ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル(FFCC)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』とは、2003年にゲームキューブ用として発売されたアクションRPGである。任天堂ハードにおけるFFシリーズ初の派生作品。GBAを用いた最大4人の協力プレイやリアルタイムポリゴンによる世界観が特徴。プレイヤーはキャラバンの一員となり、猛毒の瘴気から村を守るため、世界各地のダンジョンの一番奥にある「ミルラのしずく」を求めて旅をする。文化庁メディア芸術祭大賞を受賞するなど高く評価され、2020年には新規要素を加えたリマスター版が多機種で発売された。

「思い出の世界」の深部に鎮座する「思い出の管理人」。人々の記憶から消えかけてしまった儚い思い出を集め、「ミルラの雫」へと変化させて返還する役割を担っている。その身体全体が強く発光しているため、光そのものが実体化したかのような神秘的な佇まいをしている。光の眩しさによって輪郭は曖昧でぼんやりとしているが、ミオの足元にある床(思い出の空間の地面に該当する場所)を注意深く見ると、人型でスカートを着用した少女のようなシルエットであることが確認できる。
黒騎士が執拗に追い求めている「光」の正体その人であり、かつてレオン(黒騎士)とハーディがヴェレンジェ山を踏破して「思い出の世界」に到達した際、ラモエに敗北して記憶を次々と奪われていく悲劇をなす術もなく見守っていた過去を持つ。ラモエによって人々の尊い思い出が無慈悲に食い荒らされていく現状を憂いており、かつてのように思い出が自然に生まれ、やがて穏やかに消えていく健やかな時代を再び取り戻したいと強く願っている。
ヴェレンジェ山で猛毒の瘴気を撒き散らしている元凶である魔物・メテオパラサイトを撃破した後に主人公たちの前に姿を現し、彼らの歩んできた軌跡や心に秘めた可能性に魅力を感じ、記憶の真価を試すための様々な問いかけを投げかけてくる。もしミオからのすべての質問に対して正確に答えを切ることができれば、最終決戦の相手であるラスボス・ラモエとの戦いへと突入する。激闘の最中にラモエの謀略によって取り込まれてしまい、結果としてラモエは恐るべき第二形態「ミオラモエ」へと変貌を遂げてしまう。

ラモエ

本作の物語におけるすべての元凶にして最終ボス。はるか昔、世界を支える大クリスタルが突如飛来した隕石によって粉々に砕け散った際、その衝撃的な「歪み」のエネルギーから誕生した存在である。強烈な瘴気の環境下で育まれた経緯を持つため、同じ世界の存在でありながらミオとは全く異なる性質を帯びている。ミオに対しては「ミオ様」と敬称で呼び、一見すると畏敬の念を払っているかのような丁重な言葉遣いで接触してくる。
あらゆる思い出の中でも、特に切なさを帯びた「かなしみ」の記憶を偏愛しており、人々の心に深く刻み込まれた思い出を略奪しては、そこからおぞましい魔物を生み出し、さらにその魔物によって人々に耐え難い苦痛を与えることで、大好物である悲劇の思い出を心ゆくまで貪り食っている。かつて歴史の闇に消滅してしまったティダの村の崩壊劇にも深く関与しているとされ、彼自身の弁によれば、ティダの村が残した最後の思い出こそが二度と味わえないほどの極上の美味であったという。かつて黒騎士やハーディもラモエとの死闘の果てに敗北を喫し、大切な記憶の数々を食い荒らされて思い出を喪失していったが、彼らはあまりにも未来の勝利ばかりを見据えていたために心の奥行きにある思い出が少なすぎ、ラモエを十分に満足させることはできなかった。
メテオパラサイトを討伐した直後に突如としてその存在が浮き彫りになる強敵であり、物語の終盤まで直接的な姿を見せないものの、世界を脅かす瘴気の根源を作り出した存在として、これまでの旅のあらゆる足跡と深く結びついている。

サブキャラ

フィオナ

CV:Lynn(リマスター版)
リルティとクラヴァットの血を引くハーフの少女だが、身体的特徴や外見は母親であるクラヴァット族に色濃く似ている。リルティ族が統治する王都アルフィタリア城に王女として暮らしており、城下町の住民や一般の民衆からは親しみを込めて「クラヴァットの王女」として認識されている。彼女は幼くして亡くした母親の温もりを失った寂しさを今なお深く引きずっており、その孤独な様子を見かねた城の「じいや」の計らいによって、外の世界への放浪の旅に出ることを決意する。しかし、この旅立ちは国の重臣である侍従長のクノックフィエルナに対して事前の正式な許可や断りがないまま実行されたため、図らずも重大な「失踪事件」として扱われ、周囲の大人たちを大いに慌てさせ困惑させる原因を作ることになる。ゲーム内の特定条件を満たすイベントをクリアすることで、プレイヤーは報酬として1人あたり10万ギルという巨額の資金を受け取ることができる。

黒騎士

CV:大塚明夫(リマスター版)
失われた自身の過去の記憶を取り戻したいという一念に取り憑かれ、理性を失ってやみくもに愛剣を振り回しながら無関係なキャラバンにまで襲いかかる狂気の戦士。物語の核心に迫るイベントを順次進めていくことで、彼の隠された素性がリルティ族の男であるレオン=エズラ本人であることが徐々に明らかになっていく。しかし最終的には、奇しくも実の子であり、かつて父親からその名と黒騎士の称号を受け継いだ若きレオン=エズラの手によって「自分の父親の仇である」と悲劇的な誤解を招いた末に命を奪われてしまうという、あまりにもむごい最期を迎えることとなる。

ルダの村のキャラバン

構成員はセルキー族の2人。広大な世界の道中で発生する様々なイベントを通じて、主人公たちと幾度となく顔を合わせることになるお馴染みの存在。

ダ・イース

画像右側

CV:八代拓(リマスター版)
ハナ・コールとは日頃から些細なことで激しい言い争いや軽口の叩き合いを繰り広げているが、いざという肝心の土壇場になると彼女の存在に大きく頼ってしまう一面を持つ。

ハナ・コール

画像右側

CV:坂本真綾(リマスター版)
抜群の統率力と気風の良さを誇る、頼りがいのある姉御肌のセルキー女性。
優れたリズム感の持ち主であり、旅の途中の街道などで突如として華麗な舞いを披露して周囲を楽しませることがある。精神的なテンションが最高潮に高まると、相棒であるダ・イースに対して強い当たりや突っ込みを入れることが多い。

しましま盗賊団

構成員はセルキー族の男2人とモーグリ一匹。
自分たちの愛する「しましまリンゴ」の価値を少しでもけなしたり侮辱する者に対しては決して許さないという強烈なこだわりを持つ、どこか憎めない愛嬌を兼ね備えた盗賊の一団。

バル・ダット

CV:吉野裕行(リマスター版)
しましま盗賊団の首領を務めるセルキー族の男。一見すると女性の着用する衣装と見紛うような絢爛で華美な服装に身を包んでいるが、性別は紛れもない男性である。

メ・ガジ

CV:西村知道(リマスター版)
かつてバル・ダットの父親から受けた恩義や世話になった恩返しとして、彼の頼りない後見人の立場を買って出て盗賊団に同行している老練なセルキー族。物語を進めるイベントの過程において、危険からバル・ダットを身を挺して庇った結果、無残にも魔物の手にかかって命を落としてしまう。

アルテミシオン

shiro1011
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@shiro1011

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