大躍進を遂げ一時戦況が落ち着いたこともあり扇に諭され、カレンは一時的に学校に復帰することになる。学校に復帰するとルルーシュに出会う。そこでカレンの存在に気づいたルルーシュは、命令したこと絶対に従わせる能力・通称ギアスを使い、カレン・シュタットフェルト＝扇グループの女だということに気づくのであった。一方でカレンも「ギアスは同じ人間には一度しか使えない」という制約に気づいていなかったルルーシュのミスにより、同じクラスそしてひょんなことから入ることになった生徒会の一員としても近くにいるルルーシュに「謎の男」ではないかと疑いの目を向けるが、ルルーシュはやり過ごしていく。こうしてカレンは知らぬ間に、後の「ゼロ」としても「ルルーシュ」としても出会ったのだった。

「黒の騎士団」の結成