『花の慶次』の登場人物を紹介!【完全版】

『花の慶次』とは原哲夫の漫画で、隆慶一郎作の歴史小説『一夢庵風流記』を原作として描かれている。本記事では登場人物・キャラクターを画像付きで紹介していく。登場人物が多い作品なので、どんな人物がいるのか確認できる内容となっている。

蛍をくのいちとして育て上げた師匠。獲物と定めた相手から受けた傷を“死出の置き土産”として有難がるという奇怪極まる性癖の持ち主。名の通り蝙蝠を自在に操る術の達人。この蝙蝠はケシの実を主食としており、彼自身も重度のジャンキーであるため、定期的にその蝙蝠をそのまま食べている。あらゆる技を尽くして慶次を追い込むが、両目を斬られ敗北。

棒涸らしの蛍

出典: stat.ameba.jp

甲斐の蝙蝠の弟子。武田の武将・氷室信成の婚約者だったが、彼が慶次に殺されたことから復讐を誓い忍びの道を選ぶ。「棒涸らし」の異名通り、男を痺れさせる性的な指技を使うが劇中で具体的な描写はなく、その技を自分にも味わわせて欲しいという四井主馬の申し出は、急所を蹴ってあっさり拒否した。実は処女である。蝙蝠から伝授された忍びの技で慶次の命を狙うが失敗。そして慶次の優しさに触れ操を捧げる。師匠である蝙蝠にかけられた催眠暗示を自ら致命傷を負うことで破り、慶次の腕の中で息を引き取った。

風魔小太郎

出典: www.atari7.com

北条家に仕える風魔忍軍の頭領。北条家に狙いを定める豊臣家に攻撃を仕掛ける。後に慶次と激突、感覚全てを狂わせる強烈な幻術で互角の戦いを演じるが敗れる。その後、忍びが活躍する時代の終焉を悟り隠遁生活に入った。

月斎

出典: ic.photo.mixi.jp

風斎の影。禁裏を襲撃したり、警備が手薄になった茶々(淀殿)を襲撃するなどするが、茶々が恐れを抱かない為首を自らはねて秀吉を挑発した。

風斎

出典: ic.photo.mixi.jp

優れた技量を持つ僧形の忍び。正体は風魔小太郎。

弥太、与平、勘六、名前不詳

七霧の里を襲った風魔忍者。岩兵衛に心を読まれ、自らの名(幼名の可能性がある)を褌に書かれて縛られた上筏で流される。忍びが自分の名を明かしたとして小太郎に叱責され、自ら明かしたのではないと潔白を証明するため自害する。流されたのは全部で4人だが1人は名前が見えない。もう1人は里の住人を殺害していた為、岩兵衛に蹴り殺された。

傾奇者

松田慎之助

重倉と共に天下一の傾奇者を名乗る青年。親友を殺した願鬼坊の挑発に乗り、実力差は明らかであるにも関わらず果し合いに応じて敗北、致命傷を負う。そこへ駆けつけた慶次に死の間際「おれはニセ傾奇者だったようだ」と言い残し絶命した。慶次は友を思うその心に感じ入り、「ならば地獄の閻魔に傾いてみせよ」と手向けの言葉を贈った。

重倉仁右衛門

出典: ic.photo.mixi.jp

慎之助の親友。天下一の傾奇者を名乗るが、因縁をつけた願鬼坊に斬殺された。

蕃熊蜂太夫

出典: ic.photo.mixi.jp

京で五指に入る傾奇者。「戦えば必ず勝つ」と評される不思議な術の使い手。その正体は長い舌を筒代わりにして毒針を吹き矢として飛ばす暗殺術である。しかし慶次から「足音をたてずに歩く侍など聞いたことが無い」と指摘され、初対面で暗殺者であることを見抜かれた。とっておきの毒針もあっさりと見破られ、舌を斬られてしまう。最後は体中に爆弾を括り付けて慶次に特攻するが、一刀両断にされた。

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