コードギアス 復活のルルーシュ（劇場アニメ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コードギアス 復活のルルーシュ』の概要

『コードギアス 復活のルルーシュ』とは2019年に公開された、サンライズ制作の日本のSFロボットアニメの劇場版である。

『コードギアス』シリーズは2006年から放送されたテレビアニメで、第1期となる『コードギアス 反逆のルルーシュ』が2006年10月に、第2期となる『コードギアス 反逆のルルーシュR2』が2007年9月より放送された。『コードギアス 反逆のルルーシュR2』最終回をもってひとまずの区切りを迎えていた。
その後、第1期の放送から10年が過ぎた2016年11月にNext Project として続編『コードギアス 復活のルルーシュ』企画の始動が発表された。それに先立ち『コードギアス』テレビアニメシリーズの第1期・第2期が全編新規アフレコ、新たなシーンが追加された形で劇場版3部作として再構成されることも発表された。

劇場版3部作は、2017年10月21日から1作目『コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道（こうどう）』が、2018年2月10日から2作目『コードギアス 反逆のルルーシュ II 叛道（はんどう）』が、2018年5月26日から3作目『コードギアス 反逆のルルーシュ III 皇道（おうどう）』が公開された。それに続く形で、2019年2月9日より『コードギアス 復活のルルーシュ』が全国約120館で公開され、日本での興行収入は10.6億円、観客動員数は58.0万人を記録した。劇場版3部作はテレビアニメ版といくつか異なる点がある。本作『コードギアス 復活のルルーシュ』はテレビアニメ版ではなく、劇場版3部作の続編にあたる。
監督は劇場版三部作、『復活のルルーシュ』共に谷口悟朗が務めた。主演のルルーシュ役の声優・福山潤をはじめ、声優陣も続投している。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、自国から捨てられ日本だった地域「エリア11」で名前を変えて過ごす皇子・主人公ルルーシュが、謎の少女C.C.（シーツー）から授かった絶対遵守の力「ギアス」を駆使し、父親が治める超大国・神聖ブリタニア帝国に対して戦いを挑む物語だ。ルルーシュ以外にもギアスの力を持つ人物が登場し、更にギアスは所有者によってまったく異なる能力がある。記憶を改竄するギアス、自分以外の人間の時間を止めるギアス、人の心を読むギアスなどその能力は様々だ。
ルルーシュは暗殺されてしまった愛する母親の仇をとり、大切な妹のナナリーが安心して暮らせる場所を作るために戦う。仮面をつけ「ゼロ」と名乗ったルルーシュはレジスタンス組織「黒の騎士団」を結成し、ブリタニアに占領された日本の解放を目指すが難航する。様々な局面を乗り越え、ルルーシュはある計画のためにブリタニアの皇帝に即位し独裁者となった。その計画「ゼロレクイエム」は、世界の全ての憎しみを集める象徴となった悪逆皇帝ルルーシュが「ゼロ」の姿をした親友・スザクに倒されるというものだった。ゼロレクイエムは実行され、皇帝ルルーシュはゼロの手により民衆の目の前で倒れた。こうして日本を含め世界は"平和なひと時"を手に入れた。

続編となる本作『コードギアス 復活のルルーシュ』では、「ゼロレクイエム」から1年後の世界で人々は平和な日々を謳歌していた。しかし、平和は突如として終わりを告げる。難民キャンプ慰問に来ていたナナリーとゼロの姿をしたスザクが、謎の集団の奇襲に遭い連れ去られてしまう。ナナリーとゼロの捜索のために密命を受けて戦士の国・ジルクスタン王国に潜入した「黒の騎士団」のカレンらは、そこでC.Cと幼い子供のように脅えるルルーシュに再会した。ゼロレクイエムの後、C.Cはルルーシュの肉体を復活させることに成功していたが、心を取り戻すことができずにいたのだった。
ルルーシュの復活と新たな脅威ジルクスタン王国との戦い、前作キャラクターたちの「ゼロレクイエム」後の生き方が描かれる。

今作は、テレビアニメの放送から年月を経てもファンが多い作品の新たなエピソードである。テレビアニメ版で美しくも悲しい最期を迎えたルルーシュだったが、今作では復活を果たし新たなギアスとの戦いを見せてくれた。ルルーシュらしい頭脳戦も見ものだ。妹への愛が強すぎて妹離れできていない部分があったルルーシュだが、復活した彼はまた妹を救うために戦いの場へ戻っている。ルルーシュのそんな基本スタイルが変わらないところも魅力といえる。ルルーシュをはじめとする、魅力的なキャラクター達のそれぞれの想いや生き方が垣間見える作品である。

『コードギアス 復活のルルーシュ』のあらすじ・ストーリー

平和の崩壊

全ての憎しみを集めた皇帝ルルーシュが、ゼロの姿をしたルルーシュの親友スザクによって倒された「ゼロレクイエム」から1年、世界に平和な日々が続いていた。しかし、その平和は突然終わりを告げる。
ルルーシュの妹・ナナリーはゼロ（自分の名を捨てゼロとして生きるスザク）と共に、難民キャンプの視察に訪れていた。そこで突然ナナリーとゼロは正体不明の武装勢力に襲われ、連れ攫われてしまった。ナナリーの腹違いの兄で超合衆国を率いるシュナイゼルは、戦士の国・ジルクスタン王国が怪しいと睨むが容易に手は出せない。そこでシュナイゼルはナナリーとゼロの調査を、黒の騎士団エースパイロットのカレン、ナイトメアフレームの研究者で高い技術力を持つロイド、SPとして高い戦闘力を持つ咲世子（さよこ）の3名に依頼した。

一方、ルルーシュに「ギアス」という力を与えた少女C.C.は、ゼロレクイエムで死んだはずのルルーシュと旅をしていた。先の戦いの中で父親からコードを継承していたルルーシュは、コード継承者が持つ不老不死の能力により、無事に蘇生することができたのだ。しかしそのルルーシュは肉体だけが復活した状態で、ルルーシュの魂までは取り戻せていない。幼い子供のようなルルーシュを介抱しながら、C.C.は旅を続けていた。

ジルクスタンの国境周辺でC.C.とルルーシュは、ジルクスタンからの刺客と戦うカレン、ロイド、咲世子と再会する。ルルーシュが生存していることに驚くカレンらにC.C.は、ルルーシュの魂を取り戻す為に集合無意識が存在する場所である「Cの世界」に入る必要があること、ジルクスタン王国の監獄・嘆きの大監獄に「Cの世界」に入るシステムがあるしれないことを話した。
C.Cとカレンらは共に嘆きの大監獄に向かうことを決意する。

ルルーシュの完全復活

ジルクスタン王国を治める国王で軍事を統括するシェリオは、嘆きの大監獄でスザクを拷問にかけていた。世界最強の戦士になりたいシェリオはスザクの強さの秘密を得ようとしていたが、一旦諦め立ち去って行った。一方C.C.やカレンたちは囚人のふりをして大監獄への潜入に成功し、「Cの世界」に入るため大監獄の最下層へと突き進んでゆく。

無事「Cの世界」に入ることができたC.C.とルルーシュだったが、「Cの世界」の中にうずまく人々の意識に邪魔されてC.C.はルルーシュを見失ってしまった。一人現実世界に戻ってきたC.C.を待っていたのは、ジルクスタンの兵士によって囚われたロイドと咲世子だった。カレンはジルクスタンの兵士とナイトメアフレームでの戦闘になっていた。C.C.も兵士に撃たれ諦めかけた時、魂を取り戻したルルーシュが復活した。絶対遵守のギアスで敵の兵士を抹殺したルルーシュは、C.C.に手を差し伸べ「ただいま」と微笑んだ。

ルルーシュ達は大監獄に囚われていたスザクを救い出した。治療を施され眠るスザクの傍で、ルルーシュは作戦を練っていた。目覚めたスザクはルルーシュが生存していることに驚き、これまで何度も騙されてきた経緯から"また騙したのか"と何度もルルーシュを殴った。1年前ゼロレクイエムを実行した時から、ルルーシュの望みだった"妹が安心して暮らせる世界"と世界平和を実現するために、スザクは親友を殺す罪と自身の顔と名前を捨てるという苦難を背負っていた。この1年ゼロとして仮面を被り本当の姿を見せる事無く生きてきたスザクは、自分の前にふらりと姿を現したルルーシュに対して怒りを覚えたのだ。
そこに駆けつけたC.C.が、ルルーシュが生きているのは「私のわがままだ」と言いスザクを止めた。

大監獄の外には、ジルクスタンの将軍の息子で王女シャムナの親衛隊隊長シェスタールが来ていた。ルルーシュはシェスタールを越える策で、シェスタールを撃破し大監獄を脱出、一気に勝利をおさめた。しかしルルーシュの妹ナナリーは別の場所に捕らえられたままで、救出には至っていない。ルルーシュはナナリーの救出を誓うのだった。

ジルクスタン王国の王宮には、捕らえられたままのナナリーの姿があった。
ジルクスタンの王女シャムナはギアス所有者であった。シャムナは「Cの世界」に入り自身のギアスを強化するため、「Cの世界」にアクセスする鍵となる肉体を持つナナリーを捕らえたのだ。シャムナは今の"戦争でしか経済を支えられない"状態にある祖国と戦い続ける弟のために、自身のギアスの6時間という制限を無くし、世界や祖国を根本から作りなおしたいと考えていた。

ナナリー救出作戦始動とジルクスタンの圧倒的な力

国境付近に戻ったルルーシュ達は、そこで超合衆国からの支援物資やナイトメアフレームを届けにきた以前の仲間たち扇、玉城、ジェレミア、アーニャらと合流した。

そしてルルーシュは、ナナリーの調査をしていた腹違いの姉・コーネリアを訪ねた。
コーネリアは、多くの罪を犯してきたルルーシュに対し最初は敵意をむき出しにした。しかし「ナナリーを助けたい」というルルーシュの言葉と真摯な態度に、コーネリアは「ナナリーは私の妹である、これを助けない道理があるか」と協力することを決める。その夜は決起集会となった。楽しそうな時間が続く中、ルルーシュは塔の上で一人作戦を詰めていた。そんなルルーシュの元にスザクが訪れ、2人は自分達が揃えば勝てない戦いは無いと明日への決意を新たにした。

ルルーシュが指揮をとる形で、ナナリー救出のためのジルクスタン王国への攻撃が始まった。
迎え撃つジルクスタンの王・シャリオはナイトメアフレームに乗り込む。ルルーシュの作戦はジルクスタン軍を圧倒した。ルルーシュは電力が集められているという理由で神殿へと向かい、そのまま一気にジルクスタンの王女シャムナの元へ向かった。ルルーシュはゼロの姿でナナリーを返すようシャムナに交渉するが交渉は決裂、ルルーシュはシャムナを撃ち殺した。

その瞬間シャムナのギアスが発動し、シャムナの意識は6時間前に戻った。シャムナのギアスは、死ぬと意識が6時間前に戻るというものだった。これまでもその6時間の未来の出来事を「予言」として伝え、ジルクスタンは発展してきたのだった。シャムナの「予言」によって、ルルーシュの作戦の数々が次々に潰され仲間たちも苦戦を強いられる。全てを読まれているような状態に動揺したルルーシュに対し、C.C.は策を練るように促した。

ナナリー救出と旅立ち

C.C.は絶望的な状況に頭を抱えるルルーシュに銃を突きつけ「私が取り戻したかったのは、こんなお前じゃない。尊大でガキ臭くて自信家で、いついかなる時も諦めないルルーシュだ」と告げた。C.C.の言葉で目を覚ましたルルーシュは更なる作戦を練り始めた。
ジルクスタンの誰かが「ギアス」を持っていることを前提に、練り上げた作戦はギアスが効かないC.C.だけに伝えることにした。そこに玉城から敵の無線機を使って連絡が入り、策を思いついたルルーシュはC.C.にジルクスタンの回線をハッキングするように指示を出す。ルルーシュは敵の回線をハッキングし、味方に向けて作戦を「ファイナル」に移行すると伝える。この「ファイナル」に意味は無く、ルルーシュが得意とするハッタリだった。

ルルーシュが練った数々の策に対抗するシャムナは何度も自死し、ギアスを発動させて6時間前に戻っていく。その中で相手のギアスの能力や発動条件について2パターンにまでに絞り込んだルルーシュは、再びシャムナの元を訪れた。ルルーシュはシャムナに自分も同じギアスを持っていると思い込ませる。咄嗟にシャムナは衛兵達にルルーシュを殺してはいけないと叫び、それを聞いたルルーシュはシャムナのギアスの発動条件が「死」であることを確信する。ルルーシュはシャムナの自死を防ぐため、ギアスを使い眠らせることに成功する。シャムナが戻れるのは9時間以内と踏んだルルーシュは、眠らせてから10時間後に建物ごと爆破することでシャムナがギアスで戻っても眠っていて何も出来ない状態にすることにした。

ナナリーを救出したルルーシュだったが、ナナリーの意識は「Cの世界」に残されたままの状態だった。C.C.とルルーシュはシャムナが作り出したシステムから「Cの世界」に入りこむ。ルルーシュは「Cの世界」でナナリーとの再会を果たし、現実世界へと戻ってきた。ルルーシュが目を覚ますと、空には大量の流れ星が流れていた。

戦闘は終わり、ジルクスタンではフォーグナーが新たな王となった。超合衆国とジルクスタンは協定を結び、黒の騎士団にも加盟した。
ナナリーはルルーシュに「また一緒に暮らしたいです」と伝えるが、ルルーシュはそんな妹の提案を断った。ルルーシュは立派に独り立ちした妹の邪魔にならないよう、別の道を歩くことにしたのだ。ルルーシュは一人で先に旅立ったC.C.を追いかけ、自分も一緒に行くと伝えた。ルルーシュと言う名前も捨て「そうだな、L.L.（えるつー）とでも名乗るか」と、ルルーシュはC.C.に微笑んだ。

『コードギアス 復活のルルーシュ』の登場人物・キャラクター

ルルーシュと協力者

ルルーシュ・ランペルージ

CV：福山潤。

『コードギアス』シリーズの主人公で、本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニアである。C.C.から「ギアス」という能力を授かり、絶対遵守の力を手にする。ブリタニア帝国の第11皇子・第17皇位継承者で、神聖ブリタニア帝国第99代唯一皇帝だった。

幼い頃、母マリアンヌが襲撃をうけて死亡し、妹ナナリーが歩行能力と視力を失ってしまう。その後外交手段としてナナリーと共に日本に送られ、首相である枢木家で生活することになる。日本に送られてから1年後、ブリタニアが日本に侵略した際に居場所を奪われる。ブリタニアの没落貴族であるアッシュフォード家の庇護下に入り、身分を隠し名前を変えて生活していた。
成長したルルーシュはC.C.から「ギアス」を授かり、大切な妹が安心して暮らせる世界を作る為に父が治める母国に戦いを挑む。正体を隠し仮面の男「ゼロ」としてレジスタンス組織「黒の騎士団」を率い、父親を倒した。その後、自分が世界中の憎しみを集めてから死ぬことで世界に平和をもたらす「ゼロレクイエム」という計画をスザクと数人の協力を経て実行する。そのために神聖ブリタニア帝国第99代皇帝となり世界中を恐怖で支配し、悪逆皇帝ルルーシュとしてゼロに扮した親友・スザクに民衆の目の前で刺し殺された。
「ゼロレクイエム」の際に一度は死んだ身だったが、C.C.によって肉体、精神ともに復活する。

美しい黒髪と紫の瞳を持ち、眉目秀麗、頭脳明晰で外見にも才能にも恵まれている。会話を使った相手との交渉術、心理的な誘導、プログラミング能力なども長けている。更に料理・裁縫・掃除・洗濯など一般的な家事もこなす。学生時代は女子生徒のファンも多かったが、恋愛については鈍感で苦手分野である。運動も苦手で、体力もあまり無い。

C.C.（しーつー）

CV：ゆかな

コード所持者として他人にギアスを発現させる能力を持っており、ルルーシュにギアスの力を授けた人物である。コード所有者は不老不死のため、長い年月を同じ姿のまま生きている。
ルルーシュには本名を名乗っているが、視聴者には明かされていない。

C.C.は中世ヨーロッパで幼少時代を奴隷として過ごしていた。行き倒れた際にコード所持者のシスターに助けられ、シスターとの契約により「誰からも愛される」ギアスを発現させた。しばらくの間は人々から愛されて幸せに過ごしていたが、本当の愛が分からなくなってしまう。その後シスターから不老不死の運命（コード）を押し付けられる形でコードを継承し、不老不死となった。
長い月日を経て、ルルーシュと出会うこととなる。ブリタニア軍が移送していたカプセルで眠っていたところを、反ブリタニア勢力で後に「黒の騎士団」の中心となるレジスタンスグループ「扇グループ」によりカプセルごと強奪された。その際に居合わせたルルーシュと出会い、「自分の願いを1つかなえること」を条件に契約しルルーシュにギアスを授けた。その後はルルーシュと行動を共にし、ルルーシュを「共犯者」と呼び対等な関係を築いていた。

好物はピザで、『反逆のルルーシュ』シリーズではピザを頬張るシーンがよく登場した。
基本的に自由きままな性格で、気楽で傍若無人なところがある。ルルーシュやカレン相手には、冗談交じりの会話を交わす。頭の回転が速く、時にはルルーシュを諭すこともある。

ゼロレクイエムでルルーシュが死亡した後、契約時にルルーシュと交わした約束のためにルルーシュを復活させようとした。これについてはルルーシュの意思ではなく、自分のわがままだと言っている。ルルーシュの学友であるシャーリーに協力を依頼し、ルルーシュの遺体をジェレミアが確保した場所に運ばせた。復活を試みた結果、父親からコードを継承していたルルーシュの肉体は無事に蘇生するが、心が「Cの世界」に置き去りという状況になってしまう。「Cの世界」に入りルルーシュの心を取り戻すために、「Cの世界」への扉を求めてルルーシュを連れて世界中を旅していた。
ジルクスタンの地で「Cの世界」に入り、ルルーシュの心を取り戻した後は、ルルーシュと共にナナリーの救出作戦に参加した。ナナリー救出後、ルルーシュはナナリーと共に過ごすものと考えて一人で旅立つ。しかしルルーシュ自身がC.C.と共に行く道を選んだため、2人で旅を続けることにした。

C.C.は『反逆のルルーシュ』シリーズの日々をルルーシュと“共犯者”として共に過ごす内に、ルルーシュに心を許しパートナーとして愛するようになっていった。しかしその一方で、自分と関わったがためにルルーシュが人として生きる道を失ってしまったことに対し、自責の念も抱いていた。ゼロレクイエムでルルーシュが刺し殺されることは分かっていたが、最期まで自分の気持ちを打ち明けることはできずにいた。『復活のルルーシュ』でルルーシュを復活させようとした理由を"契約時にかわした約束のため"としているが、それを含めた様々な未練からルルーシュを蘇らせようとしている。

篠崎咲世子（しのざきさよこ）

CV：新井里美

アッシュフォード家の使用人で、アッシュフォード家の庇護下で暮らしていたルルーシュとナナリーにメイドとして仕えていた。
普段はメイドの姿をしているが、武術や変装術など様々な術を習得しており、非常に高い戦闘力を持つ。「篠崎流」という忍術の流派の37代目である。
ルルーシュやナナリーにとって家族のような存在で、互いに信頼関係を築いている。

『復活のルルーシュ』では、シュナイゼルの命を受けてカレン、ロイドと共にナナリーとゼロの捜索任務でジルクスタンに潜入した。そこでルルーシュと再会し、彼が復活した後はかつてのようにルルーシュに仕える形でナナリー救出作戦に参加した。

ジェレミア・ゴットバルト