ウィザードリィ #2(Wizardry #2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウィザードリィ #2』(Wizardry #2)とは、1982年アメリカのサーテック社より発売された3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は「ダイヤモンドの騎士」(Knight of Diamonds)。
「ハック&スラッシュ」の元祖とも言える古典RPGシリーズの第二作。「ダバルプスの呪いの穴」に消えた、リルガミンの街を守護する「ニルダの杖」を持ち帰る事が、冒険者たちに与えられた使命である。

FC版III以降のバージョンから登場。地下1階にある一室において、何度でも出現する謎の亡霊。HPと防御力は高いものの攻撃力は低く、冒険者の経験値稼ぎに利用される。序盤安全にレベルアップするのに欠かせない存在であるため、彼の事を「先生」と呼び親しむプレイヤーも多い。
製作者の知人、あるいはテストプレイヤーであるPaul Murphyがモデルとも言われているが詳細は不明。

バンパイアロード(Vampire Lord)

吸血鬼の王。#2では最下層に出現するランダム敵。二次創作では#1でワードナの玄室を守っていたロードとは別個体であるとされる事が多い。

サイデル(Sidelle)

最下層に出現する強力なモンスター。最強呪文「ティルトウェイト」を操る不死怪物(アンデッド)。
上半身は人間の骨、四本の鎌状の腕、下半身はムカデのような骨組みと異形の姿をしており、その特徴的な造形は『エルミナージュ』シリーズのモンスター「サマエル」にも影響を与えている。

サッキュバス(Succubus)

FC版III以降のバージョンから登場。オリジナル版の初出は『ウィザードリィ#4 ワードナの逆襲』の召喚モンスター。
夢の中で男性の精気を吸い取る女性型の悪魔。エナジードレイン(冒険者のレベルを下げる)能力を持つが、その扇情的なグラフィックからプレイヤー間での人気は高い。

ライカーガス(Lycurgus)

FC版III以降のバージョンから登場。オリジナル版の初出は『ウィザードリィ#4 ワードナの逆襲』の召喚モンスター。
ギリシャ風トーガを纏った骸骨の姿だが、不死怪物ではなく悪魔系モンスター。元ネタは古代ギリシャ時代の立法者、スパルタのリュクルゴス。多彩な特殊能力のみならず、仲間を呼んだり逃亡したりもする。

デーモンロード(Demon Lord)

FC版III以降のバージョンから登場。オリジナル版の初出は『ウィザードリィ#4 ワードナの逆襲』の召喚モンスター。
三本角と四本腕の巨大な悪魔で、FC版IIIでは最下層隠しエリアの最奥部でラスボスを務める。

『ウィザードリィ #2』のアイテム

コッズ・アイテム

伝説の鎧(コッズ・アーマー)

伝説の「ダイヤモンドの騎士」が身に着けていたとされる武具。イニシャルを取って「KOD's」、すなわち「コッズ」である。
ダバルプスとの決戦時にアラビク王子が装備していたが、「呪いの穴」の魔力によって疑似生命を与えられ、冒険者に襲い掛かってくる。
FC版・SFC版・GBC版での呼称は「伝説の鎧」「伝説の盾」「伝説の兜」「伝説の小手」。
『リルガミンサーガ』では「コッズ・アーマー」「コッズ・シールド」「コッズ・ヘルム」「コッズ・ガントレット」である。
「ニルダの杖」の入手の為には、聖剣ハースニールと合わせてこれら5種類のダイヤモンドの装備を収集し、身につけなければならない。
それぞれが強力な防具であり、かつ呪文が封じ込められている。特に小手は最強呪文「ティルトウェイト」がいくらでも使えるという、凄まじい性能を誇る。

ハースニール

伝説の「ダイヤモンドの騎士」が携えていたとされる聖剣。高い攻撃力もさる事ながら、クリティカルや悪魔系への倍打、エナジードレイン(冒険者のレベルを下げる)の防御能力をも備えている。
地下3階に出現する「マジックソード」を倒す事で入手できる。

ニルダの杖

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