ヒット（ドラゴンボール）とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟空からの暗殺依頼

再び登場したのは宇宙サバイバル編の少し前。ヒットは孫悟空の暗殺依頼を何者かから受け、第7宇宙にやってくる。
暗殺依頼のことをなぜか知っていた悟空は常に気を張って生活をしていたが、 ヒットは突如として悟空の背後に現れ、一撃で悟空を倒す。死んだかと思われた悟空であったが、仲間のピッコロなどの助けもありなんとか息を吹き返す。
その後、悟空は森に向かい、ヒットの能力を見抜こうとする。ヒットは偽の自分を作り出し、本体の存在が察知されない能力を持っていた。さらに木などの物体を貫通して衝撃波を飛ばすことができるようになっており、悟空は苦戦する。
さらに、ここで時飛ばしの正体が判明する。時飛ばしとは時間を飛ぶことができ、そして溜めた時間で別の空間に移動もできることが判明した。その別空間への移動能力により、体に触れられることなく攻撃を行うこともできる。しかし、悟空は力押しで別空間への移動を打ち破り、再び引き分けとなる。
対戦後、暗殺を依頼したのは悟空自身であることが判明し、「お前は奥が深すぎて理解できん」「のんびり殺すとする。常に背後に気をつけろ」との言葉を残して去っていった。

宇宙サバイバル編

宇宙サバイバル編序盤

宇宙サバイバル編にて第6宇宙代表として再登場。
序盤は時飛ばしを生かして何人かの選手を倒していた。第6宇宙のサイヤ人ケールの暴走に際しても、同じくサイヤ人でケールの相棒カリフラに助言するなどチームとしての活躍もしていた。直後一瞬、第11宇宙最強の戦士ジレンと対峙するが、ケールの負傷もあり、一時的に撤退した。

ディスポとの戦い

ヒットは第11宇宙代表のディスポと戦うことになる。ディスポは時飛ばしを攻略すると宣言し、実際にヒットは時飛ばしを繰り出すことができずに攻撃を一方的に受けてしまう。ディスポは一瞬だけ数千倍の超高速で動くことができ、また、並外れた聴覚によって、時飛ばし発動前の力を入れる僅かな間を狙って攻撃していたのである。
しかしヒットは徐々にディスポのスピードに慣れ始め、急所を避けつつディスポを武舞台の端に誘導していく。そしてディスポの攻撃を次元を移動して回避し、「後がないのは貴様の方だ！」の言葉とともに勝利を確信する。
だが、第11宇宙代表のクンシーがディスポをすんでのところで助け出す。2対1を強いられるヒットであったが、そこに超サイヤ人ゴッドに変身した悟空が現れる。ヒットはディスポ、悟空はクンシーと戦う形で共闘し、ついに時飛ばしと次元の移動を併用することでディスポを混乱させ、次々攻撃を仕掛けていく。
ヒットは再びディスポを落とそうとするが、クンシーがディスポを助け、クンシーはヒットとの道連れを選択する。が、ヒットはあっさりクンシーの攻撃を回避し、「この痛みを代わりに連れていけ」の言葉とともにクンシーを落とすことに成功する。
そして協力の礼として悟空との勝負は後に回し、2人は別れる。

ジレンとの戦い

悟空が、身体が勝手に動くほどの境地に達したものが身につける技、身勝手の極意を披露した後、ヒットはジレンと2度めの対峙をする。いくらか拳を交わしただけでジレンの強さを察知するが、臆せず立ち向かう。
だが、次元移動の技はジレンに簡単に看破されてしまい、攻撃が全く通用しない。防戦一方のヒットだが、戦法を変えずに時飛ばしを何度も使い続ける。ジレンに「無駄なことはやめろ」と言われるが、「これが俺の仕事だ。付き合ってもらう」と宣言し戦いを続ける。
防御を続けたヒットはジレンの攻撃のタイミングを体で身につけ、ついにジレンに一撃を加えることに成功する。時飛ばしを連続でかけることでジレンの動きを止めることにも成功する。そして、キャベ、カリフラ、ケールに「お前たちにやれることをやれ」と指示を出す。ジレンを時間切れまで止めておく決意をしてのことであった。だが、ジレンは少しずつ動き出し、ヒットは止めておくことが不可能と判断し、全開の一撃を加える。
だが、ジレンは目力だけで攻撃を止め、あっさり打ち消してしまう。それからの攻撃もジレンには全く通用せず、ついに気弾をまともにくらい、場外に落ちてしまい脱落となった。
その後第6宇宙は敗北し消えてしまうが、最終的に、第7宇宙代表の人造人間17号の願いによって復活した。

ヒットの関連人物・キャラクター

孫悟空

破壊神シャンパ編にて初対面。
時飛ばしを破られてから興味を持つようになり、好敵手となる。
暗殺依頼を受けて2度目の戦いをし、新たな次元移動の技を繰り出すが、これも破られる。去る際に再戦を誓う。
宇宙サバイバル編では一時的に共闘する。

孫悟空（ドラゴンボール）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

孫悟空（そんごくう）とは、『ドラゴンボール』シリーズの漫画・アニメにて主役を務める人物。戦闘民族サイヤ人として生まれたことから強い相手との戦闘を好み、幼少の頃より数々の相手との戦いを経てきた。やがて地球の平和を脅かす強敵たちとも対峙し、地球の危機を何度も救うことになる。持って生まれた朗らかさと純粋さが悟空の人間性に不思議な魅力を添えており、戦った後に仲間となる人物も多い。悟空自身も非常に仲間想いであり、強いだけではなく優しさも併せ持った戦士である。なお、私生活では妻チチの他、2人の息子がいる。

ヒットの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「俺は成長を続けている」

破壊神シャンパ編にて、悟空との戦いが続くなかヒットは初めて自身の成長を意識する。
そして、時飛ばしを拡大し、悟空にすさまじい攻撃を繰り出し、呟いた言葉が「俺は成長を続けている」である。
この試合にて初めて成長を意識したヒットであったが、それからの成長はすさまじいものがあった。
一度はヒットを完全に超えたと思われた悟空が倒された驚きも含めた名シーンである。

「お前というやつは…奥が深すぎて理解できん」

悟空が自身に向けて暗殺依頼をしたと知ったときの一言が「お前というやつは…奥が深すぎて理解できん」である。
そうでもしなければ本気を出せないと言った悟空に対してである。
ある意味呆れとも取れるが、悟空に一種の尊敬を抱いたシーンとも言える。

「この痛みを代わりに連れていけ」