フェイタン=ポートオ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

フェイタン=ポートオとは『HUNTER×HUNTER』における悪名高い盗賊集団・幻影旅団(通称クモ)の一員である。戦闘に長けており、殺人に躊躇のない冷酷さを持つ。中でも拷問好きの一面を持ち、旅団のアジトに連れ去られた主人公・ゴンに拷問を仕掛けようとした。一族を殺された報復としてクラピカにメンバーの殺害や団長を誘拐され、お互いを殺し合おうと激しい争いを繰り返している。一人称はワタシで「お前 調子乗りすぎね」等、特徴的な話し方をする。主な武器は、刀と弾丸を備えた傘。ゲームに興味を寄せる一面もある。

オークションの控室の会話を盗み聞くフェイタンとフィンクス

大富豪や一部の特別な人間が集うサザンピースオークション。中でも異質な品が競りにかけられる会場がBホールである。そのBホールで出品されるグリードアイランドのソフトを目当てにフェイタンとフィンクスはスーツ姿で出席していた。そこでフェイタンとフィンクスは同じくグリードアイランド目当てに出席していたゴンとキルアに会う。驚いて逃げるゴンとキルアをフェイタンとフィンクスは瞬時に取り囲む。フェイタンは「安心するね 別に お前達 殺る気ないよ」と殺害の意欲が無いことを伝える。クラピカから現段階で手を引いた理由を伝える為に、死者から発せられる念についてゴンとキルアに説明するフィンクスはフェイタンの視線に気づき、「これ以上は言わねェよ」と念能力を取り除く能力者・除念師のことまで話さなかった。

ザザンとの対決

ザザンの尻尾に捕らえられるフェイタン

キメラアントの師団長・ザザンは、幻影旅団の出身地である流星街に城を設け、自らを女王と名乗り、その地の住民を次々と異形に変形させて兵隊を作っていた。フェイタン、フィンクス、シズク、シャルナーク、カルト、幻影旅団のNo.10・ボノレノフの6人は流星街のザザン率いるキメラアントを討伐するべく集まった。城に潜入した6人は誰が先にザザンを倒すか競争という方針の元に、それぞれ別方向に分かれる。フェイタンは真っ先にザザンと遭遇し、戦闘を開始する。フェイタンは傘に仕込ませた刀でザザンの攻撃に対抗するが、「オーホホホ 敵じゃないわね」と罵られる。それに対してフェイタンは「いい練習台見つけたよ」と笑みを浮かべる。その後も戦闘を続け、傘に仕込ませた弾丸をザザンの顔に命中させるが致命傷にはならなかった。続けてフェイタンは、顔を傷つけられた怒りで変身したザザンの隙をついて「硬」で刀をオーラで覆い背中を突き刺すが、効果はない。その瞬間に刃の先端も破損し、ザザンに微量なオーラを食らわされダメージを受ける。そしてフェイタンはザザンの攻撃によって左腕を折られる。キメラアントを既に倒して他の旅団員と共にフェイタンとザザンとの戦闘を見物していたフィンクスは「フェイ!ボノと代わるか!?」と声をかける。しかしその瞬間、フェイタンは謎の民族語で「クソが…」「調子に乗りやがって」と話しながら身に纏うオーラの量を上げる。それを見た他の旅団員5人は避難を始める。謎の民族衣装を身に纏ったフェイタンは「痛みを返すぜ」と発言し、「許されざる者(ペインパッカー)」で灼熱のオーラを飛翔させる。空中に発せられた灼熱のオーラは「太陽に灼かれて(ライジングサン)」に変化し、周囲一帯を火の海にした。その中で悶えるザザンに対してフェイタンは「どうした?自慢の硬い体で何とかしてみろよ」と罵しった後、「ヒャハハハハ」と大声で嘲笑いながらザザンを死に追いやった。

フェイタン=ポートオの関連人物・キャラクター

クロロ=ルシルフル

CV:永野善一(1999年フジテレビ版)/宮野真守(2011年日本テレビ版)

悪名高い危険度A級クラスの盗賊集団・幻影旅団(通称クモ)のリーダーである。念系統のうち最もレアな特質系の念能力者。性格は冷酷で自らと関わりの無い者の命を容赦なく奪う。高い戦闘力とリーダーシップを持ち、団員から絶大な信頼を得ている。扱う念能力は「盗賊の極意(スキルハンター)」。これは他者の能力を具現化した本に封じ込め、必要に応じて使うことができる技だ。また、元の能力者だった人間が死亡するとその本から能力の記載が消える。クラピカに殺されたウボォーギンに涙を流す仲間想いな一面もある反面、セメタリービルで殺し屋達に襲撃された際には笑みを浮かべ、好戦的な姿勢を見せた。また普段は髪をオールバックにしているが、戦闘時には前髪を下ろしている。

フィンクス=マグカブ

CV:松本吉朗(1999年フジテレビ版)/KENN(2011年日本テレビ版)

悪名高い危険度A級クラスの盗賊集団・幻影旅団(通称クモ)のNo.5であり、フェイタンと行動を共にすることが多い。腕を回すほどパンチ力を増大させることができる能力「廻天(リッパー・サイクロトロン」の持ち主。普段は白い服装に蛇の様な被り物といったエジプト風の衣装を身に着けているが、戦闘時には着脱する。ジャージを着用することも多い。短気な性格ではあるが、キメラアントによって異形の姿に変えられた流星街の住民に対して「おめーら 腐っても流星街(ココ)の住人だろうが!!最期まで根性見せやがれ!!!」と檄を飛ばすなど、人情味がある一面を見せることもある。

フェイタン=ポートオの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「家族?なにそれ?」

団長クロロの指示の元、セメタリービルで行われるマフィア主催の地下競売を襲撃したフェイタンとフランクリン、シズク。まず壇上のフェイタンの「くたばるといいね」という一声でフランクリンはその場の出席者に向けて「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」を発動し一斉射撃を開始した。会場は、フランクリンの攻撃を受けたマフィアの死体で埋めつくされた。その死体と散乱した椅子をシズクは掃除機型の念能力・「デメちゃん」を使って吸い込んでいく。その中で一人だけ重症を負わされながらも生きていたマフィアがいた。そのマフィアはフェイタン、フランクリン、シズクに対して自らのコミュニティーが家族もろとも報復すると言い残した後、フランクリンの「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」で殺害される。フェイタンは死体となったそのマフィアを見下ろし、笑みを浮かべて「家族?なにそれ?」という一言を吐き捨てた。フェイタンの冷酷さが伺える瞬間である。

「ワタシ達盗賊 盗むに決まてるね」

一部の特別な人間だけが集えるサザンピースオークションにフェイタンとフィンクスはグリードアイランド(通称「G・I」)のソフト目当てにスーツ姿で出席していた。その後、控え室にてゴンとキルアにグリードアイランドを狙う大富豪・バッテラがグリードアイランドの参加者を募る審査を行うこと、今回のオークションで出品されるソフトを全て落札する旨を伝える。その会話を盗み聞いていたフェイタンとフィンクスはバッテラの側近2人を乗せた車を襲撃し、グリードアイランドのソフトが入ったゲーム機を強奪した。恋人のためにグリードアイランドを集めたバッテラに構わず、フェイタンは「ワタシ達盗賊 盗むに決まてるね」と話しながら、横たわる側近2人の死体と燃える車を後にした。

流星街で和気藹々とする幻影旅団

流星街を牛耳ろうと画策していたザザンとその兵隊蟻を退治したフェイタン、フィンクス、シズク、シャルナーク、ボノレノフ。シャルナークの電話が鳴るとフィンクスは「!!団長か!?」と団長クロロによる除念完了の報告だと期待するが電話の相手はノブナガだった。するとフィンクスは落胆し「あーあウゼェ ただ待つ身はつれーな」と途方に暮れる。それを見たシャルナークは「フィンクスてば 何か片想いの女のコみたい」と話し、つられてフェイタンも一緒に「乙女ちくね」とフィンクスはからかった。この冷酷なフェイタンが見せた貴重なつっこみに対してフィンクスは、「なんだとテメェらもっぺん言ってみろ!!」と赤面しながら怒る。そして「コロスッ」と石を投げてくるフィンクスから逃げるフェイタンとシャルナークであった。殺戮を厭わない集団が垣間見せた心が和むシーンである。

殺すのが先 「誰が」も「手段」も二の次ね

NEYMEX_79
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ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ウボォーギンとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団「幻影旅団」の一員である。ライオンの鬣を思わせる髪型と、筋骨隆々の大柄な体格が特徴。頑丈な肉体と、拷問を受けても動じない精神力を持つ。念系統は「強化系」で、自身の肉体を武器とする。念を使わずとも十分強く、たった1人で武器を持つ複数の敵を屠った。幻影旅団に恨みを抱くクラピカに拉致され倒されるが、自身の死に際しても決して仲間を売ることはなかった。

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