『花の慶次』の登場人物を紹介!【完全版】
『花の慶次』とは原哲夫の漫画で、隆慶一郎作の歴史小説『一夢庵風流記』を原作として描かれている。本記事では登場人物・キャラクターを画像付きで紹介していく。登場人物が多い作品なので、どんな人物がいるのか確認できる内容となっている。
利家の正室。母性的でいて尚且つ少女のような可憐さを持つ美女。慶次が心底惚れている女性であり、何かと気の弱いところがある利家を支える女丈夫である。その奔放で天真爛漫な性格は、利家および配下の者たちの心配の種になっている。
奥村助右衛門
荒子城代、末森城主を務めた後に前田家家老となる。慶次とは莫逆の友で良き理解者。加奈の兄。誠実で争いが起きても彼がそこに現れるだけで争いは鎮まるという。また、寡兵で佐々軍1万5千から末森城を死守、その時昇り来る敵兵に慶次と共に小便をかけるなど豪勇さをも併せ持つ文武両道の傑物。
史実においても、柴田勝家をして「沈着にして豪胆」と言わしめた人物である。一方、作中では慶次ともども青年のように描かれているが、史実ではもっと年老いている。16年前の荒子城で慶次や猿と共に立てこもった場面では(18)と表記されており、34歳が本作での年齢になると思われる。
四井主馬
出典: tcnweb.ne.jp
前田利家直属の加賀忍軍の棟梁。政治的な工作や諜報活動、またある時は利家の個人的なわがままのため常に奔走している。利家のために松風を手に入れようと慶次を暗殺しようとするも失敗、松風に蹴られ巨大な蹄跡が顔に残った。その後も慶次に右腕を斬り落とされる、果ては全裸で晒し者にされるなど散々な目に遭うが、それでも執念深く慶次の命を狙い続ける。優秀な忍びではあるものの変装だけは苦手のようで、作中たびたび見破られており、慶次からは「相変わらず下手な変装だな」とまで言われている。
後に加奈がまつが書いたように偽造して書いた慶次宛の恋文を付議密通の証拠として利家に送り、慶次へ復讐しようとしたが成功したかは不明。
荒井願鬼坊
出典: ic.photo.mixi.jp
四井主馬の配下。「耳削ぎ願鬼坊」の異名を持つ。切り殺した相手の耳をおふうに削がせ、桶に耳を溜め込んでいる。四井主馬の命により慶次を殺さんとするが逆に体を両断される。
前田利久
慶次の養父。利家の兄。病弱で前田家の家督を慶次に継がせようとするが、信長の一声で利家になる。妻はお春。弟の利家と対照的に忠と信と義を重んずる武将であり、婚姻の際にお春が前夫の子供(慶次)を妊娠しているにも関わらず、あえて実の子として育てた。過去に合戦にて兵糧攻めにあった時、乾きに苦しむ慶次に自分の血を飲ませてまで生き永えさせようとする行為に慶次は実父以上の存在として尊敬し、亡くなるまで加賀に居続ける決意をさせた。
お春
慶次の実母。滝川益氏の側室であったが、彼女に激しいほどに夢中になった前田利久の強引なまでの願いで彼の妻となる。彼の誠実、そして熱意に惹かれついて来たがお腹に子を宿していたことを告白、利久に自分を斬り捨てるように言う。しかし、「惚れたお前の子ならば良い子に違いない、わしの元にいてくれないか」と利久に請われた事で彼の妻になる事を決意し、慶次を生んだ。慶次が子供だった頃の回想には出てこなかった事から、どうやら慶次を生んで間もなくして亡くなった模様。
村井若水
利家配下の隻眼で小柄な老将。利家が秀吉から拝領した信長の遺品の甲冑に傷をつけたため、切腹となるところを慶次の機転で救われる。その後、利家が兵力の不足から見捨てようとした末森城への援軍をただ一人断固として主張するが認められず、息子とわずかな手勢を率いて勝手に救援に向かう。そして慶次の助勢で見事功名を挙げ、出来の悪い息子の陽水に武士の、漢の何たるかを教える。通称や諱は異なるが藩主・前田利家の甲冑を下賜された忠臣村井長頼をモチーフにしているようだ。息子が陽水であることから、諱は井上陽水の父親の名から引用したものとみられる。
小柄な体格に似合わず、慶次と対等に酒を酌み交わすほどの酒豪。
村井陽水
出典: stat.ameba.jp
若水の息子。末森城救援が初陣。生意気なだけの未熟者と父親を嘆かせていたが、慶次らと共に戦う中で人間的に成長し武士としての生き方を真剣に考えるようになる。父親に似て非常に酒が強い。若水が利家の面目を保つため切腹を命じられた際、父のやりたいようにやらせてくれと涙ながらに訴え、慶次と酒比べをしたが、負けてしまう。
水丸
出典: ic.photo.mixi.jp
利家の小姓で美少年。末森城攻防戦の後、末森城で利家に風呂を勧めた。慶次から村井一族を許すという利家の発言の証人になる。
奥村永信
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- 前田慶次
- 捨丸
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- 松風
- 利沙
- 前田家
- 前田利家
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- 弥太、与平、勘六、名前不詳
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- 松田慎之助
- 重倉仁右衛門
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- 深草重太夫
- 重太夫の弟(草津重三郎)
- その他
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- 後陽成天皇
- 岩熊
- 七霧の村長
- お雪
- 伊勢屋
- 木猿
- 五平太
- 大前田庄衛門
- ■参考■
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