女王陛下のお気に入り(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『女王陛下のお気に入り』とは、18世紀を舞台に、宮廷で女王の寵愛を奪い合う女性2人の攻防を描いた実話に基づく歴史コメディ映画である。本作は『ロブスター』で鬼才な才能を持つ、ヨルゴス・ランティモスが監督を務めた。第91回アカデミー賞では最多9部門10ノミネートを獲得し、オリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞している。気まぐれな女王アンに代わって絶対的権力を握る側近のサラと、貴族の地位に返り咲く陰謀を企てるアビゲイルの、愛憎に満ちた人間ドラマが繰り広げられる。
主人公
アン女王(演:オリヴィア・コールマン)
吹き替え:永木貴依子
イングランド王国(現イギリス)の女王。わがままで気まぐれな性格。政治に関心を抱かず、業務のほとんどを側近のマールバラ公爵夫人サラに頼る。またサラとは同性愛関係にあったが、寂しさから後に女中になった没落貴族アビゲイル・メイシャムと同性愛関係になる。
アン女王のお気に入りの女たち
アビゲイル・メイシャム (演: エマ・ストーン)
吹き替え:武田華
旧姓はアビゲイル・ヒル。美しい没落貴族の娘。マールバラ公爵夫人サラの従妹で、縁故を頼って宮廷へ上がり、女中になる。貴族社会への復帰をもくろみ、利害の一致から政治家のロバート・ハーレー と手を組みアン女王のお気に入りの座を巡ってサラと争う。
マールバラ公爵夫人サラ(演:レイチェル・ワイズ)
吹き替え:小林さやか
通称サラ。アン女王の親友であり、側近。アン女王とは同性愛関係にある。しかし実質的にはアン女王を支配下に置き、権力を握る存在であった。戦争推進派である。高慢な性格で、他人にも自分にも厳しい。没落貴族の従妹アビゲイル・メイシャムの登場により立ち位置が危うくなり、アン女王のお気に入りをめぐってアビゲイルと争う。
アビゲイル・メイシャムに近寄る男たち
ロバート・ハーレー (演:ニコラス・ホルト)
吹き替え:野島健児
通称ハーリー。トーリー党の代表で、戦争反対派の政治家。戦争推進派でありホイッグ党びいきのマールバラ公爵夫人サラと対抗する。サラの従妹であるアビゲイル・メイシャムを利用し戦争継続による増税の阻止をもくろむ。
サミュエル・マシャム大佐(演:ジョー・アルウィン)
吹き替え:KENN
貴族で、政治家の男。政治家ロバート・ハーレーの友人である。美しいアビゲイル・メイシャムに魅入られ、結婚する。
その他の登場人物
マールバラ公爵ジョン(演:マーク・ゲイティス)
吹き替え:木村靖司
マールバラ公爵夫人サラの夫であり、軍人。
シドニー・ゴドルフィン(演:ジェームズ・スミス)
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目次 - Contents
- 『女王陛下のお気に入り』の概要
- 『女王陛下のお気に入り』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 宮廷を訪れたアビゲイル
- アン女王とサラの関係性
- 女中の嫌がらせ
- 侍女への昇格
- アビゲイルの覚醒
- アン女王とサラの関係
- ハーレーの接近
- アビゲイルとサラの対立
- アン女王とサラの広がる距離
- サミュエルの接近
- 親密になるアン女王とアビゲイル
- サラの焦り
- ハーレーの反乱
- アビゲイルの作戦
- 三角関係
- 毒を盛られたサラ
- サラの捜索
- アビゲイルとサミュエルの結婚
- サラの生還
- 関係の崩壊
- サラからの手紙
- 『女王陛下のお気に入り』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- アン女王(演:オリヴィア・コールマン)
- アン女王のお気に入りの女たち
- アビゲイル・メイシャム (演: エマ・ストーン)
- マールバラ公爵夫人サラ(演:レイチェル・ワイズ)
- アビゲイル・メイシャムに近寄る男たち
- ロバート・ハーレー (演:ニコラス・ホルト)
- サミュエル・マシャム大佐(演:ジョー・アルウィン)
- その他の登場人物
- マールバラ公爵ジョン(演:マーク・ゲイティス)
- シドニー・ゴドルフィン(演:ジェームズ・スミス)
- メイ(演:ジェニー・レインズフォールド)
- 『女王陛下のお気に入り』の用語
- 女中
- 従僕
- 侍女
- ショコラトル
- 『女王陛下のお気に入り』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アビゲイルが自分の顔を本で殴りつける
- 「フリーマン」、「モーリー」とお互いを呼び合うシーン
- アビゲイル「私の人生は迷路」
- サラ「私は噓はつかない。それが愛よ」
- 『女王陛下のお気に入り』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 宮廷内のセットが忠実
- アン女王とサラの手紙は博物館に保管されている
- フィクションがいくつかある
- ラブシーンでは笑いが絶えなかった
- 『女王陛下のお気に入り』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:Elton John「Skyline Pigeon」