ブラッククローバー(ブラクロ)の水色の幻鹿まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基のファンタジー漫画である。生まれつき魔力の一切ない少年アスタが、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿を描いている。
「水色の幻鹿」はアスタが生まれたクローバー王国に9つある魔法騎士団の1つで、団長はリル・ボワモルティエが務めている。前身は「灰色の幻鹿」という名前で、後の魔法帝ユリウスや黒の暴牛団長のヤミ、金色の夜明け団長のウィリアム・ヴァンジャンスが所属していた。

『ブラッククローバー』の概要

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』で連載されている田畠裕基のファンタジー漫画。2014年に『少年ジャンプNEXT!!』に読み切りで連載された後、2015年に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった。『ブラクロ』の愛称で親しまれており、友情や努力といった少年漫画らしいストーリーといった魅力から、日本国内でも国外でも多くのファンを獲得している。2016年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」の第3位にランクインした。

主人公のアスタには生まれつき魔力がなかった。しかし幼馴染のユノと立てた誓いのため、魔法使いの頂点「魔法帝」を目指して魔法騎士団の門を叩く。そこで問題児ばかりが揃う黒の暴牛に所属することになったアスタは、持ち前の前向きさと諦めない心で数々の功績を残し、魔力至上主義と身分差別がはびこるクローバー王国に変化をもたらしていく。

水色の幻鹿(みずいろのげんろく)とは

「水色の幻鹿」はクローバー王国に9つある魔導士集団「魔法騎士団」の1つ。シンボルカラーはその名の通り水色で、シンボルは鹿。団長はリル・ボワモルティエ。魔法騎士団としての評価はあまり高くなく、功績を示す指標である「星」の取得数は9つある騎士団の中でも少ない方である。アスタが魔法騎士団に所属することになった年には最下位だった黒の暴牛が大躍進したことにより、最下位となってしまった。無邪気な性格のリルもこれにはショックを受けていた。
「水色の幻鹿」という名前はリルが団長に就任したことによりついたもので、前身は「灰色の幻鹿(はいいろのげんろく)」という名称だった。灰色の幻鹿は後の魔法帝であるユリウス・ノヴァクロノが団長を務めており、団員には黒の暴牛の団長となるヤミや、金色の夜明けの団長となるウィリアム・ヴァンジャンスなどがいた。

『ブラッククローバー』の水色の幻鹿

シンボルマーク・紋章・エンブレム

水色の幻鹿のシンボルは鹿で、シンボルカラーは水色である。エンブレムは雪の結晶のような形をしており、鹿の左右には雫のマークがある。

ローブ

水色の幻鹿のローブは水色で、他の団のものと比べて厚手でもこもことしている。エンブレムは左胸についている。

特色

王族や貴族ほど魔力量が大きい傾向にあるため、魔法騎士団には王族・貴族出身の者が多く、魔力の低い者を見下しがちで平民や下民の魔法騎士のことを快く思っていない場合が少なくない。しかし水色の幻鹿は団長のリルが無邪気で人懐っこい性格をしているためか、団の中で差別などはほとんど様子。しかし騎士団の中では優秀とは言い難く、前年度の星取得数の順位は7位と振るわず、アスタが魔法騎士団に所属した年には最下位を取ってしまった。

星の数

クローバー王国では魔法騎士団の功績が「星」の数で表される。魔法帝に活躍が認められることで授与されるもので、場合によっては一度に複数の星が授与されることもある。「星」の取得数は騎士団の名誉であり、騎士団は互いに星の数を競いあっている。星の数は毎年「星果祭(せいかさい)」というイベントで発表される。
アスタが魔法騎士団に所属する前の年には、水色の幻鹿は星を53個獲得し、7位だった。次の年には49個と、取得数を減らしてしまい、黒の暴牛の大躍進もあって9位となってしまう。これには団長のリルもショックを受けた様子だった。

団長

リル・ボワモルティエ

頭が筆のように盛り上がった青年。最年少で団長に上り詰めた天才で、幼いころは魔力を絵具にして操る「絵画魔法」を暴走させていたせいで周囲からは「人の理解を越えた怪物」と恐れられていた。しかし付き人のヴァルターの助言で魔法騎士団に入団してからは、周囲のことを考えるようになる。無邪気な性格の持ち主で、初対面で年齢が近いアスタに対して「友達になろう」と言うなど、非常にフランク。
水色の幻鹿の星取得数が最下位になった時はショックを受け、評価を上げようとテロリスト集団の白夜の魔眼のアジトを総攻撃するための精鋭「王撰騎士団(ロイヤルナイツ)」の選抜試験に参加した。その際は圧倒的な強さで決勝まで進出した。

団員

フラギル・トルメンタ

ふさふさの帽子をかぶった女性の三等中級魔法騎士。自由過ぎる団長に頭を抱えている。王撰騎士団選抜試験ではチームメイトのランギルスに怯えて見せ場があまりなかったが、2回戦で2人を相手に良い戦いをしたことで王撰騎士に選抜される。
魔法属性は「雪」。領域内の敵を強制的に眠らせる魔法を扱う。

セスク

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