ブラッククローバー(ブラクロ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載する田畠裕基による漫画作品である。2022年1月の時点で、最高累計発行部数は1,700万部を突破している。
魔力が全ての世界で、魔力を持たずに生まれた少年アスタ。アスタが最強の魔法騎士である「魔法帝」を目指すため、頼れる仲間たちやライバルとともに困難に立ち向かっていく王道ファンタジー漫画である。キャラクターたちが逆境に立ち向かう姿から勇気をもらえる名言・名シーンが多く存在する。

魔導書を授かった帰りにユノの魔導書を狙ったレブチに襲われ、ユノを助けようとしたアスタもレブチの攻撃により倒れてしまう。さらにレブチの言葉でアスタには魔力が無いことがわかり、ユノもそんな自分を目障りに思っているとアスタは絶望してしまう。そんなアスタにユノは幼い頃に窃盗犯から助けられたことで、勇気づけられアスタと同じく魔法帝になることを決めた。同じ夢を追い求めるライバルであることは今も変わらないことを告げる。ユノの言葉を聞いたアスタは立ち上がろうとし、さらにアスタの目の前には魔導書が現れる。
アスタとユノは魔法帝になるために勝負などをして努力していたようだが、アスタは一向に魔法が使える気配がなかった。さらに、アスタは勝負しようと声をかけてもそっけない返事をするばかりのユノとの距離を感じていた。ユノ自身はそんなことなど思っておらず、アスタが諦めなかったから自分も努力することができたと対等な関係であると感じていた。

「ありえねー…」

アスタもユノも15歳になり、自身の魔力を高める魔導書を授かることになった。ユノは幸運が紛れ込んだと言われる四葉の魔導書を手にしたのに対し、アスタは魔導書を手にすることができなかった。しかし、アスタは諦めることなく「待ってろ―すぐ追い着く…!オレはオマエのライバルだからな!!!」とユノに告げる。周りに嘲笑される中、アスタはユノから去り際にこの言葉をかけられる。その帰り道ユノの魔道書を狙ったレブチに襲われた際に、魔導書がアスタの前に出現した光景を見たユノは「…やっぱりな―…アスタが選ばれないなんてありえねー…」とつぶやく。ユノにしてみればアスタが魔導書を授からないことをありえないと考えており、ライバルであることを否定したわけではない。この言葉は物語の中でも何度か使われることがある。

「オレは死ぬ程負けず嫌いなんだよ…!!」

戦功叙勲式の途中で王都がテロ組織(後に白夜の魔眼と判明)に襲われていた。叙勲式に参加していたアスタやユノたちも王との人々を救うために行動していた。その際にユノはとテロ組織のキャサリンと戦っていた。しかし、彼女の魔力の差と呪詛魔法により視覚や聴覚などの感覚を失われていたため、ユノは次第に追い詰められていく。追い詰められた中で、ライバルであるアスタに負けたくないという思いで、ユノは新たに風精霊魔法を発動し、キャサリンを撃破する。

ノエル・シルヴァの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「アナタの立ち位置が悪いのよ」

「黒の暴牛」に入団したアスタは同期であり、クローバー王国の王族であるノエルと出会う。アスタは同期という言葉に嬉しさを感じ、ノエルに握手を求めるが、ノエルはその手をはじき、「気安く話しかけないで」と告げる。その態度に怒るアスタに対し、ノエルは魔法で攻撃しようとする。しかし、その攻撃はアスタには当たらず側にいたマグナに直撃する。怒るマグナに対し、ノエルが発した言葉である。ちなみに小さく「誰の許可を得てそこに立ってるの」と記載されており、ノエルは先輩である団員にも敬語を使うことなく、上から目線の態度で接していた。

「私は王族…そして『黒の暴牛』の一員よ!!この国の民は私が護るーーー!!!」

ノエルは初任務でアスタとマグナとともにソッシ村に訪れたのだが、そこで村人がヒース(後に「白夜の魔眼」の構成員であることが判明)に襲われているところを目撃する。アスタと魔力を消費したマグナはヒースに立ち向かっていくが、ヒースは容赦なく村人まで攻撃するため防戦一方となっていた。魔法のコントロールができずに足手まといになっているノエルに対し、ヒースは「そいつらを見捨てればオマエらは助かるぞ魔法騎士団」と告げる。それを聞いたノエルは逃げようとするが、ノエルの側に「助けて…!」と訴える小さな女の子がいた。小さな女の子の助けを求める声に決意を固めたノエルは新しい魔法を発動し、村人たちを護る。その際の言葉である。

「―だから…私がアンタを守ってあげるわ…!」

魔宮(ダンジョン)に来ていたのはアスタたちだけではなく、「金色の夜明け」の団員であるクラウス、ミモザそしてユノも来ていた。「黒の暴牛」と「金色の夜明け」、どちらが魔宮(ダンジョン)を攻略できるか勝負することになったのだが、その途中ミモザはダイヤモンド王国の魔導士であるマルスにより負傷してしまう。そして、マルスと戦っているクラウスとユノも彼の鉱石を使う魔法により苦戦を強いられる。そんな中、ユノたちの危機を救ったのはアスタたちであった。ノエルとミモザはともに王族であり、従姉妹の間柄であった。魔宮(ダンジョン)で再会した際に、ノエルは「アンタみたいなトロいのが『金色の夜明け』団でやっていけるのかしら」と皮肉を言うのだが、ミモザは逆にノエルが魔法のコントロールができないことを心配する。ミモザの悪気が無いその言葉にノエルは苛立ってはいたが、いざ身内であるミモザが傷ついた際にはこのように発言していることから、二人の仲は比較的良好である。

「才能が無くたって逃げたり言い訳したりしない!!出来るまで…やってやるわよ!!」

「白夜の魔眼」の目的が魔石を集めることだと判明し、魔法帝であるユリウスは「海底神殿」の魔石を回収するよう「黒の暴牛」に依頼する。海底神殿には海流が強すぎて近づけないようになっているが、満月の夜のみはその海流が弱まるという。海底神殿に行くにはノエルの水魔法が必要であり、満月の夜までの10日間で魔法のコントロールができるようにとヤミに告げられる。ノエルは「黒の暴牛」の団員を海底神殿に連れていくために、魔法のコントロールができるよう練習をする。以前からバネッサにも協力してもらい、魔法のコントロールの練習をしていたのだが、一向にできる気配がない。やはり自分には才能が無いと諦めかけるが、上記の思いを胸に練習を続けていく。

ノエルが友だちであるカホノを助けるシーン

海底神殿での神殿バトルロワイヤル中に王都を襲ったテロ組織である「白夜の魔眼」の魔導士たちが現れる。その中には「白夜の魔眼」の頭首であるリヒトよりも強い戦闘力を持つ「三魔眼(サードアイ)」の一人、ヴェットも訪れていた。ヴェットは圧倒的な実力で、海底神殿最強と言われる魔導士であり、大司祭の息子ジオや、ラックまでも倒されてしまう。ヤミから教わった氣でヴェットのもとへたどり着いたアスタとカホノの兄、キアト。しかし、アスタとキアトもヴェットの力により、窮地に陥るが、そこに現れたのはノエルとカホノであった。カホノの言葉で、キアトは立ち上がりカホノとキアトはヴェットに立ち向かうが、ヴェットの攻撃により、キアトは右足を失い、カホノは声を失ってしまう。ヴェットがカホノにとどめを刺す寸前、ノエルは助けようとするが、自身の力ではヴェットに適わないのではと躊躇してしまう。しかし、カホノは魔法でノエルの心に語りかけ、ノエルを奮い立たせる。ノエルは初めてできた同世代の友だち、カホノを救うため新たな魔法を発動する。その魔法はヴェットの右腕を吹き飛ばすほどの威力を持っており、ノエルが覚醒したシーンでもある。

「…悪いけど私は優雅に舞ってるんじゃない… 必死にあがいて踠いて抗って無理矢理 進んでるのよ!!!」

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