ブラッククローバー(ブラクロ)の銀翼の大鷲まとめ

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』連載の田畠裕基によるファンタジー漫画。魔力のない少年アスタが、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指して魔法騎士団に入団し活躍する姿を描いている。
「銀翼の大鷲」は魔法帝の下に存在する9つの魔法騎士団のうちの1つで、古くから安定した実績を重ねていることから「古豪」と呼ばれる。本作のヒロインのノエル・シルヴァの兄、ノゼル・シルヴァが団長を務める。

『ブラッククローバー』の概要

『ブラッククローバー』は2015年から『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基のファンタジー漫画だ。『少年ジャンプNEXT!!』に読み切りが掲載されたのち、『週刊少年ジャンプ』2015年12号から連載がスタートした。手に汗を握るバトルや、仲間との友情が魅力の作品で、オリコンの調べでは2015年6月に発売された単行本の第1巻は38,128部を売り上げ、オリコン週刊漫画チャート2015年6月1-7日の第23位に入った。2016年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」の第3位にランクイン。また日本だけでなく海外での人気も高く、2019年にアメリカ合衆国の定額制ビデオ・オン・デマンドのストリーミングサービス「クランチロール」の発表では、「2010年代のベストアニメトップ100」の中に入っている。

本作の舞台となるのは魔法が存在する、魔力至上主義の世界。そんな世界で魔力を一切持たずに生まれた少年アスタは、幼馴染のユノと立てた誓いのために魔法使いの頂点「魔法帝」を目指す。

銀翼の大鷲(ぎんよくのおおわし)とは

「銀翼の大鷲」(ぎんよくのおおわし)は9つの騎士団から編成された魔法騎士団の1つである。魔法騎士団の中では古くから存在する団で、安定した実績を残していることから、周囲からは「古豪」と呼ばれている。王族であるシルヴァ家出身の魔導士が所属していることもあり、全体的にプライドが高く他の団の者を見下しがちである。しかし団長のノゼル・シルヴァは身分が低くても実力のある者は認める器の大きさを有している。
シルヴァ家ではノエルのみが、銀翼の大鷲ではなく黒の暴牛に所属している。これはノエルが当初、魔力のコントロールを苦手としており、銀翼の大鷲に必要ないと判断されたため。

『ブラッククローバー』の銀翼の大鷲

シンボルマーク・紋章・エンブレム

銀翼の大鷲のシンボルはその名の通り鷲である。シンボルカラーは銀色で、エンブレムは気品ある鷲が翼を広げたようなデザインとなっている。鷲の胴体には十字架のマークがある。

ローブ

銀翼の大鷲のローブには豪華なファーがついており、高貴さを際立たせる作りになっている。シンボルマークは左胸にある。

特色

王族であるシルヴァ家の魔導士が所属している団で、プライドが高い団員が多い。下民や平民の魔導士を見下す発言をする団員もいる。シルヴァ家の次男ソリド・シルヴァに至っては、敵に不覚を取った王族ヴァーミリオン家のフエゴレオンのことも馬鹿にする発言をしたが、ノゼルに叱責されている。
一方で安定した実績を残していることから国民からの信頼は厚く、テロリストによる王都襲撃の際には、駆けつけた銀翼の大鷲の姿を見て「もう安心だ!」などと歓声を上げていた。また判明している団員は、「水」属性やそれに類する魔法属性のものが多い。
ノゼル、ネブラ、ソリドのシルヴァ家の3人は当初プライドが高くイヤミな発言が目立ち、下民のアスタや魔力のコントロールが不得手なノエルに対して高圧的な態度をとっていたが、彼らが成長して多くの実績を積み上げていくにつれて、見直し始める。特にノエルとは深い溝があったが、徐々に和解していく。

星の数

クローバー王国では魔法騎士団の功績を星の数で表している。魔法帝に活躍が認められることで授与されるもので、功績よりも被害が大きくなった場合は黒星が与えられる。功績によっては一度に複数の「星」が授与されることもある。「星」の取得数は騎士団の名誉であり、互いに競いあっている。
銀翼の大鷲はアスタが騎士団に所属する前年の星の数が88個で3位だった。アスタが騎士団に所属した年は95個と、星の数を増やしたものの順位は変わらず3位のままだった。

団長

ノゼル・シルヴァ

銀翼の大鷲の団長を務めるシルヴァ家の長兄。編んだ前髪の先に小さな十字架をつけている髪型が特徴的で、黒の暴牛の団長ヤミにいじられたこともある。王族としてのプライドが高く、王族や貴族以外の者が団長の地位にいることをよく思っていないが、異邦人のヤミや、元下民の翠緑の蟷螂団長ジャックなどの実力は認めている。またアスタに対しても当初は厳しい態度で接していたが、アスタが功績を積み上げていくにつれて認めるようになる。
魔力のコントロールができないノエルのことを「出来損ない」と言って見下していた。しかし内心ではノエルに死んでほしくないと思っており、戦いから遠ざけるためにあえて罵倒していた部分もある模様。
母親のアシエが悪魔メギキュラによって殺されたことを家族で唯一知っていた。それを他の兄弟に話さなかったのは、他人にメギキュラの事を話したら死に、聞いた者にも呪いがかかる魔法を食らってしまったから。このために妹のネブラや弟のソリドは、「ノエルを産んだせいで母は死んでしまった」と勘違いすることになる。
魔法属性は「水銀」。父親の水魔法と、母親の鋼鉄魔法を受け継いだ属性で、液体でありながら金属の性質を持っており攻守両方に優れている。

団員

ネブラ・シルヴァ

ノゼルの妹でソリド、ノエルの姉の。王族シルヴァ家の一員に相応しい能力を持っており、ノゼルと同じく上級魔法騎士である。プライドが高く高飛車な言動が目立ち、相手を弄ぶことを好む。その点を魔法帝ユリウスからも「敵を必要以上に弄んで噛みつかれないようにね」と注意されている。魔力のコントロールが苦手なノエルのことを、弟のソリドと一緒にいびっていたが、テロ組織「白夜の魔眼」との戦いでノエルの成長した姿を見て以降、それなりに認めた様子。
魔法属性は「霧」。霧で相手を拘束したり、相手をかく乱したりすることが得意。

ソリド・シルヴァ

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