デミトリス・デズモンド(SPY×FAMILY)の徹底解説・考察まとめ

デミトリス・デズモンドは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、東人民共和国の要人ドノバン・デズモンドの長男。国内屈指の名門イーデン校の生徒で、同校に通うダミアン・デズモンドは弟である。
イーデン校の中でもごく一部の優等生にしか与えられない「皇帝の学徒」の称号を持ち、校内で定期的に開催されている懇親会にドノバンと共に参加している。ダミアンに対しては事務的な対応に終始しており、特に嫌っている様子もない一方で強い情があるようにも見受けられない。現在は声のみの登場となっている。

デミトリス・デズモンドのプロフィール・人物像

年齢:不明
所属:イーデン校
クラス:不明
称号:皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)

デミトリス・デズモンドは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、東人民共和国の要人ドノバン・デズモンドの長男。国内屈指の名門であるイーデン校の生徒で、校内屈指の優等生に与えられる「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」という称号の持ち主である。
イーデン校では、定期的に「懇親会」という催しが行われており、皇帝の学徒の称号を持つ生徒とその保護者に限り参加が許されている。名門校の優等生の子女とその保護者達が集うため、この懇親会に参加するのは国内でもトップクラスの有力者ばかりで、極めて政治色の強い場ともなっている。

同校に通うダミアン・デズモンドは弟だが、年齢差は不明。彼に対してはごく事務的な対応に終始しており、特に嫌っている様子もない一方で強い情があるようにも見受けられない。
現在はそのダミアンと電話越しに会話したのが唯一の登場シーンで、どのような姿をしているのかは描かれていない。

デミトリス・デズモンドの来歴・活躍

イーデン校で皇帝の学徒となる

デミトリスが通う、東人民共和国屈指の名門イーデン校。

物語が始まる数年前、イーデン校に入学。優等生に与えられる星(ステラ)というエンブレムを8つ獲得し、「皇帝の学徒」の称号を得る。これによって保護者と共に懇親会に参加する資格を手に入れ、ドノバンと共にこれに赴くようになる。

ダミアンの要望

その後弟のダミアンもイーデン校に入学し、校内の寮で暮らすようになる。多忙を極めるドノバンと共に過ごす時間をあまり作ってもらえなかったダミアンは、「自分は父に愛されているのだろうか」との漠然とした不安を感じており、「父に認めてもらいたい、褒めてほしい」との思いからデミトリスをならって皇帝の学徒となることを目指す。
入学して最初の中間テストで学年首位の成績を取り、晴れて皇帝の学徒への第一歩となる1つ目の星を獲得したダミアンは、これを自ら父に報告しようと考え、デミトリスに連絡する。

デミトリスが今回もドノバンと共に懇親会に参加することを確認した後、ダミアンは「話したいことがあるからドノバンに少し時間を作ってもらえるように伝えてくれないか」と依頼してくる。これを請け負いつつ、しかし「期待はするな、父上は忙しい」と釘を刺し、そのまま電話を切った。
その後ドノバンはダミアンと約束した場所に実際に現れており、デミトリスは弟から頼まれたことをきちんと伝えたようである。彼の態度からはダミアンへの悪意のようなものは見て取れないが、一方で特に強い情があるようにも思えず、2人の兄弟仲が実際にどういったものであるのかは不明瞭なままとなっている。

イーデン校の期末テスト

期末テストの成績優秀者への星授与式にて、弟のダミアン(左)と対面するデミトリス。

イーデン校の期末テストが始まり、デミトリスは数学、歴史、物理、生物、第一外国語、第二外国語でそれぞれ首席を獲得。一気に6つの星を獲得し、「皇帝の学徒の中の皇帝の学徒」だと賞賛される。
この時の星の授与式の後、デミトリスは弟のダミアンと対面。彼もまた歴史で首席を取って星を獲得しており、「ドノバンは何か言っていたか」と尋ねられるも、「自分も父と連絡を取り合っているわけではない」と何も知らない旨を伝える。

この時デミトリスは、「父のことも弟のことも人間のことも分からない。どうでもいい」と虚無的な思考を繰り返しており、家族に対してすら無味乾燥なその態度に、同じ場にいたダミアンのクラスメイトで人の心を読む超能力者のアーニャ・フォージャーを「この人は何を考えているんだろう」と困惑させている。

デミトリス・デズモンドの関連人物・キャラクター

ドノバン・デズモンド

実父。東人民共和国で強大な政治力を持つ国家統一党の総裁。東人民共和国と西国の間に再び戦端を開かせることを画策しているとされている。
デミトリスと会話するシーンは描かれておらず、親子仲がどういったものであるかは不明。ただしデミトリスが皇帝の学徒となって以降、イーデン校の懇親会には欠かさず参加しているらしく、少なくとも表向きは悪い噂が聞こえてこない程度に問題の無い関係を築いているのだと思われる。

renote.net

ダミアン・デズモンド

実弟。今年で6歳になる、イーデン校の新入生。
ドノバンを尊敬しているが、その父から愛されているという実感が無く、「自分のことを認めてほしい」という一心でデミトリスのように皇帝の学徒となることを目指している。

そのデミトリスとの関係は、電話を一本かけるだけでも緊張するなど“仲の良い兄弟”とはいえないものの、一方で「兄貴」とやや砕けた呼び方で頼み事をしている。デミトリスの側もごく事務的な対応ながら弟の要望に応えており、多少の距離があるのも事実だが完全に破綻しているというほど悪い関係でもないようである。

renote.net

デミトリス・デズモンドの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

デミトリスの年齢に関するファンの考察

容姿や性格など、未だに多くの情報が明かされていないデミトリス。彼がいったい何歳であるかについても分からないままとなっているが、いくつかの情報から推測して楽しむファンは少なくない。
まず6歳のダミアンより学年が上なのだから、最低でも7歳。イーデン校は13年制なので、最高でも19歳となる。電話で連絡した際のダミアンの様子からして彼とあまり近しい年頃のようには思えず、またデミトリス自身の口調もそれなりに成長した人物のような雰囲気がある。

ドノバンがイーデン校の懇親会に定期的に参加していることは、西国の諜報機関も掴んでいる事実であり、つまりは「一部では当たり前に知られている情報」である。これはドノバンの懇親会への参加がそれなりの期間続いていることの傍証でもある。
これらを総合して、「デミトリスの年齢は10代半ばから後半くらいではないか」との見解がファンの間では多いようである。いずれデミトリスが本格的に物語に参加した時、この予想が当たっているかどうかは分からないが、こういった楽しみ方をするファンが存在することも『SPY×FAMILY』の人気を物語る材料となっている。

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