香港発活劇エクスプレス 大福星(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『香港発活劇エクスプレス 大福星』とは、サモ・ハン・キンポー監督&出演による、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ出演によるアクション・コメディー作品であり、『福星』シリーズ第2弾。全編日本ロケで行われた。香港警察の刑事マッスル(演:ジャッキー・チェン)とリッキー(演:ユン・ピョウ)が、日本でヤクザ「かかし組」を追うが、リッキーが捕まってしまう。マッスルは香港から応援としてキッド(演:サモ・ハン・キンポー)を応援に要請し、彼の仲間達も日本へやって来て、リッキー救出と「かかし組」の撲滅に挑む。
キッドは「かかし組」のアジトへ向かうも、「保証金」は半額な事、キッド達が「銀行強盗」でない事もバレてしまい、キッドは部下達に取り押さえられ、GPS付きのライターも取りあげられる。そしてボスは、キッドを富士山で焼き殺す様に部下達に指示する。キッドはサンディ達がいる檻へ連れて行かれるも、部下がキッドを収監しようと檻のドアを開けたタイミングを見計らって激しく抵抗し、その隙にバーバラは部下から檻の鍵を奪ってサンディ達を開放する。
力を合わせて大奮闘
マッスルも「かかし組」のアジトへやって来て、部下達と格闘する。またその場にいた黒服姿の「かかし組」の部下(演:ディック・ウェイ)と一騎打ちを始める。開放されたサンディ達も「かかし組」の部下達と格闘を繰り広げた挙句、ボスを追いかける(その後の決着は不明)。
パンチ、キック、破壊、何でもござれ
バーバラが檻に収監されていたリッキーを開放しようとしていたところへ女用心棒が現れ、バーバラはリッキーを開放後に女用心棒と一騎打ちを繰り広げる。その頃、キッドは「かかし組」の部下であるオフダ(演:ラウ・カーウィン)と対戦をしており、キッドがオフダのみぞおちに数発鉄拳をたたきつけた挙句、ガラステーブルへ殴り飛ばす。そんななか、バーバラが女用心棒に苦戦しているところにキッドがかけより、女用心棒に鉄拳を一発食らわせKO勝ちとなった。
ファイナル・ファイト、決着への戦い
マッスルも「かかし組」の部下を劣勢に追い詰め、アジトの2階ベランダにてマッスルが回し蹴りをしたはずみで部下が下へ落ちて、戦いは終わる。その直後、救出された汚職警官と格闘し追い詰めるリッキーが現れる。
汚職警官が「仕事熱心だな」と言うのに対し、「昇進したくてね」とリッキーが答え、その後も二人は互いに蹴りやパンチの連続と、激しく格闘を続ける。最後は、逃げようとする汚職警官をリッキー、マッスル、そしてキッドの三人が囲んだ末、マッスルとリッキーが汚職警官を取り押さえる。
エピローグだよ、皆で一緒に大合唱
そこへラウンドヘッド達が「警察に包囲された」とマッスルやリッキーのもとへ駆け寄るが、マッスルは自分も警察だと告げるとラウンドヘッド達はホッと胸をなでおろす。
「かかし組」一同は駆け付けた警察に逮捕され、マッスルはキッドに礼を言う。それに対し(施設にいた頃からマッスルを「疫病神」と思っていた為に)キッドは「会うのはこれっきりだ」と告げ、それでも「送っていく」とマッスルは言うが、「パトカーは嫌いだ」と答えサンディ達とその場を去ろうとする。どうにか仲を緩和させたいと考えたマッスルは、会話をしながら歩くキッドの背後に駆け寄り、「ジャンケン」の歌を歌いだす。するとキッドやサンディ達も共に歌い始め、富士山をバックとした「大合唱」で締めくくった。
『香港発活劇エクスプレス 大福星』の登場人物・キャラクター
香港警察
マッスル(演:ジャッキー・チェン)
CV:石丸博也(日本語吹き替え版)
テレビ吹き替え版の名前はジャッキー。
香港警察の刑事で、同僚刑事のリッキーと共に日本まで飛び、ヤクザの「かかし組」につく二人の男を追い、東京からカーチェイスの末に富士急ハイランドまで辿り着く。リッキーと手分けして探した末に男達を見つけ、彼等のもとに向かうも目の前に忍者集団が立ちはだかり激闘を繰り広げる。しかしその時、一瞬スキを見せたリッキーが忍者達の攻撃を受け失神、彼等に連れて行かれる。さらわれたリッキーを探しているところへ、一人の中年男性と和服姿の女性から写真を撮ってくれと声を掛けられ、一緒に写真に写る様にも促され仕方なく写真に写る(彼等は「かかし組」のボスと用心棒と女用心棒で、写真に写った事で面が割れる)。
その後、上司であるウォルター特部長へ連絡し、彼は警察から援護を呼ぶと言うが、今回の捜査は警察では手に負えないと言い、同じ施設で育ったキッドを呼んで来てほしいと願い出る。保釈されたキッドと彼が集めたサンディら五人に対し、ウォルター特部長は極秘任務を与える。全く乗り気でなかったキッド達だが、女性警部バーバラとの出会いにより、あっさり承諾し、一同は日本へ向かう。
自分の隠れ家にキッドとバーバラが任務遂行向かうが、そこには既に「かかし組」の追手達が待ち受けていた。そこへ隠れていた自分が出て来て、キッドとバーバラと共に三人で追手達を叩きのめす。直ぐに仕事の話に移り、部屋の奥から鞄に入った「軍資金」である2000万円をキッドに渡す。冷静沈着な性格であり、過去の事を根に持っているキッドの行動をあっさり一蹴する場面がある。その一方で、キッドとの仲を取り持ちたいという柔和な面もある。
その「軍資金」を持ったキッドやバーバラ達は「かかし組」が仕切る賭博場へ向かい壺振り(丁半)に参加し、警察の手入れが入るも、キッド達を香港の「銀行強盗」だと確認した女用心棒により、裏出口から逃れる。キッド達は「かかし組」からのもてなしを受け、キッド達の「銀行強盗」としての活躍を見込み、「かかし組」との関わりを持ちたいとボスが告げるが、間もなくキッドがマッスルの仲間である事がバレてしまう。ボスはキッド達に「保証金(身代金)2000万」を要求し、仕方なくキッドは取りに行くと言いその場を去り、自分のところへ帰って来る。
キッドにトランクに入れた1000万香港ドルを渡し「金額はごまかせ」と告げ、またGPS機能付きのライター(火を点けると居場所がわかる)も渡す。そしてキッドが「かかし組」のアジトがある富士急ハイランドへ向かうと、自分も園内へ入り着ぐるみ(アラレちゃん)を着用し、キッドに声を掛ける。キッドが「かかし組」の部下達に連れて行かれるなか、自分も「かかし組」のアジトがあるお化け屋敷へ入る。中では侍や忍者等が襲い掛かり、(途中で着ぐるみを脱ぎ捨てながら)単独で立ち向かう。そして「かかし組」のアジトへ辿り着き、部下達と格闘し、その場にいた黒服姿の「かかし組」の部下と一騎打ちを始める。その後、部下を劣勢へ追い詰め、アジトの2階ベランダにてマッスルが回し蹴りをしたはずみで下へ落とす。
その直後、救出された汚職警官と格闘し追い詰めるリッキーが現れる。激しい格闘の末、リッキー、キッドと共に汚職警官を囲み、リッキーと共に汚職警官を取り押さえる。そこへ「警察に包囲された」と慌てて駆け寄ってくるラウンドヘッド達に対し、自分も警察だと告げ彼等を安心させる。「かかし組」一同が警察に逮捕され事件は解決し、キッドに礼を言うも、彼から「会うのはこれっきりだ」と告げられる。それでも「送っていく」となだめるが、キッドは「パトカーは嫌いだ」とまで言い、サンディ達と共にその場を去ろうとする。どうにかキッドの仲を緩和させたいと思い、キッド達の傍に背後から駆け寄り、「ジャンケン」の歌を歌い始める。すると、途中からキッド達も歌い始め、富士山をバックに「大合唱」を行い締めくくる。
マッスル役を演じたジャッキー・チェンは、『スネーキーモンキー 蛇拳』(1978年)で一躍スターダムに乗り、『プロジェクトA 』(1983年)や『ポリス・ストーリー/香港国際警察 警察故事』(1985年)等のヒット作を次々と発表した。長きにわたりアクションスターとしての道を歩む一方で、自身の主演作の主題歌やアルバムの発表を行う等、歌手としても定評がある。
リッキー(演:ユン・ピョウ)
CV:堀秀行(日本語吹き替え版)
香港警察の刑事で、マッスルと同じくカンフーを心得ており、足技に長けているが、スキを突かれる詰めが甘いところがある。
同僚刑事のマッスルと共に日本まで飛び、ヤクザの「かかし組」につく二人の男を追い、東京からカーチェイスの末に富士急ハイランドまで辿り着く。マッスルと手分けして探した末に男達を見つけ出し、彼等のもとに向かうも目の前に忍者集団が立ちはだかり激闘を繰り広げる。しかし一瞬スキを見せた時に忍者達の攻撃を受け失神、忍者集団にさらわれ「かかし組」のボスのもとへ連れて行かれ、そのまま監禁される。以降は本作の後半まで登場しない。
物語のクライマックスにて、「かかし組」のアジトへ入ったキッドや他の仲間達が、「かかし組」の部下達を叩きのめすなか、バーバラが部下の一人からアジトの檻の鍵を奪う。そしてバーバラによって檻の鍵を開けられ、監禁されていたところを助け出される。そこへ女用心棒が現れ、戦おうと構えるも、バーバラが止めて自分に任せろと言われ、その場を立ち去る。
その後、マッスルが「かかし組」の部下の一人との戦いが終わった直後、汚職警官と激闘を繰り広げる感じで現れる。汚職警官が「仕事熱心だな」と言うのに対し、「昇進したくてね」と答えて以降も、互いに拳や蹴りの連打を繰り返しで格闘を続ける。最後は、逃亡しようとした汚職警官をマッスルやキッドの3人で囲んだ末、マッスルと共に汚職警官を取り押さえる。
デヴィッド役のユン・ピョウは、映画『死亡遊戯』(1978年)でブルース・リーの吹き替えスタントを務めた事でも知られている。その後『モンキー・フィスト 猿拳』(1979年)や『チャンピオン鷹』(1983年)『検事Mr.ハー / 俺が法律だ』(1986年)等、数々の主演作を発表、日本でも一時はアイドル並みの人気を獲得し、日本武道館でコンサートを開催した。また『バカヤロー!4 YOU!お前のことだよ 「サギるなジャパン」』(1991年)や『無問題2』(2002年)等、邦画にも顔を出している。
バーバラ・ウー警部(演:シベール・フー)
出典: i.ytimg.com
CV:井上瑤(日本語吹き替え版)
テレビ吹き替え版での名前はフラワー、または「リカ」。
香港警察の美人刑事で、クールな性格であり格闘技もできる。ウォルター特部長からの依頼でキッド達が集まる家にやって来る。ウォルター特部長からの依頼である極秘任務(「かかし組」の撲滅、リッキーの救出)をキッド達が全く耳を貸さなかったが、バーバラの美貌を見た途端にキッド達は手の平を返し、依頼を承諾した。
キッド達と同行する事となったが、彼等から次々とイタズラを仕掛けられ、頭痛の種となる。その後、任務遂行の為に一同で日本へ向かうが、宿泊先のホテルにて誰が自分(バーバラ)の寝室の隣のベッドで寝るかキッド達が揉めて、しまいにはサンディ達が強引に寝室に入ろうとして、キッドがそれを止めていた。そのやり取りを隣の部屋の中で聞いて、「キッドが寝室に入ろうとした」と勘違いし、扉を開けてキッドに蹴りを入れる。結局、自分の勘違いだった事が分かり、キッドに謝罪する。
皆が寝静まった頃にキッドを起こし、二人でスクーターに乗り外出て、本題を切り出す。今回の件にマッスルが関わっている事を知り帰ろうとしたキッドを追いかける。キッドはマッスルを施設時代から嫌い、挙句の果てに「警察」と名乗ったマッスルに逮捕されたりと、散々な扱いをされた事を話し、キッドはマッスルを「役病神」扱いしていた。それでも、「あなたの勇気で悪人を倒して欲しい」とキッドを説得し、二人でマッスルの隠れ家に向かう。そこには既に「かかし組」の追手が待ち構えていた。彼等に対し、キッド、そして途中から現れたマッスルら三人で叩きのめす。
その後、キッドやサンディ達と共に「かかし組」が仕切る賭博場へ向かい、「かかし組」の女用心棒が行う壺振り(丁半)に参加する。そこへ警察の手入れが入るも、キッド達を香港の「銀行強盗」だと確認した女用心棒の案内により、キッド達と共に裏出口へ逃れる。その後、「かかし組」からのもてなしを受け、キッド達の「銀行強盗」としての活躍を見込んだボスが
「かかし組」との付き合いを持ちたいと告げる。汚職警官の告げ口でキッドがマッスルの仲間だと分かり、「かかし組」と付き合う為の「保証金(身代金)2000万」をボスからキッド達一同へ要求される。キッドがその金を取りに行っている間、「かかし組」のアジトの檻へサンディ達と共に収監される。キッドはマッスルの指示のもと「保証金」を用意し、「かかし組」のアジトへやって来るが、キッド達が「銀行強盗」でない事もバレてしまい、キッドも檻の方へ連れて行かれる。しかしキッドがタイミングを見計らい、「かかし組」の部下が檻のドアを開けた瞬間に激しく抵抗し、サンディ達を開放し、その際に(バーバラが)部下から檻の鍵を奪う。そして(バーバラは)、リッキーが閉じ込められている部屋へ向かい、檻のドアを開けようとする。その時、背後から女用心棒が現れ、檻から開放されたリッキーが戦おうと構えるも、彼を止め自分に任せろと言い、リッキーはその場を去る。
そして筋肉ムキムキの女用心棒と一対一の対決を繰り広げるが、女用心棒の強さに苦戦する。互いの髪を掴んで、ガラスを突き破り飛び込んだ際、その場にキッドがいた。キッドによりかかり、「相手(女用心棒)は手ごわい」と告げる。次にキッドが女用心棒の相手をし、キッドが彼女の顔に鉄拳を一発食らわせ決着が付く。物語終盤、「かかし組」一同が警察に逮捕され、マッスルやリッキーらと共に安心する様子があった。
バーバラ・ウー警部役を演じたシベール・フーは、1970年代に台湾で女優として文芸作品を中心に活躍後、1980年代からは香港映画に進出し、『レディ・スクワッド/淑女は拳銃がお好き』(1988年)や『リーサル・パンサー』(1990年)といったアクション作品で活躍し人気を得る。1990年の『群狼大戦』の爆発シーンの撮影にて、共演のムーン・リーと共に全身大火傷というアクシデントに見舞われる。しかしその後も、ジェット・リー主演『レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍 方世玉』等に出演し、活躍を続けた。
2003年に江蘇省人民政治協商会議(CPPCC)の委員に就任した。
ウォルター・ツァオ特捜部長(演:ウォルター・チョウ)
CV:熊倉一雄(日本語吹き替え版)
香港警察の特捜部長であり、自身の住居には各国に繋がる電話が幾つもある程に多忙な日々を過ごしている。その反面、気の強い妻に弱い一面がある。日本で「かかし組」につく汚職警官やオフダを追っていたリッキーが逆に「かかし組」にさらわれ、マッスルから連絡がかかり、警察から援護を呼ぶと告げる。しかしマッスルは警察では手に負えないと答えつつ、施設で共に育ったキッドを呼んで欲しいと要請してきたので、現在は服役中のキッドを釈放する。釈放されたキッドが目の前にあった車を盗もうとしたところへ、直ぐに警官達に取り囲み、その中から現れ、「押収したダイヤを盗み日本へ逃亡した警察官を捕まえて欲しい」とキッドに依頼する。
しかしキッドは助けが必要だと言い、サンディ、ハーブ、ローハイド、ラウンドヘッドの4人を呼ぶ。彼等が自身(ウォルター特部長)の指示する家に向かうと、キッド達五人を「銀行強盗」に仕立てた事と、極秘任務(「かかし組」の撲滅、リッキーの救出)の依頼をキッド達に伝えるが、キッド達は全く乗る気はなくその場を去ろうとする。しかし玄関先で香港警察の美人刑事・バーバラに会うや、手の平を返す様に態度を変えて依頼を承諾する。ウォルター特部長の登場はここまでである。
ウォルター・ツァオ特捜部長役を演じたウォルター・チョウは、白黒時代から数え切れない程の映画に出演した香港のベテラン俳優である。なかでもカンフー映画の古典『黃飛鴻』シリーズ(1949~1960年代初め頃)の黃飛鴻の弟子・ 梁寬役や、アニメーションを多用したSFアクション『如來神掌』シリーズ(1964~1965年)の主人公・龍劍飛はハマり役となった。1980年代以降は、サミュエル・ホイ主演『悪漢探偵』(1982年)やアンディ・ラウ主演『サンダーボルト 如來神掌』(1990年)等に出演。2007年1月に91歳で死去。
任務を依頼された面々
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目次 - Contents
- 『香港発活劇エクスプレス 大福星』の概要
- 『香港発活劇エクスプレス 大福星』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ~激しいチェイス
- 立ちはだかる黒い影
- さらわれた相棒と知られた自分の顔
- 悪友への助けの依頼
- 様々な出会いと思わぬ依頼
- てんやわんやの珍道中
- 望まぬ悪友との再会
- 「かかし組」への招待
- 「かかし組」からのもてなしと保証金要求
- 侍や忍者が次々襲う恐怖のお化け屋敷
- 「かかし組」のアジトにて大暴れ開始
- 力を合わせて大奮闘
- パンチ、キック、破壊、何でもござれ
- ファイナル・ファイト、決着への戦い
- エピローグだよ、皆で一緒に大合唱
- 『香港発活劇エクスプレス 大福星』の登場人物・キャラクター
- 香港警察
- マッスル(演:ジャッキー・チェン)
- リッキー(演:ユン・ピョウ)
- バーバラ・ウー警部(演:シベール・フー)
- ウォルター・ツァオ特捜部長(演:ウォルター・チョウ)
- 任務を依頼された面々
- キッドスタッフ(演:サモ・ハン・キンポー)
- サンディ(演:リチャード・ン)
- ハーブ(演:チャールス・チン)
- ローハイド(演:フォン・ツイファン)
- ラウンドヘッド(演:エリック・ツァン)
- 「かかし組」
- ボス(演:ポール・チャン)
- 女用心棒(演:西脇美智子)
- 汚職警官(演:ラム・チェンイン)
- オフダ(演:ラウ・カーウィン)
- 「かかし組」の部下(演:ディック・ウェイ)
- その他(ゲスト出演)
- 歯科医の不倫相手の夫(演:ヤン・スエ)
- 『香港発活劇エクスプレス 大福星』の用語
- 都営新宿線
- 富士急ハイランド
- 『香港発活劇エクスプレス 大福星』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- バーバラ「あなたの勇気で悪人を倒して欲しい」
- リッキー「昇進したくてね」
- キッド「会うのはこれっきりだ」「パトカーは嫌いだ」
- 『香港発活劇エクスプレス 大福星』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「ジャンケン」の歌(『潑水歌』)について
- 過酷を極めた撮影スケジュール
- 『香港発活劇エクスプレス 大福星』の主題歌・挿入歌
- 香港公開版主題歌:ジェニー・ツェン『同是世俗人』
- 日本公開版主題曲:時代錯誤『幸運序曲』
- 日本公開版挿入歌1・時代錯誤『さらばバイカル』
- 日本公開版挿入歌2・ユン・ピョウ『KUNG FU STAR』