GOTHAM/ゴッサム(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『GOTHAM/ゴッサム』とは、架空の犯罪都市であるゴッサム・シティを舞台にしたアメリカ合衆国のテレビドラマ。DCコミックスの人気シリーズ『バットマン』のスピンオフ作品で、同作に登場するジェームズ・ゴードン刑事の若年期や後にバットマンとなるブルース・ウェインの少年期を中心に描いている。ドラマ作品オリジナルの小悪党コブルポッドを含めた様々な人物が登場し、後にバットマンと深い因縁を持つことになる者も多数存在する。ブルーノ・ヘラーが企画し、シーズン1~5まで約5年をかけて制作された超大作となっている。

日本語吹替:仲野裕
ゴッサム市警のベテラン刑事で、ジムのパートナー。汚職にまみれた警官たちに順応しているかのような言動が多々見られるため最初はジムと対立していた。しかし、実際は良識ある判断のできる人物で、ウェイン夫妻殺害事件の捜査等を通してジムの良き理解者となっていく。一度は女性警部サラ・エッセンに刑事を外されていたが、新警部バーンズが着任したことで刑事に復帰。同僚のニグマの罠にかかって警官殺しの濡れ衣を着せられたジムへの容疑を晴らす。その後もジムと行動を共にし、悪党やヴィランたちの暗躍を阻止するのに一役買う。

セリーナ・カイル/キャットウーマン(演:キャムレン・ビコンドヴァ/リリー・シモンズ(成人))

日本語吹替:佐藤美由希
スラム街で暮らす少女で、日々泥棒をはたらいている。自らを「キャット」と名乗っており、ウェイン夫妻殺害事件の現場を目撃していた。目撃情報の提供をめぐってブルースと取引をしようとする中で彼にほのかな恋愛感情を募らせていく。裕福な彼と貧民の自分との間には埋まらない溝があることを知り、時に彼とすれ違いながらも、成人後は彼をサポートする女泥棒「キャット・ウーマン」となる。

アルフレッド・ペニーワース(演:ショーン・パートウィー)

日本語吹替:高瀬右光
ウェイン邸の執事で、元特殊空挺部隊。ウェイン夫妻亡き後は父親代わりとなってブルースを育て、時に彼とすれ違いながらも、悪党の手から彼を守り抜き、保護者としての役割を貫徹する。

オズワルド・チェスターフィールド・コブルポット/ペンギン(演:ロビン・ロード・テイラー)

日本語吹替:阪口周平
足を引きずったような独特の歩き方をすることから「ペンギン」という名で呼ばれる悪党。悪運が強く、何度死の淵に立たされようともしぶとく生き残る。対立する相手の一瞬の隙を見逃さずに反撃に転じられる狡猾さを持ち、幾度も失脚させられながら反対勢力をしのいで再起を図ってきた。

エドワード・ニグマ/リドラー(演:コーリー・マイケル・スミス)

日本語吹替:稲垣拓哉
ゴッサム市警の鑑識官。なぞなぞ形式で問いかけをすることを好むなど奇行が目立っており、周囲の警官を辟易させている。普段は大人しく目立たない性格だが、自己愛が強く、自分のことを否定されると怒りを抑えられず殺人衝動に駆られてしまう二重人格者。やがてもう一つの凶暴な人格をおさえることができずに想いを寄せていたアーキビストのグリンデルを殺してしまい、ジムに濡れ衣を着せようとするもブロックに看破される。こうしてジムを逆恨みするようになり、ヴィラン「リドラー」となってしまった。

バーバラ・キーン(演:エリン・リチャーズ)

日本語吹替:白川万紗子
ジムのフィアンセでアートギャラリーのオーナー。過去にMCU(重大事件捜査課)の女性刑事レニー・モントーヤと恋愛関係にあった。シリアルキラーの「オーガ」に拉致された際に洗脳され、両親の殺害を強制されて実行に移した結果、精神を病んで更生施設アーカム・アサイラムに収容される。その後、ゴッサムに混乱をもたらそうとするテオ・ギャラバンにより同施設から脱走し、ジムに情報提供をするフリをして、彼と恋仲になっていたレスリー・トンプキンスに襲い掛かって返り討ちに会う。アーカムに再収容され回復した後は、再び脱出して裏社会で頭角を現していくことになる。

マリア・メルセデス・"フィッシュ"・ムーニー(演:ジェイダ・ピンケット=スミス)

日本語吹替:本田貴子
マフィアのボスであるカーマイン・ファルコンの傘下にあるギャングたちを率いており、元ナイトクラブのオーナー。ファルコンを失脚させて後釜に就こうと野心をたぎらせるが失敗して追われる身となる。ファルコンと抗争関係にあったマローニに「ベイビー」ちゃんと卑下されたことから彼を殺害し、その後手下としてぞんざいに扱ってきたコブルポッドとビルの屋上でもみ合いになって転落死した。しかし、科学者ヒューゴ・ストレンジの人体実験によってヴィランとして蘇生させられ、相手に触れて意のままに操ることのできる能力を発現させる。その後、ヴィランたちと結託してゴッサムを牛耳ろうとするが、ゴッサム中に蔓延した凶暴化ウイルスに感染したジムに撲殺される。

カーマイン・ファルコン(演:ジョン・ドーマン)

日本語吹替:辻親八
ゴッサムを牛耳るマフィア軍団のボス。ムーニーの親玉で、ジムの父親とはかつて友人関係にあった。また、ゴッサムを陰から支配する秘密結社「梟の法廷」と関与しており、逆らうことができずに自分の意に沿わない事であっても彼らに従い続けていた。彼の後釜を狙おうとするムーニーが差し向けた刺客に命を狙われそうになるが返り討ちにし、マローニとの抗争が激化する中でジムらに救われ、その後マフィアのボスを引退した。しかし、彼の代わりにゴッサムを牛耳ろうと画策していた娘のソフィア・ファルコンにより暗殺された。

レニー・モントーヤ(演:ヴィクトリア・カルタヘナ)

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