ブラッククローバー(ブラクロ)の碧の野薔薇まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載の田畠裕基によるファンタジー漫画である。魔力が一切ない少年アスタが、魔法使いの頂点「魔法帝」を目指す姿を描く。
「碧の野薔薇」はクローバー王国に9つある「魔法騎士団」の1つで、団員のほとんどが女性で構成される。数少ない男性団員はパシリ扱いされているようで、女尊男卑の風潮がある。団長はシャーロット・ローズレイ。アスタが所属する黒の暴牛の団長ヤミに好意を寄せている。

『ブラッククローバー』の概要

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』の2015年12号から連載される田畠裕基によるファンタジー漫画である。『少年ジャンプNEXT!!』で読み切りが掲載されたのちに『週刊少年ジャンプ』での連載が始まった。略称は『ブラクロ』。魔力のないアスタが努力によって成長し活躍していく姿や幼馴染のユノとの友情などが魅力の作品で、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」の第3位にランクインするほどの人気がある。また海外からの評価も高く、アメリカ合衆国の定額制ビデオ・オン・デマンドのストリーミングサービス「クランチロール」の発表では「2010年代のベストアニメトップ100」の中に入っている。

かつて魔神とよばれる存在の脅威を魔法で退けたことにより、魔法が重要視される世界で生まれたアスタには魔力が一切なかった。だがアスタは幼馴染のユノと交わした約束を胸に、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す。魔法帝の下に存在する9つの魔導士集団「魔法騎士団」の1つ、「黒の暴牛」に所属することになったアスタは持ち前の前向きさと諦めない心で実績を重ね、周囲から認められていく。

碧の野薔薇(あおののばら)とは

「碧の野薔薇」は9つある魔法騎士団の1つで、団員の多くが女性である。数少ない男性の団員はパシリ扱いを受けているらしく、女尊男卑の風潮がある。また女性団員のほとんどが男性を毛嫌いしており、他の団の男性騎士をこき下ろす発言も目立つ。これは団長のシャーロットが掲げる「男を排し、女の身で武勲を示す」という団の理念によるもの。しかし他の魔法騎士団でよくある身分による差別はほとんどないようで、平民のソル・マロンが団長のシャーロット・ローズレイとよく行動を共にしている。
シンボルは薔薇でシンボルカラーは碧色。

『ブラッククローバー』の碧の野薔薇

シンボルマーク・紋章・エンブレム

碧の野薔薇のシンボルは薔薇である。エンブレムは碧色の背景に金色の薔薇があしらわれたデザイン。

ローブ

碧の野薔薇のローブは碧色で、胸元にある薔薇の飾りで留めているようなデザインとなっている。シンボルマークは紅蓮の獅子王のものと同じく、胸ではなく背中側についている。

特色

団員のほとんどが女性で、男性は数少ない。その数少ない男性団員はパシリ扱いされている様子。これは団長のシャーロットが掲げる「男を排し、女の身で武勲を示す」という団の理念によるもの。女性団員はシャーロットを尊敬しているがゆえに、この理念に従っている。しかし実際のところはほとんどの女性団員が恋バナが大好きであり、裏で男性との恋愛関係を持っていた者もいるようで、男性の興味を惹きつかせる手段を数多く熟知している。この理念をしっかりと守っていたのは団長であるシャーロットと団員のソル・マロンくらい。団長のシャーロットも内心では黒の暴牛の団長ヤミに惹かれている。シャーロットが団長を辞する覚悟でヤミのことを好きだと団員に打ち明けた時には、反発どころか大歓迎された。

星の数

クローバー王国の魔法騎士団は星の数で功績が表される。この星は魔法帝に活躍が認められることで授与され、内容によっては一度に複数の「星」が授与されることもある。騎士団はこの星の数を競っている。
前年度の碧の野薔薇は70個台で5位だった。アスタが騎士団に所属した年は前年度よりも数を増やして83個。順位も1つあがって4位だった。

団長

シャーロット・ローズレイ

軽装の鎧を身につけた騎士のような恰好をしている、上級貴族ローズレイ家の出身の女性。男を軽んじる言動をする女性だが、黒の暴牛の団長ヤミに惚れている。きっかけは齢18になった時に発動する呪詛魔法により荊の檻に閉じ込められそうになったところをヤミに助けられたこと。それ以降、ヤミに対してとげとげしく接しつつも内心では身を案じるツンデレと化している。
魔法属性は「荊」。薔薇の装飾が施されている剣柄から膨大な量の荊を展開する魔法を得意とする。また当初は呪いの影響で荊には青い薔薇が咲いていたが、すべての呪いの大本の悪魔メギキュラが憑いたヴァニカとの戦いで本来の紅色の薔薇を扱えるようになる。

団員

ソル・マロン

碧の野薔薇の三等中級魔法騎士。平民が住む平界出身の褐色の女性で、シャーロットに救われた過去を持つ。それ以来彼女のことを心酔し、「姐さん」と呼び慕っている。男勝りな性格で、団の理念を忠実に守って男を毛嫌いしている。特にシャーロットにすり寄る男が嫌い。ヤミのことも「ムサ苦しい男クサイ男の中の男No.1黒の暴牛団長」と言っていたが、テロリスト集団「白夜の魔眼」との戦いの後は見直したのか、「男にしては魅力がある」と語っていた。
魔法属性は「土」で、ゴーレムを扱うことを得意とする。その独創性は魔法帝ユリウスからも褒められている。しかし「ちょっと自由すぎる」とも評されている。

プーリ・エンジェル

ninja
ninja
@ninja

Related Articles関連記事

ブラッククローバー(ブラクロ)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラッククローバー』とは2015年より田畠裕基が『週刊少年ジャンプ』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。 水、炎、闇、風、光など様々な魔力が存在する世界を舞台に、下民で孤児の少年・アスタが、ライバルや敵、仲間との関係や師匠との関わりを通し、魔力が無いことに葛藤しながら成長していく青春を描く。圧倒的なバトルシーンや魔力のない少年の諦めない姿、ライバルとの成長が生み出すドラマは国内のみならず海外からも厚い支持を受ける。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の魔法・必殺技まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の魔法・必殺技まとめ

『ブラッククローバー』とは、田畠裕基による日本の漫画作品、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。 孤児であるアスタとユノは、魔法騎士の頂点である「魔法帝」を目指していた。ユノは豊かな才能を持っていたが、アスタは魔法を使うためのマナを持っていなかった。それでも諦めなかったアスタは「悪魔が宿る」とされる「五つ葉の魔導書」を手にする。 『ブラッククローバー』には様々な魔法騎士が登場し、個性豊かな魔法を使用する。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の歴代魔法騎士団団長まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の歴代魔法騎士団団長まとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基によるファンタジー漫画。魔法の世界で重要となる「魔力」が全くない少年アスタが、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿を描く。 魔法騎士団はクローバー王国の9つの騎士団から編成された魔法帝直属の戦闘特化型魔道士軍団であり、団長は非常に高い戦闘能力を持つ。アスタが憧れるヤミ・スケヒロは、「黒の暴牛」の団長である。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の魔法騎士団まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の魔法騎士団まとめ

『ブラッククローバー』とは田畠裕基によるファンタジー漫画で、『週刊少年ジャンプ』で連載される。世界累計発行部数は1700万部を突破しており、2017年からアニメ化、2023年には映画化を果たしている。 主人公のアスタは魔力を持たずに生まれるが、魔法を無効化する力を手に入れる。アスタは魔法帝になるために魔法騎士団に所属することになる。 本作では物語の舞台となるクローバー王国を守るため、魔法騎士団と呼ばれる組織がいくつか存在する。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の黒の暴牛まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の黒の暴牛まとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』連載の田畠裕基によるファンタジー漫画である。魔法が存在する世界で、魔法の源となる「魔力」のない少年アスタが魔法使いの頂点「魔法帝」を目指して奮闘する姿を描いている。 「黒の暴牛」は魔法帝が束ねる魔導士集団「魔法騎士団」の1つで、「魔法帝」を目指すアスタが所属することになる。物語開始時は「魔法騎士団の中で最低最悪の団」と呼ばれていたが、アスタや彼に影響を受けた団員の活躍で周囲から認められていく。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の灰色の幻鹿まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の灰色の幻鹿まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基によるファンタジー漫画である。魔力至上主義の世界で、魔力を一切持たずに生まれたアスタが魔法使いの頂点「魔法帝」を目指す姿を描いている。 「灰色の幻鹿」は後の魔法帝ユリウスが団長を務めていた魔法騎士団で、「水色の幻鹿」の前身にあたる。この団にはアスタが所属することになる「黒の暴牛」団長のヤミや、アスタの幼馴染ユノが所属することになる「金色の夜明け」団長のウィリアムが在籍していた。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の紫苑の鯱まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の紫苑の鯱まとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』連載の、田畠裕基によるファンタジー漫画である。魔力が重視される世界で生まれた、魔力のない少年アスタが魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿が描かれる。 「紫苑の鯱」はアスタが住むクローバー王国に9つある魔法騎士団の1つ。魔法騎士団の中でもモラルが低く、横暴な振る舞いをする団員や、退団後に盗賊・テロリストに身を落とす者がいるほどである。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の金色の夜明けまとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の金色の夜明けまとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基のファンタジー漫画である。魔力が重視される世界で、魔力のない少年アスタが魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿が描かれる。 「金色の夜明け」は魔法帝直属の戦闘特化型魔導士軍団「魔法騎士団」の1つで、「最強の騎士団」と名高い。団員は貴族のエリートばかりだが、アスタの幼馴染のユノは下民出身でありながら高い実力を示したことで「金色の夜明け」に入団した。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の銀翼の大鷲まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の銀翼の大鷲まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』連載の田畠裕基によるファンタジー漫画。魔力のない少年アスタが、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指して魔法騎士団に入団し活躍する姿を描いている。 「銀翼の大鷲」は魔法帝の下に存在する9つの魔法騎士団のうちの1つで、古くから安定した実績を重ねていることから「古豪」と呼ばれる。本作のヒロインのノエル・シルヴァの兄、ノゼル・シルヴァが団長を務める。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の水色の幻鹿まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の水色の幻鹿まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基のファンタジー漫画である。生まれつき魔力の一切ない少年アスタが、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿を描いている。 「水色の幻鹿」はアスタが生まれたクローバー王国に9つある魔法騎士団の1つで、団長はリル・ボワモルティエが務めている。前身は「灰色の幻鹿」という名前で、後の魔法帝ユリウスや黒の暴牛団長のヤミ、金色の夜明け団長のウィリアム・ヴァンジャンスが所属していた。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の翠緑の蟷螂まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の翠緑の蟷螂まとめ

『ブラッククローバー』は、『週刊少年ジャンプ』連載の田畠裕基によるファンタジー漫画である。魔力が重視される世界に生まれた魔力なしの少年アスタが、魔法使いの頂点「魔法帝」を目指す姿を描いている。 「翠緑の蟷螂」はアスタがいるクローバー王国に9つある「魔法騎士団」の1つで、ジャック・ザリッパーが団長を務める。元平民のジャックの意向により、平民の団員を積極的に取り入れている。しかし下民のアスタは翠緑の蟷螂にも選ばれなかった。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の珊瑚の孔雀まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の珊瑚の孔雀まとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基によるファンタジー漫画。魔法が当たり前のように存在する世界で、魔力のない少年アスタが魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す様を描いている。 「珊瑚の孔雀」はアスタが生まれたクローバー王国に9つある魔法騎士団の1つで、ドロシー・アンズワースが団長を務める。ただドロシーはいつも寝ているため、団の実務を行っているのはほぼ副団長のキルシュ・ヴァーミリオンである。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の紅蓮の獅子王まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の紅蓮の獅子王まとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』で連載されている田畠裕基のファンタジー漫画である。魔力のない少年アスタが、魔法使いの頂点「魔法帝」を目指して奮闘する姿を描いた作品で、国内外で高い評価を得ている。 「紅蓮の獅子王」は9つある魔法帝直属の戦闘特化型魔導士軍団「魔法騎士団」の1つで、クローバー王国の王族ヴァーミリオン家は基本的にこの団に所属する。団長はフエゴレオン・ヴァーミリオンが務めている。

Read Article

ブラッククローバー(ブラクロ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ブラッククローバー(ブラクロ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載する田畠裕基による漫画作品である。2022年1月の時点で、最高累計発行部数は1,700万部を突破している。 魔力が全ての世界で、魔力を持たずに生まれた少年アスタ。アスタが最強の魔法騎士である「魔法帝」を目指すため、頼れる仲間たちやライバルとともに困難に立ち向かっていく王道ファンタジー漫画である。キャラクターたちが逆境に立ち向かう姿から勇気をもらえる名言・名シーンが多く存在する。

Read Article

ノゼル・シルヴァ(ブラッククローバー)の徹底解説・考察まとめ

ノゼル・シルヴァ(ブラッククローバー)の徹底解説・考察まとめ

ノゼル・シルヴァとは田畠裕基による漫画『ブラッククローバー』に登場する魔法騎士団「銀翼の大鷲」の団長。ヒロインのノエルの兄だが、兄妹仲は悪い。また王族としてのプライドが高く、王族や貴族以外の人間が騎士団長に就くことをよく思っておらず、異邦人のヤミや平民出身のジャックに対してはややあたりが強い。それでも実力のほどは認めているようである。

Read Article

目次 - Contents