ブランツ(SPY×FAMILY)の徹底解説・考察まとめ
ブランツとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、西国の外務大臣。10年前まで泥沼の戦争を繰り広げていた東人民共和国との折衝など難しい仕事を任されている。
西国と東人民共和国の新しい関係のために尽力しているが、それだけに両国の衝突を望む者にとっては目障りかつ格好の獲物で、テロリズムの標的とされたこともある。その回避のために粗雑に扱われても、文句こそ言いはするがきっちり役目を果たす豪胆かつ有能な政治家。イチゴが好きで、誕生日ケーキにイチゴが乗っていないと激怒したことがある。
ブランツのプロフィール・人物像
性別:男
職業:西国外務大臣
好きな食べ物:イチゴ
ブランツとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、西国(ウェスタリス)の外務大臣。フルネームは不明だが、「ブランツ」は「複数の矛先」を意味する英語である。
10年前まで泥沼の戦争を繰り広げていた東人民共和国(オスタリア)との折衝など難しい仕事を任されており、東西両国の新しい関係のために尽力する豪胆かつ有能な政治家である。
しかし、それだけに両国の衝突を望む者にとっては目障りかつ格好の獲物で、テロリズムの標的とされたこともある。この回避のために物語の中心人物の1人であるロイド・フォージャーに着ている服をむりやり奪われたことがあり、彼の所属する西国諜報機関WISE(ワイズ)の管理官(ハンドラー)であるシルヴィア・シャーウッドに直接文句を言っていた。諜報機関への直通電話の番号を知っていたり、その死が東西両国の新たな戦争のきっかけになりえたり、作中に登場した西国の政治家の中でもかなりの大物だといえる。
誕生日にはイチゴのケーキを食べるのが常。東人民共和国の嫌がらせで輸入が制限され、イチゴ無しのケーキを誕生日に出された際は大人げなく激怒した。公の場でそれについて国民感情を煽るような失言でもしたのか、両国間の関係を悪化させる失態を犯したこともある。
ブランツの来歴・活躍
東人民共和国のテロリストに狙われる
軍縮の会談のために東人民共和国を訪れた際、「ブランツを殺して東西両国に戦端を開かせる」ことを目論む学生テロリストたちからその命を狙われる。本人は東人民共和国側がつけた執拗な警備と学生相手に手間取る西国諜報機関WISEのスパイたちの体たらくに不快そうにしていたが、実際のところテロリストたちのリーダーであるキース・ケプラーはブランツのすぐ近くにまで迫っており、「軍用犬に爆弾をくくりつけてブランツを襲撃させる」というその計画は実際に発動すれば防ぎ切るのは困難だと思われた。
そこでWISE屈指の敏腕スパイであるロイド・フォージャーは、ブランツが着ていた服を強引に奪い取り、これを用いて軍用犬の鼻を誤魔化し自身が囮となる策を決行。首尾よくキースたちの計画を未然に防ぐ。
しかしろくな説明も無しにいきなり服を奪われたブランツは怒り心頭で、WISEの前線指揮官であるシルヴィアに直接連絡して文句を言っている。シルヴィアは緊急避難としてこれを受け流し、ブランツには政治家として彼本来の仕事をするよう促した。
テロリストに狙われ、味方のはずのWISEのスパイに追い剥ぎ同然に服を奪われるという憂き目に遭いながらも、ブランツは政治家としての本文を果たして東人民共和国との軍縮に関する話に一定の成果を出し、西国へと凱旋した。
イチゴ輸出禁止に激怒する
東人民共和国の経済委員会の幹部セルゲイ・オストスキーの差し金により、同国から他国へのイチゴの輸出に制限がかかる。元軍人で西国嫌いのセルゲイによる、この嫌がらせに等しい工作により、西国ではイチゴ不足の状況が続くこととなった。
特に製菓の分野への影響は大きく、誕生日にイチゴ無しのケーキを出されたブランツは大激怒。公の場でそれについて失言でもしたのか、あるいは「イチゴごときでみっともない」と外務大臣のポストを外されそうになったのか、危うく外交問題にまで発展する事態となる。
WISEの工作でイチゴの輸出制限問題は解決するも、東人民共和国との軍縮会談で上がったブランツの政治家としての評判がどうなったかは定かではない。
ブランツの関連人物・キャラクター
ロイド・フォージャー/黄昏(たそがれ)
西国諜報機関WISE屈指の敏腕スパイ。現在はオペレーション<梟>(オペレーションストリクス)という長期任務を遂行中だが、人手不足のため突発的に別の任務に駆り出されることもしばしばである。
キース率いる学生テロリストたちが軍用犬を使ってのテロを計画した際、その対象とされていたブランツを守るために彼が着ていた“臭いが染みついた衣服”を奪うという行動に出る。これによりテロを未然に防ぐことには成功するも、緊急事態だったためろくな説明も無く、ブランツは怒り心頭で彼の上司であるシルヴィアに文句を言うこととなった。
シルヴィア・シャーウッド/鋼鉄の淑女(フルメタル・レディ)
西国諜報機関WISEの管理官。東人民共和国内で活動する同組織のスパイの直属の上司である。
ブランツとは面識があるらしく、ロイドに服を奪われた際に「君のところの人間に追い剥ぎにあった」と直接連絡して文句を言っている。シルヴィアは緊急避難のためとしてこれを受け流し、ブランツにはブランツにしかできない政治家としての仕事をするよう促している。
キース・ケプラー
東人民共和国のバーリント大学に通う学生にして、同国の正義を妄信する学生テロリストたちのリーダー。会談のため東人民共和国を訪れていたブランツを暗殺することで、東西両国の間に新たな戦争を巻き起こすことを画策していた。
「爆弾をくくりつけた軍用犬による攻撃」など、若いだけに自由な発想で計画を進めており、一時はWISEのスパイたちをも追い詰めた。しかしロイドの娘であるアーニャ・フォージャーなどの介入もあって計画に狂いが生じ、最終的には失敗。最後は警察に突き出され、「学生が西国要人へのテロリズムを計画していた」という事実を隠蔽したい東人民共和国の思惑によって事件ごと闇へと葬られた。
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