メタルギアソリッドV ファントムペイン（MGSV: TPP）のネタバレ解説・考察まとめ

ステルス迷彩

使用者を工学的に透明化して可視光による感知を回避できるようになる装置。透明人間のようになり、裸眼の敵兵からは一切視認されない。その代わりにこの装備を使うとミッションランクSを取ることができなくなってしまう。

ペンタゼミン / ノクトシアニン / アクセラミン

服用することでそれぞれ違った効果を発揮する錠剤アイテム。「ペンタゼミン」は使用すると手ブレを抑えることができ、遠距離狙撃などの際に使うと効果的。「ノクトシアミン」は薬効植物の特殊配合により感知能力を高める薬。一定時間、周囲の生物をマ－キングなしで確認できるようになる。「アクセラミン」は薬効植物の特殊配合により、集中力を高める薬で服用するとリフレックスモードを展開することができる。

パラサイト（寄生虫充填用カートリッジ）

特殊部隊スカルズが持つ能力と同じ力を使えるようになるアイテム。スカルズを模したパラサイトスーツを着用中に使用することで霧を発生させる「MIST」、ステルス迷彩のように透明化する「CAMOUFLAGE」、体を硬化させダメージを無効化する「ARMOR」の内のどれかを使うことができる。

『メタルギアソリッドV ファントムペイン（MGSV: TPP）』の用語

メタルギア / メタルギア・サヘラントロプス(ST-84)

核搭載型二足歩行兵器の総称で、作中では一括してメタルギアと呼ばれる。シリーズ通してどの作品にも登場しており、様々な形状、性能をしたメタルギア」登場する。
基本はあらゆる地形からの核兵器の運用を主としているが、開発された時期や時代によって若干の差異がある。
『メタルギアソリッドV ファントムペイン（MGSV: TPP）』においてはメタルギア・サヘラントロプスの名で兵器が登場。基本搭載武装は頭部のガトリング砲、股間部の火炎放射器、両脚部のミサイル、背部のサーチミサイル、腐食性アーキアをばら撒くアーキアル・グレネード。そして過去のメタルギアとの決定的な違いは収納式の腕と手の存在である。これらをいかした岩石を持ち上げるパワーや専用武器アーキアル・ブレードの装備等、人間に近いフォルムを活かした機動性と柔軟性を特徴としている。スカルフェイスの切り札であるためか頭部に骸骨を模したペイントが施されており、ヒューイは「国境なき軍隊」のトレードマークをモチーフにしていると述べているが、オセロットからは「あとからなら何とでも言える」と一蹴される。二足歩行でましてや人間型に変形するという複雑な構造のために開発は難航、ヒューイは息子を使ってまで試行錯誤を繰り返すも結局未完成のままスカルフェイスに没収されてしまう。
スカルフェイスは第三の子供を使って無理やり稼働させた結果、想定以上の性能を発揮したものの、逆に言えば超常的な力がなければ兵器運用ができない欠陥品である。ヴェノム・スネーク達との戦闘で破壊されたが、この兵器に未練があったヒューイは少年兵達を使って完璧に修理を施すも、イーライ達に強奪されて彼らと共に姿を消してしまう。

国境なき軍隊（Militaires Sans Frontières、通称MSF）/ ダイアモンド・ドッグズ

「ビッグボス」によって作られた、どの国や組織、イデオロギーにも属さない組織。総司令官はビッグボスで、副指令はミラー。
超大陸パンゲアと骸骨モチーフのマークを使用。バランキヤ海岸をベースキャンプとしていたが、パスの先生である「ガルベス」から洋上プラントを譲渡され、本部をカリブ海洋上に移した。
渡されたプラントは鳥の糞や錆びだらけで人が利用できるものではなかったが、何とか清掃しヘックスタイプのプラントに改良、そこをマザープラントとした。ゲーム進行、人員強化によりどんどん拡大していきプレイヤーが開発できる武器、装備、アイテムなどが増える。
さらにミッションで操作できる隊員も増えていく。最初こそフルトン回収などで人員を集めなくてはならないが、マザーベース拡大に伴い志願兵も出てくる。終盤では傭兵業を展開してあらゆる場所からの派兵要請に応じており、そこでのビジネスで利益を上げている。また競技大会や誕生会などを度々行い、兵士たちの指揮を高めている。
『GROUND ZEROES』での一件以来「MSF」は壊滅したが、生き残りが存在し、ゲームのフィールドに元MSFスタッフが放浪していることがある。ダイアモンド・ドッグズには古いスタッフもおり、ヒューイに憎悪を抱いているものも存在するため彼は隔離されることになった。マザーベース基地内では様々なイベントも発生し、時には資金不足などで兵士たちの不満が募り乱闘になることもある。

声帯虫

生物の声帯に寄生する虫。元々は声帯虫は人間には害はなかったが、スカルフェイスによって生物兵器に改造される。この声帯虫は成長すると雄と雌のつがいとなり、特定の言語に反応して交尾を開始する。そして何万もの幼生が生まれ宿主の肺を食いつくしてしまう。声帯虫の反応する言語は一種類までで、英語を検知するものは「英語株」と呼ばれる。発症を防ぐためには、声帯虫同士が交尾を開始する前にボルバキアという細菌を声帯虫に寄生させて雄を雌化させ交尾を発生させないようにするしかなく、症状が発症したものは助けることができない。

『メタルギアソリッドV ファントムペイン（MGSV: TPP）』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

小島英雄監督の出演

『METAL GEAR SOLID』シリーズの生みの親にして監督を務める小島英雄がゲーム内に顔出しで出演しており、特定のミッションを達成して仲間にすることができる。
『GROUND ZEROES』ではSIDE OPS 『諜報員奪還』にて、キューバ米軍基地に単独で潜入して重要な情報が入ったカセットテープを入手した後、スネークに救助要請を出す。助け出すとミッションの評価に応じて異なる台詞をくれる。
『THE PHANTOM PAIN』でも登場し、『GROUND ZEROES』のクリアデータがあればSIDE OPS出現が早まる。「最重要人物」として拘束されている。

スネークの色覚障害による色の変化