『花の慶次』の登場人物を紹介!【完全版】

『花の慶次』とは原哲夫の漫画で、隆慶一郎作の歴史小説『一夢庵風流記』を原作として描かれている。本記事では登場人物・キャラクターを画像付きで紹介していく。登場人物が多い作品なので、どんな人物がいるのか確認できる内容となっている。

独眼竜の異名で知られる奥州の大名。プライドが高く、非常に疑い深い。秀吉とその配下の大名らを相手に覇権奪取の野心に燃える一方で、弟の小次郎や気性の激しい母・義姫との不仲に頭を悩ませている。
初体面時の慶次の印象は最悪で、政宗の事を餓鬼呼ばわりした。その後、小田原への参陣を求める秀吉からの使者として慶次と正式対面した際も、生来の疑い深さから不遜な態度を崩さず、慶次を辟易させた。だが慶次と殴り合いを演じたことをきっかけに心が通じ合い、和解する。

片倉小十郎

伊達政宗の側近。度々政宗を諫言した。

伊達輝宗

政宗の父、本作では名前の記述は無い。隻眼であることから母親から疎まれ、心を痛めていた少年の頃の政宗を、熱い拳と深い愛情で一人前の武将へと育てあげた。

保春院

出典: ic.photo.mixi.jp

政宗、小次郎の母。通称「鬼姫」。小次郎を溺愛しており、伊達家当主である政宗の毒殺を目論むが失敗。逆に小次郎の処刑(実は偽首)を見せられ、精神的にダメージを受け自失した。

伊達小次郎

出典: ic.photo.mixi.jp

政宗の弟。母の保春院から溺愛され言いなりになっていたが、内心は兄である政宗を慕い、一人前の男として自立することを望んでいる。表向き処刑されたことになった後、名と身分を捨て僧形となり、自らの意思で伊達家を出た。

岩茎鬼十郎

出典: ic.photo.mixi.jp

政宗を説得に来た慶次を殺そうと、小次郎が差し向けた刺客。大柄で非常に人相が悪い。厳しい剣術の鍛錬によって陰流を修めており、腕前に相当な自信を見せていたが、慶次から「お主は元々弱いから、そこまで凶相になるほど鍛えなければならん」と一笑に付された上、何も出来ずに敗北した。

海の民

与四郎

出典: ic.photo.mixi.jp

南海の獅子と呼ばれ、琉球を拠点にする海族の長。若き日の千利休と南蛮海賊の虜囚にされていた南蛮人女性との混血児。利沙と与次郎の父。父・利休から秀吉の朝鮮出兵、そしてその背後にあるイスパニアの謀略を知り、病を患いながら日本にいくさ人を探しに来た。カルロスと壮絶な死闘を演じた後、利沙の絵を慶次に託して逝った。

与次郎

与四郎の子。ヌンチャクによる棒術が得意。与四郎の死後、海族の長となる。慶次たちの首里の戦いに同行。登場の際の三べん回ってワンを行うエピソードは原作の庄司甚内(甚右衛門)のものの流用。

じいさん

与四郎が棟梁の頃からの仲間。与四郎が逝った後は与次郎を良く支える。カルロス率いる南蛮船との海戦後にやって来た堺奉行の船団を道連れにするためルソン壺で挑発、与次郎に「自由な海を行きなされ」と言い残し船と命を共にした。

涼花

宗次の妹で与四郎の妻。胡弓が得意。

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