北斗の拳のオノマトペ・擬音・断末魔まとめ
『北斗の拳』(ほくとのけん)とは、原作:武論尊、作画:原哲夫による漫画作品。暴力がはびこる文明崩壊後の世界で、伝説の拳法家が悪党を退治していく様を描いている。1980年代を代表するヒット作で、アニメやゲーム、外伝作品などが次々と作られていった。
主人公であるケンシロウが使う北斗神拳は、「人体にある秘孔を突くことで様々な効果を及ぼす」というもので、珍妙な擬音や印象的な断末魔は作品の特徴の1つともなっている。ここでは、『北斗の拳』に登場する独特なオノマトペと擬音、断末魔をまとめて紹介する。
『北斗の拳』の概要
『北斗の拳』(ほくとのけん)とは、原作:武論尊、作画:原哲夫による漫画作品。暴力がはびこる文明崩壊後の世界で、伝説の拳法家が様々なライバルと時に戦い、時に友情を育みながら悪党を退治していく様を描いている。
独特な世界観、刺激的なアクション、登場するキャラクターたちの熱い生き様で話題となり、1980年代を代表するヒット作となる。アニメ化、映画化とメディアミックスを果たし、連載終了後もその人気は衰えず2000年代以降もゲームや外伝作品などが次々と作られていった。
核戦争により文明が崩壊した世界。伝説の拳法・北斗神拳の使い手であるケンシロウは、生き別れた恋人のユリアを探して荒野をさまよっていた。北斗神拳を使って悪党を成敗しながら旅を続けるケンシロウの前には、かつての兄弟子たちやまだ見ぬ強敵が次々と現れ、ある時は敵として、ある時は味方として交流していく。
主人公であるケンシロウが使う「北斗神拳」は、“人体にある秘孔を突くことで様々な効果を及ぼす”というもので、珍妙な擬音や印象的な断末魔は作品の特徴の1つともなっている。
オノマトペ・擬音・断末魔について
『北斗の拳』に登場する「北斗神拳」は、人間の体に存在する“秘孔”と呼ばれるポイントを正確に突くことで、人体を破壊したり癒したりすることができるという設定になっている。
このため作中には時に珍妙なオノマトペや擬音、何が言いたいのかよく分からない断末魔が登場し、「秘孔を突かれたことによる人体破壊」を強く印象付けている。
名もなきザコが発したセリフながら、語感の良さから作品を代表する悲鳴となった「あべし」。
主人公の兄弟子であるジャギが言い残した「ばわ」。
インパクトのあるキャラクターで、悪党ながら人気の高いアミバの断末魔「うわらば」。
ここでは、『北斗の拳』に登場する独特なオノマトペ、擬音、断末魔をまとめて紹介する。
『北斗の拳』のオノマトペ・擬音・断末魔まとめ
「あたたたたたーっ!!」
主人公であるケンシロウがラッシュを仕掛ける際に口にする掛け声。1970年代に大人気を博したアクション俳優ブルース・リーの発した、“怪鳥音”とも呼ばれる独特の掛け声をアレンジしたものだとされている。
アニメ版では毎週のようにこの掛け声を使っていたが、何十秒も叫び続ける作業は負担も大きく、担当声優の神谷明は「締めの掛け声をこっそり“終わった”にしていた」ことを後年に明かしている。
「あべし!!」
ケンシロウに秘孔を突かれ、体を内部から破壊された悪党が発した断末魔。語感の良さから『北斗の拳』の断末魔の中でも特に有名で、ファンの間では「『北斗の拳』といったらこれ」とまで言われる知名度の高いセリフである。
「ひでぶっ!!」
拳法家殺しの異名を持つハートが発した最後の言葉。「ひでえ」の誤植であるとの説もあるが、実際には「“ひでえ”と言おうとして言い切れなかった」感じを出そうとしてこの形になったことを作者が後に明かしている。
「たわば!!」
カルト武装組織「GOLAN」のマッド軍曹の断末魔のセリフ。どことなく語感が近いことから、ファンアートではタラバガニとセットで描かれることが多い。
「あおおえ、へげえっ」
カルト武装組織「GOLAN」のリーダーであるカーネルが最後に発したセリフ。カーネルは物語序盤に登場した悪党の中では特に悪辣な人物で、ケンシロウの怒りを込めた拳の前に凄惨な死を遂げることとなった。
「あろ!!」
近隣の村を荒らし回っていた悪党ジャッカルの最期のセリフ。ジャッカルは北斗神拳ではなく、自分で持ち込んだダイナマイトによって爆死しており、「内側からの破壊により正確な言葉を口にできなくなった」のではなく「錯乱してまともな言葉を吐けなかった」末でのセリフである。
「あわびゅ」
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