マーサ・マリオット(SPY×FAMILY)の徹底解説・考察まとめ
マーサ・マリオットとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、物語の中心人物の1人であるアーニャ・フォージャーの友人ベッキー・ブラックベルの従者。
アーニャの父親でスパイでもあるロイドの見立てによると元軍人。常にベッキーに寄り添い、彼女の我がままにも従順に従う一方、時には優しく諭すなど家族のような目線で接している。ベッキーの新たな友人となったアーニャにも感謝し、2人の友情を温かく見守っている。イーデン校の教師であるヘンリー・ヘンダーソンとは、学生時代からの親しい友人である。
マーサ・マリオットのプロフィール・人物像
職業:ブラックベル家の従者
前歴:軍人
マーサ・マリオットとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、物語の中心人物の1人であるアーニャ・フォージャーの友人ベッキー・ブラックベルの従者。。
立ち居振る舞いに隙の無い老婦人で、アーニャの父親でスパイでもあるロイド・フォージャーの見立てによると元軍人。彼女の年齢で軍人だとすると、10年前まで繰り広げられていた東人民共和国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)の泥沼の戦争にも関わっていた可能性が高い。
常にベッキーに寄り添い、子どもの我がまま同然の彼女の指示にも従順に従う一方、時には了見の狭さを優しく諭す。使用人としての節度こそ守っているが、母か祖母のような目線でベッキーに接している節があり、ベッキーの側もそんなマーサに甘えている。
ベッキーの新たな友人となり、学校というものへの期待を感じさせてくれたアーニャには感謝しており、2人の幼い友情を温かく見守っている。イーデン校の教師であるヘンリー・ヘンダーソンとは学生の頃から親しく交流する間柄で、当時は互いに憎からず想っていた。
マーサ・マリオットの来歴・活躍
青春時代
中学生の頃、バレエの奨学生としてイーデン校に編入。当時すでに学園屈指の優等生だったヘンリー・ヘンダーソンと出会い、毎日2人で茶会を楽しむなど親しく交流する。ヘンリーが妬みから同級生に暴力を振るわれていた時は、ここに慌てて割って入って彼を助けようとしたこともあった。
やがてヘンリーに無自覚な恋心を抱いていくが、3つ年上だった彼は先に卒業。この時ようやく自分がヘンリーに恋をしていたこと、もう彼とイーデン校で会うことはないという事実に気づいて涙を流す。
しかしマーサが最終学年まで進級した時、ヘンリーは新人教師としてイーデン校に赴任。思いもよらぬ再会に、マーサは大いに驚く。かつてのような交流を再開させる2人だったが、この頃には東西両国の戦争は泥沼化していた。敵国の攻撃は東国の首都にあるイーデン校の周囲にまで及ぶようになっており、マーサが「いつかここで踊るダンサーになる」と憧れていた劇場も爆撃により崩壊。夢見た未来を失ったマーサは、半ばヤケになって軍人になる道を選ぶ。それでも「戦争に行く前にヘンリーに自分の気持ちを伝えよう」と考えていたマーサだったが、アクシデントにより失敗し、2人は擦れ違ったまま別れることとなった。
マーサは戦場からヘンリーに手紙を送り続けるが、前線に配備されて命の危険を感じ始めると次第に弱音を吐いていった。やがて彼女の部隊は西国の部隊との戦闘で壊滅し、マーサも行方不明となる。この頃にはヘンリーは「自分の手でマーサを守りたい、生きて帰ってほしい」と考えていたが、彼女の部隊が壊滅したと聞いて絶望。諦観に流され、家の都合で結婚してしまう。
しかし実はマーサはブラックベル社の兵器の影にいたお陰で命拾いし、西国のアナベルという老婦人によって救出されて手当てを受けていた。ようやく立って動けるようになったマーサは、アナベルに別れを告げて西国を目指すが、この時にはすでにヘンリーは結婚していたのだった。
軍人からブラックベル家の使用人へ
所属や具体的な活動内容は不明ながら、その後は軍に所属して活躍。年齢から考えて、物語開始の10年前まで繰り広げられていた東人民共和国と西国の泥沼の戦争に参加していた可能性が高い。
戦後はどのような経緯を辿ってか、従者として東人民共和国屈指の軍需企業のCEOであるブラックベル家で働くこととなる。その人柄も能力もブラックベル家の人々から信頼されており、彼女が令嬢であるベッキーに意見した時でさえ「マーサの言っていることの方が正しい」と判断されてか止められる様子が無い。これはある意味“マーサなら娘を預けても大丈夫だ”と家の者が考えているということと同義である。
そのベッキーに対しては、使用人としての節度こそしっかりと守りつつ、母か祖母のような目線で接している節がある。それを知ってか知らずかベッキーの側もマーサに心を許しており、時に我がままを言うことはあっても彼女の言葉を無碍にすることもない強い信頼関係にある。
幼い友情を見守る
ベッキーは年の割には聡明だが、それが行き過ぎてマセたところがあり、同年代の子どもと仲良くできないという悪癖があった。それを「程度の低い連中と群れててもいいことなんかない」と言い張って自分は悪くないとベッキーは主張していたが、そんな彼女が名門イーデン校への入学初日に出会ったのが同い年のアーニャ・フォージャーだった。
アーニャは名門にあっては珍しい庶民の子で、自分をからかう男の子がベッキーにまで手を出したのを見て、思わずカッとなって彼をブン殴ってしまう。これは当然大騒ぎとなったが、自分のために罰を受けることも覚悟で男子に立ち向かってくれたアーニャにベッキーは感動。「あの子のことをもっと知りたい、仲良くなりたい」と考えるようになる。
入学初日に暴力を振るってしまったことでクラスから浮いた存在となりかけていたアーニャだったが、ベッキーとの友情によって元気を取り戻し、2人は無二の友人となっていく。ベッキーは今まで近くにいなかったタイプのアーニャとの友情を楽しみ、「学校も悪くない」とまで言うようになっていった。マーサはベッキーの偏見を打ち破り、彼女を受け止めてくれたアーニャに感謝し、2人の幼い友情を温かく見守っている。
一方、ベッキーはアーニャの父親であるロイド・フォージャーに一目惚れしており、「なんとか自分がロイドの奥さんになりたい」と無謀なことを考えている。これにはさすがに呆れているが、当然ながらロイドに相手にされるわけもなく、何も言わずに様子を見ている状態である。
イーデン校バスジャック事件
イーデン校の1年生が、博物館に社会科見学に出発する。しかし彼らの乗るバスは、極左組織「赤いサーカス」の幹部ビリー・スクワイアに目をつけられており、運転手も生徒たちが乗り込んだ時点で彼の手下と入れ替わっていた。首尾よくバスジャックを果たしたビリーは、人質となった生徒たちに銃を突き付けて自分に従うよう脅してくる。
これを知ったマーサは、「娘が危ない」と狂乱するベッキーの父親と共に警察がバスを包囲する現場へと駆け付ける。そこにはベッキーたちの担任であるヘンリーも来ており、彼と旧知の間柄であることが明らかとなる。生徒たちと犯人グループに水と食料を差し入れた際、「怪我人の代わりに自分が人質になる」と言い出したヘンリーがバスに残ったことを知ると、それを案じる言葉を漏らした。
警察が強行突入の準備を進める一方、ビリーたち犯人グループもまた「警察が突っ込んできたら爆弾で諸共に自爆する」用意を整えていた。超能力でこれらの動きを察したアーニャは、「このままじゃみんな死んでしまう」と焦り、ビリーたちを説得しようと試みる。
アーニャなりに必死に知恵を絞った交渉はとんちんかんなものだったが、相手の思考を読んで咄嗟に紡いだその言葉は、期せずしてビリーが過去に失った娘の言葉と似通ったものになっていた。東国の政治を正すために戦い命を落とした娘が、自分のことを誇りに思いながら死んでいったことを思い出したビリーは、「娘と同じ志を持つ者を殺すことはできない」と闘志を失い、警察に投降。なお足掻く赤いサーカスのメンバーもマーサがテーザー銃で制圧し、事件は無事に解決するのだった。
イーデン校のダンスパーティー
イーデン校でダンスパーティーが開催される。学年が上がるごとにクラスや寮を交えた交流が増えていくため、それに慣れさせることを目的に1年生から参加するのが義務であるらしく、ベッキーも出席する。憧れのロイドと踊ることを夢見るベッキーだったが、パーティーには保護者は参加しないこととなっており、大いに落胆する。
マーサはそんなベッキーをパーティー会場に送り届けるが、ヘンリーに「人手が足らないから手伝ってくれ」と頼み込まれ、裏方としてダンスパーティーに参加することとなった。
マーサ・マリオットの関連人物・キャラクター
ベッキー・ブラックベル
東人民共和国有数の軍需企業のCEOの娘。名門イーデン校の1年生で、年齢は6歳。マーサは事実上ベッキー専属の使用人を務めており、車での送迎や身の回りの世話など様々なことを任されている。
使用人としての節度はしっかりと守っているが、凄惨な戦争を見てきたこともあってか、マーサは「戦争を知らない世代」であるベッキーのことを母か祖母のような立場で見ている節がある。ベッキーの側もそんなマーサを信頼し、遠慮なく我がままを言う一方、不服そうにしながらも彼女の諫言には素直に耳を傾けるなど家族同然の信頼関係を築いている。
ベッキー・ブラックベル(SPY×FAMILY)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
ベッキー・ブラックベルとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、名門イーデン校に通う6歳の女の子。
「自分のために男子に立ち向かってくれた」という誤解をきっかけに、物語の中心人物の1人であるアーニャ・フォージャーと友人関係になる。そのアーニャの父であるロイドに入れ込み、いずれ自分が彼のお嫁さんになることを夢想するなど、年齢のわりには大人びた価値観の持ち主。父親は大手軍事企業ブラックベルのCEOで、時に反発し、時には素直に甘えるなど、良好な親子関係を築いている。
アーニャ・フォージャー
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ユーリ・ブライア(SPY×FAMILY)の徹底解説・考察まとめ
ユーリ・ブライアとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、作中の中心人物の1人であるヨル・フォージャーの実弟。 幼い頃から親代わりに育ててくれた姉のヨルを慕い、熱烈なシスコンへと成長する。それだけにそのヨルの夫であるロイドには非常に辛辣で、2人の結婚を祝福するどころかまったく認めていない。一方、普段は東人民共和国の国家保安局の一員として働いており、思想犯や西国への協力者を厳しく取り締まるという、フォージャー家の人々の前では見せない非情な一面を持つ。
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