ラ・ラ・ランド(La La Land)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラ・ラ・ランド』とは2016年公開のミュージカル映画。売れないジャズピアニストのセバスチャン(セブ)が弾くピアノに惹かれてバーに入った女優志望のミア。後日あるパーティ会場でミアはセブに再会する。2人は急速に恋に落ち、互いの夢のために励まし合いながら共に暮らすが、ミアの夢を叶えるチャンスを掴むために別れる決断をする。往年の名作ミュージカル映画をオマージュした美しい映像や楽曲、ミアとセブの表現力溢れる歌声やダンス、切ないストーリーで観るもの全てが恋に落ちる極上のエンターテイメント。

セブの店に来たミア(画像中央右)と夫のグレッグ(画像中央左)

5年後のミアの優しい夫。ミアとの間に娘が一人いる。

カルロ(演:ジェイソン・フュークス)

出典: note.com

ミア(画像左)と話すカルロ(画像右)

プールパーティでミアに声をかける脚本家。

ジョシュ(演:ジョシュ・ペンス)

グレッグの兄。ミアとの食事会で仕事や海外の話ばかりしているやり手のビジネスマン。

ミアの母親(演:ミーガン・フェイ)

ネバダ州ボールダーシティに夫と共に住んでいる。

『ラ・ラ・ランド』の用語

ラ・ラ・ランド

ロサンゼルス、そしてハリウッドを指す言葉。独立系の映画製作者たちが自分達の映画を作るため、1900年代の初めにハリウッド近辺に移り住んだのが始まりで、その後多くの映画会社がこの地に集まった。このことから現実から離れ常に夢を追いかけ幻想を見つめる精神状態をも意味している。1980~1985年頃からロサンゼルスの代名詞としてラ・ラ・ランドが使われ、現在は「非現実的な世界」「ぼーっとしてる」という意味として日常会話でも使われている。

グリフィス天文台

出典: theriver.jp

グリフィス天文台とロサンゼルスの夜景

ロサンゼルスのグリフィス公園内にある天文台。1935年に建造され、アールデコ調の美しい外観と、市内が一望できるすばらしい展望から最もロマンチックな観光地の筆頭に挙げられる。映画『理由なき反抗』のロケ地としても有名。セブとミアが途中まで『理由なき反抗』を観た後、ここを訪れプラネタリウムが映し出す星空の中でダンスを踊る。グリフィス天文台にもプラネタリウムが実在するが、劇中に登場したシーンはレプリカのセットである。

CHICKEN ON A STICK

セブの考えた将来の自分の店の名前。セブが尊敬するジャズ・ミュージシャンでアルトサックス奏者のチャーリー・パーカーが鶏肉が好きだったため、それにちなんだ名前にしたかった。チャーリー・パーカーは、今からおよそ100年前にジャズの根幹を作った人物で、「モダン・ジャズの父」とも呼ばれていている。

『ラ・ラ・ランド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ハイウェイで一斉に歌って踊り出す圧巻のオープニング

出典: ew.com

ロサンゼルスのハイウェイでは、朝から渋滞のためすべての車が停車し、運転手たちはそれぞれの車の中で好きな音楽を聞いている。車内で『Another Day of Sun』を口ずさんでいた一人の女性が突然、車から降り、外で歌いながら踊り出した。それをきっかけに、次々と人が車から降り、スターを目指す人々が集まるハリウッドのことを歌うこの歌を楽しそうに歌い継ぎながら踊り出す。車の屋根に乗って踊ったり、トラックの荷台が開いたと思ったら、中では楽器を演奏していたり、歌のクライマックスでは、ハイウェイ中の車の屋根に一人ずつ乗って踊り、一斉にポーズを決める。オープニングから観衆が映画の世界にぐっと引きずり込まれる圧巻のシーン。

ルームメイトと共にパーティに向かうミア

家から出て踊るケイトリン(画像左)、トレーシー(画像中央左)、ミア(画像中央右)、アレクシス(画像右)

オーディションに後、家に戻ったミアは、ルームメイトたちからパーティに誘われる。オーディションもうまくいかず、気乗りしていなかったミアだったが、3人に後押しされ、青いドレスを着てパーティに行く。ルームメイト3人は赤、黄色、黄緑のドレスを着て、ミアと共にステップを踏みながらミアの車に乗り込む。華やかさに加え、4人の夢を追いかける前向きな気持ちが伝わる名シーン。

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@berusaiyu38h8

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