ナルシソ・アナスイ(ストーンオーシャン)の徹底解説・考察まとめ

ナルシソ・アナスイとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第6部『ストーンオーシャン』に登場する、物体に潜行するスタンド「ダイバー・ダウン」の使い手。
分解癖を持つ猟奇殺人犯だが、主人公の空条徐倫に一目惚れし、彼女と結婚しようと一方的に協力者となる。物語終盤では自己犠牲的な活躍を見せ、その想いは徐倫にも通じた。
初登場時は女性のような外見で描かれていたり、徐倫への気持ちを空回りさせるコメディ役を演じたりと、様々なネタに事欠かない人物。

「そうだぜ……その目だ…徐倫。その遠くを見る表情……オレの心が燃えるのはそのしぐさだ」

プッチ神父の新たなスタンド「C-MOON」との対決直前、アナスイは徐倫に決戦への覚悟を聞く。迷いなく「心は決まってるわ」と答える徐倫の横顔を見てアナスイは「そうだぜ……その目だ…徐倫。その遠くを見る表情……オレの心が燃えるのはそのしぐさだ」と心の中で独白する。そして徐倫の父である承太郎や死亡したウェザー・リポート以上に徐倫を守れるのは自分であると独白する。

「なにもオレは最初から…………徐倫と結婚できるなんて思っちゃあいない…オレの殺人罪は事実だし、徐倫がオレの事を好きになってくれるわけがない事も知っている…だが……徐倫が父親であるあんたから受け継いでいる清い意志と心は…オレの心の闇を光で照らしてくれている……崩壊しそうなオレの心の底をッ! 今のオレには必要なんだ………一言でいい…『許す』と…オレの心を解き放って欲しい……!! ここを生き延びたなら『結婚』の許可を与えると!」

最終決戦で承太郎との共闘時、アナスイは承太郎に徐倫への結婚申し込みの許可を求め、その理由を訴え懇願する。
まずアナスイは「なにもオレは最初から…………徐倫と結婚できるなんて思っちゃあいない…オレの殺人罪は事実だし、徐倫がオレの事を好きになってくれるわけがない事も知っている…」と、自分の愛情表現が一方的である事に自覚があったことを明かす。
そして「だが……徐倫が父親であるあんたから受け継いでいる清い意志と心は…オレの心の闇を光で照らしてくれている……崩壊しそうなオレの心の底をッ!」と、ジョースター家が受け継ぐ「黄金の精神」が、すさんでいたアナスイの心の支えになっている事を訴えかけている。
最終決戦でプッチ神父に立ち向かうため、アナスイはさらに「今のオレには必要なんだ………一言でいい…『許す』と…オレの心を解き放って欲しい……!! ここを生き延びたなら『結婚』の許可を与えると!」と承太郎に許しを請う。結局承太郎は受け入れなかったが、徐倫にその想いは伝わっていた。

「脱獄してからオレは命だけはツイてる……この勢いで生き残ったら…その時は…徐倫に結婚でも申し込むとするかなああ」

プッチ神父への対抗策に、自分が最も危険な役回りとなる作戦を提案した時のセリフ。「無理だ」というエンポリオの指摘に「脱獄してからオレは命だけはツイてる……この勢いで生き残ったら…その時は…徐倫に結婚でも申し込むとするかなああ」と、アナスイは冗談めかして言う。直後に徐倫から「いいわ……申し込んで。あなたの考えには希望がある。暗闇なんかじゃあない…道がひとつしかなくても、それにかすかでも考えがあるなら、それはきっとうまくいく道」と言われ、アナスイは己の想いがようやく報われた事に、感動で打ち震える。

ナルシソ・アナスイの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ナルシソ・アナスイの名前の元ネタは「ANNA SUI」と「Narciso Rodriguez」

名前の由来は、アメリカのファッションブランド名の「ANNA SUI(アナスイ)」と、同じくブランド名の「Narciso Rodriguez(ナルシソ・ロドリゲス)」より。この2つはファッションデザイナーの名前でもある。

スタンド名「ダイバー・ダウン」の元ネタは「Van Halen」のアルバム『Diver Down』

スタンド名の由来は、アメリカのハードロック・バンド「Van Halen(ヴァン・ヘイレン)」のアルバム『Diver Down』より。

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