GOTHAM/ゴッサム(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『GOTHAM/ゴッサム』とは、架空の犯罪都市であるゴッサム・シティを舞台にしたアメリカ合衆国のテレビドラマ。DCコミックスの人気シリーズ『バットマン』のスピンオフ作品で、同作に登場するジェームズ・ゴードン刑事の若年期や後にバットマンとなるブルース・ウェインの少年期を中心に描いている。ドラマ作品オリジナルの小悪党コブルポッドを含めた様々な人物が登場し、後にバットマンと深い因縁を持つことになる者も多数存在する。ブルーノ・ヘラーが企画し、シーズン1~5まで約5年をかけて制作された超大作となっている。
インディアン・ヒルでストレンジに改造手術を受けたヴィラン。触れた人間の体組織をコピーして自在に他の人間に変身できる能力を有している。肌が以上に柔らかく衝撃を受けると一定時間元の状態に戻らないという特性を有しており、ジムになりすましてゴッサム市警に潜伏していたもののブロックに平手打ちされたことで偽物だと見抜かれる。
アリス・テッチ(演:ナイアン・ゴンザレス・ノーヴィンド)
日本語吹替:岡純子
ジャービスの妹で、血液に凶暴性を増幅させるウイルスを有している。不慮の事故でなくなった。
バーバラ・リー・ゴードン(演:ジェット ローレンシーン)
日本語吹替:遠藤綾
ジムとバーバラの間に生まれた一人娘。生まれた直後にナイッサに連れ去られるが、両親に助けられる。10年後にジェレマイア/ジョーカーに攫われるが、今度はジムとバットマンに助けられた。
『GOTHAM/ゴッサム』の用語
アーカム・アサイラム
アーカム・アサイラムとは、架空都市アーカムに位置する精神病院。正式名称はエリザベス・アーカム触法精神障碍者病棟。精神科医のリーの勤務地であり、ストレンジが所長を務める更生施設でもある。
聖デュマ騎士団
聖デュマ騎士団とは、デュマ家の者で構成され、テオがリーダーとして率いている軍団のことを指す。彼らはウェイン家の分家クレイブ・デュマの子孫であり、祖先が本家から不遇な扱いを受けて追放されたことから、打倒ウェイン家を目的として活動している。「ゴッサムの息子」と称されるブルースを拉致して殺害しようと画策する。
インディアン・ヒル
インディアン・ヒルとは、ストレンジが人体実験を行う研究施設。凶悪犯罪を犯して極刑に科された者や更生不可能と判断された者にとどまらず、犯罪者の遺体も運び込まれてくる。ストレンジに人体改造を受けた被験者たちは、超人的な能力を持ったヴィランとなって野に放たれる。
影の同盟
影の同盟とは、ヒマラヤの山奥に本拠地を置き、十世紀以上にわたって腐敗した都市を壊滅に追い込んできた暗殺者集団。ラーズ・アル・グールがボスとして指揮をとる。忍術を戦闘方法として取り入れており、訓練中は剣道着に似た着衣を装備している。両親を死に追いやった街の腐敗に対するブルースの復讐心を利用してゴッサムシティを破壊に導こうとするが、失敗に終わる。そのため、ラーズ・アル・グール自体がゴッサムシティの破壊に乗りだした。
梟の法廷
梟の法廷とは、フクロウを紋章にした巨大な秘密結社。遥か昔から存在しており、ゴッサムの闇に巣食いゴッサムを陰から支配する闇組織である。ゴッサムを牛耳るマフィアのカーマインまで支配下に置いている。性別、年齢問わず様々な構成員がおり、中でもタロンと呼ばれる暗殺者は特殊な薬物を投与された影響でほぼ不老不死に近い驚異的な身体能力を持つ。ジムの父と叔父フランクも組織の一員であったが、父は組織の秘密を洩らそうとしたために自動車事故に見せかけて暗殺されていた。
『GOTHAM/ゴッサム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
少年と刑事の出会い
ウェイン夫妻殺害事件の直後、現場に駆け付けたゴッサム市警により現場に残されたブルースは保護される。セリーナに現場を目撃されたことに感づいた犯人は闇夜へと消えていった。一瞬にして両親を失い茫然自失とするブルース。悲しみと怒りに震える彼に、新米刑事のジムは必ず犯人を逮捕すると誓う。彼との出会いに運命的なつながりを感じ取ったブルースは、彼と協力関係を築いていくのだった。
この事件は、ブルースが父の残した遺産であるウェイン邸の隠し部屋を見つけて「バットマン」となる手がかりを得るとともに、ウェイン産業社内の闇と事件の真相を暴くきっかけとなった。また、ウェイン家、ゴッサム市警、ホームレスの少女という全く接点のなかった三者が連携を深めていく契機にもなった。
両親を亡くしたことで、ブルースはテオやラーズ・アル・グールといった脅威に曝されることになるが、ジムのサポートも経ながら何とか「恐怖」に立ち向かっていく。目の前で両親が死んでいく「恐怖」を克服した彼は、彼にとって「恐怖」の象徴である蝙蝠を模したマスクを身にまとい、今度は「バットマン」としてジムをサポートしていくことになる。
シリーズ冒頭のこのシーンは、ゴッサムの闇に光を灯すことになる少年と刑事の絆を描く心震わせるワンカットとなっている。
ジョーカーの誕生
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目次 - Contents
- 『GOTHAM/ゴッサム』の概要
- 『GOTHAM/ゴッサム』のあらすじ・ストーリー
- 正義の消えた街
- 大義のために
- 蘇る狂気
- 闇と光
- 『GOTHAM/ゴッサム』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ジェームズ・ゴードン(演:ベン・マッケンジー)
- ブルース・ウェイン/バットマン(演:デヴィッド・マズーズ)
- ハービー・ブロック(演:ドナル・ローグ)
- セリーナ・カイル/キャットウーマン(演:キャムレン・ビコンドヴァ/リリー・シモンズ(成人))
- アルフレッド・ペニーワース(演:ショーン・パートウィー)
- オズワルド・チェスターフィールド・コブルポット/ペンギン(演:ロビン・ロード・テイラー)
- エドワード・ニグマ/リドラー(演:コーリー・マイケル・スミス)
- バーバラ・キーン(演:エリン・リチャーズ)
- マリア・メルセデス・"フィッシュ"・ムーニー(演:ジェイダ・ピンケット=スミス)
- カーマイン・ファルコン(演:ジョン・ドーマン)
- レニー・モントーヤ(演:ヴィクトリア・カルタヘナ)
- クリスパス・アレン(演:アンドリュー・スチュワート=ジョーンズ)
- アイビー・ペッパー / ポイズン・アイビー(演:クレア・フォーリー→マギー・ゲハ→ペイトン・リスト)
- レスリー・トンプキンス(演:モリーナ・バッカリン)
- ハービー・デント(演:ニコラス・ダゴスト)
- サラ・エッセン(演:ザブリナ・ゲバラ)
- ルーシャス・フォックス(演:クリス・チョーク)
- ブッチ・ギルジーン/サイラス・ゴールド/ソロモン・グランディ(演:ドリュー・パウエル)
- テオ・ギャラバン/アズラエル(演:ジェームズ・フレイン)
- タビサ・ギャラバン/タイグレス(演:ジェシカ・ルーカス)
- ヒューゴ・ストレンジ(演:B・D・ウォン)
- ナサニエル・バーンズ/処刑人(演:マイケル・チクリス)
- ジャービス・テッチ/マッド・ハッター(演:ベネディクト・サミュエル)
- ラーズ・アル・グール(演:アレクサンダー・シディグ)
- ソフィア・ファルコン(演:クリスタル・リード)
- リカーリング
- サルヴァトーレ・マローニ(演:デイヴィッド・ザヤス)
- ビクター・ザーズ/ミスター・ザーズ(演:アンソニー・カリガン)
- ジェローム・ヴァレスカ(演:キャメロン・モナハン)
- ジョナサン・クレイン/スケアクロウ(演:チャーリー・ターハン)
- ブリジット・パイク/ファイアフライ(演:ミッシェル・ヴェインティミラ、カミラ・ペィッツ(シーズン3以降))
- ビクター・フライス/ミスター・フリーズ(演:ネイサン・ダロウ)
- 514A(演:ダヴィード・マズーズ)
- マリオ・カルヴィ(演:ジェームズ・カルピネロ)
- センセイ/シャーマン(演:レイモンド・J・バリー)
- フランク・ゴードン(演:ジェームズ・レマー)
- ラズロ・ヴァレンティン/プロフェッサー・ピッグ(演:マイケル・セルヴェリス)
- ジェレマイア・ヴァレスカ/ジョーカー(演:キャメロン・モナハン)
- エコー(演:フランシスカ・ルート・ダッドソン)
- エドゥアルド・ドランス/ベイン(演:シェーン・ウェスト)
- ナイッサ・アル・グール/テレサ・ウォーカー(演:ジェイミー・マーレイ)
- ゲスト
- トーマス・ウェイン(演:グレイソン・マッカウチ)
- マーサ・ウェイン(演:ブレッテ・テイラー)
- パトリック・"マチス"・マローン(演:マイケル・ボーウェン)
- ガートルド・カプルプット(演:キャロル・ケイン)
- クリステン・クリングル(演:チェルシー・スパック)
- リチャード・シオニス/ブラックマスク(演:トッド・スタシュウィック)
- レジナルド・“レジー”・ペイン(演:デヴィッド・オハラ)
- ジェイソン・レノン/オーガ(演:マイロ・ヴィンティミリア)
- グレース・バン・ダール(演:メリンダ・クラーク)
- ベイジル・カルロ/クレイフェイス(演:ブライアン・マクマナマン)
- アリス・テッチ(演:ナイアン・ゴンザレス・ノーヴィンド)
- バーバラ・リー・ゴードン(演:ジェット ローレンシーン)
- 『GOTHAM/ゴッサム』の用語
- アーカム・アサイラム
- 聖デュマ騎士団
- インディアン・ヒル
- 影の同盟
- 梟の法廷
- 『GOTHAM/ゴッサム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 少年と刑事の出会い
- ジョーカーの誕生
- バットマン・ビギニング
- 『GOTHAM/ゴッサム』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ハーレイ・クインのオマージュ
- 「持つ者は持たざる者へ、持たざる者は持つ者へ」が本作のテーマ
- アルフレッドの過去