ファイアーエムブレム無双(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイアーエムブレム無双』とは2017年にコーエーテクモゲームスから発売されたアクションゲームである。歴代の『ファイアーエムブレム』のキャラクターを操作して爽快なアクションを楽しめる。キャラクターを育成したり、キャラクター同士の仲を深めることができる要素もあり、全編フルボイスで収録されている。
アイトリス国は異界の門から現れた魔物により城は陥落し、闇に覆われてしまった。城から逃げることに成功した先王の子であるシオンとリアンは、歴代の主人公たちと共に強大な闇に立ち向かう旅をすることになる。

『ファイアーエムブレム無双』の概要

『ファイアーエムブレム無双』とは2017年9月28日に発売されたNitendo SwitchとNewニンテンドー3DS用ゲームソフトである。
コーエーテクモゲームスの『無双シリーズ』と任天堂の『ファイアーエムブレムシリーズ』のコラボ作品であり、本作のオリジナルキャラクターや歴代のキャラクターを直接操作し、爽快なアクションを楽しめるようになっている。
本作ではオリジナルキャラクターであるシオンとリアンを軸に歴代のキャラクターたちと物語を進めるストーリーモードと、歴代のファイアーエムブレムの名場面を再現したマップに挑戦するヒストリーモードがある。
従来の『ファイアーエムブレムシリーズ』の支援会話システムをもとにした「絆会話」システムがあり、歴代のキャラクターたちとの仲を深める要素もある。
突如、アイトリス国は異界の門から現れた魔物たちの襲撃を受けて、王城が陥落してしまう。しかし、希望が失われたわけではなく、王城から逃げ出した先王の子であるシオンとリアンは母から授かった「炎の盾」を携え、伝説の英雄達とともに強大な闇に立ち向かう旅を開始するのであった。

『ファイアーエムブレム無双』のあらすじ・ストーリー

1章 託された希望

ユアナを置いて脱出するシオンとリアン

アイトリス国の王子、シオンと王女、リアンは双子であった。2人は王位をつぐ気は全くなく、お互いになりつけようと喧嘩を繰り返していた。アイトリス国の女王であり、2人の母親であるユアナはそんな2人を心配しながらも、見守り続けていた。そこに、隣国であるグストン国の王子、ダリオスが現れる。シオンとリアンにとってダリオスは兄のような存在であり、シオンは訓練の相手として、リアンは勉学を教えてもらっていたのだった。
ダリオスとの手合わせをしていたシオンとリアンだったが、突如異界の門が出現し、多数の魔物が城を襲撃したのだった。ダリオスはユアナを助けに向かい、シオンとリアンに逃げるように告げるが、2人は聞く耳を持たなかった。そこへ城の兵士が現れ、ユアナは既に隠し通路から逃亡したと聞く。シオンとリアンはダリオスと共にユアナとの合流を急ぐのだった。
ユアナとの合流を果たした2人だが、逃げる途中で隠し通路が崩壊し、ユアナと離れ離れになってしまう。ユアナは2人に炎の盾を託し、国を救うために寺院に向かうよう告げるが、2人はユアナを助けようとする。しかし、通路の崩落に巻き込まれると危惧したダリオスは2人を叱責し、2人を連れて城から脱出する。ユアナは通路の崩落に巻き込まれてしまい、シオンとリアンは涙を流す。
城から脱出し、城下町に逃げ込んだシオン、リアン、ダリオス。シオンとリアンは母親を置いて行ってしまったこと、その母親を亡くしたことで後ろ向きになってしまう。そんな2人に対し、ダリオスは「前を向け!お前たちがすべきことを、よく考えるんだ。」と叱責する。シオンとリアンはダリオスの言葉を聞いても、自分たちに国を救えるわけがないと気落ちしてしまう。
そこへ城を襲った魔物、「異形の者」が現れ、3人を襲撃。シオンとリアンの前に異形の者が迫り、絶体絶命に陥った際に、仮面をつけた謎の剣士に救われる。仮面の人物は自身をマルスと名乗り、3人を安全な場所に送り届けると、姿を消してしまう。
異形の者の襲撃から逃げ出すことに成功した3人は護衛の兵士と共に、森の中を進んでいた。森の中で転んでしまったシオンは、イーリス聖王国の自警団団長と名乗るクロム、クロムの妹リズ、自警団の副団長であるフレデリクに出会う。そこへシオンを探していたリアンとダリオスも合流し、自己紹介するシオンたちだったが、クロムたちは首をかしげてしまう。
クロムはシオンたちから状況を聞き、クロムの実力を嗅ぎ取ったダリオスから協力を求められる。クロムとリズは困っている人は放っておけないと快諾しようとする。しかし、フレデリクはクロムに素性の知らないシオンたちを信用するのは危険だと告げ、2人に模擬戦をし、信用できるかどうか判断したいと告げる。模擬戦では突如現れたウードという剣士の加勢もあり、クロムとリズの協力のもと、フレデリクに勝利することができた。シオンとリアンの覚悟を認めたフレデリクは協力することを決意するが、警戒は怠らないと苦言を呈す。
クロムは自身の仲間であるティアモを偵察に向かわせ、彼女から現在地はイーリス聖王国でないこと、いたるところに異形の者が存在していることを知る。
シオンたちはユアナが告げていた寺院にたどり着いた。しかし、寺院はグストン軍の襲撃により、クロムの仲間であるルフレが奮闘していた。ルフレを救うべく、シオンたちは寺院の中に向かうのだった。

2章 異世界の英雄を探して

クロムの体から輝石が現れる

ルフレを救い出したシオンたちの前にファウダーと名乗る人物が現れる。ファウダーはどうやらクロムと顔見知りのようであった。グストン軍に加わっていたファウダーを撃破したシオンたちだが、ファウダーはルフレに対し不敵な笑みを浮かべて逃亡してしまう。
寺院を守り抜いたシオンたちは、寺院の司祭からアイトリス国と炎の盾にまつわる伝承を聞く。その伝承とは、遥か昔にアイトリス国は邪竜イビルザーグにより危機に陥っていたというものだった。邪竜イビルザークは異界の門を開き、そこから出現した異界の者に国を襲わせていたのだ。さらに、異世界の世界の人間までも巻き込んでしまったといい、後に邪竜イビルザークは炎の盾によって封印された。
司祭は邪竜の復活が近いのではないかと告げる。シオンたちに起きていたことの全ては邪竜復活の前兆であり、クロムたちは邪竜によってシオンたちの世界に巻き込まれてしまったのだ。司祭は続けて、邪竜を封印するには炎の盾の覚醒が必要であると告げ、炎の盾を覚醒することができれば、異界の門も異形の者も消滅し、クロムたちも元の世界に戻ることができると語る。
司祭の話では、炎の盾の覚醒には異世界の英雄が持つ輝石が5つ必要であると言う。シオンたちはクロムたちを見るが、クロムは自分たちはそんなものではないと否定する。しかし、突如クロムの体が光り出し、クロムの体から輝石が出現した。クロムが1人目の異世界の英雄だったのだ。
シオンたちは4つの輝石を手に入れるため、異世界の英雄を探すことになったのだった。

シオンたちはクロムに城下町でマルスと名乗る仮面の人物に助けられたと告げる。シオンの話に驚きを隠せないクロム。クロムはマルスという人物は英雄王と呼ばれており、何千年も前の人物であると語る。
シオンたちは他に異世界の英雄の手掛かりがないため、ひとまずそのマルスについて調べることになった。シオンたちは偵察に赴いていたティアモからの報告で、砂漠に進駐しているグストン軍がマルスと名乗る凄腕の剣士を傭兵として雇ったという有力な情報を得た。ダリオスは自軍の目的を究明したいと告げ、シオンたちはグストン軍の目的を知るためとマルスに会うために進軍を開始する。
グストン軍を退け、マルスに遭遇することができたシオンたちだが、マルスはシオンたちに剣を向ける。そんなマルスに対し、クロムは剣術を確かめようと自身の剣を抜く。
クロムに敗北したマルスはシオンたちに協力を願い出る。マルスはグストン軍の目的を探るために潜入しており、そこでファウダーが龍の祭壇で怪しげな儀式を行おうとしているという情報を掴んでいた。ダリオスは自身の父であり、グストン国の王が邪竜の復活させるために儀式を行おうとしているのではないかと推測する。
シオンたちは儀式を止めるため、竜の祭壇へと向かう。
竜の祭壇を目前にし、ルフレが体調不良を訴える。クロムはルフレを軍の後方に置き、様子を見ようと提案する。そして、マルスは単独行動を志願し、後に合流することとなった。シオンたちは竜の祭壇へと進軍を開始する。
グストン軍との戦いの最中、ルフレの様子が一変し、ルフレがクロムを襲う。ルフレは敵の術により操られてしまったのだった。そこへ単独行動をしていたマルスが合流。マルスはこうなることを予知し、ルフレを見張っていたのだった。敵を撃破したことにより、ルフレを正気に戻すことができた。さらに、ファウダーを撃破したことで、儀式を阻止することができた。
マルスは二度と儀式が行えないよう、竜の祭壇を封印することを決意。竜の祭壇を封印した後、マルスは仮面は必要ないと脱ぎ捨てる。マルスの正体は、ルキナという女性であった。ルキナはクロムがいた世界より未来から来たと告げる。さらに、ウードは自身をリズの息子だと打ち明け、ルキナとお互いに協力しながら行動していたことを告げる。そして、ルキナはクロムに「お父様」と涙ながらに呼ぶ。ルキナはクロムの娘であったのだ。

3章 仕組まれた戦い

シオンたちの下に偵察に赴いていた兵が戻ってきた。兵によると、異世界から来た2つの勢力が争っているというのだ。異世界の英雄がいるかもしれないと考えたシオンたちは軍を二手に分け、それぞれの軍に接触しようとするのだった。
シオンとクロムたちは、兵士に襲われている少女、サクラを助ける。シオンたちはサクラがまた敵に襲われるのではないかと考え、サクラに同行を持ちかける。そこへサクラの姉を名乗るヒノカが現れ、サクラをシオンたちが連れ去ろうとしたと勘違いし、襲ってきたのだった。
ヒノカの誤解を解くと、ヒノカは素直に謝罪する。ヒノカとサクラは兄たちがいることを告げ、シオンたちはサクラたちの兄を探すことになったのだが、シオンが高熱により倒れてしまう。サクラは先ほどの戦場の砦の中に薬草があることを思い出し、クロムたちはシオンを救うため薬草を取りに行くことになった。
サクラとヒノカが捕らわれたと勘違いした2人の兄であるタクミがクロムたちを妨害する。クロムたちはタクミの誤解を解き、シオンを救うことに成功する。シオンたちはサクラ、ヒノカ、タクミの長兄を探し出すため、進軍を開始するのだった。
一方、サクラたちの長兄であるリョウマもきょうだいたちを探していた。しかし、リョウマたちの前に敵対勢力である暗夜軍が現れる。リョウマたちは暗夜軍を迎撃しようとしていたのだった。
シオンたちはリョウマの軍の兵に出会い、リョウマのところへと案内される。暗夜軍からリョウマを救い出すべく、シオンたちも進軍を開始。
リョウマを救う事ができたシオンたちは、リョウマたちに事情を説明する。リョウマたちの協力を得ることができ、リョウマはサクラたちにシオンたちの同行を命じ、自身は情報収集とカムイという人物の捜索で別行動をすることを伝えるのだった。
シオンたちと別れたリアンとダリオスたちは暗夜軍のエリーゼと出会う。彼女も異世界から来たことを知ったリアンはこの世界で起きていることを語る。ダリオスはエリーゼに協力を申し出るが、そこへエリーゼの姉であるカミラが現れ、リアンたちがエリーゼを攫おうとしているのではないかと勘違いし、襲ってきたのだった。リアンとエリーゼの説得により、無事にカミラの誤解を解くことできた。エリーゼとカミラは他にも兄弟がいることを告げ、リアンたちに同行を願い出たのだった。
リアンたちはエリーゼとカミラの兄弟を見つけるために進軍を開始。リアンたちと行動を共にしているエリーゼとカミラを発見したレオンは、カミラ同様勘違いをし、リアンたちに襲い掛かってきたのだった。カミラたちの説得により、冷静さを取り戻したレオン。そして、リアンはカミラたちの長兄であるマークスが敵対勢力である白夜軍と交戦しているのを目撃し、マークスを救うため、進軍を開始する。
マークスを救い出し、白夜軍を撤退に追い込むことができたリアンたちは、マークスから感謝される。マークスはカムイが白夜軍に攫われたと情報を得、カムイを救い出そうとしていたのだった。リアンたちは自軍が白夜軍に接触しているため、合流するとマークスに告げる。マークスはカミラたちにリアンに同行するよう命じ、マークスはカムイを捜索すると別行動をすることとなった。
シオンとリアンたちは合流を果たし、シオンたちはエリーゼから自分たちの世界では、白夜軍と暗夜軍は敵同士であることを伝えられる。お互いの軍にカムイが捕らえられていると情報が入っているが、それぞれの軍の砦の中にカムイの姿を確認することができなかった。カムイが捕らえられているという事実はなかったのだ。ダリオスはカムイを捕えたと嘘の情報を流すことで、互いを争わせようとしている黒幕がいるのではと考える。一方で、リョウマ率いる白夜軍とマークス率いる暗夜軍の争いが始まろうとしていた。この無意味な戦いを終わらせようと進軍を開始したシオンたちは、白夜軍と暗夜軍の衝突を阻止することに成功する。しかし、白夜軍の兵の様子が変であったことに疑問が残り、お互いの軍の将であるリョウマとマークスの姿は消えてしまっていたのだった。
姿を消したリョウマとマークスを見つけ出したシオンたちだが、突如2人に襲われてしまう。シオンたちは2人を止めようと交戦を開始するが、そこにカムイまでも現れ、シオンたちを襲撃する。さらに、グストン軍と行動を共にしているリョウマたちと同じ世界から来たマクベスまでも出現する。リョウマたちを操っていたのはマクベスであり、彼を撃破したことでリョウマたちを解放することができたが、マクベスは逃亡してしまう。正気を取り戻したリョウマとマークスはお互い敵同士でありながら、自分たちの世界へ戻るために一時休戦という形をとることを決意し、シオンたちに協力することとなった。すると、リョウマ、マークス、カムイの体が光り出し、3人から輝石が現れた。リョウマとマークス、カムイこそが異世界の英雄であったのだ。炎の盾の覚醒まで輝石は残り1つとなった。

4章 世界樹の頂で

世界樹の頂で伝説の剣を手にするシオンとリアン

ダリオスはグストン軍のみが知る要塞があり、その要塞にグストン軍が集まっていることをシオンたちに告げる。グストン軍は本格的にアイトリス国を制圧しようとしていたのだ。タクミはグストン国の王子であるダリオスを信用してもよいのかと苦言を呈し、リョウマも不安を抱いていることを告げる。ダリオスは「父の過ちを止める責任がある。」と告げ、シオンとリアンはダリオスのことを信用していると仲間たちに告げる。異世界の仲間たちはシオンとリアンの言葉を信じ、ダリオスを信用することに決めたのだった。シオンとリアンは自分たちでグストン軍との決着を付けようと前線に出ることを決意し、ダリオスに炎の盾を託した。
グストン軍と異形の者たちの攻撃により、追い詰められるシオンたち。さらに。炎の盾を持っていたダリオスが要塞の中に閉じ込められてしまう事態が発生。ダリオスを助けようとするシオンたちだが、圧倒的な敵の数に窮地に立たされてしまう。そこに現れたのは、異世界から来たマルス、シーダ、チキ、ナバールであった。マルスたちの協力により、要塞から脱出することができたシオンはマルスに協力を願い出る。マルスはシオンの申し出を快く受け入れるが、一つ問題があると告げる。要塞の中には異形の者たちが出入りする異界の門があり、要塞に攻め込んでも敵に囲まれてしまうというのだ。異界の門を閉じようとするシオンたちだが、炎の盾は敵に奪われてしまったままであり、シオンたちは困惑する。そんな時、チキが盾には神竜の力が宿っており、神竜と同じ力をどこからかに感じると告げる。リアンは神竜の力が世界樹にあるのではないかと告げ、ユアナから聞いたおとぎ話を思い出す。
おとぎ話とは、小さな国に聖なる竜が住んでいたが、そこへ邪竜が襲った。戦いの末、聖なる竜は邪竜を封印することができたが、力尽きて世界樹で死を迎えてしまう。世界樹の頂には、聖なる竜が残した2本の牙が残っているという話であった。
ユアナから聞いたおとぎ話は現実に起こったことかもしれないと考えたシオンたちはダリオスを助ける手がかりを得るために世界樹に向かうこととなった。
界樹にたどり着いたシオンたちだが、世界樹にはすでにグストン軍に異形の者がいた。さらに、マルスと同じ世界から来たガーネフもシオンたちの前に立ちふさがる。ガーネフを倒し、世界樹を守り抜くことができたシオンたち。世界樹の頂には聖なる竜の牙が2つの剣として残っていた。仲間たちが見守る中、シオンとリアンはそれぞれを剣を引き抜き、世界樹の頂から光が放たれた。
聖なる竜の力が込められた伝説の剣を手に入れることができたシオンとリアン。シオンとリアンはこの剣の力で異界の門を閉じることを決意し、ダリオスと炎の盾を取り戻すため、再度要塞に進軍する。
シオンたちは伝説の剣の力で要塞にある異界の門を閉じることに成功し、進軍を続ける。シオンたちは敵の情報から北の牢屋に閉じ込められていたダリオスを救い、ダリオスはマルスたちに感謝する。マルスとダリオスは、シオンとリアンに協力したくなるほど魅せられていると語り、握手を交わすのだった。ダリオスの話で炎の盾は要塞の大広間にあり、強力な魔物が守っていると告げる。
魔物を倒し、炎の盾を取り戻す事ができたシオンたちはマルスから現れた最後の輝石を手に入れ、炎の盾を覚醒させた。しかし、突如ダリオスの様子が一変。シオンとリアンに攻撃を仕掛け、炎の盾を奪ってしまったのだった。シオンたちはダリオスの裏切りに困惑するが、ダリオスは最初からシオンたちと協力関係ではなかったと告げる。ダリオスから自ら自軍と戦ったのも、シオンやリアン、他の仲間たちから信頼を勝ち取るための演技だったと明かされる。ダリオスは邪竜の力を自分のものにすることを目的だと語り、シオンたちの前から姿を消してしまう。ダリオスはシオンたちを始末しようと要塞を破壊するが、シオンたちは崩れる要塞から脱出する。
世界を救うためにダリオスを討つと告げるレオンに対し、シオンはダリオスをまだ信じており、仲間であると反論する。しかし、実際にはダリオスから炎の盾を取り戻さなくてはならないと告げるマークスだが、シオンとリアンはダリオスを仲間だと信じて疑わなかった。仲間たちはシオンとリアンの言葉を信頼し、彼らと行動を共にすることを決意する。

5章 取り戻した世界

邪竜に挑むシオンとリアン

炎の盾を取り戻すため、アイトリス国の城に進軍したシオンたち。ダリオスと彼の父であるオゾットは邪竜を完全に復活させるため、ユアナを生贄にしようとしていた。母が生きていることを知って喜ぶシオンとリアン。2人はユアナを救い、ダリオスを止めることを宣言し、城の中へと進む。
シオンとリアンは正気を取り戻すようダリオスに語り掛けるが、ダリオスは聞く耳を持つことはなかった。ダリオスがいる玉座の間にたどり着いたシオンたちの前で、ダリオスは儀式のためにユアナを生贄にしようとしていた。ダリオスはシオンとリアンに伝説の剣を渡せば、ユアナを助けると告げ、2人は母を助けるためダリオスの言葉に従う。ダリオスは伝説の剣が手に入ったとわかると、ユアナを刺し殺そうとするが、ダリオスの行動を予期してたタクミによってユアナは救われる。
ユアナと伝説の剣を取り戻し、ダリオスの野望を打ち砕いたシオンとリアンはダリオスに呼びかける。ダリオスに失態に怒るオゾットだが、オゾットはダリオスにより儀式の生贄にされてしまい、邪竜が完全に復活してしまう。邪竜の力を手に入れたダリオスはシオンたちに攻撃を仕掛け、シオンとリアンはダリオスを救うため彼に立ち向かう。ダリオスを撃破し、彼は正気を取り戻した。どうやら、彼は邪竜の力により心を操作されていたのだった。ダリオスは自分の中にいる邪竜を自分ごと討てと告げるが、シオンとリアンはそれを拒否する。ダリオスは世界を救うためにと引き下がらなかったが、シオンとリアンも引き下がるつもりはなかった。ダリオスは自分の中にいる邪竜を抑え込むことができず、ダリオスの影から竜の姿が現れる。
シオンたちの前に邪竜が姿を現す。邪竜の攻撃からシオンとリアンを庇ったダリオスは、最後の力で炎の盾をシオンたちに託し、謝罪の言葉を残して城の崩落に巻き込まれてしまった。
崩れ行く城から脱出し、城下町に逃げることができたシオンたちだったが、城下町には異形の者が多くはびこっていた。シオンとリアンはダリオスを失った悲しみが残るものの、異形の者を倒すことを宣言する。そんな中、シーダからユアナの意識が戻ったことを伝えられたシオンとリアンだが、2人は母に再会することはなく、城下町の人々を守るべく戦いへ赴くのだった。異形の者から人々を守ることができたシオンとリアンは母との再会を果たし、ユアナは2人の成長を涙ながらに喜ぶ。
邪竜は聖なる竜の魂を狙って、世界樹へ向かっていた。アイトリス国の至る場所に開いた異界の門を閉じ、邪竜を封印するたえめ、シオンたちは世界樹へと向かう。
世界樹では既に異形の者たちが数多くいて、シオンたちの行く手を阻む。リアンは今更ながら自分たちの世界に巻き込んでしまったことを謝罪するが、仲間たちは自分の意志でここにいると告げ、リアンを励ます。世界樹の頂にたどり着いたシオンたちはついに邪竜との決戦に臨む。しかし、邪竜は異界の門を開き、シオンたちを異空間へ飛ばしてしまう。
シオンたちが飛ばされた場所は、多数の異界の門が開いたことで空間が歪んだ世界であった。邪竜を弱体化させながら奥へと進んでいき、とうとう邪竜との決戦に挑むシオンたち。シオンとリアンは世界を救うため、ダリオスの仇を取るために邪竜に向かっていく。
異世界の仲間たちの協力により、邪竜を倒すことに成功したシオンとリアンは喜ぶ。邪竜が消滅したことで、異世界の仲間たちは自分たちの世界に帰還することとなった。仲間たちはシオンとリアンに激励の言葉をかけ、自分たちの世界へと帰っていった。
アイトリス国に帰還したシオンとリアンは母親に見守られながら、2つの王冠の前に立つのだった。

『ファイアーエムブレム無双』のゲームシステム

ストーリーモード開始時

主人公性別を選択

主人公や難易度などの選択画面

物語を開始するため、主人公の性別の選択が行われる。男を選択すれば「シオン」となり、女を選択すると「リアン」になる。

難易度を選択

ゲームの難易度を選択する。なお、ルナティックはストーリーモードをクリアすると解放される。

イージー:アクションが苦手な人向け
ノーマル:初級者、中級者向け
ハード:上級者向け
ルナティック:最上級者向け

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真・三國無双4(4猛将伝 / 4Empires)のネタバレ解説・考察まとめ

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『真・三國無双4』は、『三国志』に登場する武将を操作して自軍を勝利に導くアクションゲーム『真・三國無双』シリーズの第4作目にあたるゲーム作品である。使用可能な武将は48人で、各武将ごとに無双モードが設定されている。また、新描写エンジンの導入により、かねてからの問題であったステルスや処理落ちも大幅に改善され、より一騎当千の快感を味わえるようになった。

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無双OROCHI 2(Warriors Orochi 3)のネタバレ解説・考察まとめ

無双OROCHI 2(Warriors Orochi 3)のネタバレ解説・考察まとめ

『無双OROCHI2』は、コーエーテクモゲームスから2011年12月22日に発売されたアクションゲーム作品。『無双OROCHI』の続編にあたる。『三國&戦国無双』だけではなく、コーエーテクモの別作品や他メーカーの作品のキャラクターまで参戦しているのが、本作品の大きな特徴である。舞台は前作より数年が経過した異世界。突如出現した怪物・妖蛇によって、世界は滅亡寸前にまで追いやられてしまう。生き残った英傑達は失った仲間を取り戻すため、世界を救うために時空を超えた戦いに臨む。

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戦国無双2(2Empires / 2猛将伝)のネタバレ解説・考察まとめ

戦国無双2(2Empires / 2猛将伝)のネタバレ解説・考察まとめ

日本の戦国時代を舞台としたアクションゲーム『戦国無双』シリーズの第2作目にあたる作品が『戦国無双2(Samurai Warriors2)』である。群雄割拠の時代が中心であった前作に対して、本作は関ケ原の戦いを中心にした物語が展開される。後に『Empires』と『猛将伝』も発売された。 アクションやシステムなど、あらゆる面で『戦国無双』シリーズを確立した作品としても評価が高い。

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真・三國無双3(3猛将伝 / 3Empires)のネタバレ解説・考察まとめ

真・三國無双3(3猛将伝 / 3Empires)のネタバレ解説・考察まとめ

『真・三國無双3』とは、コーエー(現・コーエーテクモゲームス)から2003年2月に発売されたゲームソフトで、『真・三國無双』シリーズの第3作目にあたる。 プレイヤーは一人の武将となり自軍の勝利を目指す。使用可能武将は42人。前作の無双モードが武将別だったのに対して、今作の無双モードは勢力別になっており、プレイヤー武将を途中で変更できる仕様となっているのが大きな特徴である。

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戦国無双3(3猛将伝 / 3Empires)のネタバレ解説・考察まとめ

戦国無双3(3猛将伝 / 3Empires)のネタバレ解説・考察まとめ

『戦国無双3(Samurai Warriors 3)』とは、2009年12月に発売されたWii専用ゲーム作品で、後にPS3版も発売されている。戦国時代を舞台に、数多の武将達の物語が展開される『戦国無双』シリーズの第3作目にあたる。本作は武将達の様々な形の「絆」を中心とし、「関東三国志」「戦国の三傑」「関ヶ原の若武者」と、3つのストーリーを中心とした構成となっているのが特徴である。

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ファイアーエムブレム エンゲージ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

ファイアーエムブレム エンゲージ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイアーエムブレム エンゲージ』とはNintendo Switch用ゲームソフトであり、1990年から発売されている『ファイアーエムブレムシリーズ』の18作品目となるシュミレーションRPG。 歴代のキャラクターも登場し、新要素である「エンゲージ」することで戦局を大きく変えることができるようになっている。 1000年の眠りから目覚めた主人公は、エレオス大陸を危機に陥れる邪竜を倒すために12の指輪を巡る戦いに身を投じる。旅の中で出会う仲間と共に、主人公自身に降りかかる運命を知ることになる。

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ゼルダ無双 厄災の黙示録(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

ゼルダ無双 厄災の黙示録(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』とは、2020年発売のコーエーテクモゲームス開発によるアクションゲームで、『ゼルダの伝説』と『無双』シリーズのコラボ作品。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前に起こった「大厄災」をベースとした舞台に、『無双』シリーズならではの爽快なアクションを楽しめる作品となっている。 リンクだけでなく『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でおなじみのキャラクターを操作する事ができるのも魅力の一つである。

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刀剣乱舞無双(刀剣無双・とうらぶ無双)のネタバレ解説・考察まとめ

刀剣乱舞無双(刀剣無双・とうらぶ無双)のネタバレ解説・考察まとめ

『刀剣乱舞無双』とは、刀剣育成シュミレーションゲームの『刀剣乱舞』を原作に制作されたタクティカルアクションゲームである。ゲーム『無双シリーズ』と『刀剣乱舞』がコラボした作品ともなっている。物語の舞台は、西暦2205年。政府の命で歴史改変を目論む「歴史修正主義者」の企みを強襲調査する事になった、主を喪失した15振りの刀剣の付喪神「刀剣男士」達の戦いを描く。

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無双☆スターズ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

無双☆スターズ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『無双☆スターズ』とは、コーエーテクモゲームスが2017年3月に発売したゲーム作品。同社のブランドタイトルのキャラクター達が共闘するオールスターゲームでもある。舞台はとある異世界。ある日突然、異世界へ召喚された英雄達は、それぞれが協力を乞う3人の王族と出会う。そして英雄達は、見知らぬ世界での三つ巴の争いに巻き込まれていくのだった。マルチエンディングを採用しているため、物語の展開と結末はプレイヤーの選択次第という点も、本作の大きな特徴である。

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真・三國無双(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

真・三國無双(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

真・三國無双(Dynasty Warriors 2)とは、2000年8月にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)から発売されたゲームソフトで、真・三國無双シリーズの第1作目である。ジャンルはアクションゲーム。 中国の古典「三国志」に登場する武将を操作し、自軍を勝利に導いていく。1人で複数の敵をなぎ倒す「一騎当千」のアクションが最大の特徴であり、魅力である。

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ファイアーエムブレム 封印の剣(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

ファイアーエムブレム 封印の剣(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイアーエムブレム 封印の剣』は、エレブ大陸を舞台に主人公ロイがリキア同盟を率い、ベルン王国と竜族と戦うシミュレーションRPGである。2002年に任天堂から発売された。プレイヤーは戦術とキャラクター育成を駆使し、物語を進める。ゲームはターン制で進行し、ユニットの独自のクラスや能力を活かして勝利を目指す。主人公ロイやその仲間たちが、戦いを通して成長し、世界を救うために奮闘するストーリーを描く。

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幻影異聞録♯FE(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

幻影異聞録♯FE(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『幻影異聞録♯FE』はWii U専用ソフトとして発売された、『ペルソナ』や『女神転生』を手掛ける株式会社アトラスと『ファイアーエムブレムシリーズ』がコラボレーションしたRPGゲームである。本作は、現代を生きる若者たちが、ある事件をきっかけに”芸能”という世界で活躍しながら、仲間と共に自己成長を重ね、悪と戦う青春群像劇だ。また、バトルシステムも華やかで、プレイヤーを魅了する演出が数多く散りばめられている。

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Wo Long: Fallen Dynasty(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

Wo Long: Fallen Dynasty(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Wo Long: Fallen Dynasty』は、コーエーテクモゲームスより、2023年3月に発売されたアクションRPG。 舞台は西暦184年、後漢末期の中国であり、いわゆる三国志時代へと突入する最中の乱世が描かれる。 プレイヤーは、義勇兵として、三国志に登場する名声ある武将たちとともに、乱世へと身を投じることになる。 開発は、評価の高い『仁王シリーズ』を手掛けた、コーエーテクモゲームス内の開発チームであるTEAM NINJAであり、ゲームシステムも『仁王シリーズ』を踏襲している。

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北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

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無双シリーズの女性キャラクターの画像集【真・三國無双/戦国無双】

無双シリーズの女性キャラクターの画像集【真・三國無双/戦国無双】

中国三国時代を描いた『真・三國無双』、日本戦国時代を描いた『戦国無双』では、女性の武将も多数登場する。実際に戦の場に出たと言われているのは三国時代・魏の王異くらいだが、シリーズでは姫やオリジナルキャラクターを武将とすることで華やかさを出しているのだ。 ここでは『真・三國無双』や『戦国無双』の女性の登場人物・キャラクターをまとめた。

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ファイアーエムブレム「暗黒竜と光の剣」の女性キャラ

ファイアーエムブレム「暗黒竜と光の剣」の女性キャラ

任天堂の人気シリーズ「ファイアーエムブレム」。発売当時は、人気がパッとしない作品であったが、口コミで人気となり続編が作られ続けた作品だ。「ファイアーエムブレム」の原点である「暗黒竜と光の剣」の、魅力的な女性キャラクター達を紹介したい。(キャラ画像は、スーパーファミコン版のもの)

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ファイアーエムブレム(FE)の歴代パッケージまとめ

ファイアーエムブレム(FE)の歴代パッケージまとめ

『ファイアーエムブレム』とは、シミュレーションRPGにキャラゲーの要素を取り入れたシリーズ作品および同作の物語のカギを握る「炎の紋章」というアイテムの名称である。 本シリーズのパッケージには作中に登場するキャラクターたちがかっこよく描かれている。また、作品ごとにキャラクターデザインが異なるのも特徴である。

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【真・三國無双】大ヒットタイトル、『無双』シリーズの派生作品まとめ【戦国無双】

【真・三國無双】大ヒットタイトル、『無双』シリーズの派生作品まとめ【戦国無双】

コーエーの大ヒット作品であり、『無双アクション』というジャンルを確立した人気作品、「真・三國無双」シリーズの派生作品まとめ。 全ての始まりとなった『真・三國無双』から、PS3で発売された『TROY無双』、人気マンガとのコラボ作品である『北斗無双』や『ゼルダ無双』を紹介しています。

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