ブラッククローバー(ブラクロ)の魔法騎士団まとめ

『ブラッククローバー』とは田畠裕基によるファンタジー漫画で、『週刊少年ジャンプ』で連載される。世界累計発行部数は1700万部を突破しており、2017年からアニメ化、2023年には映画化を果たしている。
主人公のアスタは魔力を持たずに生まれるが、魔法を無効化する力を手に入れる。アスタは魔法帝になるために魔法騎士団に所属することになる。
本作では物語の舞台となるクローバー王国を守るため、魔法騎士団と呼ばれる組織がいくつか存在する。

『ブラッククローバー』の概要

『ブラッククローバー』とは田畠裕基による魔法ファンタジー漫画であり、『週刊少年ジャンプ』で連載される。世界累計発行部数は1700万部を突破し、テレビ東京にてアニメ化、さらに劇場版アニメも公開された。
「全書店店員が選んだおすすめコミック2016」で3位にランクインし、アニメ配信を行っている海外の「クランチロール」では視聴者も多い。日本以外にもアメリカやヨーロッパを含む87国の地域で視聴されている人気アニメの原作でもある。
魔法が全ての国、クローバー王国。その国で過ごす主人公アスタは魔法を使用することができなかったが、王国一強いとされる魔法騎士、魔法帝を目指し努力を続ける。ある日、15歳になった者が与えられる魔導書を授かることができない上に、自身に魔力がないことを知り絶望する。そんなアスタの前に5つ葉の魔導書が現れ、彼は魔法を打ち消す剣を手に入れる。こうして、アスタは魔法帝を目指しライバルや仲間たちと共に強大な敵に立ち向かっていくのだった。

魔法騎士団とは

「魔法騎士団」とはクローバー王国を守ることを使命とする戦闘に特化した魔導士軍団のこと。クローバー王国最強と言われる魔法帝直属の軍団であり、「黒の暴牛(くろのぼうぎゅう)」「金色の夜明け(こんじきのよあけ)」「紅蓮の獅子王(ぐれんのししおう)」「銀翼の大鷲(ぎんよくのおおわし)」「碧の野薔薇(あおののばら)」「翠緑の蟷螂(すいりょくのとうろう)」「水色の幻鹿(みずいろのげんろく)」「珊瑚の孔雀(さんごのくじゃく)」「紫苑の鯱(しおんのしゃち)」という9つの団が存在している。魔法騎士団にはそれぞれ団をまとめる団長が存在しており、魔法帝も認める実力者である。魔法騎士団に入団すると各団によって異なるシンボルとシンボルカラーのローブを身に着けることになっている。
クローバー王国の国民から尊敬される存在となっているが、魔法騎士というだけで横暴な態度を行う人物もおり、身分による差別もある。
団での活躍が認められると魔法帝から騎士団の名誉とも言える「星」を授与され、騎士団同士「星」の数を競い合っている。ちなみに「星」の数が多いのは「金色の夜明け」であり、アスタの所属する「黒の暴牛」は毎年最下位を記録している。しかし、アスタや他の団員の活躍で2位にまで浮上していた。
毎年新人を入団させるために「魔法騎士団入団試験」を行っており、実力が認められれば各団の魔法騎士団団長から勧誘される。
主人公アスタを含む登場人物もそれぞれ魔法騎士団に所属し、クローバー王国の平和を守るために毎日任務にあたっている。本記事ではそんな魔法騎士団に所属する登場人物を紹介する。

黒の暴牛(くろのぼうぎゅう)

主人公のアスタが所属する魔法騎士団であり、シンボルは牛、シンボルカラーは黒となっている。実績よりも建物を壊すなどの被害の方が多い問題児が集まる団であり、他の団からは「最低最悪の団」と言われていた。
団員のほとんどがヤミのスカウトで入団している。実際にバネッサは魔女の森で出会い、ゴーシュは脱獄した際にヤミが勧誘している。
魔法騎士としては実力があるが、任務などをさぼることも多い。団員はほとんどはみ出し者が多く、何かと事情を抱える者が多いが、ヤミはそんな団員たちを差別なしに受け入れている。
「星」の数はマイナスとなっており、毎年最下位であったが、アスタが入団してからは2位に浮上する活躍を見せるようになる。
ユリウスから新たな団の設立を提案され、ヤミが設立した経緯がある。

団長

ヤミ・スケヒロ

CV:諏訪部順一

「黒の暴牛」の団長。ぶっきらぼうで横暴な面あるが、団員たちからは慕われている。異国の地出身でクローバー王国に流れ着き、異邦人として差別を受けていた。そんな彼を気にかけてくれた現魔法帝ユリウスには恩義を感じており、クローバー王国を守るために尽力している。
闇魔法と刀を使用し、アスタに人や物を感知する「氣」を教える。

副団長

ナハト・ファウスト

CV:下野紘

常に笑顔のような表情の男性。「黒の暴牛」の副団長であるが、ヤミが嫌いという理由で姿を見せることはなく、団員や他の魔法騎士団の団長すらも存在を知らなかった。
悪魔と契約する悪魔憑きであり、彼は4体の悪魔と契約している。そのため、アスタに悪魔と共に戦う方法を教える。
自由奔放なヤミとは対象的にしっかり者であり、問題行動をしている「黒の暴牛」自体を嫌っている。

団員

アスタ

CV:梶原岳人

本作の主人公である少年。魔法が全ての世の中で魔力を持たずに生まれるが、王国一最強と言われる魔法帝を目指している。魔力を持たないことが原因で魔法帝となる夢を諦めそうになるが、魔法を無効化する力が宿る「五つ葉の魔導書」を手に入れる。後にヤミの後押しもあり、「黒の暴牛」に入団する。
魔力が使用できない代わりに体を鍛え続けていたため、強靭な肉体を持っており、反魔法の大剣を軽々と振り回す。「諦めないのが俺の魔法だ」と豪語し、強大な敵でも諦めることなく果敢に立ち向かう。仲間想いでもあり、そんな彼に「黒の暴牛」のメンバーは感化されつつある。故郷にいるシスターに恋い焦がれているが、ノエルやミモザなど自身に向けられる好意には鈍感である。

ノエル・シルヴァ

CV:優木かな

本作のヒロインであり、アスタの同期である少女。王族出身で強大な魔力を有しているが、魔力のコントロールが苦手。そのため、兄弟から見下され、冷遇されていた。アスタや「黒の暴牛」のメンバーと共に数々の苦難を乗り越え、徐々に成長していく。意地っ張りで上から目線の言動が目立つが、仲間想いで努力家の面がある。何かと自身の背中を押してくれるアスタに惹かれているが、アスタは気づいていない。

フィンラル・ルーラケイス

CV:福山潤

黒の暴牛のメンバーである男性。軟派で気弱な言動が目立つが、心優しい性格。空間魔法を使用し、ヤミの足としてよく扱われることが多い。「金色の夜明け」のランギルスは異母弟であり、仲はあまり良くはなかった。クローバ王国で騒動を起こしていたテロ組織「白夜の魔眼」を壊滅させるための魔法騎士を選抜する「王撰騎士団選抜試験」が開催され、フィンラルも参加する。しかし、暴走するランギルスに瀕死の重傷を負わされ昏睡状態に陥る。その後、エルフによる騒動の中で目を覚まし、エルフに体を乗っ取られたランギルスを救い、和解する。

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