メタルギアソリッドV ファントムペイン（MGSV: TPP）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

モデル・CV・モーション：ステファニー・ヨーステン
その名の通り言葉を発さない狙撃手で『THE PHANTOM PAIN』序盤で「エイハブ」を襲撃したが、その場にいたイシュメールにエタノールをぶつけられて全身発火して重度のやけどを負うがパラサイトセラピーで復活を遂げる。
その際に超人的な特殊能力に目覚めた代わりに呼吸が皮膚呼吸のみとなった。そのため基本的に露出が激しい恰好をしている。ミラー救出の際に出くわしたスカルズと同じ能力を持ち、ヴェノム・スネームの前に立ちふさがるが敗北。しかしその後彼によってダイアモンド・ドッグズに連れて帰られる。スネーク殺害失敗の時のための保険として、「変異型声帯虫」の「第三の英語株」を喉に宿しているが、ダイアモンド・ドッグズのメンバーと行動していくうちに仲間意識が芽生える。そのため被害を出さぬように言葉を発さずに過ごしていたが、ヒューイが声帯虫の突然変異を促したことで失踪する。その後ソ連軍に拉致されたところをヴェノム・スネーク達の手助けで逃げ出すもヴェノム・スネークが毒蛇に嚙まれてしまい、救助のヘリを誘導するために仕方なく英語で話すが、自身はダイアモンド・ドッグズに戻れず姿を消した。
ゲーム中ではバディとして一緒にミッションに赴くことができ、援護射撃や投げたグレネードを狙撃して任意のタイミングで爆破してもらうなど攻撃面で優秀である。

コードトーカー / ナバホの老人

CV：阪脩
生物兵器の寄生虫を研究していた研究者であり、ヒューイがマザーベース内で巻き起こした事件を解決するためのカギを握っている人物。出身地のナバホ族が住む場所がウラン採掘により汚染されたために、放射線を食うメタリックアーキアの研究に協力していた。
しかし途中で部族を人質に研究を強いられたため、やむなく寄生虫の研究をする。その後ヴェノム・スネークに救助され、ダイアモンド・ドッグズに協力するようになる。パラサイトセラピーを自身に施しているため死んでも虫によって生き続ける体になっており、食事は必要なく光合成が可能になっている。これは『METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER』で登場した老兵の狙撃手である「ジ・エンド」の爆散した遺体の一部を使って得たものである。そのため「人としての死を迎えた際には火葬してほしい」とヴェノム・スネークに頼んでいる。

ダイアモンドドッグ

ヴェノム・スネークがアフガニスタンに潜入任務中に出会った子犬で、ゲーム進行と共に成長して任務に連れていくことができるようになる。スネークと同じく片目が潰れており、最終的に眼帯を装着するようになる。
犬種不明だが、オセロットはウルフドッグではないかと推測している。出生は正確にはわからないもののソ連兵の噂話では赴任してきた「ライコフ」という『METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER』にも登場した人物が世話していた犬が出産し、その生まれた子犬が行方不明になったとの話がある。その子犬がDドッグの可能性が高い。ダイアモンド・ドッグズ内では兵士たちから可愛がられているが、ヒューイにはただの狼としてしか見られていない。

XOF

スカルフェイス

CV：土師孝也
「XOF」を指揮する、その名の通り骸骨のような風貌をした男。人の弱みに付け込んで拷問、尋問することを得意としており、チコやヒューイ、コードトーカーなどは彼のいうことを聞かざるをえなかった。北トランシルヴァニア出身で祖国で家族と共に工場で働いていたところを空襲を受けて菜種油を浴びてしまい、全身の皮膚がなくなった。何度も戦争に巻き込まれそのたびに自らの言語が上書きされていったため母国語と呼べるものがなくなってしまっている。そのため「人間の精神・記憶・人種は言語によって規定される」という思想を元に行動するようになる。特殊部隊FOXに所属していたビッグボスの元上官である「ゼロ」の副官を務めており、裏の部隊とも呼べるXOFをその時から率いていた。
『METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER』のスネークイーター作戦において、スネークがもし失敗するようならばスカルフェイスが作戦を完遂することになっていた。スカルフェイスにとってゼロは恩人だったが、ゼロの考えていた「SOPシステム（ナノマシンによる兵士たちの管理）」「愛国者達（極秘でアメリカ合衆国を様々な面から支配する組織）」の構想を聴き、そのやり方が自身の思想に反するためゼロのもとを離れる。その後XOFを率いて独断で国境なき軍隊を壊滅させた。しかしそのせいでゼロの怒りを買い、アフリカへ強制的に左遷。その後パラサイトセラピーと再会して「声帯虫」を開発して「ゼロ」を襲撃した。そして世界で最も使われている言語である英語を声帯虫で滅ぼし「メタルギア・サヘラントロプス」でのプロモーション後に安価かつ短時間で作り出された核兵器をばらまいて、相互核抑止の世界を作り出そうとしていた。それにより「報復による平和維持」を実現しようと画策する。

"スカルズ" パラサイトユニット

XOFの特殊強化部隊。男性個体と女性個体が存在しており、容姿はスキンヘッドで灰色の体色をしている。常に四人組で行動して巧みな連携でスネークを追い詰めてくる。言葉を発することはなく自我を持っているかは不明。スカルズには寄生虫によって能力を付与された三種類のタイプが登場し「MIST」（霧を発生させる力）「CAMO」（体を透明化させる）「ARMOR」（体を硬化させる）が存在する。「MIST」は唯一の女性タイプでクワイエットと同じように遠距離狙撃による攻撃を得意としている。また一部の強化個体などは地面から岩石を飛び出させ爆発させたり浮遊させるなどの力を持つ。時折体を金属化させる個体も存在する。装備は様々だが、マチェットだけは全スカルズ共通で所持している。また、マチェットによる攻撃はCQCでカウンターすることができる。MISTとARMORは全滅させると起き上がって高速で逃げていく。

『GROUND ZEROES』の登場人物

"パス・オルテガ・アンドラーデ" / パシフィカ・オーシャン

CV：水樹奈々
『PEACE WALKER』及び『GROUND ZEROES』、『THE PHANTOM PAIN』に登場するコスタリカの学校に通う10代の少女を偽ってスネーク達に接近した「CIPHER（サイファー）」の工作員。最初こそ国境なき軍隊を見下していたものの、彼らと接していくうちに徐々にほだされていく。
しかし「CIPHER（サイファー）」の作戦で仕方なくスネーク達と戦うことになり、激闘の末に海に放り出されて行方が分からなくなってしまう。『GROUND ZEROES』では行方不明になっていたパスがキューバ南米基地に捕まっており、それを聴いたチコが単身助けに行ったところで彼も捕まってしまう。スネークは二人を助け出すもパスは内臓がほぼえぐられて人間爆弾と化しており、仮に爆弾を除去しても、もって数日の命であった。パスはスネーク達を巻き込まない為にヘリから身を投げ出すが、その瞬間に爆発してしまう。『THE PHANTOM PAIN』ではギリギリのところで生きながらえており、ヘリは「XOF」の攻撃が当たって墜落しただけとオセロットから聴く。しかしその時のショックでパスの記憶が混雑しており、スネーク達に近づくために設定した10代の少女としての記憶がパスを形成していた。何度も彼女の病室を訪れることによって記憶を取り戻していくが、実際はヴェノム・スネークが見ていた幻覚であり、彼女がいるであろう部屋はまだ床しか建築していない空虚な場所だった。

"チコ" / リカルド・バレンシアノ・リブレ

CV：井上喜久子
『PEACE WALKER』から登場している、国境なき軍隊に志願している少年。想い人のパスがキューバで捕らえられていることを聴き単身助けに向かうも逆に捕まってしまい、拷問の末に国境なき軍隊の基地の場所も吐いてしまう。
パスともども救助されてヘリに乗っていたが、パスが体内に抱えていた爆弾の爆発により亡くなっている。

指