リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜(A3)のネタバレ解説・考察まとめ

『リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜』とはガストから発売されたPlayStation2用RPGゲームでアトリエシリーズの第3作目。第1作目『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』より前の時代が舞台。
エル・バドールという大陸から錬金術を広める為にザールブルグにやってきた主人公リリーと仲間達。
毎年城で開かれる「展覧会」に錬金術で作ったアイテムを出品し評価と資金を得ながらアカデミーの完成を目指す。

自力でなんとかアカデミーを建てることに成功したリリー達。しかし、リリーはアカデミーで錬金術を広めていくことよりも1人で研究に没頭したいと考えていた。今の工房に籠り、1人で錬金術の研究を続けていくとドルニエ達に話し、それを実行する。
発生条件はエンディング3-1とほぼ同じだが、人気をわざと29以下に抑える必要がある。

エンディング4-1 3人の魔女

アカデミーの完成と同時に、リリー達はドルニエを残して冒険の旅に出発してしまう

王室の協力を得ながら、なんとかアカデミーを完成させたリリー達。しかし、リリー、イングリド、ヘルミーナは錬金術よりも冒険の楽しさに魅了され、いつしか冒険者として有名になっていた。アカデミー建設の夢を叶えた彼女達はドルニエにアカデミーを任せ、魔女として旅立ちたいと言うのだった。
リリー、イングリド、ヘルミーナの3人を冒険者レベル50まで育ててからアカデミーを完成させる必要がある。また、リリーが誰とも恋愛していないことも条件となっている。

エンディング4-2 妖精さんアカデミー

アカデミーは完成したが、リリーが教えるのは妖精の生徒達ばかりである

多くの妖精さんに調合や採取を手伝ってもらい、自力で資金を集めてアカデミーを完成させたリリー達。気付けば雇っていた妖精さん達は全員最高ランクの虹妖精へと成長していた。その噂を聞いた妖精族の長老は、リリーに妖精さんの養成学校を開き妖精達を養成してほしいと頼みに工房を訪れる。リリーは長老の要請を聞き入れ、妖精の養成学校を開校するのだった。
7人の養成を全て虹妖精まで成長させてアカデミーを完成させる必要がある。また、リリーが誰とも恋愛していないことも条件となっている。

エンディング5 バッドエンディング

アカデミー設立の為の資金が集められず、ケントニスへと戻って行くリリー達

アカデミーの建設費用がまったく溜められず、建設現場の棟梁から建設打ち切りを言い渡されてしまう。錬金術を全く知らない街にアカデミーを建てて錬金術を広めようという夢はとても容易なことではなかったと思い知るリリー達。一旦故郷であるケントニスに戻り、別の策を練ってやり直すことが決定する。
建設資金を全く貯金しなければ見られるエンディング。

『リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜』のゲームシステム

調合

本作のメインとなるシステム。
所持しているアイテムと道具を使って様々なアイテムを創り出すことができる。調合できるアイテムは参考書を読むことで増えたり、材料の一部を変更して新たなアイテムを創り出すことができる。調合で作るアイテムにはそれぞれレベルがあり、材料や道具が揃っていてもリリーのレベルが低かったり、疲労度が溜まっていると成功率が下がり失敗してしまう。調合に失敗すると「産業廃棄物」というゴミに当たるアイテムが出来上がる。

レシピ調合

作り方を知っていて材料も全て揃っているとアイテム名の前にリリーのアイコンが表示される

参考書に書かれている通りのレシピで調合する基本的な調合方法。
雑貨屋やイベントで手に入れた参考書を読むことで作れるアイテムが増える。作り方を知り、材料が揃っていれば調合ができる。

ブレンド調合

調合器具の「天秤」を持っていると材料アイテムを0.1個単位で調節できる

レシピ調合で一度でも作成に成功したアイテムの品質や効力を上下させる為の調合方法。
材料の分量を変更してアイテムの評価を変えることができる。調合器具の「天秤」を持っていれば材料となるアイテムを0.1個単位で調節可能。ブレンド調合に成功すると今までのレシピと比較でき、評価の高い方のレシピを上書きできる。レシピを上書きすると通常のレシピ調合時に使用する材料の数量が上書きされたものになる。

ラフ調合

材料の一部を変えることで違うアイテムが出来上がることもある

レシピの材料の一部を変更し、アイテムの主効力等を変える調合方法。
ラフ調合で作ったアイテムはオリジナルノートに記録できる。ラフ調合の最大の特徴として、同じカテゴリに属するアイテムであればどんなアイテムでも材料として代用できることである。例えば「蒸留水」というアイテムは基本レシピでは「へーベル湖の水」が材料だが、これを「井戸水」に変更することができるという具合である。もう一つの特徴は材料の一部を変更することでレシピに載っていないオリジナルアイテムを作成できることである。例えば、「ミスティカの葉」というアイテムの材料である「ミスティカ」を「アザミ」に変更することで参考書に載っていない「アザミ茶葉」が出来上がる。

採取(冒険)

調合に必要な材料を採りに行ったり、特定の敵と戦う為に街の外へ行くこと。
街中では手に入れられない材料は街の外に出て現地調達する必要がある。採取先によって入手できるアイテムが異なるので、事前にほしいアイテムを絞って採取先を決める。採取の際にはモンスターと遭遇して戦闘となることがあるので、1人で外に出ず、冒険者を雇って安全に行く方が良い。
1日に採取できるアイテムの種類と個数はランダムなので、収穫量に納得がいくまで何日も滞在することが可能。採取できる個数には限界がある為、かごがいっぱいになっていると何日滞在していてもアイテムは得られない。本作では特定の採取先の他、採取先の途中までしか行かないフリーポイントというものが存在する。

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