ブラッククローバー(ブラクロ)の珊瑚の孔雀まとめ
『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基によるファンタジー漫画。魔法が当たり前のように存在する世界で、魔力のない少年アスタが魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す様を描いている。
「珊瑚の孔雀」はアスタが生まれたクローバー王国に9つある魔法騎士団の1つで、ドロシー・アンズワースが団長を務める。ただドロシーはいつも寝ているため、団の実務を行っているのはほぼ副団長のキルシュ・ヴァーミリオンである。
『ブラッククローバー』の概要
『ブラッククローバー』は田畠裕基によるファンタジー漫画で、『少年ジャンプNEXT!!』に読み切りが掲載されたあと、2015年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始された。略称は『ブラクロ』。友情・努力・勝利という少年漫画の王道をおさえた作品で、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」の第3位にランクインするなど、非常に人気が高い。また海外でも高く評価されており、アニメは87の国と地域で視聴されている。
かつて世界が魔神とよばれる存在が1人の魔導士の手によって打倒された。それから時が過ぎ、世界は魔法の源である魔力が物を言う世界となっていた。そんな世界で生まれた少年アスタには、しかし魔力が一切なかった。それでもアスタは、幼馴染のユノと立てた誓いのために、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指し、魔法騎士団の1つ「黒の暴牛」に入団する。
珊瑚の孔雀(さんごのくじゃく)とは
「珊瑚の孔雀」はクローバー王国に9つある魔導士集団「魔法騎士団」の1つで、団長は魔女の森出身のドロシー・アンズワースが務めている。しかしドロシーが常に寝ているために、実務はほぼ副団長のキルシュ・ヴァーミリオンが担っている。魔法騎士団としての評価はあまり高くなく、功績を表す「星」の数は下から数えた方が早い。シンボルは孔雀で、シンボルカラーはピンク。
『ブラッククローバー』の珊瑚の孔雀
シンボルマーク・紋章・エンブレム
珊瑚の孔雀のシンボルは孔雀である。エンブレムはシンボルカラーのピンクを基調とした優美なデザインとなっている。
ローブ
珊瑚の孔雀のローブはピンク色で、襟にはファーがついている。またローブの前面にはダイヤのような模様がついている。エンブレムは左胸にある。
特色
珊瑚の孔雀は団長のドロシーが常に寝ているため、ほぼすべての実務を副団長のキルシュが担っている。そのためドロシーがどのような思想のもと、珊瑚の孔雀をまとめているかどうかは不明。団長のドロシーはクローバー王国とはまた異なる文化を持つ自治地域「魔女の森」出身であり、他の魔法騎士団から嫌われがちな黒の暴牛の団員に対しても親しげに話しかけるなど身分や風評に拘泥しない面を見せている。一方で副団長のキルシュ・ヴァーミリオンは王族であり、貴族ではない平民や下民のことを見下しがちである。2人のどちらの性質が珊瑚の孔雀に浸透しているかは定かではない。
テロリスト集団「白夜の魔眼」との戦いが終わった後からは、ドロシーが起きている場面が増える。その際は積極的に団員に指示を飛ばしており、キルシュを含めた団員から「やっぱり起きているときの団長は凄い」と尊敬されている様子がうかがえる。
星の数
クローバー王国では魔法騎士団の功績が「星」という形で評価される。魔法帝に活躍が認められることで授与されるもので、功績によっては1つの任務で複数の星が授与されることもある。魔法騎士団はこの星の数を競っており、毎年星果祭(せいかさい)というお祭りで星の取得数が発表される。
珊瑚の孔雀は団長が常に寝ているせいかあまり星の数は多くなく、アスタが黒の暴牛に所属する年の前の年は51個で8位という成績だった。次の年では取得数が増え、67個だった。順位も1つあがって7位になった。
団長
ドロシー・アンズワース
魔女の森出身の小柄な女性。常に目を閉じて寝ている人物で、近くで騒ぎが起こっても起きることがない。しかし寝ながら歩いているのか、団長会議などにはきちんと出席している様子。魔女の森では「魔女は魔女の森でしか生きてはならない」という掟が有るのだが、ドロシーは森を勝手に出て行って団長という地位に上り詰めた。なお魔女の森へは出て行って以降、帰ったことがなかったようである。
寝ていない時はかなり明るくハイテンションな性格をしており、その粗暴さから敬遠される傾向にある黒の暴牛の団員に対しても親しげに話しかけている。白夜の魔眼の事件が解決した後は起きている場面が増え、団員とコミュニケーションをとっているシーンも増えた。
魔法属性は「夢」。発動すると対象を夢の世界へと連れていける。夢の世界ではすべてがドロシーの思うがままであり、この世界に存在する者は徐々に眠くなっていく。
副団長
キルシュ・ヴァーミリオン
王族ヴァーミリオン家出身の魔法騎士。金色の夜明けに所属するミモザ・ヴァーミリオンの兄である。ヴァーミリオン家は紅蓮の獅子王に所属することが多いのだが、キルシュは「紅蓮の獅子王が暑苦しい」「珊瑚の孔雀のローブの色や形が気に入った」という理由からこちらの団に入った。
「次期団長に最も近い男」と評される実力者で、常に寝ている団長に代わって騎士団の実務をほぼ全て行う。有能な人物ではあるものの、凄まじいナルシストであり、周囲からは「気持ち悪い」と言われ妹のミモザからも「消えてほしい」と言われている。また平民や下民のことを「醜い」と評して見下している。しかしながらその平民や下民に対しても適切なアドバイスを行うこともある。白夜の魔眼のアジトを襲撃する精鋭「王撰騎士団(ロイヤルナイツ)」の選抜試験でアスタに敗れてからは、下民の力を認めた。その後は髪を短くしており、「自分の驕りは髪と共に捨て去った」と語っている。
魔法属性は「桜」。桜の花びらで相手を攻撃したり、分身を作ったりすることができる。また魔力感知能力にも優れる。
団員
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