澤村大地（ハイキュー!!）の徹底解説・考察まとめ

澤村大地のプロフィール・人物像

身長：176.7cm
体重：70.1kg
誕生日：12月31日
好きな食べ物：しょうゆラーメン
最高到達点：310cm

烏野高校3年生 男子バレー部主将
バレー部の保護者兼”お父さん”的な存在。
基本的には温和な性格だが、怒ると非常に怖い。特に、周りや他の人に迷惑が掛かる事に対しては容赦なく激怒している。
いわゆる問題児と言われる日向たち1年生、また2年生の田中や西谷を止めることができる澤村。

上記に書いた通り、澤村は怒ると怖い。しかし、それは何よりチームの事を優先しているからである。
あえて、メンバーのために厳しい態度をとる時もある。

最初の頃、日向と影山飛雄が入部早々に問題を起こした時も、澤村は入部を認めなかった。
このような態度も、部員を思えばこそである。
烏野高校は他校から変人や曲者だらけというイメージが強い。だが、そんな部員たちをまとめあげているのは澤村。
加えて、試合中のチームの雰囲気にも常に配慮している。

また、「全国へ行く」という目標に本気で挑んでいる。部員たちの面倒見もいい。
このように澤村は、守備力という意味でも、精神的支柱という意味でも、烏野になくてはならない存在である。

澤村大地のポジション・能力

ポジション：ウィングスパイカー

攻撃力よりも守備力が高い。リベロである2年生の西谷夕と一緒に烏野の守備を支えている。
作中では「澤村がいなければ烏野は守備がガタガタだ」と言われるほど。

また、春高予選で条善寺高校に勝った際には「澤村がいなかったら勝てた」と言わせるほどの実力がある。
派手なプレーをしない澤村に、条善寺の主将照島は「上手いけれど、地味なプレー」という評価をしていた。
しかしその後、速攻のミスのカバーや条善寺の多彩な攻撃に対応する澤村を見て、土台があるからこそ烏野は強いと思ったのである。

“烏野の土台”的な役割を果たしており、彼なくしては烏野はここまで成長していなかったと言われている。

加えて澤村は強いメンタルを持っており、ミスをしてしまったチームメイトをフォローしたり、鼓舞するなど烏野高校バレー部の背骨的な役割も担っている。
全国大会で稲荷崎高校との試合中、中々追いつけない点差に烏野高校は焦るが「凶暴なサーブも、今まで何回も切り抜けてきた。焦るとこじゃないよ！」と澤村は声をかけ、チームメイトを支えている。

また、青葉城西との試合で、最後の点数を落とし悔しがる日向と影山に「今のはミスじゃない。謝るな」などと声をかける場面や条善寺との試合でミスをフォローし「存分にやんなさい」と声をかける場面など、チームメイトがプレーしやすいように精神的にも支えているのである。

天才的な才能や派手なプレースタイルはない。しかし、安定したレシーブが彼の持ち味であり、そのプレースタイルだけでなく、人柄からもチームメイトから強い信頼を集めている。

インターハイ予選3回戦。
青葉城西高校の及川徹の強烈なサーブを取るために、リベロである西谷とたった2人で守備するシーンがある。
このことから、烏野の中でもトップクラスの守備力を誇ることが分かる。

また実際に、この配置で澤村は及川のサーブを上げることに成功している。

白鳥沢の主将、牛島のサーブはリベロとして実力がある西谷でも慣れが必要なほど強烈なものである。
しかし、澤村もこのサーブを上げるのに成功している。

澤村大地の来歴・活躍

中学校

澤村大地の出身中学は”泉館中学校”。
当時のポジションはレフトだった。
誠実な性格だったので中学でも主将を務め、チームを引っ張っていた。

泉館中学校は弱小チームだったので、敗退ばかりだった。
しかし、最後の試合では、初めて初戦を突破した。

高校1、2年生

澤村は春高に出場した烏野高校に憧れて入学を決意した。しかし澤村が入学した頃は烏野を春高へ導いた烏養一繋監督が引退し、指導者の不在やチームとしての目標が揃わないことなどから弱体化。1、2年生の頃は”落ちた強豪、飛べないカラス”と呼ばれる状況だった。
それでも澤村たちは自分達で今できることを精いっぱいこなし、悔しさを味わいながらも努力を積み重ねてきた。
この際に、菅原や東峰と仲良くなった。

この話はアニメ第3期6話にて描かれている。

澤村は清水潔子をマネージャーとして勧誘した。
清水はその勧誘を受け、マネージャーになる。

以降清水は、澤村・菅原・東峰の3人と一緒に最高学年として、マネージャーの観点からチームを支えている。

新入部員

3年生にもなり、男子バレー部の主将になりとしてより一層チームメイトを支えようとする澤村。
そんな中、新入部員が入る季節となった。

新入生日向と影山が中学時代の因縁から体育館で言い争い、影山のサーブを日向がレシーブする流れに。そして最終的に教頭先生のヅラが飛ばされ、澤村の頭に乗ってしまった。
幸い、教頭先生から特別罰則などはなかったが、澤村は「仲間割れして、チームに迷惑をかける奴はいらない！」「チームメイトの自覚が出るまで部活に出さない！」と2人の入部届を突き返し、体育館から閉めだした。

謝ってきた日向と影山に対し「1年があと3人入部してくるんだ。そいつらと3対3で試合してもらう」「お前らが負けたら、影山にセッターはやらせない」との条件を出す。
この条件は澤村の判断である。
影山の個人主義はチームの足を引っ張りかね無いが、日向の才能と合わせたら烏野は爆発的に進化すると澤村は考えたからだ。

澤村は月島・山口のチームに入ったが、結果は田中・日向・影山チームの勝利。
約束通り、日向と影山の入部を認めた。

リベロとエースの復帰

去年の伊達工業の試合でスパイクをことごとくブロックされたことがきっかけで、自身を責めた東峰は部活に参加しなくなった。
リベロである西谷はそれに怒り、壺をツボを割ってしまったため謹慎となった。
謹慎がとけた西谷が戻ってきたのは、エースである東峰がいないバレー部。

西谷は東峰がいないバレー部での試合は参加しないと宣言。
そんな西谷の気持ちを理解している澤村は、部活や合宿だけには参加するように促す。

そんな中、日向や影山の働きかけで西谷と東峰が同じチームでミニゲームをすることに。
なりゆきでコートに立ったが、変わらない仲間の雰囲気や部活の空気を感じ取り、東峰は改めてバレーが好きだと確信した。
そして、部活に戻りたいと決意する。

その様子を敵チームとしてみていた澤村は、泣きそうに口元をゆがませた。

インターハイ予選

1回戦

インターハイ予選。
初戦は澤村の中学時の同級生、池尻が所属する常波高校だった。

常波高校は、毎度1回戦負けのいわゆる弱小チーム。
しかし池尻は、澤村に恥じない選手でいたいと最後まで全力で戦い抜いた。

結果は烏野高校の勝利。
試合後、池尻は澤村に自分達の分まで頑張ってくれと激励を送る。

3回戦

エース東峰が部活に参加しなくなったきっかけ、伊達工業。
烏野高校は東峰があの時のトラウマを振り切る活躍を見せて見事に勝利し、2回戦を突破した。

3回戦の相手は青葉城西。
青葉城西の主将兼セッターである及川の強烈なサーブに何点も取られた烏野。
しかし、1セット目後半。レシーブ力で定評のある澤村が強烈サーブを上げることに成功した。

その後も強烈サーブをレシーブし、2セット目は烏野高校が取り返した。
3セット目はデュースの連続。30点を超す激戦だった。

しかし、結果は敗戦となった。

インターハイ予選敗退後、悔しさを味わった烏野高校。澤村はチームのことを考えて引退も視野に入れるが、菅原、東峰の言葉で「まだバレーをやりたい」という本音を吐露。
改めて、全員で全国大会出場を目指す決意をする。

東京遠征

春高へ向けた練習が続く中、音駒高校の猫又監督の計らいで梟谷学園をはじめとする梟谷グループの合同合宿に参加できることになった。澤村は強豪校との練習でさらに実力を伸ばしていく。また新たな取り組みとして、シンクロ攻撃にも取り組み始める。最初のうちは全くかみ合わず、練習試合も敗戦ばかりだったが、合宿最終日にようやくシンクロ攻撃が成功した。