トッポ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

トッポとは『ドラゴンボール超』のキャラクターであり、宇宙サバイバル編から登場する第11宇宙の戦士である。
全覧試合に乱入し、孫悟空と互角の戦いを繰り広げる。力の大会にはプライド・トルーパーズのリーダーとして出場し、司令塔の役割をしたのちに自らも戦闘を開始する。破壊神候補であり、大会中に破壊神トッポになり、圧倒的な破壊の力を見せつける。

力の大会にて、気の糸を操り戦うクンシー

CV:森田成一
クンシーは、プライド・トルーパーズのメンバーで、トッポの招集を受けて力の大会に参加する。手から気の糸を出し、拘束や攻撃、さらには救助も行う戦士である。力の大会の序盤は、戦いから離れていたが、トッポの指示で、第6宇宙のヒットと戦っていたディスポに加勢する。場外負けになりかけたディスポを助け、二人がかりでヒットと交戦する。その後、ヒット側に孫悟空が加わったことにより、孫悟空とも戦う。最終的に、クンシーは再度場外負けになりかけたディスポを助けて、ヒットの攻撃に敗北するのである。

トッポの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「人を愛し、国を愛し、星を愛し、宇宙を愛する」

全覧試合に乱入し、オーバーアクションとともに正義のセリフを叫ぶトッポ

全覧試合に乱入して、孫悟空と戦いを開始する直前に「人を愛し、国を愛し、星を愛し、宇宙を愛する」と身体を大きく動かすアクションと共に自らを語っている。さらに小さい悪、普通の悪、大きな悪、すべての悪を打ち下すと叫んでおり、トッポの正義に満ち溢れた思いが垣間見えるシーンである。第7宇宙のビルスとウイスは少々あきれていたが、悪人と戦うグレートサイヤマンとして活動している孫悟飯は「僕はカッコいいと思います」と称賛している。

「いらん。もう正義はいらん。覚悟は決めた」

破壊神になる覚悟を決めたセリフを呟くトッポの背中のシーン

トッポは力の大会終盤で、人造人間17号とフリーザの同時攻撃でダメージを受けてダウンする。だが、満身創痍の状態で立ち上がり「いらん。もう正義はいらん。覚悟は決めた」と呟いた直後、破壊神としての力を解放し、破壊神トッポとして戦う。正義のため、悪人を倒すために戦っていたトッポが、第11宇宙の存続のためなら己の信条である正義を捨てて、破壊神になってでも力の大会で生き延びるという覚悟が垣間見える。

「お前がお前の強さを信じられなくても、俺は信じている。最後まで」

力の大会で観客席からジレンに叫ぶトッポ

力の大会の終盤、ジレンが満身創痍の状態になりながら第7宇宙のフリーザと人造人間17号と戦い、フリーザに敗れかけた時、トッポは観客席から武舞台にいるジレンに叫ぶ。「何をしている、ジレン。敵を前にしてひざまずくのか?」「この情けない姿がお前の最後か?立つんだジレン」と発破をかけるが、ジレンは戦うことをすでにあきらめている状態である。それに対しトッポは「何のために、今まで誰も信頼せずに己の強さを磨いてきたんだ?おまえ自身の誇りのために、最後まで戦え」「お前がお前の強さを信じられなくても、俺は信じている。最後まで」「ジレン、お前は強い。誰よりも。お前は強い」と大声でジレンのことを鼓舞するのである。それまでトッポは、孤独の闇を抱えていたジレンに対して、これほどまでに感情をぶつけたことはなく、トッポのジレンに対する思いが垣間見える。この言葉によってジレンは気力を振り絞って立ち上がり、第7宇宙の戦士と最後のぶつかりあいを行うのである。

「お前が再び立ち上がったあの時、俺達とお前との間にはじめて繋がりができたんじゃないのか?」

ジレンと第11宇宙のメンバーとの間に繋がりができたことを伝えるトッポ

力の大会が終了し、一度は消滅した第11宇宙の戦士達が蘇ったシーンで、トッポとジレンが会話をする。ジレンは、力の大会で消滅する前に孫悟空から再会の旨を伝えられたが、過去にとらわれてきた自分には誰かと繋がりを持つことはできない思いを口にする。ジレンの迷いに対しトッポは「ジレン、お前はそんな臆病な奴だったのか?」「最後の戦いで、お前は俺達の期待に応えようとしただろう?」「お前が再び立ち上がったあの時、俺達とお前との間にはじめて繋がりができたんじゃないのか?」と、ジレンとの間に信頼関係ができたことを伝える。ジレンは第11宇宙のチームの絆を心から感じ、孫悟空との再会も心に誓うのである。

トッポの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

猫を助けていたカーセラルを褒めるトッポ

トッポの緊急帰還命令を断って、カーセラルが救出した猫

トッポは力の大会前に、プライド・トルーパーズのメンバーであるカーセラルを招集しようと、緊急帰還命令を伝えるが、任務中を理由に通信を切られてしまう。この時カーセラルは、少年少女のために猫の救出をしており、招集命令を断ったのである。その後、トッポは猫を救出したカーセラルの現場に現れるが、招集命令を断ったことに対する叱責ではなく、良い仕事をした褒め言葉を伝える。トッポのチームリーダーとしての人間性が非常に表されているシーンである。

第2宇宙の魔女っ娘戦士の変身に顔を赤らめるトッポ

変身後の第2宇宙の魔女っ娘戦士のリブリアン(中央)、カクンサ(左側)、ロージィ(右側)

魔女っ娘戦士の変身に顔を赤らめるトッポ(中央)、ディスポ(左側)

力の大会において、第2宇宙の魔女っ娘戦士であるブリアン・デ・シャトー、サンカ=クー、スー=ロースーの3人が、「咲かせましょう、響かせましょう、愛と勝利の歌を」と唱えて変身を始める。だが、第7宇宙の選手である人造人間17号が変身途中に攻撃をしかける。魔女っ娘戦士3人が、変身には過程も大切であると苦情を言い、トッポも魔女っ娘戦士3人に賛同する。人造人間17号に対して「戦士は見得を切ってこそジャスティス」「きさま、無礼だぞ」と非難する。その後、再度変身をやり直した魔女っ娘戦士の3人は、リブリアン、カクンサ、ロージィと名前も変わり大幅な変身を遂げる。その姿を見た第7宇宙の地球人の戦士であるクリリンは、「変身する前のほうが可愛かったような」と酷評するが、第7宇宙の天使のウイスは「まあ、感性は人それぞれ。それに宇宙それぞれでもありますからねえ」と言う。トッポは魔女っ娘戦士の変身後の姿に対し、「見事、まさにジャスティス」と称賛し、さらに顔を赤くしており、魔女っ娘戦士の変身が気に入った様子である。

トッポに暴言をそのまま返されるフリーザ

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