ブラッククローバー(ブラクロ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載する田畠裕基による漫画作品である。2022年1月の時点で、最高累計発行部数は1,700万部を突破している。
魔力が全ての世界で、魔力を持たずに生まれた少年アスタ。アスタが最強の魔法騎士である「魔法帝」を目指すため、頼れる仲間たちやライバルとともに困難に立ち向かっていく王道ファンタジー漫画である。キャラクターたちが逆境に立ち向かう姿から勇気をもらえる名言・名シーンが多く存在する。

「戦えなくても救うことは出来んだろ!!!ほかにも魔法騎士団員がいんだろーから 一緒に国民共を助けに行け!!!」

「白夜の魔眼」の頭首であるリヒト(パトリ)により、多くの魔法騎士がエルフに体を乗っ取られてしまう。その中には「碧の野薔薇」団長であるシャーロットも含まれており、団員であるソルや国民に攻撃を仕掛けていた。圧倒的な魔力差により、ソルは追い詰められるが、そこに助けに現れたのはヤミであった。ソルは死んでもシャーロットを救おうとするが、ヤミはシャーロットの為にも生き残らなければならないことを訴える。ソルは涙を流しなががら、ヤミにシャーロットを託す。
国民を安全なところに避難させたソルはヤミのもとへ戻るが、ヤミは上記の言葉を告げ、ユリウスに託されたものを守ろうと国民をソルに任せ、自身はシャーロットに向かう。

ユリウス・ノヴァクロノの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「実績だよ」

魔宮(ダンジョン)攻略の報告をするため、王都に訪れたアスタとノエル。そこで、金色の夜明けのユノ、ミモザ、クラウスと再会を果たし、魔法帝であるユリウスに出会う。ユリウスは無類の魔法マニアであり、四葉の魔導書を持つユノや反(アンチ)魔法の大剣を使用するアスタに対し、興味を示す。これはそんな魔法帝に対し、アスタとユノは「どうやったら…魔法帝になれるんですか!?」と尋ねた際にユリウスが返した言葉である。ユリウスは続けて「”最強“を言わしめる実績だ 実績を出せ ひたすらに実績を積むこと…それがすべてだ」「それが出来ない者じゃ頂点に立つことなどで来はしない…!」と二人に告げる。そんなユリウスの言葉に対し、二人は「望むところです…!!」と宣言し、ユリウスは喜びの笑みを浮かべていた。

「まさか…殺される覚悟も無いのに 殺しに攻めて来たわけじゃないよね…?」

王都を襲った「白夜の魔眼」と名乗るテロ組織は「紅蓮の獅子王」団長、フレゴレオンに瀕死の重傷を負わせたうえにアスタを連れ去ってしまう。ラデスたちを含む「白夜の魔眼」の構成員がアスタを連れ、アジトに戻ろうとしたとき、目の前に魔法帝であるユリウスが現れた。ユリウス大人数を拘束できないということを理由に、向かってきた敵を容赦なく殺す。その後も圧倒的な力で敵の魔法を打ち砕く姿に敵は動揺する。その際にユリウスが発した言葉である。いつもは魔法マニアで、器の大きい人物であるが、非情な面を垣間見ることができる言葉である。

ユリウスが魔法帝として戦い、後の魔導騎士たちに託すシーン

アスタたちが所属する王撰騎士団(ロイヤルナイツ)が「白夜の魔眼」のアジトを襲撃している最中、ユリウスに話があると呼び出したのは、「金色の夜明け」の団長、ウィリアム・ヴァンジャンスであった。実はウィリアムの体にはもう一つ魂があり、その魂は「白夜の魔眼」の頭首、リヒトであった。リヒトはウィリアムの体に転生したのだが、ウィリアムは彼を受け入れ、自身と体を共有していたのだ。リヒトの憎しみや悲しみを理解したうえで、ウィリアムは彼に協力していた。ユリウスはリヒトの復讐を止めようとし、交戦することになった。
リヒトは光魔法で攻撃するが、ユリウスは時を使う魔法で追い詰め、魔法帝としての強さを見せつける。さらにユリウスはリヒトを殺すつもりなどなく、捕らえようとするほどの余力までも残していた。ユリウスの魔導書には表紙がなく、使用できる魔法は時間魔法という特殊なものであった。だから、ユリウスはそんな特殊な自分が何者なのか模索するうちに実績を積み、国民を護る魔法帝という場所にたどり着いたと語る。そんなユリウスに対し、リヒトは「護ってみせろ…!!」と王都の人々に魔法を発動する。ユリウスは王都の人々を護るために魔法を発動したため、自身を守るために魔法は発動できなかった。そこを突かれたユリウスはリヒトによって光の剣で貫かれてしまう。
ユリウスとリヒトの戦いを知ったヤミはユリウスの下へとたどり着き、リヒトを攻撃するが、逃げられてしまう。そんなヤミを強くなったとユリウスは告げ、「頼もしいね…次の世代がしっかりと育ち さらに次の世代へが芽吹いている…」と告げ、ユリウスの差別や憎しみの無い国を魔法騎士たちとつくるという思いがアスタたち次世代の魔法騎士に繋がっていることに喜びを感じ、「後のことは任せたよ…!」とヤミに告げ、息を引き取ったはずだった。ユリウスは額の紋章に自身の魔力をため込んでいたため、見た目は幼くなってしまったが生存することができた。

マグナ・スウィングの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「あ゛ァん…?魔力が無いだァァ~!?余計カッケーじゃねぇか!さてはオマエ…漢だな?」

ヤミから「黒の暴牛」への入団が決まったアスタは先輩であるマグナから魔法騎士団のローブをもらうため、洗礼の儀を受けることになった。炎の魔法を使うマグナの魔法を反(アンチ)魔法で防ごうとするが、防げないと直感的に感じたアスタは土壇場でマグナの魔法を跳ね返すことに成功する。跳ね返した魔法はマグナに直撃したが、怒るどころか魔法を跳ね返したアスタを褒める。アスタは魔力が無いことをそれとなく伝えるが、マグナはバカにすることなく、アスタにこの言葉を投げかける。無事にマグナに認められたアスタは「黒の暴牛」のローブを受け取り、団員からも歓迎される。

バネッサ・エノテーカの名言・名セリフ/名シーン・名場面

神殿バトルロワイヤルでバネッサが実力を見せるシーン

ノエルの努力により、海底神殿にたどり着いた「黒の暴牛」の団員たち。そこで、海底神殿の大司祭は魔石を巡り神殿バトルロワイヤルというゲームを仕掛ける。大司祭は海底神殿の魔導士たちはみな強いと豪語していたのだが、「黒の暴牛」の団員たちは次々と海底神殿の魔導士たちを倒していく。そこにはバネッサの姿もあり、彼女は自身の糸魔法で海底神殿の魔導士を簡単に拘束してしまう。彼女も相当な実力者であることが垣間見えるシーンである。この様子を見ていたヤミは「だいたいいつも本調子になる前に酔って使いモンにならなくなるバネッサが…!」と驚きを隠せない様子を見せていた。

「思いっきり命懸けで行きなさい…私達が絶対アナタを死なせない!!!」

海底神殿に突如訪れた「白夜の魔眼」のヴェット。彼の圧倒的な力により仲間は次々に倒され、ノエルの渾身の魔法でも彼は決して倒れることはなかった。そんな中でも諦めずにヴェットに立ち向かおうとするアスタを手助けしたのは、バネッサとフィンラルであった。バネッサは黒の暴牛の団員が少しづつアスタに感化されているのを知り、自身も諦めずに戦いの場に来たと告げる。いつもは戦いを避けるフィンラルもアスタたち後輩たちの頑張りを感じ、戦いの場に訪れた。二人の力を借り、アスタはヴェットへと向かう。

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