ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。
『ハリー・ポッターと賢者の石』に登場した。
日本語版は「イラクサ酒」と記載されているが、種類はワインだ。多年生植物であるイラクサで作られたワインである。
賢者の石を守る為の罠の1つである、スネイプ先生の論理パズルにイラクサ酒が登場している。
ニワトコの花のワイン
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』に登場した。
ニワトコの花（エルダーフラワー）で作られたワインである。ニワトコの花は非魔法族（マグル）の世界でも、ハーブティーやシロップ、ワイン、シャンパンなどに用いられている。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』ではクィディッチ・ワールドカップの前夜に、ニワトコの花のワインをロンの兄パーシーが飲んでいる。
蜂蜜酒／オーク樽熟成蜂蜜酒
毒入りと知らずに蜂蜜酒で乾杯する（写真左から）ハリー、ロン、スラグホーン先生
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で登場した。
蜂蜜を原料としたお酒で、『ハリー・ポッター』に登場するのは"三本の箒"のマダム・ロズメルダがオークの樽で熟成させたオーク樽熟成蜂蜜酒である。
ホグワーツの先生たちが好んで飲んでいる。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』では、ハリーの同級生ドラコ・マルフォイがダンブルドア先生を殺害するために毒入りの蜂蜜酒を用意した。スラグホーン先生からのクリスマスプレゼントとしてダンブルドア先生の手元に届くはずだったが、プレゼントする前にスラグホーン先生が自分で開封した。スラグホーン先生は毒入りと知らずにハリーとロンに振る舞い、一番最初に飲んだロンが倒れてしまう。ハリーの機転でロンは一命を取り留めるが、非常に危ない状況だった。
シェリー酒
『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で登場した。
スペイン南部アンダルシア地方の町ヘレスを中心とした地域で造られる白ワインのことである。
作中では、大人達がシェリー酒を飲むシーンが登場する。
また占い学を教えるトレローニー先生はシェリー酒の匂いをよく漂わせており、彼女のオフィスにはシェリー酒の瓶が数本転がっていた時期もあった。
ブランデー
『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で登場した。
ブランデーは葡萄や洋梨などの果実酒を蒸留し樽で熟成させたお酒の総称で、白ワインを熟成させたものが多い。
『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ハリーはホグワーツ入学前に動物園で騒ぎを起こしてしまう。そんなハリーに怒ったバーノンおじさんが椅子に倒れ込んでしまった為、ペチュニアおばさんがブランデーの大瓶を取りに行っている。
またホグワーツでのクリスマスパーティーでは、ブランデーでフランベされたクリスマスプディングがデザートに出された。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、夏休み中に滞在したマージおばさん家での夕食でブランデーが振舞われた。
シャンパン
『ハリー・ポッターと死の秘宝』で登場した。
フランスのシャンパーニュ地方特産のスパークリングワインである。
『ハリー・ポッターと死の秘宝』ではビルとフラーの結婚式のシーンで振る舞われていた。
この時、シャンパンのボトルは空中に魔法でふわふわと浮いていた。ハリーも他の招待客と共にシャンパンを楽しんでいる。
シングルモルト・ウイスキー
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で登場した。
大麦麦芽（モルト）のみを使用し、単一（シングル）の蒸溜所でつくられ瓶詰めされたウイスキーがシングルモルトウイスキーである。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』ではフランスの魔法学校"ボーバトン魔法アカデミー"の校長と生徒達がホグワーツを訪れる。移動の際、ボーバトンの空飛ぶ馬車をひいていたのが魔法動物のアブラクサン（天馬）だ。ボーバトンの校長マダム・マクシームは、ダンブルドア先生に"ボーバートン校のアブラクサンはシングルモルト・ウィスキーしか飲まない"と伝えている。この言葉通り、ハグリッドは魔法動物アブラクサン（天馬）にシングルモルト・ウィスキーを与えていた。
紅茶
『ハリー・ポッター』の舞台イギリスでは紅茶が日常的に飲まれており、作中にも多く登場している。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、占い学の授業で紅茶占いが登場する。これはカップに紅茶を注いで飲み干し、飲み終えた後に残った茶葉の模様を読んで占うというものだ。
ハリーはこの時、占い学を教えるトレローニー先生から"真っ黒な犬、死神犬グリムが憑いている"と言われてしまう。
この紅茶占い（茶葉占い）は日本では馴染みが無いが、作中の魔法界だけでなく実際に存在している占いである。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、真実薬を入れた紅茶が登場する。ダンブルドア先生とハリーを監視するために魔法省から派遣されたアンブリッジ先生が、ハリーや他の生徒たちに紅茶に真実薬混ぜて飲ませようとしている。
ココア
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で登場した。
日本でもおなじみのココアは、夕食後や就寝前に飲むものとして登場している。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ハリーがロンの家に宿泊した際の夕食後にたっぷりのココアを飲むシーンがある。
またホグワーツではヴォルデモートの過去の姿トム・リドルに操られて衰弱していたジニーに対し、ダンブルドア校長がココアをのむようにと勧めている。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、ハリーが魔法界のバス・騎士バス（ナイトバス）に乗車した際に、ココアがこぼれるシーンがある。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、クィディッチW杯を観戦した夜に試合の感想を語り合うシーンで、ハリーたちが2杯目のココアを飲むことを許されている。その際、ジニーは机の上にうつぶして眠り込んでしまい、床にココアをこぼしてしまった。
オレンジジュース
『ハリー・ポッター』の世界でも定番ジュースの1つとして登場している。
オレンジジュースはホグワーツでの朝食に登場することが多い。
ハリーが飲むオレンジジュースを、ハリーの梟ヘドウィグも飲むシーンがある。
『ハリー・ポッター』シリーズのお菓子・おやつ・デザート・甘味
ホグワーツの食事に登場
眠り薬入りカップケーキ
「眠り薬入りカップケーキ」を手に持ったハーマイオニー（写真中央）
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』シリーズの概要
- 料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物について
- 『ハリー・ポッター』シリーズの料理・食事・食べ物
- 魔法界
- 臓物スープ
- ドラゴンタルタル
- 子鬼のパイ
- 実在する物
- シェパーズ・パイ（シェパード・パイ）
- ミートパイ
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- ヴォロヴァン・パイ
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- ベーコン・サンドイッチ
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- コンビーフのサンドイッチ
- チポラータ・ソーセージ
- ニシンの燻製（キッパー）
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- アップルパイ
- ルバーブ・クランブル
- ハグリッドの手作り
- ハリーへのバースデーケーキ
- ロックケーキ
- バースバン（干しぶどう入りのバース風菓子パン）
- ホグワーツ以外の食事で登場
- フルーツケーキ
- 糖蜜プディング
- チョコレートプディング
- クリスマスプレゼント
- ミンス・パイ
- ナッツブリトル
- 糖蜜ヌガー
- 魔法界で販売
- 大鍋ケーキ
- 蛙チョコレート
- 百味ビーンズ
- 大鍋チョコレート
- 胡椒キャンディ
- 砂糖羽根ペン
- ペロペロ酸飴
- 爆発ボンボン
- 血の味がするペロペロ・キャンディ
- ナメクジゼリー（ナメクジグミ）
- ブルブル・マウス
- 蛙ペパーミント
- ショック・オー・チョック
- ゴキブリ・ゴソゴソ豆板
- ドルーブルの風船ガム
- フィフィ・フィズビー
- 杖型甘草あめ
- 歯みがき糸楊枝型ミント菓子
- ハエ型ヌガー
- チューチュー鳴く砂糖ネズミ菓子
- グラシアル・スノーフレーク
- 砂糖漬けパイナップル
- パンプキンパスティ
- 実在する市販の物
- ジンジャーブレッドクッキー
- ファッジ
- シャーベット・レモン・キャンディ
- マーズバー
- ココナッツ・キャンディ